奇跡への絆

図師ひろき

気分爽快!

2007年10月31日 23時10分00秒 | Weblog

 綾照葉樹林マラソン!「愛みやざき」完走しました!
 
 予定より30分遅れでスタート!
 だいだい色のはっぴと「愛みやざき」ののぼりを持って走りました。
 
 1km通過。
 まだまだみんな笑顔いっぱい!

 2km通過。
 松田代表・・・ますます元気!さらにペースアップ!!
 西村さん・・・さすが元テニス部、沿道の声援に余裕で手を振っている。
 武井さん・・・笑顔が引きつり始める。沿道からの声援は一番多い!
 俺    ・・・4人で走っている喜びをかみしめている。

 3km通過。
 松田代表・・・すでにアスリートになりきっている。猪突猛進!
 西村さん・・・代表を追うも、のぼりの重さが大きく肩にのしかかる。
 武井さん・・・「ずっさん、先に行ってください!」と気を遣ってくれる。
 俺    ・・・「愛みやざき!頑張れ!」の声援に幸せを感じている。

 4km通過。
 松田代表・・・はっぴも脱ぎ、テレビのインタビューも振り払い、激走!!
 西村さん・・・代表を追うも、我々との距離が気になりキョロ キョロ 。
 武井さん・・・すっかりあごが上がるも、歩かない!立ち止まらない!!
 俺    ・・・どこかで代表達は待ってると信じながらも、やや不安になる。
 
 ラスト100m!
 松田代表・・・迷いなく気持ちよくゴールへ!!
 西村さん・・・代表に引っ張られゴールへ!後続を気にしながら・・・
 武井さん・・・疲労困ぱい!それでもペースアップ!!やっぱ政治家だ!
 俺    ・・・4人でゴールする姿を想い描きながら・・・あれっ!いない・・・

 ゴール!!

 4人で手を取りゴール!
 そしてがっしりと抱き合い、4人の絆を確認するという私のささやかな願いは叶えられませんでしたが、なんとも心地よい30分でした。

 体は疲れましたが、それぞれの達成感を感じ得た5kmでした。

 武井さん!よく頑張ったね!

 お疲れ様のかんぱ~い!
 といきたかったのですが、午後から4人とも議員活動がびっしりで閉会式を待つこともなく帰路につきました。

 応援いただいた皆様!心から感謝いたします!
 皆様からの声援が愛みやざきの「力」です。




握手

2007年10月25日 10時44分54秒 | Weblog

 先日、高鍋町で開催された視覚障がい者のグランドゴルフ大会に参加してきました。
 抜ける様な秋空のもと、県内各地から50名ほどの当事者と150名ものボランティアの方々がともに手を取り、大会を盛り上げていました。
 私もボランティア兼選手として、全ホール周らせていただき、おもいっきり日焼けしました。
 皆さん視覚に障がいはあれど、他の感覚は我々よりはるかに優れ、スコアは健常者とあまりかわらないほどでした。

 新しい発見がありました。
 視覚障がい者がグランドゴルフをする際の道具は、スティック・ボール・ボールを入れるゴールそしてもう1つ。そのゴールに動物の鳴き声やラッパの音が発信されるボックスが付いています。はじめて見ました!

 ボランティアの方が
「次は犬の鳴き声です。」
「次は太鼓の音です。」
と案内されると、当事者の方は、その音で方向と距離を瞬時に判断され、セットアップされたボールを迷いなく打っていくのです。
 
 なんと当事者のホールインワンを出され、目の前で見ました!!

 笑顔いっぱいの一日でした。

 閉会式も終わり、当事者の方々にお礼の挨拶に周っていると再び驚かされました。
 こちらから
「ありがとうございました。」
と声をかけると、サッと握手のため手を差し出していただけるのです。それも私が最も手が握りやすい位置にです。
 相手の方はほとんど私より背が低いので、私が腰をかがめて握手するべきなのですが、私の
「ありがとうございました。」
の声で私の背の高さや距離間を判断され、私のへその高さにサッと手を出していただけるのです。
 どの方も私のびっくりしている表情が見えているかのように、ニコニコとされていました。

 温かい優しい時間と握手をありがとうございました。




 





 


楽園都市「宮崎」

2007年10月24日 00時32分02秒 | Weblog

 上海では、宮崎県産農産品及び加工品の販路拡大のため、あらゆる可能性を探ってきました。
 上海の上流階級層をターゲットにした高級食材を扱うスーパーマーケットから、一般大衆向けの市場まで足を運び、宮崎の食材が入り込む隙間はないかと貪欲に情報収集をしてきました。
 その上海研修については、今週の金曜日までに各自がレポートをまとめ、愛みやざきとして政策提言できるように準備をしています。作成でき次第ホームページで公開をするとともに、県内各地をまわって研修報告会を開催しますので、近くで行われるときには是非参加してみてください!

 その上海研修の際に、日本の検診及び医療技術が高く評価されていることを知りました。
 上海観光客が日本にもとめるキーワードとして、上海の旅行会社の方々は
「温泉」
「海・船旅」
「ショッピング」
「和食・郷土食」
そして
「癒し・健康」
を挙げてくれました。

 具体的には、海の見える温泉地で癒され、美味しい郷土料理が食べられて、大型ショッピングセンターで買い物ができ、なおかつ人間ドックで健康診断が受けられるようなツアーが組むことができれば、間違いなく観光客は増加・定着する。
と教えられました。

 「宮崎に来れば健康になれる!」

 これは単に海外からの観光客をターゲットにするのではなく、新潟や長野の病院の実践例にもあるように、国内の団塊の世代をターゲットにしたI・J・Uターン移住戦略にも大きな効果が期待できると考えます。

 まだ政策というにはあまりにもおぼろげですが、愛みやざきのメンバーと夢を語りながら切磋琢磨しながら、形にしていきますね。


さてPPK・・・

2007年10月21日 01時51分17秒 | Weblog
 地域医療対策特別委員会の政務調査は、新しい知識の習得と基本に立ち返ることのできた内容でした。
 新潟県「ゆきぐに大和病院」
 長野県「佐久総合病院」
ともに地域密着型医療機関で、単に高度医療を提供するだけではなく、病気にならないための予防活動、つまり「保健」。そして治療終了後の社会復帰活動、つまり「福祉」を有機的に連結し、住民のニーズに的確に対応していました。
 何よりこの2つの病院は、私が大学時代に勉強させていただいた医療機関なんです。
 当時、医療福祉の現場を良くしたいと必死で講師に質問していた情景が昨日のことのように思い出されました。

“福祉の壁は政治にあり”

という私の政治スローガンは、このとき芽生えたものです。

 残念なことに講義していただいたゆきぐに大和病院の先生は、すでに退職されていました。
 その理由を聞いてみてビックリ!! 
 定年や転勤ではなく、先生はその町の町長選挙に立候補するために退職されたとのことでした。
 結果は残念なことに当選できなかったそうですが、今も同じ町に開業され地域医療の実践をされているということでした。
 先生も同じ壁にぶつかり、仕事を捨て壁にぶち当たっていかれたことを知り、再び先生から大きな勇気をいただきました。
 
 ありがとうございました。

 
 そして「PPK」です。
 佐久総合病院は、PPKを推進する大きな原動力です。

 長野県では高齢者が健康を維持・増進するための予防活動を充実させるため、30年前から他の自治体と比較して、はるかに多い保健士・看護士を配置しています。
 “待つ”医療から“攻める”医療、つまり地域にどんどん医療スタッフが出向き、病気にさせないための取り組みを地道に続けてきています。
 その結果、長野県は老人医療費が全国でダントツに低い自治体となるとともに、平均寿命が大幅にのびているのです。
 
 PPKとは、「いつまでも元気で元気で、たとえ病気になっても長患いしない体を創りましょう!」というスローガンの略称なんです。
 つまり「ピン(P)!ピン(P)!コロリ(K)!」「ピンピンコロリ!」
ということなんです。
 嘘のようなほんとの話。
 これを老人クラブの定例会のたびに、みんなで確認しているとか・・・

 2つの病院に共通していることはいくつかありますが、その1つに病院の規模が大きくなるに連れて、町が大きくなっているということです。
 あの町に住むと、健康な生活ができる。という看板がU・J・Iターンによる移住促進に効果を発揮し、人口増加の要因の1つになっているのです。
 
 この現象を取り上げ、私は大学の卒業論文を書き上げました。
 今もその内容は、しっかり胸に刻んでいます。
 
 そして、その内容を宮崎で実践することが私の夢です。



 

2007年10月16日 00時46分58秒 | Weblog
 東京です。
 地域医療対策特別委員会の政務調査です。
 千葉の県立病院に行ってきました。
 千葉の医師不足は宮崎よりも深刻で、その状況を打破するために立ち上がった県病院です。
 その中心には熱い篤い医師がいました。 
 病床数は200床足らず、地理的にもけして恵まれた環境にあるとはいえない病院に研修医を含む若手の医師が集まってくる病院でした。
 目からうろこが落ちる話をたくさん聞くことができました。

「医師がいないと嘆くより、医師を呼ぶことのできる研修プログラムを考えなさい。」

「若手医師は専門医となる環境を求めている。医師を求めるより医師を育てる環境を整備できれば志ある医師は集まってくる。」

「これからの地域医療を支えるのは、総合医・家庭医をいかに育てるかにかかっている。県費を投入すべきはここです。」
など惜しげもなく地域医療の再生方法を伝授していただきました。
 
 知事に伝えます。
 執行部に政策として提案します。

 明日からは、大学時代に勉強に行った病院での研修です。
 在宅介護・看護の先進地で、「PPK」をスローガンに病院とともに地域が成長している、健康になれる生活環境を求めて人口が増えている自治体に行ってきます。
 
 さて「PPK」とはどんな意味を持つ言葉なのでしょう?

 答えは明日以降のブログを楽しみにしてください!

 今日の出会いは、これからの私の大切な励みです。



 

紙袋

2007年10月14日 19時06分30秒 | Weblog
 愛みやざきで政務調査に行ってきました。3泊4日で中国は上海でした。
 上海は、飛行機で約70分。人口は約1700万人。東京より近くて大きな市場がありました。
 宮崎の物産品の販路拡大のため必死に売り込みをしてきました。 
 帰国の飛行機に乗るまで分刻みのスケジュールで、上海の高度成長を肌で感じてきました。消化しきれないほどの情報と出会いをいただき、これからこの火種を政策転換できるように、しっかり整理して皆さんにも逐次紹介していきます。
 今回は連日マスコミに取り上げられている、海外視察研修費用を利用しての調査ではなく、毎月決められている政務調査費の範囲で行って来ました。
 日本からの職員の随行もなし、飲食はすべて自費。飛行機座席はもちろんエコノミークラス。徹底して経費を節制して研修に専念してきました。
 
 荷物はコンパクトにまとめキャリーバックにはまだ余裕があったのですが、あえてはっきり地元の物だと分かる紙袋も片手にあちこち歩き回りました。
 特に空港ではブランド物のバックを持って行き交う人もたくさんいたのですが、トップセールスのかけらになればと堂々と紙袋で歩き回りました。
 これからも続けます!


 

安心して老いれる国 4

2007年10月10日 14時55分16秒 | Weblog

 よく千葉理事長のもとには、日本から視察団が来るそうです。
 そしてその視察団に議員がいると決まって
「デンマークと日本では、歴史や文化が違うからな~。」
で片付けてしまうそうです。
 千葉理事長曰く
「歴史や文化のせいにする議員は負けです。」

 私は負けません。

 新しい政策を!
 高度成長期の中で無くしてきた、助け合いの心をもう一度取り戻したい!
 それがたとえ増税というかたちになろうと、県民・国民が納得・信頼してくれる行政・政治を取り戻すべく、これからも汗をかき、身を削ります。


安心して老いれる国 3

2007年10月08日 13時27分43秒 | Weblog

 もうご存知の方も多いでしょう。
 日本とデンマークは、消費税率が大きく異なります。
 日本は5%。
 デンマークは25%。
 
 さらに可処分所得(手取りの給料)も大きく違います。
 日本は給料の約30%が税金や保険料で徴収されます。
 デンマークは給料の約70%が税金として徴収されます。
 
 この圧倒的な財源を持って、医療・福祉・教育の充実を図り、「福祉国家」を形成しているのです。

 皆さんはどちらを選びますか?

 税金は安いけど、安心して老いれない国。
 税金は高いけど、安心して老いれる国。

「税金が高すぎると、いくら働いても自分のために使える金が残らないから、労働意欲の低下を招く。との批判も日本にはあります。」
と千葉理事長に投げかけてみると、
「デンマークでは相互扶助の精神を小学校の頃から教えます。自分さえ良ければという利己的な考えはデンマークでは一般的ではありません。その証に国民アンケートを実施すると、福祉充実のためならさらに税率を上げとも良いとの回答が一番多いのです。」
と、さらり・・・

 いったいデンマークはどんな国なんだろう・・・

 さらに千葉理事長は続けます。  
「デンマークでは、国政選挙の投票率が90%くらいです。首長や地方議員の選挙はそれ以上です。デンマーク国民は、自分たちの税金で福祉政策を推進してくれる政治家を真剣に選びます。何より国民が、行政や政治家を信頼しています。」

 痛い・・・

 いったい日本は何をやってるんだろう・・・

 高齢者や障がい者にも負担を強いり、社会保険庁は国民の血税をいい加減に管理し、政治家の不祥事も後を絶たない。国民との信頼関係があるとは決して言えない。

 もちろんデンマークの社会保障制度がすべて良いとは言えないでしょう。安直にデンマークのような国を目指しましょうとも言いません。
 ただ、間違いなく日本は、私たちの暮らしは、今、岐路に立たされているのは事実です。
 経済至上主義のまま進むのか、安心して老いれる社会を創るため新たな行動を始めるのか。
 
 私が分岐点を創ります。
 


安心して老いれる国 2

2007年10月07日 14時34分47秒 | Weblog

 それでは安心して老いれることとは、どういうことなのかお伝えします。
 これは夢物語ではなく、今この瞬間もデンマークでは実践されている内容です。驚愕の事実ですよ。

 まず医療制度。
 医療費の自己負担なし!
 子供から高齢者まで負担金なく、医療施設を利用できるそうです。
 日本の医療保険制度のように、毎月保険料を納めて、病院にかかったときには自己負担分を支払うというシステムではなく、保険料を支払うという行為そのものがなくても受診できるのです。なぜ保険料も支払わずに、自己負担なしで医療施設を利用できるのか・・・後ほど種明かしをしましょう。

 続いて年金制度。
 デンマークでは60歳から老齢年金が支給され、月額約20万円。
 65歳から受給すれば月額約26万円。
 日本の場合は、年金保険料を納めた期間に応じて支給額が異なり、国民年金の方は平均月額約7~8万円。厚生年金の方でも月額20万円受給されている方はあまりいないはずです。
 さらに日本は、年金額は引き下げられ続け、支給開始年齢は年々引き上げられていきます。

 障がい年金は日本でいう一級障がい者が、デンマークは月額約30万円の支給。
 日本では、その3分の1にもみたない支給額の方がほとんどです。
 さらに障がい者自立支援法により、福祉サービスを利用する度に障がい者にも1割負担を強いるようになっています。
 
 話が少し横道にそれますが、この障がい者自立支援法が成立する時の国会放映の中で
「国民すべての方と等しく重荷を分かち合い、思いやりのある日本を築いていきたい」
という旨の発言を議員がしていたことを思い出します。
 
 間違っている!
 障がい者の方は、その障がいと共に生きることで十分すぎる荷物を背負っている。そこにさらなる重みをかけることは、分かち合いとは言えない。

 話を戻します。
 デンマークでは基本的に高齢者も障がい者も在宅で生活することを前提にサービス提供が行われています。
 このことは遅ればせながら日本も同じような方向性を示していますが、根本的に違うのは、デンマークは家族との同居率が極めて低いという点です。
 日本の場合、家族介護が前提にあり、家族ができないところを福祉がカバーするような制度です。家族機能が低下してしまっている今、在宅福祉の推進は、単なる医療福祉関係費の抑制策にしか映りません。
 デンマークは“ノーマライゼーション”の理念のもとに、高齢者の障がい者も住み慣れた環境で、人生を全うすることを実現するための福祉サービスが組み立てられています。

 次に教育制度です。
 デンマークでは、小学校から大学まで学費は無料。
 成績表すらないそうです。
 高校の進学率は約45%。
 その代わり専門学校への進学率が高いそうです。
 学校は知識を押し込むところではなく、人間性を育てるところと位置付けられ、福祉教育が小学生の頃からカリキュラムに組み込まれているようです。

 まだまだ特記すべきことはあるのですが、これらの制度を創り上げるための裏づけ、つまり予算はどこからうまれているのか!を次回のブログでご紹介します。
 お楽しみに!
 
 なお、千葉理事長の話を必死で聞くあまり、メモがなぐり書きになってしまい、それを拾い集めて文章にしていますので、デンマーク事情に詳しい方からすれば、実際と食い違う点があるかも知れませんが、ご了承ください。