ジャカルタで最大規模の国立医大付属病院に行って来ました。
ここでも院長先生はじめ、ICU部長、救急外来部長、看護師長、事務長、そして貧困層担当長まで会合に参加いただき、感謝の極みでした。
1500床を抱える病院の職員は、Dr.550人、看護師は1500人配置されており、日本では考えられない重厚なサービス供給体制が構築されていました。
日本とインドネシアの医療事情について意見交換をさせていただきました。
私は、その中で2つの質問をしました。
Q:「日本には生活保護制度がありますが、貧困層の方々の医療は、どうされているのですか?」
A:「インドネシアは、受診者の約2割に方が貧困層です。
その方々の医療費は、国がある程度保障してくれていますが、基本医療費が払える払えない関わらず、すべて受け入れいます。」
Q:「日本では地方の医師不足が深刻な問題となっています。
インドネシアではいかがですか?」
A:「インドネシアも同様です。」
意見交換の後、施設見学をさせていただきました。
特に外来の廊下に、治療を待つ何人もの患者さんがベットの上で横たわる姿は、ショッキングでした。
そしてここはエイズ病棟です。
インドネシアでは、2008年調査で国が把握できているだけでも約75万人が感染しているそうです。
ここにも保健・医療途上の厳しい現実がありました。
職員さんのいつでも、どこでもの微笑が印象的でした。
さらに同日、ジャイカ(JICA)インドネシア事務所
野村證券インドネシア支社を訪問し、意見交換させていただきました。