球場には5時半集合でした。
私は5時には行って、入念に体をほぐしました。
“これがいけなかったのか・・・”
チーム名は「ROOKIES」!
(話が逸れますが、くしくもテレビでも、同じタイトルの番組が始まりましたね。番組は見たことはないのですが、原作漫画は完璧に読みました。
これが面白いんですよ!
不良高校生が、一人の新任“熱血”教師と出会い、野球を通して心を開くようになり、甲子園出場という“夢”に向かって突き進む・・・といった極めてシンプルなストーリーなんですが、破天荒な展開と何より教師兼監督の“川藤”の“夢”を信じるまっすぐさに惹かれてしまいます。
漫画とバカにすることなかれ。是非ご一読ください。ワクワクして止まらなくなりますから)
話を戻しましょう。
「ROOKIES」のチームメイトはなんと私が、大学時代に教育実習で行った木城中学校の教え子たちがチームの主力なんです。
私だけ10歳ほど年齢が突き抜けていても、歳の差を感じさせないプレーをしようと思いましたが、ベンチスタートでした・・・
試合が始まって知ったのですが、大学まで野球をやっていた選手も何人かいて、レベルはかなり高いチームでした・・・
初回からヒットが続き、2点3点と回を重ねるごとに点差は開いていきました。
“もう出番はないんだろうな・・・”
と思っていた時
「すいません。仕事があるから先に帰らせてもらいます。」
監督に断りを入れるメンバーがいました。
“おっ、ひょっとして出番か・・・”
「じゃ、代わりに図師さん出てください。」
“きた”
代わりとはいえ、打順は4番、守備はファーストでした。
守備は無難にこなし、いよいよ打順が回ってきました。
ノーアウトランナー一塁。
監督からは“好きに打って来い”のサイン。
カウント1ストライク2ボールからの4球目。
内角へのまっすぐ。
あまり好きなコースではなかったのですが、体が反応して・・・
打ちました!!
高~くあがったボールは、グングン伸びて、レフトバック!レフトバック!!
しません・・・
結果はレフトほぼ定位置の、平凡なレフトフライでした
ファーストベースを大きくオーバーランしていた私は、すごすごとベンチに帰りました・・・この時、右ふくらはぎがヒクヒクと痙攣しているではありませんか・・・
なんとかその裏の守備はこなしましたが、やっとこっとでした。
朝一番に来て、グランドを4周も5周もしたまでは良かったのですが、試合で脚がつっていたのでは・・・
日頃から、コツコツトレーニングしていないとダメですね
結局、打席はこの1回だけで、試合は快勝!
また、次の試合も勝つように最善を尽くします。