先日の腎臓病患者連絡協議会定期総会出席のブログに呼応するメールが届きました。
内容は…
「一昨年から生体腎移植開始し、12名の患者様が透析を離脱しました。
今は、免疫抑制剤が進歩して、血液型が異なっても移植が可能です。
もっと多くの方に医療現状を知っていただけるよう一翼を担っていきます。
図師も頑張れ!」
大学時代の同期からでした。
私たちは学生時代“献腎”のボランティア活動をしていました。
仙台駅にステージを作り、そこでイベントをして、腎臓移植の現状を訴えたり、集まった人たちに献腎を呼び掛けるチラシを配ったりしました。
そのイベントで私は、なぜかピエロの恰好をしてダンスをするグループで、汗だくになりながらひたすら踊って、人を寄せる役でした。
今は懐かしい思い出ですが、ただあの頃は、所属していたゼミが献腎活動をやっていて、勢いで参加してところがあります。
あれから23年…
私は県議会議員となり、腎臓病の方々の総会に出席させてもらい、そして一緒に献腎ボランティアをした仲間は、医療機関で腎臓移植にも携わるソーシャルワーカーとして活動している…
耕してる畑は違えども、今も腎臓病の方々のQOLに繋がる仕事をしていることは、学生時代に流した汗が役に立っていると思います。
と同時に仲間が、腎臓病医療の最前線で働いていることを誇りに思います。
医療福祉の現状を知るもの同士、未来をどうすればいいか見えています。
現場のためにも私は“コンクリートから人へ”を実践できる政治家になります。
すでに観られた方もいると思いますが、少しお付き合いください。
脊椎損傷で首から下が動かない資産家の男性と定職に就かない黒人青年が主人公です。
生活環境も価値観も全く違う二人が、“介護”を通じて、歯車が噛み合い始め、お互いの心が満たされていくことを実感していきます。
同情での結び付きではなく、友情を築き上げていく二人のやり取りにどんどん引き込まれていきました。
しかしそんな二人にも別れがやって来ます…
ここから先はDVDでお楽しみください。
この作品は、実話をもとに創られていることも感動をより大きくしてくれます。
感動するといえば、このDVDの最後に思わぬプレゼントがありました。
そのプレゼントとは…
「視覚障がい者用の音声ガイドが収録されてる」
というものです。
私は初めその意味が飲み込めませんでした。
“視覚障がい者の方がどうやっってDVDを観るのか…”
“聴覚障がいであれば、字幕を読むことで内容は理解できるけど…”
早速、視覚障がい者用音声ガイド付きで、もう一度DVDを観てみました。
すると、ガイドなしで観ていた時には気づかなかった作品の面白みがいくつも見えてきました。
例えば、登場人物の細かな動作はもちろんのこと、表情や視線までもナレーションされ、見過ごしていた心理描写までも理解することができました。
そして時折、目を閉じたままナレーションに身をまかせ、映像を想像しながら、視覚障がいとはどういうことなのか心を重ねてみたりしました。
作品の素晴らしさに加え、障がいの有無に関わらず鑑賞できるサポートがあることで、あらためて映画の奥深さを知ることができました。
もし皆さんもDVDを借りられるときに、視覚障がい者用ガイドがあれば、そちらもご覧になることをオススメします。
第41回宮崎県腎臓病患者連絡協議会定期総会に出席させていただきました。
ゴールデンウィークの真っただ中ということもあってか、会員の方も来賓の数も例年より少なく感じました。
現在、全国で末期腎不全状態で透析治療を受けられている方は、約30万人いらっしゃいます。
そのうち宮崎県内には3,742人(2012年12月末)で、この宮腎協の会員になっておられる方は1590人です。
組織率の低下は、どの患者団体や障がい者団体も同じで、医療福祉関連の団体に限らず、労働組合にしかり、青年団や老人クラブといった地域クラブの加入率は年々低下しているようです。
その時代の流れの中、40年以上も活動を続け、50%近くの組織率を維持しているということは、十分評価できるとも言えます。
日本における人工透析治療の技術は著しく進歩し、以前は10年間治療を続けられる方はほとんどおられず、移植が受けられる方もわずかでした・・・
透析技術が進歩したとはいえ、腎臓機能のすべてを補えるものではなく、今後さらなる治療研究の推進や移植の普及、そして再生医療の研究など総合的な対策が必要です。
今日の総会でも、透析通算10年、20年、30年の方々の表彰がありました。
いくら技術が進歩したとはいえ、透析治療をしながらの生活を続けるには、健常者には分かることのできない厳しい水分と栄養の自己管理が求められます。
その厳しい療養生活を負担を少しでも軽くしていくことが行政の役割です。
総会の中で、挨拶をさせてもらいました・・・
「・・・皆さんを取り巻く生活環境を改善するためにしなければならないことはまだまだあります。
公共工事を増額して、景気雇用対策を充実させることも必要かもしれませんが、それ以上に医療福祉の充実が優先されるべきです。
私は福祉を専門とする議員として、透析現場を知る議員として県政で汗を流し、国政へのパイプ役として働いていきます!」
簡単な道のりではありませんが、結果を出せる議員になっていきます。
総会会場は、宮崎市佐土原町の“さどわらくじら館”でした。
会場の外には悠々とくじらのぼりが泳いでいました。
政権が変わってからほぼ毎回のように取り上げられている記事は…そうTPPの動向です。
最新号でも1面2面3面と大きく紙面をさいて、あらゆる角度から検証されていました。
思わずうなずいた内容を紹介します。
「…日本の主張である農作物の例外扱いは、一応重要項目と明記されたが、常識的にみて聖域と認められるとは思えない。」
「…緊迫している東アジアの現状を見れば、TPP交渉の根底には日本の安全保障問題があり、日本が頼りにするのは日米安保だと言わざるをえない。」
「これでは米国に強力なことを言えるわけがない。」
スタートが遅れた日本は、TPP交渉前から自動車分野などで大幅な譲歩を認めさせられており、今後もさらに厳しい条件を突き付けられることは明白です。
農業など大きな打撃を受けることは避けられず、農業が基幹産業である本県にとっても行政サービス低下に直結する状況になりかねません。
被害額の試算では、本県の農業関係だけでも1200億円もの損失になるとされています。
口蹄液や鳥インフルエンザ、新燃岳噴火被災からようやく立ち直ろうとしてる生産者は、どれだけの不安を抱かれていることか…
その不安を軽減するために政府は、“農林魚家の所得倍増”を打ち出し対応を検討しているようだが、果たして本当の倍増するものなのか…
倍増できるならば、もっと早くから取り組む必要があったはずだ…
単なる補助金の拡充で、一過性のものにすぎないのでは…
食料自給率は下がる一方で、補助金だけ増えることは、足腰の強い農業とはならない…
など農業分野のことを考えれば、悲観的にならざるを得ない判断材料しか届いて来ません。
今回、宮崎県議会ではTPP対策に関する特別委員会を立ち上げ、私はその委員会に属することができました。
県民の暮らしを守るため、渾身の力を振り絞り活動していきます!
総合型地域スポーツクラブ“木城ドリームス”で開催していた健康体操教室が、全プログラムを終えることができ、閉会式に参加してきました。
毎回約30名もの方々に参加していただき、笑顔あふれる教室となりました。
もちろん参加者全員が、見違えるようにスリムになり・・・
とまでは言いませんが、日常的にできる様々な体操を教わり、心身ともに健康度がアップされたことは間違いありません。
主催者としては、毎回何人の方が集まってくださるか心配もありましたが、インストラクターの方の熱心かつユーモアいっぱいのご指導のおかげで、いつも会場が狭く感じるほどの参加をいただきました。
木城ドリームスはまだ動き出したばかりで、町内でも知らない方が多く、事業をするたびに、クラブスタッフが一生懸命動いて、参加者を募っていきます。
まさに草の根活動ですが、徐々に存在感を増しつつあります。
そして何より、さらに活動を充実させていくことで、それぞれの参加者が、口伝えに活動内容を広めてもらえれば、町内にとどまらず、近隣の自治体からも参加者が集まっていただけると信じています。
全プログラム参加された方には、皆勤賞として花が贈られました。
そして生徒さんからインストラクターへお礼の花も!
さらに参加者全員によるじゃんけん大会で、みんなに頑張ったで賞が渡されました。
閉会式の最後に
「次回も健康教室を開催したら、皆さん集まってくださいますか?」
と投げかけてみると
「ハーイ!」
とたくさんの手が挙がりました。
誰より、この健康教室を担当したスタッフがホッとした瞬間だったと思います。
これからも地域の健康と絆を築く活動を続けていきます!
先日、国富町議会選挙が告示され、定数13名に対して立候補者が13名であったために、無投票で当選が決まりました。
そのことを取り上げた記事の中に、私も歩んできた厳しい町議会議員の状況がありました。
「議員の報酬だけでは、生活が厳しい・・・」
「特に子育て世代は、志だけでは立候補できない・・・」
という現実があります。
町村議会議員の報酬は、月20万余りで、手取りはさらに低くなります。
選挙に出るためには、日頃から地域の方々と交流し、各種行事に参加しつつ、冠婚葬祭にも数多く出席しなければなりません。
必然的に報酬は、経費として消え、生活費を捻出するためには、副業を持たざるを得ないのが現実です。
私は町議会議員1年目のときは、副業を持たず議員活動に専念していましたが、貯金を切り崩すのも限界となり、ついにアルバイトをしなければならなくなりました・・・
隣り町にボウリング場があり、そこで公務のない時間帯にアルバイトをさせてもらいました。
時給は、高校生と同じ680円でした。
それでも有り難い収入で、借り入れをすることなく生活することができました。
しかしそれだけでは次の選挙のための資金を貯めることはできませんでした・・・
そこで私は精神保健福祉士として、非常勤で雇ってくれる医療機関を探しました。
幸いなことに以前、実習でお世話になった病院が拾ってくれました。
定例議会や公務は休むことなく、空いてる時間にはボウリング場と病院を行ったり来たりに生活を続けましたが、やっぱり1日は24時間、体は1つなので、議員活動に専念していた頃より地域で過ごす時間は少なくなってしまいました・・・
それでも地域の方々の温かい支えと家族の献身的なサポートにより、2度目の町議選挙も乗り切ることができ、そして今があります。
今後さらに若い世代が立候補できる環境整備が求められるようになると思います。
住民と一体となった制度改革が進んでいくことを願います。
2月定例議会を傍聴していただいた方からのアンケート結果が届きました。
主に代表質問や一般質問を傍聴された方からのもので、179人中40人の方から様々な感想が寄せられました。
いくつか紹介します。
「知事、各部長、議員が県政のことについて、しっかりと真剣に議論されていることを改めて知り、大変勉強になりました。」
「丁々発止の臨場感、討議に感激しました。議員の県民の元気づくり、活性化のための真摯な取り組みに敬意を表します。」
「質問者が資料などをよく持ち合わせていて質問内容がよく分かった。答弁者も必死に答えておられ、双方とも県民の生活向上のためなので、それぞれ力を発揮していただきたい。」
など評価していただく声が多く見受けられますが、中には
「執行部の答えにあまり実践的なものがない。型どおりの議会運営となっていて、議員側ももう少し突っ込んだ内容が欲しい。」
「答弁者は用意された原稿を読むだけ。なんかむなしい気持ちで傍聴していました。」
「活発な質疑応答を期待していたが、準備された資料の棒読みと見て取れる箇所もあった。」
と指摘される意見もありました。
指摘された内容は、自分のこととしっかり受け止め、さらに分かりやすく迫力のある議論ができるよう努力していきます。
またアンケートの中には、県政に対する要望も数多くありました。
「観光について、鹿児島県は鉄道が発達し観光客が増えています。宮崎県にも良い観光地はあるので、宣伝をし、客を取り入れなければいけません。良い品物もたくさんありますが宣伝が足りない!」
「一刻も早く、国道448号線のトンネル整備を!日南・串間・志布志間の整備格上げについても、要望活動を積極的にしていただきたいと思います。」
「農業振興について、TPP反対を是非お願いします。本県の若手にないて育成にもお力をくださいますようお願いいたします。」
など切実な声が寄せていただきました。
1つ1つこの声をまとめ、今後の議会活動の中で取り上げていきます。
今年度は、一般質問に2度登壇することに加え、新会派「愛みやざき」の代表質問にも立つ予定です。
貴重な発言機会を、実りあるものとするためにも、今まで以上に県民の声に耳を傾け、足で情報を集め、医療福祉分野の政策提言もさらに研ぎ澄まし、県政発展と県民福祉向上のために汗をかいていきます。
一人でも多くの方々に県政に興味を持っていただき、傍聴に足を運んでもらえるよう、魅力ある議員活動を展開していきます!
以前、東京出張の際には小銭が必需でした。
それは地下鉄や電車を乗り継いで移動する際の切符を購入するためです。
財布からいちいち小銭を出すのも面倒で、小銭入れを持たない私はズボンのポケットがジャラジャラでした・・・
そのジャラジャラが、ICカード乗車券が導入され一変しました。
ご存知の方も多いと思いますが、ICカード乗車券とは、事前にICカードにチャージ(入金)し、改札機の読み取り部分に触れると運賃が自動で支払われるシステムになっています。
私の場合は、一回一回領収書をとる必要があるので、改札機を通る前に券売機で切符を購入しますが、その時でもICカードが使用できるために、ポケットジャラジャラからは解放されて快適です。
このICカードは、今ではジュースなどの自動販売機やコインロッカー、キヨスクや飲食店でも使用できるところが増えており、利便性はますます向上しています。
さらに全国のJRや私鉄が発行するICカード乗車券の相互利用が始まったことから、利用頻度は飛躍的に上昇しています。
宮崎県以外は・・・
JR九州のICカード乗車券“SUGOKA”が、九州7県のうち宮崎にだけ導入されていません。
さらにさらに宮崎には自動改札機すらありません・・・
もちろん県としても、JR側に導入を求めていますが、採算が合わないことからいまだ導入の目途は立っていません・・・
利便性の向上が図られないが故に、利用者も伸びない・・・
鶏が先か、卵が先かのような状況ですが、企業側としては費用対効果が低いものにコストをかけることはないのです・・・
ICカード乗車券は、高齢者や障がい者のような交通弱者にも使いやすく優しいアイテムです。
行政が主体的に導入できるものなのか、担当部局と検討していきます。
宮崎橘ライオンズクラブの結成50周年記念式典と祝宴に参加してきました。
会場には、河野知事や戸敷市長、米良商工会議所連合会会頭などが出席されており、厳格かつ華やかな会合でした。
50年とは、素晴らしい歴史だと思います。
私たちが高鍋舞鶴ライオンズクラブを立ち上げて、まだ3年程ですので、いかにその道のりが長く困難であったものか想像できるだけに、心からの敬意を表します。
特に宮崎橘ライオンズクラブは、40年以上継続されている事業として、一ッ葉浜早朝清掃奉仕や年末慈善活動、年4~6回の献血活動など、地域に密着した活動を展開されておられます。
もちろん同じメンバーではなく、50年の間には様々な年代の同士の加入や引退があったにも関わらず、活動が受け継がれ、そしてさらに活発となるということはそう簡単にできることではありません。
祝宴はさらに盛り上がり、男性コーラスあり、子ども空手の披露あり、ハワイアンダンスやベリーダンスありと参加者を楽しませる内容がぎっしりでした。
“準備が大変だったろうな・・・”
私は楽しみつつも、パンフレットの式次第や来賓者の多さを見渡しながら、つくづくそう思っていました。
というのも、来期、私は地元ライオンズクラブの幹事をすることになっていて、定例会や地域活動のまとめ役はもちろんのこと、式典があればその段取りや他ライオンズクラブとの交流も役割として担うことになります。
公務の合間で、活動やその準備をすることになるので、必然的に今以上に睡眠時間を削らなければならない生活が始まります。
50周年の華やかな祝宴の中にいながらも、心から楽しめない自分がいました・・・
自分を磨くことと地域活動ができるのですから、有り難く幹事をさせていただきますが・・・
泣き言を言わず、気合い入れて頑張ります!
見てください!この県産材がふんだんに使用された校舎を!
どこの学校だと思いますか?
児湯るぴなす支援学校です!
この度、第34回入学式と高等部開設式が合同で行われました。
児湯るぴなす支援学校は、西都・児湯地区の特別支援教育の中核として重要な役割を担っており、今回高等部が開設されることで、小・中・高一貫の教育が行われることになります。
近年の厳しい経済状況や雇用情勢を受けて、就労支援をはじめとする高等部を卒業してからの自立支援の取り組みも大切になってくることから、校舎だけではなく付帯施設整備も行われました。
ちょっとわかりにくいのですが、県内の支援学校では最大規模の農園や、調理実習室や作業実習棟も整備されました。
生徒や保護者の方々が、待ちに待った学校施設の整備です。
その気持ちと同じくらい、私もこの日を待ち侘びていました。
6年前に県議会議員にならせてもらい、最初に取り組んだのが、この特別支援学校高等部の設置と環境整備でした。
県内各地の支援学校を回り、老朽化していたり、個別化に対応できていない現場を視察し、学校関係者や保護者の方々からも話を聞かせていただいた内容をもとに執行部と協議を始めました。
しかし当初は
「予算が・・・」
の繰り返しでした。
それでも諦めることなく、年次計画を立て、1年でも前倒しできるよう定例議会の度に、進捗状況を確認してきました。
“6年もかかったのか!”
と言われる方もいるかもしれませんが、3割自治の本県にとっては、整備計画を棚上げにせず最大限の予算を確保していくことが重要なのです。
知事や教育長の想いも重なり、整備計画は止まることなく、晴れてこの日を迎えることができたことは感慨深いものがありました。
これからは地域の方々にこの高等部の存在と役割を十分知っていただき、ノーマライゼーションの実践拠点として活動してもらうためにも、さらなる官学一体となった取り組みが必要となります。
ここからが新たなスタートです!