よちさん誕生日おめでとうございます。
声優と夜あそびの3人の対談面白かったなー。
あの番組はただ声優にムチャブリするイメージしかなかったので避けてたけど、こういうじっくり聞けるトーク番組はいい。
よちさんの話はお馴染みのエピソードばかりだったけど、本人の価値観を変えたあの友人と仲違いしてたと言うのは初耳だった。でもそうだよね、価値観を覆してくれる人っていうのは逆に自分とは価値観が全く違うって事だから刺激は貰えても長く付き合い続けるのは難しいと思う。でもよちさんはその人に今でも感謝していて(否定もしていたけど)何も言えなかった彼を変えてくれたのはすごいなと思う。
実は私にもそういう友人というか悪友?みたなのがいてもう30年以上会ってなくて年賀状のやりとりだけになっている。
でもこの人の一言でまさによちさんのようにひっくり返されたことがあり、それには感謝しかない。
「何で人の価値観に振り回されてるの?人が嫌いでも自分が好きならいいじゃん」
大好きなタレントが悪口を言われ落ち込んでこういう事言われてるんだーって彼女に訴えた時にそう言われた。
まあ彼女も「私も好きじゃないけどうんぬん」と前置きしてからの言葉だったので、最初はやっぱあなたもそうなんだ辛いよーってなったけど、でもさ…の後に続いたこの言葉にスーッと楽になった。
そうか何を言われようとも自分が好きならいいんだ。自分で選べばいいんだ。
それ以来少しずつ周囲の反応は気にしなくなってきた。好きなものを無理に勧めもしない、誰かの好きを否定しない。
でもね、推しを尊敬しすぎてちょっと自分の理想と違う言動をすると冷めることがあってそんな自分が嫌だった。
過去の発言とブレるとあの時はああ言ったのに今と違うじゃんと怒り離れたし何か推しに自分が成し遂げられない欲みたいなのを押し付けていた時期があった。
若手俳優に、よりにもよって演技でお金稼いでいるプロに演技の技術の本プレゼントしたりさ、今思うと素人が余計なお世話だよねって後悔しかない。でもあの頃の自分は本気で思ってたこれ読んで演技上手くなってくれってもう馬鹿だよねー。
そんな拗らせ押し付け女だった自分を変えたのが次に推しになったよちさんだった。
「過去の発言に囚われすぎないでね。気持ちは時とともに変わっていくものだから」
余談だけどこれ春馬くんの過去発言に囚われすぎて彼の決断を否定する人に見てほしい。
前向きな発言もその当時の言葉だったんだと、それは嘘じゃないし本音だったと思う。でもだからって未来はどうなるかは彼自身にも分からなかっただろうし、最後の気持ちは誰にも分からない。
よくブレないことが素晴らしいとか一途とか称賛されがちたけと、逆に言えば価値観がアップデートされていないとも言えるし頑固なままだとも思うんだよ。
それでいて人は今の結果しか見ないからそのことに対し結果がプラスならば褒め称えマイナスならば晒しめる。他人なんて無責任に判断する。
時が経てば気持ちも変わるってごく普通だし変わらない人もいるんだってよちさんの言葉で目が覚めた。
今も推し活をしてて迷うことや嫌になることは何度もある。だけど推しの悪口を見た時はこの悪友の言葉を思い出すし、囚われそうになった時はよちさんの言葉を思い出す。
自分の価値観と人の価値観で世の中を彷徨う中、少しでも心地良く生きていたいなって思う。
よちさんの40代最後の年に幸多からんことを。