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三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺

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写真は、ホテルの玄関前(石柱から奥が浄教寺)。

三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺は、2020年9月末に元々現地にあった寺院の浄教寺とホテルが一体になった新しい形式のホテルです。
1階の奥が本堂で、手前がホテルのロビー、2階が食事を提供する「僧伽(さんが)小野 京都浄教寺」、それ以上の階が客室になっています。

アクセス
四条寺町の交差点から寺町通を南下します。
約100m進んだ左手に、三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺があります。

浄教寺の歴史
平安時代後期に平清盛の長男の平重盛が小松谷の邸内に四十八間の御堂に阿弥陀如来像と燈籠を造、鐙籠堂としたのが始まりです。
平家滅亡後荒廃していた寺院を室町時代に立誉上人が東洞院松原に移し、その際に後花園天皇から「浄教寺」の名を賜ったそうです。
豊臣秀吉の政策で現地に移転しています。

外観はホテルです。
ホテルの入口の奥に石柱がありその奥が浄教寺ですが、ガードマンがおられ関係者以外は立ち入り禁止です。
ただ浄教寺が燈籠堂と呼ばれていたためでしょう、石柱の前には大きな黒い燈籠があります。
また石柱の奥右手には鎮守社が、さらに奥には「内大臣平重盛公之碑」があります。

ホテルに入るとロビーがありますが、ロビーの右手に本堂を覗ける小窓がありました。
内陣に向かって左から観ることが出来ます。
ロビーにはかつての浄教寺で使われていた象鼻などが装飾として再利用されています。

さらに奥の右手のエレベーターで2階に上がります。
2階には福岡のグループ店「僧伽(さんが)小野 一秀庵」が県外初出店となる、「僧伽(さんが)小野 京都浄教寺」を開業しています。
朝食(6:30~11:00)、昼食(11:00~15:30)、夕食(17:00~21:30)とも宿泊者でなくても頂けます。

朝食はメインが違う3つのコースがあり、いずれも税込2,000円です。 
紫雲のメインは、僧伽ちらし、冷やしそば
光明のメインは、お茶漬け(鯛、野菜天ぷら)
青蓮のメインは鰻料理(卵とじ orかぶら蒸し)
青蓮だけメインが2択です。
さらにそれぞれ味噌汁か、かす汁を選びます。

写真のように品数も多く、デザートも付いており、総じて美味しかったです。
2000円は朝食としては決して安くはないですが、コスパは良かったと思います。

本堂 朝のお勤め体験
宿泊者限定で朝のお参りに500円で参加出来ます。
チェックイン時に申し込んでもいいですが定員(25名)あるので、宿泊予約時に申し込んでおいた方がいいです。
また毎週火曜日や朝の法要がない日もあるので、HPでチェックしておくべきです。
6:40に1階ロビーに集合。
6:50にホテルの方の誘導で一旦外に出て、左手の本堂正面から中に入ります。
本堂内部は中央に一段高い内々陣と内陣があり、その周囲が外陣です。
外陣手前にイスが並んでおり、参拝者はそこに座ります。
6:50~7:15頃まで法要で、途中でお焼香があります。
法要後5分ほどご住職のお話の後、自由見学です。
内部の写真もOKですし、宿泊者であればこの時間だけの見学もOKです。

内陣中央には本尊の阿弥陀如来像、左右に観音・勢至菩薩像、右手上には善導大師像、左手上には法然上人像がお祀りされています。
外陣の左右には仏画や書が掛けられています。
外陣左手奥には鎌倉時代の地蔵菩薩像、右手奥には平重盛像、内陣背後には釈迦牟尼仏像、外陣の背後には曼荼羅がお祀りされています。

なお見学は7:40までです。


なお宿泊者であれば、再建された新本堂にて、宿泊者限定で早朝6時30分からの「」や「写経体験」のプランもあるので、利用されてもいいでしょう。


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