奇跡への絆

図師ひろき

医療対策特別委員会調査報告2

2011年07月31日 23時18分11秒 | Weblog


 延岡市役所を後にし、次の調査地である川南町に向かいました。

 地域医療の最前線である訪問看護の実態を研修させていただくために「訪問看護ステーション“湯癒亭”」のスタッフの方と意見交換をしました。

  
  

 県内には62ヶ所の訪問看護ステーションが設置されていますが、湯癒亭におかれては13名のスタッフで新富町、高鍋町、都農町、木城町そして川南町の5町を24時間体制で、電話相談および訪問対応されています。

 医師との連携により、在宅で医療措置・・・具体的には、褥そう措置、人工呼吸器、在宅酸素、吸引措置、麻薬の使用、持続皮下注、中心静脈栄養、膀胱留置カテーテル、導尿などを支援可能とされています。

 現在は70名以上の方が訪問看護登録されており、生後7ヶ月の赤ちゃんから108歳の方のところまでフォローされています。

 がんと診断された方の在宅支援数は例年40件前後で、高齢者も含む在宅での看取り支援数は、年間20~30件となっています。

 現在は、グループホームや高齢者施設などへの訪問看護も実施されており、説明の中で

 「・・・医師にもっと私たちの業務内容を知ってもらい、利用をして欲しい。」

 とありました。

 また現場の声として印象的だったのが

 「往診をしてくれる医師が少ない・・・」

 「病院や施設から自宅に帰ってきてからの介入ではなく、帰宅前からのかかわりができるような地域コーディネートが必要!」

 「今の医療保険運用ではどうしても、訪問看護従事者より病院勤務の看護師の方が給料が高い!」

 「それでも訪問看護従事者は、定着率が高い!」

 「地域には看護の醍醐味があり、何よりスピリットがあります!!」

 素直に“かっこいいなぁ”と感心しながら説明を聞かせてもらいました。

 感心するだけでは全くだめで、現場看護師が燃え尽きてしまわないような制度の再構築が絶対的に必要です。

 今回の説明と同じ情熱を高千穂で聞いたことがあります。

 医師不足の中で懸命に地域医療を支えられている高千穂町立病院長のお話の中で

 「・・・外来と入院患者の診療に休みもなく毎日フル稼働です・・・私はいつ倒れてもいいという覚悟で仕事に臨んでいます。」

 倒れられてはいけない!そんな医療制度では地域を守れるはずはない!とその研修のあとも実態を国に繋ぎ、制度改善を訴え続けています。

 今回の研修でも診療報酬制度見直しや介護保険制度改正が必要な内容が多々示されました。

 県でできること、国を動かさなければならないこと、しっかり整理して制度改善に繋げていく動きを続けます。


 


医療対策特別委員会調査報告1

2011年07月30日 23時35分40秒 | Weblog


 県議会には、常任委員会と特別委員会があり、議員はそれぞれの委員会に属し、年間を通して調査活動を行い、県内外の視察研修を6回ほど行います。 

 私は常任委員会は、商工建設に入り、特別委員会は医療対策で、副委員長を務めさせてもらっています。

 今回は、特別委員会で県北地域の調査を行いました。

   

 まず県立延岡病院にて、病院運営の実態調査、地域医療連携体制の内容、そしてがん治療の取り組みについて現場の声を聞き、意見交換をしました。

 県立延岡病院は県北住民に安心、安全な医療を提供するため、施設整備や診療機能の充実に努めてきていますが、医師不足のより休診を余儀なくされている診療科があることや消化器内科などの専門医が不在の理由で、医業収益が減少しており厳しい経営環境となっています。

 公的医療機関として、採算性の低い分野であっても住民生活のためには積極的に体制拡充をしなければならないこともあり、一概に数字だけで経営内容を判断すべきではありませんが、医師不足という状況は早急に改善する必要があります。

 院長はじめ病院全体また地域ぐるみで関連機関に働きかけているものの

 「・・・延岡病院は、以前麻酔科医が一斉にいなくなったことが、今でも労働環境の厳しい病院であるとの印象が残っており、医師派遣および研修医獲得に苦戦している・・・」

 と院長が声を絞り出されました・・・

 住民レベルでも、安易な時間外受診や緊急性が低いにもかかわらず救急車要請を受診する、いわゆるコンビニ受診をしない啓蒙活動が繰りひろげられていることと合わせて、これまでの病気や健康状態を理解してくれる“かかりつけ医”をもち、日頃から身体管理をすることが浸透しつつあります。

 次に場所を延岡市役所に移し、市としての地域医療を守る取り組みとがん対策の取り組みについて研修しました。

    

 特に延岡市では、地域医療を守り、市民の健康長寿を推進するため、市・市民・医療機関の果たすべき役割を定め、持続可能な地域医療体制の構築を目指した「地域医療を守る条例」を全国に先駆けて制定しており、その整備過程について詳しい情報交換をさせていただきました。

 さらに延岡市では、地域医療アドバイザーの配置や医療機関の新規開業を促進するため資金の一部を補助したり、夜間帯診療に協力する場合には奨励金を加算するなど着々と条例の沿った政策を具現化されており、県としても大いに参考となる内容がありました。

 医師不足状態にある他地域のためにも、県全体に影響力のある条例および政策を練り上げていきます。

 







雑感146

2011年07月29日 23時40分59秒 | Weblog


 何気なくテレビをつけたら、砂嵐でした・・・

 チャンネルをかえてもかえてもザーザーと・・・

 家で仕事をするスペースの片隅に小さいテレビを置いていますが、あえて地デジ化をしませんでした。

 意図的に放置したのですが、パソコンの前に座り、パソコンが立ち上がるまでに、テレビのスイッチを押すことが習慣になっていて、あらためてアナログ放送が終わった寂しさを感じてしまいました。

 テレビを聞きながらのデスクワークでは能率も上がらないのですが、中学の時からラジオを聞きながら机に向かっていたせいでしょうか、なんか音がないとかえって落ち着かないような気がして、ついつい・・・

 増税をきっかけに禁煙を始めるかのように、地デジ化を境にデスクワークをしているときのテレビからの音を消そうと決めました。

 まだ仕事の効率が良くなったとは感じていませんが、音がないことが気にならない禁断症状が抜ける頃には、集中力が上がっているかもしれません・・・どっかからラジオを持ってきてたりして・・・

 そんなことより、経済的な理由から地デジ対応テレビが購入できなかったり、UHFアンテナの取り付けができない生活困窮者が記事に取り上げられていました。

 老齢基礎年金だけの受給者は、概ね月6万円しか年金収入がありません。

 個人的な事情はあるにせよ、その日食べるものを確保することさえ容易ではない方々も少なくないでしょう・・・

 その生活からテレビの楽しみがなくなってしまうことは、一方通行ではああったのですが、ある意味話相手をなくす寂しさに似ているかもしれません・・・

 ある男性のコメントに

 「地デジ以降は国民が自主的に望んだことではなく国策で進めたことなのに、私らみたいに生活が苦しい人間は置き去り・・・」

 とありました。

 またある女性は

 「将来は分からないけど、少なくとも今は、自分にとってテレビは必要不可欠ではない」

 と地デジ化を見送り、生活を見直す機会にされていました。

 映像がキレイ!必要な生活情報が引き出せる!双方向のやり取りが可能となる!など地デジ化の流れに乗っているというより、流されている一人ですが、この生活環境の変化に翻弄されている人がいたり、快適さ便利さとは少し距離をおいてでも生活に変化を見出す人もいて、あらためてテレビとの付き合い方を考えさせられる地デジ化となりました。

 

 

 


プラチナタウン

2011年07月28日 23時22分13秒 | Weblog


 最近、 さんの「プラチナタウン」を読んでいます。

 総合商社部長が、つまずきから出世街道から外され、自分の人生を捧げてきた会社への忠誠心が薄らいでいきます・・・

 そんな時、幼馴染が訪ねてきて、地元の町長選挙に出てくれと懇願されます。

 その町は、150億もの負債を抱えて平成の大合併からも爪弾きされており、苦労を背負い込むことは明らかな状況でした。

 民間感覚を行政に導入し、財政の建て直しを当てにする故郷の人々・・・覚悟を決めてというよりも流れ上、断りきれず町長選に立候補します。

 大した対抗馬もないまま、すんなり当選!

 しかし、町長に就任してわかったことは、財政再建団体入りは不可避といえるような想像以上にひどい現実でした・・・

 そんな中でさえ、相も変わらず私腹を肥やそうとする町議会議員など、田舎ゆえにまかり通る非常識が立ちはだかります。

 そんな困難に挫けず、目からウロコの財政再建策とは?

 なんだか聞いたことのあるような場面設定ばかりが続き、他人事ではないような感覚で読み進んでいます。

 地方交付税や国県補助金の減額でますます強まる「地方の疲弊」と高齢者の介護問題をリンクさせながらも、地域を活性化させていくまでのサクセスストーリーのようなのですが、まだ3分の1ほどしか読んでいないので、悲観的な状況が続いているところです・・・

 小説の中に、もしかしてヒントが・・・

 淡い期待を抱きつつ、読み進んでます。

  さんの作品は、現場に密着した社会派小説が好きで、夢物語ではない臨場感ある展開に引き込まれていきます。

 地方疲弊からの脱却と高齢者対策は、私たちの周りだけのことではなく、日本全体に当てはまる問題です。

 本の帯にも、弁護士の堀田 力さんが

 「この作品は、大震災を経験して、いっそう社会から求められるものになる。」

 と推薦の言葉を送られています。

 この作品を読み終わることには、私の中に新たな政策が芽生えていればいいのですが・・・
 

  プラチナタウン (祥伝社文庫)

 

 


向かい風に向かって

2011年07月27日 22時41分30秒 | Weblog


 高鍋東小学校で開催されたサマースクールに指導者として行ってきました。

 ライオンズクラブ活動の一環として参加したのですが、何の指導をしてきたかと言いますと・・・

   

 “竹とんぼつくり”です。

 日常的に小刀を使って、竹とんぼなどを作っていた世代は、我々が最後くらいではないでしょうか・・・

 水鉄砲や竹馬を作り、夏や休みは宿題も後回しにして、腹いっぱい遊んでいたものです。

 サマースクールでは、まず小刀の持ち方、竹の削り方から指導します。

  

 まず手始めに、鉛筆を削ってもらうことにしました・・・

 

 

  

 私が指導したグループは、小学校6年生ということもありぎこちないながらも、比較的上手に削れていました。

 なかには芯の部分を長く細く削りすぎてしまい、削る時より書く時の方が慎重にならなくてはいけない子どももいました。

 そしていよいよ竹とんぼの羽の部分を作っていきます・・・

 本当は竹を割って、羽の長さに切り、プロペラ状に削っていくのですが、限られた時間でしたので、ここまでの作業は下準備されていました。

  

 子どもたちには、羽の中心にきりで穴をあけ、細く割られた竹の軸を削って、羽と合体させる作業をしてもらいました。

 きりを始めて使う子どももいて

 「はい、そこのきりを取ってくれるかな!」

 「きりってどれですか?」

 それでもなんとか竹とんぼはできあがり、いよいよテイクオフ!

  

 夏の爽やかな風にも乗って、高く舞い上がる竹とんぼは、私もむきになるくらい童心に引き返してくれました。

 そんな時、自衛隊OBでライオンズクラブ会長も務められている児玉さんが

 「高く飛ばそうと思えば、向かい風に向かって飛ばしなさい!飛行機も離陸の時は向かい風を利用するのだよ。」

 と教えられていました。

 アドバイスは、見事に子どもたちの歓声をさらに大きくしていました。

 “向かい風を利用して高く飛ぶ”

 私も勉強になったサマースクールでした。 

 


1000人

2011年07月26日 23時14分58秒 | Weblog

 この数字は…

 宮崎県には、受け入れ条件が整えば、地域での生活が可能な精神障がい者、いわゆる社会的入院状態の方々が約1000人いらっしゃいます。

 宮崎県精神福祉連合会の方々と、福祉保健部へ要望活動をさせていただきました。

 国は改革ビジョンの中で“入院医療中心から地域生活中心へ”を推進していますが、これが全くの絵に書いた餅で、状況改善に至ってるとは言い難い状況です。

 障がい者を自立させないために作られたような“障がい者自立支援法”は、ようやく総合的な福祉法へと見直しが進められていますが、その内容は未知数です…

 今回の県への要望は、社会的入院改善のためのグループホーム拡充を含め、地域での訪問支援を充実させることによって再入院を繰り返さないで、地域で安心して生活できる宮崎独自の地域定着支援構築を求めています。

 また東日本大震災で、障がい者、高齢者、子どもなど災害弱者が避難できず亡くなるというケースが多くあったことを踏まえ、特に精神病院など施錠されている保護室や閉鎖病棟のある施設に対して、災害時における避難計画策定及び避難訓練実施も要望されています。

 確かに私も医療現場で勤務している時、防火訓練は行っていましたが津波や土砂災害などを想定した訓練はありませんでした。

 話を戻しますが、現在宮崎県では約5500人もの方が精神科に入院されており、人口1万人あたりの在院患者数は、鹿児島県、長崎県に次いで全国ワースト3位です。

 平均在院日数も380日を越えており、長期入院することにより地域との関係は遠のくばかりです…

 国の政策を待っていては、精神障がい者の方々に陽があたるのがいつになるやもしれません。

 県としてできることを!宮崎から発信できる政策を!当事者、家族そして執行部とともに作り上げていきます!


軽トラ市で奏(かなでる)

2011年07月25日 23時26分37秒 | Weblog


 川南町で毎月開催されている軽トラ市で、高鍋高校OB祭の宣伝とチケット&グッズ販売をしてきました。

 午前8時集合!すでに夏の太陽! 

 

 前回の高鍋での祭同様、OB祭ポスターを貼り付けたダンボールに挟まれたサンドイッチマンスタイルで会場を練り歩きながら、声を上げてきました。

 高鍋ではお面をかぶってのPRでしたが、声を出しにくく気持ちが伝わらないと、今回は素顔で勝負!

  

  男子二人のサンドイッチマン!と思いきや

 「私もポスター下げて歩くから!」

 と、女子も積極果敢にポスターの貼られたダンボールを首から下げて、さっそうと歩き始めました。

 “すごい!たくましい!”と同時に“嬉しかった・・・”

 片道約2kmある軽トラ市を、みんなで声を出しながらゆっくりゆっくり歩きました・・・

 前回の高鍋は、夕方から夜にかけてでしたが、今回は段々と太陽が元気を増していく時間帯・・・男子でもひるみそうになるところを、女子は日焼けも気にせず、元気いっぱいの営業トーク全開!

 負けてはなるものかと男子も全力PR!

 すると・・・

 「私も高鍋OBよ!協力するかいね!でもがんばっちょるのはわかるけん、笑顔がたりんよ!特に男!」

 有り難いお声かけに、ねじを巻きなおして笑顔全開!

 約3時間かけて会場を2往復半ほどしました。

 サンドイッチ状態から解放された時には、ダンボールが程よいサウナスーツの役割をしていたため、ポロシャツは水をかぶったようになっていて、胸と背中あたりのダンボールは汗を吸って、いい感じにヨレヨレになっていました・・・

 今回の成果は、チケット7枚!記念タオルは、なんと23枚も買っていただきました!

 ご協力いただいた皆様、心からありがとうございました。

 OB祭まで約3週間となりました。

 チケット販売も、当日に向けても準備もいよいよラストスパートです!

   

 素敵な仲間たちと一緒に汗を流しながら駆け抜けます! 
  
 
 






   

 





お父さんだから…

2011年07月24日 23時16分48秒 | Weblog

 先日、結婚披露宴に出席させていただきました。

 ご両家とも畜産を営まれており、新郎側は酪農家、新婦側は養豚農家でした。

 写真では分かりづらいと思いますが、ウェディングケーキには笑顔の牛と豚のデコレートが施されており、二人の出発に花を添えていました。

 また、泣きました…

 40過ぎるとどうも涙腺が…なんておじさんくさいことは言いたくないのですが、今回もボロボロでした…

 新婦がご両親に宛てた手紙を読み上げる場面です。

 「…お母さんは、はじめ畜産農家に嫁ぐことを反対しましたね…

苦労をすることが目に見えているからと…

その時、私は

“じゃ!何故お母さんは、養豚農家に嫁いだのよ!”

と聞き返した時、お母さんは

“お母さんはね、養豚農家に嫁いだんじゃなくて、お父さんだったから結婚したのよ”

と教えてくれたことを今もはっきりと覚えているよ…
そして私もお父さんのことを心から尊敬しています…

どんな時も弱音を言わず、養豚で私たち兄弟を育ててくれたお父さんのことを誇りに思っています…

だからお父さんと同じ畜産をしている人と結婚したいとずっと思っていました…
そんな時、彼に出会い付き合いはじめ、仕事に打ち込んでいる姿を見ていて、もっともっと畜産のことを大切に思えるようになり、これからも彼の支えになりたいと心に決めました。

彼だから結婚することを決めました。

お父さんとお母さんの子どもに生まれて、そして今まで育ててもらって最高に幸せでした。

これからは彼と力を合わせて、お父さんお母さんのような幸せな家庭を築きます。」

 “…お父さんだから結婚したのよ”

 この人とならどんな苦労でも乗り越えていけるという覚悟が凝縮された言葉に胸打たれました。

 そして新婦がしっかりとお父さんの背中を見て育ち、自分の決心でお父さんに感謝を伝える姿に、お母さんと同じ覚悟を見ました。

 幸せと勇気と元気を分けてもらえた、素敵な結婚披露宴でした。


祭りで奏(かなでる)

2011年07月23日 23時59分46秒 | Weblog

 

 高鍋町のお祭に行ってきました!

 早速、甥っ子姪っ子の思い出つくりのために汗をかいた・・・のではなく、あと3週間に迫った高鍋高校OB祭のPRとチケット販売を兼ねて、同級生でテントを立てて、行き交う方々に声かけをさせていただきました。

 設営のためのメンバーは午後2時から陣取り、私は地元の方の結婚披露宴に出席させていただいた後、午後6時から合流しました。

  

 祭りの会場には、たくさんの出店が並び、私たちのテントはスーパーボールすくいの店と電池で動くおもちゃ金魚すくいの店がに挟まれていました・・・

 最近の出店はバリエーション豊かだな・・・と感心させられてばかりはいられません!

 まだ客足少ない時間帯にもかかわらず両サイドのお店には人だかりが・・・

 負けてはいられない!秘密兵器投入!!

 写真でお見せできないのが残念ですが・・・今回のOB祭ポスターを貼り付けたダンボールを綺麗にデコレートして2枚を紐で繋ぎ、それを体の前後にぶら下げて・・・いわゆるサンドイッチマン作戦!

 
私ともう一人、ダブルサンドイッチマン登場!!
 
 最初はさすがに、テレがありましたが、とにかくお客さんの気を引かなくてはと

 「こちらは高鍋高校OB祭実行委員会です!今回は2年越しのOB祭開催となります!たくさんの方々のご来場をお待ちしております!!」

 みんなで声を出し続けました。

 すると・・・

 「おっ!がんばっちょるね!旦那と行くかい2枚くんない。」

 「当日は行けんけど、記念タオルをこうちいくわ!」

 などたくさんの方々から、温かい声とご支援をいただきました。

 午後10時まで、みんな一生懸命声を出しました。

 明日は、川南町で開催されます“軽トラ市”で同様のPRとチケット販売を行います。

 陽気なサンドイッチマンを見かけたら、気軽に声をかけてください。

 そしてOB祭チケット販売にも、どうぞご協力ください!

 

 

 


雑感145

2011年07月22日 23時45分21秒 | Weblog


 高校2年の甥っ子から相談がありました。

 「今度、剣道の昇段試験と遠征試合があるから・・・」

 「あるから・・・なんか!」

 「あるから・・・お願いします・・・」

 「なにがお願いしますか!はっきり言いなさい!」

 「前に貯めてくれちょった500円貯金の余りを使わせてください。」

 以前にブログでも紹介しましたが、甥っ子が中学に入学したあたりから

 「お前が高鍋高校の剣道部に入ったら、俺が竹刀から防具から買っちゃる!そのためにコツコツ500円貯金していくから、お前も頑張れ!」

 と約束して、甥っ子は勉強と部活をなんとか両立させ、奇跡的に高鍋高校に合格、そして晴れて剣道部に入部しました。

 私も約束通り500円貯金を続け、剣道道具を上から下まで全部揃えてやりました。

 確かにあの時の貯金の余りがまだそのままになっています・・・

 その余りで、小学校5年生と4年生の甥っ子姪っ子も一緒に、この夏どこかの遊園地に連れて行ってあげるとも約束していました。

 「あの貯金は全部、お前のもんじゃねぇとど!遊園地にも連れて行く約束をしたかいね・・・妹と弟が剣道のために使っていいって言うなら考えよう。」

 私は今まで厳しい練習に耐え、剣道を続けてくれている甥っ子を誇りに思っています。

 すでに昇段試験料と遠征費用に使わせよう決めていましたが、そのまま渡してしまうと、小学生の二人はふてくされるだろうから、ちゃんとことわりを入れるように促しました。

 すると・・・

 「剣道に使っていいよ!!遊園地は前にも行ったからいい・・・」

 二人とも声を揃えて、あっさり許してくれました。

 遊園地に行きたくないはずはなく、我慢しているのもありありと伝わってきましたが、日頃お兄ちゃんが剣道を頑張っている姿を見ているからなのか・・・兄弟想いな言葉が返ってきました。 

 「お前たちが、そう言うならお兄ちゃんのために使おう!」

 でもちゃんと遊園地に連れて行く約束も守るようにします。

 今年の夏は、予想外の出費に悩まされながらも、甥っ子姪っ子たちと楽しい汗をかいてきます!