奇跡への絆

図師ひろき

総務常任委員会県南調査8

2013年07月20日 22時33分15秒 | Weblog

 再度の再度、常任委員会活動報告に戻ります。

 次なる研修先は、宮崎市消防局北消防署東分署にて、広域消防体制や高度救助隊の訓練内容などについて学ばせていただきました。

 宮崎市では、昭和48年から清武町、田野町、佐土原町、高岡町、国富町、綾町から消防に関する委託を受け、1市6町に1本部2署1分署5出張所を配置して、広域消防業務を行っておられます。

 現在では組織編成され、1本部2署1分署6出張所体制で任務にあたられています。

 ここ最近の年間火災発生状況は、135~170件で推移していますが、119番着信状況は年間25,500件を超えており、一日平均にすると70件着信したことになります。

     

 この日の研修中にも頻繁に119番通報は入っており、救急車の出動の目前で見守る場面もありました。

    

 そして現役消防団員の私としては、今回の研修で最も注意深く内容を学ばせてもらったのは、高度救助隊の装備と訓練実技でした。

    

 このような防護スーツも初めて見ましたし

     

 何度か消防署で訓練を受けてきましたが、このような様々な消火および救助アイテムを実際に使うところを見たのも初めてでした。

 そして何より圧巻だったのは、災害現場を想定した救助訓練の気迫とち密さでした。

    

 素早く的確な身のこなしは、さすがプロとしか言いようがなく、さらに二次災害を防ぐためのチェックそしてダブルチェック体制の完成度にはただただ素直に驚かされました。

  

 私も20年間の消防団活動に中で、幾度と火災や災害現場に行きましたが、技術が十分でないにもかかわらず、気持ちばかりが前に行き、消防署員の方々よりも前線で活動をしそうになり、消防署員から何度か体を張って制止されたことがあります。

 そこで二次、三次災害に巻き込まれることは、さらに悲しみを大きくすることとは分かっているのですが、地域の隅々までを知り尽くしている消防団員だからこそ飛び込める現場がある・・・

 だから東日本大震災では多くの消防団員が犠牲になったのかもしれません・・・

 でもその仲間から教えてもらったことを忘れてはいけないのです。

 そのためにも訓練とはいえ高度救急現場で、どのような指示系統と技術レベルが求められるのかを目に焼き付けられたことは、消防団員としての財産となりました。

 これからも議会と地域両方から、住民の暮らしを守る活動を続けていきます!