喜♪きりん

人が苦手なのに何故か販売員をしてる人の日々あれこれ

初めてのカンテツ

2007-07-15 01:22:54 | カンテツ三宅
最近はもっぱら三宅さんの過去作品を辿る日々を送っているききりん。
ほんと、もうはまっちゃってねーヤバイ。。
ついに待ち受け画像を【カンテツ】にしちゃいました。カーテンコールのね。いい顔してるんだ。これが。

いやー何がきっかけで好きになるか分からないもんですなあ。

今回はそんなカンテツ君との出会いを書いてみますわ。


2004年10月   

たまたま妹の付き合いで観に行った「髑髏城の七人~アオドクロ」

新幹線は一度見たとき面白かったので「まあいいか。橋本じゅんさん見たいし」と行ったらなーんとじゅんさんも古田さんも「アカドクロ」の方だと知った。

がっかり・・・見たい役者いないじゃんと早くもトーンダウン

もちろん歌舞伎で有名な人や女優さんや、テレビドラマでおなじみの俳優さんは知ってたしストーリーも楽しかったけど、途中までテンション上がらず、眠気にも襲われた。妹はアツヒロ君ファンなのでえらい真剣に見てたけど。

お笑いの部分が少なくて小ネタはクスリときたけど、バカ笑いはなかった。
前回の舞台で大笑い出来たから余計にそれがないのが辛かったなあ。

そんな私を救ってくれたのが鍛冶屋のシーン

静寂のなかで刀を打つ音だけが響く
ああ、ここもシリアスな芝居なのかなあと思った。

師匠?らしきひとが台詞を言った

「美しい刀とはまこと美しい・・わかるか」
弟子?らしき人に問う。そしたら弟子が

「美しい~【タナカ】とはまっこと美しい」

はっ?何これギャグ?

師匠「タナカではない。刀だ。刀こそまこと美しい」
弟子「【タナカ】こそまっこと美しい。えっ?タナカマコト?え、誰??」

ぶはははは~何この弟子面白いよ~。

その後も東横線のタナカさんと続き、敵と戦いながら師匠をボカスカ殴っちゃうわでボケボケでアホな弟子に会場中が爆笑
あげくのはてに主役まで笑わせてしまって、ちょ、ちょっとこの役者、誰?すごいよーと感心しまくり。

最初は新幹線の若手かと思ったんだよね。でも前、妹から【あそこは若手が育っていない】って聞いていたから、それにしては上手すぎるなーと疑問がわいた。
何せ笑いの間が抜群だし、動きも良くて【こりゃあタダモノじゃないな】と結論


休憩時間に妹に尋ね名前が判明

ききりん「ねえねえあの弟子の人何て名前?新幹線の人?」
妹   「三宅さんて人だよ。確かどっかの劇団の人だよ」

客演だったんだー。とりあえずインプット。

それからというもの二幕はひたすら三宅さんを目で追う始末
出番はもうないかと思いきや要所要所で美味しいとこ取り
おまけに身体能力もすごくて私はもう彼しか目に入らなかった。

初見で知らない俳優さんに惹かれるというのはその人が本当に魅力があったからだと思う。贔屓目も斜め見も全くない、いわゆる「ニュートラル」な状態でその人の演技に惹かれたのだから、「才能」のある俳優に間違いない。

そしてその場に居合わせた自分は幸せなのだろう。きっと。

好きになっていろいろ知ってしまったらつい贔屓目が入る。逆に斜めにも見てしまう。これからどんな作品を見てもあの日生劇場の一夜を超える事はない。

あの日のカンテツを超えるものもないのだ。
そう思うと貴重な出会いだったなあとしみじみ思う。

私と同じように次の舞台で彼に幸せにしてもらう人がまた出るだろう。
ちょっと羨ましい。私はもう二度とニュートラルな気持ちで見る事が出来ないからなあ。

さて、このままどっぷりと嵌っていればもっとたくさん作品を見たかもしれないけど、当時一番好きな俳優さんのツアーがあって気持ちはすぐそちらに動く事に・・

完全に嵌るにはそこから【二年の歳月】がかかったのである。(苦笑)

おかげでほぼ新鮮な気持ちで再会を果たしたんだけどね。
その話は・・気が向いたら書きます。

そうそう三宅さんの前に同じように嵌ったのが「ピンポンのアクマ」こと大倉くんだった。二人ともナイロンの役者なんだよね~。
よっぽどナイロンの人が優れてるのか、単なる偶然か

ま、ふたりとも才能ある俳優さんなのは間違いないって事で。
お後がよろしいようで~(by冷夏ちゃん)
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