奇跡への絆

図師ひろき

雑感537

2013年07月03日 23時25分51秒 | Weblog
 90万円は高いのか?安いのか??

 宮崎県の平均年収は、230万円くらいなので、月収が90万円と聞くと、ちょっと驚かされます。

 日南市が全国公募した“テナントミックスサポートマネージャー”に福岡県で地域コンサルタントをされている38歳の男性が選ばれたことは、すでにご承知の方も多いと思います。

 そのマネージメントの舞台となる油津商店街の関係者は

 「我々地元の一員として、悩みを共有しながら、力を貸して欲しい。」

 「情熱的だが気さくで、腹を割って話せそう。」

 など好意的で

 「本当に力になってくれるのなら90万円は安い!」

 とサポートマネージャー制についても理解を示す人が多いようです。

 しかし、道は険しいでしょう…

 4年間で商店街を蘇らせることは、ただイベントを重ね交流人口を増やすだけではダメで、地域に根差した事業展開と、いかに定住人口を増やしたかというところで評価されるのだと思います。

 私はマスコミから得られる情報だけで、今回選ばれたサポートマネージャーのプレゼンを聞いてはいませんが、商店街活性化から波及する日南市全体の経済効果やまずは市民が関心を持ってくれるような内容が織り込まれたものと推測します。

 崎田市長も

 「短期間で具体的なアイデアをよく考え、その熱意を買いたい!」

 と共感を示されており、同世代の日南請負人にエールを送られています。

 もちろんサポートマネージャーの孤軍奮闘だけでは、打ち上げ花火のような瞬間的な効果しかあげられないでしょうから、行政も市民も一体となったバックアップが必要であることは言うまでもありません。

 そして私もこのサポートマネージャー制の成功に大きな期待を寄せる一人です。

 川南の軽トラ市のような、やねだんの地域活性化のような、そして上勝のつまもの事業のような地方からでも夢を発信できる取り組みをして成長して欲しいのです。

 油津商店街が蘇れば、どこそこの商店街もこぞってマネージャーを雇いはじめ、地域が競い合うようことで宮崎全体が元気になっていくことを願っています。

 実際、油津商店街にも足を運び、肌で学び、県としてできることを提唱していきます!