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京都復活教会

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写真は、外観。

京都復活教会は堀川北大路にある幼稚園を併設した教会で、昭和11年にヴォーリズによって建築されました。

アクセス
市バスで堀川北大路で下車します。
東方面へ向かう道のみ斜行しており、この右側を進みます。
約40m進んだ右手に京都復活教会があります。

元々は西陣地区の伝道を目的として1914年に民家に弘道館が開設されました。
その後京都復活教会に改称し、昭和7年に現地に移転しています。

2023/6/17 まいまい京都の「秘められた2つのヴォーリズ建築、一日限りの特別公開」で内部を拝見しました。 

まずは外観。
正面手前に塔屋があり、この右側奥が礼拝堂。
この2つは鉄筋コンクリート造。
塔屋の玄関や窓は尖塔形、礼拝堂の屋根は傾斜のあるスレート葺とヴォーリズには珍しいゴシック様式です。
塔屋の左手奥は旧幼稚園舎で、こちらは木造の2階です。

玄関から中に入ります。
玄関ホールがあり、右手に進むと礼拝堂、正面奥が旧幼稚園舎です。
礼拝堂内部は正面上にキリストの円形のステンドグラスがあります。
左右の窓も尖塔アーチ窓で、窓には左右同じ長さのギリシャ十字や、縦が長いラテン十字などのステンドグラスの意匠がきれいです。
天井は木造のトラスがむき出しで、トラスをアーチ状に支える構造も美しいです。
礼拝堂の右手前には洗礼所もあります。
玄関ホールに戻り、旧幼稚園舎へ。
左手に2階への階段がありますが、園児のために角がないよう丸い意匠になっています。
廊下を直進すると途中左手には当時の医務室があり、ドアノブはいずれもガラス製です。
最奥にはホール。
舞台があり、今でも園児の発表会などで使われるそうです。
ただ耐震性に問題があったので、内部を梁や柱で補強しています。

階段で2階へ上がります。
園舎の2階は園児の部屋でしたが、当時は入れませんでした。
塔屋の2階は旧図書館。
造りつけの棚があり、窓は教会と同じように十字のステンドグラスの意匠でした。

京都復活教会隅の隅まで見学ツアー
2024/8/24に午前と午後に、2万円のクラウドファンディングの返礼で隅々まで見学出来ました。
まずは礼拝堂の正面の祭壇の上まで入れました。
1階奥の幼稚園舎の舞台に向かって左手の小部屋から地下室に入れました。
昔はボイラー室だったそうです。
2階に上がります。
2階の幼稚園舎の廊下にある棚の仕切り板にはチューリップ型の穴が開いており、それが横1列ずっと奥まで続いていました。
また幼稚園舎のベランダからは大文字が見えました。

2階への階段を上がった正面の小部屋に塔上部へのハシゴがあり、それを登りました。
屋根裏部屋を数m経て、塔上部へ。
かなり天井が高く、小ぶりな鐘が置かれており、これは1階の紐を引くと鳴らせるようになっています。
塔上部からは妙法や左大文字が見えました。


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