奇跡への絆

図師ひろき

北浦パワー!

2007年07月31日 17時32分08秒 | Weblog

 かんぱちの刺身!かんぱちの煮物!かんぱちのカルパッチョ!かんぱちの吸い物!かんぱちの照り焼き!かんぱちの漬け!などなど・・・
 午前中の愛みやざき会派室は、まるで料亭の調理場のようでした。
 知事への献上のため北浦の美しい女性たちが、新鮮なかんぱちを手際良くさばかれていました。
 朝早く北浦を出て、少しでも活きの良いかんぱちを食してもらおうと汗だくになりながら作られる姿に、女性の優しさと逞しさを見るとともに、知事のトップセールスの際に「かんぱち」と言ってもらうための執念すら感じ取れました。

 午前11時40分。いよいよ知事との対面。
 知事応接室には、かんぱちのフルコースが所狭しと並べられ知事の登場を待ちました。
 そして知事登場。開口一番、知事は
「これなんですか?かんぱちですか!うまそ~!!」
北浦女性パワーの勝ち!
さらに知事は
「ご飯が欲しいな、ご飯持ってきて!」
と知事の昼食用に準備されていた弁当のご飯だけを皿に盛られて、かんぱちの漬けをのせてガツガツとほおばって食べられました。
北浦女性パワー大勝利!!!

 会話も弾み、あっという間に予定の時間が過ぎ、ごちそうさま。

 用意したかんぱちフルコースは100人分!
 県庁見学に来られていた方や日頃お世話になっている職員の方に振舞い、笑顔いっぱいで食べていただきました。

 あっ!いっぱい食べたからといって、お礼はいりませんよ!
 ただ、かんぱちフルコースの感想を送っていただければ、生産者の方々は、ますます頑張れると思います。
 コメントメール、待ってまーす!

 


山の暮らし

2007年07月29日 23時56分36秒 | Weblog

 川南の細(ほそ)神社の祭りに呼ばれ行ってきました。
 22戸しかない小さな集落ですが、伝統行事を大切に守り、田畑を守り、笑顔いっぱいで生活をされている方々に囲まれ私は幸せなひと時を過ごさせていただきました。
「手作りのおいなりさんよ!食べない食べない!」
「うちの煮しめも食べてみらんね!」
と次から次に料理が出され、2、3食分の食事をいただきました。それがまた旨いこと旨いこと!私はもともと祖母の煮しめが大好きで、それにも勝るとも劣らない味のよくしみた大きな煮しめでした。

 ここでも県政への関心は高く、
「裏金は徹底的に調査して、使いきり予算の在り方を改善してくれ!」
「金が余るくらいあるのなら、ここの県道を整備してくれ!」
「俺たちは知事とあんたたち愛なんとかに期待しちょっとど!」
と数々の叱咤激励をいただきました。

「今日は手ぶらで来て申し訳ありません。これから仕事でおいなりさんと煮しめの恩返しをさせてください。そしてこの山の暮らしを守り、この山の暮らしに日を当て続ける事が政治の役割です。なんとしてでも皆さんの笑顔を守ります」
と語るとたくさんの拍手とまたまたたくさんのおいなりさんと煮しめが出てきました。

 参議院選挙も終わり、新たな宮崎、新たな日本が動き出します。これからも県民の目線で活動を続けます。

 


開拓者

2007年07月27日 23時00分27秒 | Weblog

 議会の常任委員会で政務調査に行ってきました。
 2泊3日の行程で主に県北をめぐりしっかり研修してきました。
 高千穂の町立病院では、医師不足のため一日に約100人の外来患者と40人の入院患者を診られている先生の話を聞かせていただきました。その殺人的ともいえる労働環境は長くは続かないこと。緊急に行政的介入が必要であることを再認識しました。

 さらに精神障害者の社会復帰施設や高齢者の小規模多機能施設も視察研修をさせていただきました。
 この2施設は利用対象者は違えども、いくつかの共通点がありました。
 その1つは、両施設も施設長が女性ということ。お二人ともバイタリティーの象徴のような方で、たいへん魅力的な方でした。
 2つ目は、施設整備にあたり、補助に頼ることなく自己資金を投入され事業化されていること。
 3つ目は、このお二人の前には道はなく、不毛の領域を開拓されているということ。精神障害者の社会復帰施設も高齢者の小規模多機能施設にしても県内には先駆者は居らず、自らの夢と利用者の希望を叶えるため人生を捧げられていること。
 そして4つ目は、お二人の足跡に花が咲いているということ。あまりにも先進的な取り組みが故に、法整備が間に合わず、法律が後から着いて来ている状況があります。誰かが種をまかなければ花は咲きません。このお二人の歩みには、実践のための法整備という花が咲き、同様のサービス起業者の実践により、利用者救済という大きな実りがあることででしょう。

 今回の政務調査では、現場の切実な状況を知るとともに、そこで働く方々の生きる姿勢からたくさんのものを学ばせていただきました。
 ありがとうございました。心から感謝します。

 


サービスを食す

2007年07月24日 18時27分51秒 | Weblog

 県庁の近くに知的障害者を雇用されているレストランがあります。愛みやざきのメンバーと時々利用させてもらっています。
 私のお勧めはしょうが焼き定食(ご汁付き)!ボリューム満点でお肉も柔らかい!それで500円だから言うこと無し!!
 私は大学4年間、レストランでウェイターのアルバイトをしていました。その時、店長から
「どこのレストランも味は大して変わるものではない。違いはサービスに出る。お客様には一流のサービスを食してもらいなさい。」
と教えられました。
 私はこの県庁近くのレストランの優しく丁寧なサービスが大好きです。いつも時間に追われる生活ですが、そこではゆったりとした気持ちになれます。
 お腹もいっぱい!心もいっぱい!になれるレストランに心から感謝します。


晴れやか

2007年07月22日 23時18分34秒 | Weblog

 都農町内の挨拶回りをしました。
 炎天下ではありましたが、行く先々で労いの言葉をいただき、件数を重ねるごとに元気になりました。
 何より都農応援団の方が、共に汗をかきなが同行していただいた事に心から感謝申し上げます。その方がよく私に
「政治家は日頃!選挙のときだけはダメ!!」
と叱咤してくれます。
「あなたに厳しく言うからには、私も付き合うから!」
と一緒に歩いてくれます。言葉と合わせ行動をもって私を引っ張ってくれる支持者いていただくことに心から感謝します。ありがとうございます。

 夕方からは、川南町のカラオケ教室発表会に参加してきました。
 60名を越える方が次々とステージに上がられ、日頃練習されている歌謡曲を艶やかな衣装と共に披露されました。
 歌はもちろん踊りも素晴らしく、4時間半のステージでしたが、あっと言う間に時間は過ぎ、最後に教室の先生がプロ級の美声で締めくくられました。
 皆さん気持ちよく晴れやかな表情で歌われている姿がとても印象的でした。そして驚いたことに、皆さん若く見える!(失礼かな?)いや、実際に若い!活き活きされている!大きな声で好きな歌を大勢の方の前で歌うことは、活力をみなぎらせることができるのだと確信しました。

 発表会終了後、
「二次会はそこのカラオケボックスに集合じゃかいね!」
の言葉にはさすがに驚き、聞こえない振りをしてそそくさと車に乗り込みました・・・

 


選んで生まれる

2007年07月22日 00時25分55秒 | Weblog

 今夜、障がい児の家族会に参加してきました。
 明るいお母さんばかりで、元気をいっぱいもらいました。

「この子が小さい頃は障がいを認めたくなくて、先生を責めたことがありました」
「療育手帳をもらった方がサービスを受けられるけど、手帳をもらえない方が障がいは軽いということだから・・・」
「将来のことを考えるとこのままの福祉サービスでは何一つ安心できない」
本音の話が3時間近く続きました。

「児湯郡に高等部をつくって欲しい」
「保健所の機能をもっと充実させて欲しい」
「就労訓練できる施設やグループホームを整備して欲しい」
などの要望も受け、いかに児湯郡のサービスが不足しているか改めて実感しました。
 しっかり受け止め、しっかり政策提言していきます。

そしてさらに会話は弾み
「子供たちのために、何か事業を起こそうや!」
「自分たちでブドウを作って、都農のワイナリーでワインを作ってもらって、オリジナルワインを売ろうや!ワインの名前は“こころ”よ!」
「そりゃあんた気が早えわ~」
「ガハハハハハハ」

冒頭にも言いましたが、皆さんとにかく明るい!
この笑顔に守られて子供たちは、障がいという重い荷物を背負っていてもすくすくと成長できるのだなと思いました。
 以前、読んだ本の中に
「障がいのある子供たちは、障がいがあっても優しくそして強く育ててくれる親を選んで生まれてくることができる」
とありました。読んだ時にはきれい事のようにも思えましたが、たくさんの苦労を笑顔で乗り越えられてきたお母さんたちとふれあう事により、今はその言葉も自然に私の心にしみてきます。

 


途方にくれる

2007年07月18日 10時07分31秒 | Weblog

 台風の爪あとが痛々しく残っています。
 被災された農家を周りながら
「今まで順調に育っていたのに、これで台無しや・・・」
「これから実が入る時だったのに、もう駄目だ・・・」
「昨年も不作だったのに、今年駄目やったら首つらんといかん・・・」
とたくさんのため息を見てきました。
 弱い立場の方々のために、辛い立場の方々のために行政はあります。県政レベルでできることはしっかり対応していきます。すでに共済や農林振興局の方々との協議を始めています。被災農家の代弁者として、適切な被害査定と最大限の保障を確保していただくために積極的に意見していきます。


同級生

2007年07月16日 09時22分27秒 | Weblog

 選挙後はじめて、同級生が飲み会をしてくれました。(もちろん会費制で!)
 「乾杯!おめでとう!」
 「ずっぴんのために集まったっちゃねぇがぁ」
 「テレビに出っとき、顔が引きつっちょど」
 「知事のサインをもらってきてくり~」
 「最近も街角に立っちょちゃね!うちの会社の人が褒めよったよ」

などなど、飲めば飲むほど話に花が咲き、成人式の話では
 
 
「あんたあん時、わたしんことが好きやったやろ~、じゃかい禁煙パイポをプレゼントしたっちゃろ~」
 「ばか言え、お前が先にバレンタインのチョコを俺にくれたったちゃが!」

などなどなど、セピア色の思い出に一生懸命思い出し色を付けようとしても、酔いが邪魔をして色は滲むばかり・・・

 「久しぶりに気を使わない酒を飲んでるな~」
とポツリこぼすと・・・
 「そんなしみじみ飲まんで、歌わんねぇ!ほら」
回ってきたマイクで歌った曲は、誰も聞いてなかったけど中西保志さんの「最後の雨」
 
 同級生にはいつも無理ばっかり言って迷惑をかけてます。それでも飲み会の度に声をかけてくれて、難しい話ぬきに
 「お前が好きなようにやれ!応援すっちゃかい!頑張れ!」
と無条件に力を貸してくれます。
 同級生にも恥をかかせない為にも、同級生であることに胸を張ってもらう為にも、これからますます汗をかいてきます!

 ちなみに「ずっぴん」とは小学校時代からの私のあだ名です・・・ 

 


2007年07月14日 00時35分58秒 | Weblog

 消防団の活動から帰ってきました。
 また明朝は6時集合です。どうか被害は最小限でおさまりますように・・・
消防団の待機が無駄に終わりますように祈るばかりです。

 話は変わりますが今日、私がお世話になっている宮崎公立大学の先生方とランチをご一緒させていただきました。すると先生方の生徒さんたちも同席してのランチミーティングになりました。
 私が選挙や政治の表や裏の話をすると、学生たちは学食の雑踏にかき消されてしまいそうになる私の声を一生懸命に聞いてくれました。その顔を見ながら15年前の自分をダブらせていました。学生の頃に政治家を志した私としては聞かずにはいられない質問がありました。

「あなたの夢は何ですか?」

すると学生は

「アナウンサーになりたいです!」
「記者になりたいです!」
そして
「政治家になりたいです!!」

と次々に夢を語ってくれました。

「理由はおぼろげながらも、夢を抱くことが大切です。夢無きところには、行動ない!私も志を立ててから10年かけて準備をしました。町議になってから収入が少ないのでボウリング場でアルバイトもしました。それでも自分がやりたいと思う仕事ができるとことを幸せに思っています。今も感謝の極みです。」

と私の道程を話すと、
学生からは

「勉強させてください!」
「何か手伝わせてください!」
との声が飛んできました。
特に記者志望の学生からは
「記者の方との会合に呼んでください!!」
との積極発言もあり、私自身も嬉しくなりました。

 このエネルギーこそが時代を創る源だと感じたひと時でした。

 

 


2007年07月12日 23時58分27秒 | Weblog

 雷が鳴っています。
 先ほど仕事から戻りましたが、あまりの雨量に駐車場から玄関まで、ほんの5メートル程走るのを躊躇うくらい激しい雨です。
 去年の大雨では、地元公民館に避難者が出たために消防団員として昼夜とはず地域の見回りをしました。その時、水没しかかっている牛小屋を発見しました。近くまで行ってみると、牛が数頭取り残されていました。畜産農家にとっては大きな財産でもある牛を何とか救出したいと、牛小屋に入り必死に牛を引っ張り高台に連れて行こうとしましたが、牛は怯えていて慣れた場所を離れようとしません。
 はじめは牛のくるぶしほどしかなかった水位が見る見る増し、腹に着きそうなくらいになってきました。このままでは小屋もろとも流されてしまう!なんとかしなくてはと思い、地元の方と協力してトラクターで牛を一頭づつ引っ張りあげました。幸いにその後、水位は下がり始め事なきを得ましたが、一時は自分の身の危険さえ感じる出来事でした。
 この雨も、これ以上続けば大規模災害に繋がる可能性が高くなります。ただただ台風の勢力が弱まり、進路が逸れてくれる事を祈るのみです。