毎年恒例となっています、高鍋舞鶴ライオンズクラブによるサマースクール支援に行ってきました。
高鍋東小学校に着くと、夏休みにもかかわらずあちこちで子どもたちの元気な声が飛び交っていました。
今年もライオンズクラブの担当は、“木工”“竹細工”“書道”の3コースです。
この日の竹で作る作品は“竹トンボ”です。
まずはナイフの使い方から説明します。
ナイフを持っている手を動かすのではなく、左手の親指でナイフの背をゆっくり押しながら、削ることから指導します。
鉛筆削りで練習です。
少し慣れたところで、いよいよ竹の登場。
時間の関係上、竹トンボの羽根になる竹はすでに適当な時間に切りそろえられており、子どもたちは羽根を薄く削る作業からのスタートです。
ナイフの切れが悪いのか、竹が固いからなのか、やっぱり子どもたちが慣れえないからなのでしょう、なかなか思うように削れません・・・
それでも何とかかんとか形になり始めたので、次に支柱となる竹を削ぎます。
これもナイフを持っている手は動かしません。
膝あたりにタオルを置き、その上に棒状の竹をナイフで押さえつけ、竹を滑らせるように引くと少しずつ削ぐことができます。
それを適当な長さに切り、キリであけた羽根の中央穴に突き刺せば竹トンボの完成です。
いよいよ、運動場に出て飛ばす時が来ました。
ところが飛ばし始めてすぐに、一人の子が、ケガをして帰ってきました・・・
どうしたのかと聞いてみると、どうやら竹トンボを反対に飛ばしたようです・・・
通常竹トンボを飛ばす時は、手をすり合わせながら前方に押し出すようにして飛ばしますが、その子は手前にすり合わせながら飛ばしたようで、竹トンボが頬にあたり、少しだけ出血していました。
保健室に行くほどではなかったようで、担任の先生からカットバンをもらい、それを貼って再び元気よく運動場に飛び出していきました。
私もその子に着いて行き、一旦子どもたちを集めて、飛ばし方を指導するとともに、誰が一番長く、そして遠くに飛ばすか大会を開催しました。
炎天下の中での竹トンボの乱舞で、涼しく秋空に舞う赤とんぼようにとはいきませんでしたが、子どもたちの笑顔から元気をもらったサマースクールでした。