奇跡への絆

図師ひろき

雑感573

2013年09月30日 23時30分02秒 | Weblog

 AKB48に関する本が出版される新聞広告を見ました。

 著者は、“ゴーマニズム宣言”で有名な小林よしのりさんです。

 小林よしのりさんの作品といえば、社会問題や世界情勢を鋭くえぐり、現代人に常に問題提起をされてきたので、「AKB48論」というタイトルだけを見たときには意外な感じを抱きました・・・

 しかし、サブタイトルを見ると・・・

 “少女たちが現代日本に突きつけたものは何か?”

 “AKB48から現代の諸問題に照射した画期的な日本論、渾身の描き下ろし。”

 納得しました。

 さらに小見出しに・・・

 “かつてわしもAKB48の良さが全然分からなかった”

 “冷笑主義の時代に本気を掲げたのは少女たちだった”

 “震災復興への寄付総額13億円!新しい公共心をAKBが教えてくれた”

 “アンチAKBの連中はどれほど世の中のためになっているんだ?”

 小林イズムあふれる言葉が並んでおり、アンチではないにしても、オニャンコにもほとんど興味を抱かなかった私でさえ、手に取りたくなる気持ちになりました。

 テレビでAKB48の総選挙が放送されていた時も、我が家のチャンネルがAKBで止まることはなく、結果も次の日の芸能ニュースで見るくらいでした・・・

 しかし、つい先日テレビをつけた時、たまたま総選挙の模様を取り上げた番組をやっていて、その盛り上がりに愕然としました。

 ファンである有権者は、手に手にペンライトを持ち、順位が発表されるたびに叫びながら涙を流しながら手を振っていました。

 さらに驚かされたのは、AKBメンバーの得票数です。

 上位しか分かりませんが、10万票を超えているメンバーもいて、1位の指原さんは15万票をも超えていました。

 何より、会場にいる人だけではなくその何十倍もの国民がテレビの前で一喜一憂しているかと想像すると、あらためてAKBの影響力の大きさに驚かされると共に、うらやましいなぁと思いました。

 “今の政治にどれほどの関心を持ってもらっているのだろう・・・”

 “関心を持ってもらえないのは、自分に魅力がないからだ・・・

 AKB総選挙の勢いは、自虐的な気持ちになるには十分でした。

 小林さんは

 “競争社会の中で、驕ることも許されず、傷ついても人を憎まず立ち上げる少女たちの純粋さに、わしは感銘する。”

 “競争社会を選んだ者には覚悟がある”

 “AKB48に対人スキルを学べ!”

 と、喝を入れてくれます。

 小見出しだけでこれだけ引き付けられているので、本を読めば間違いなくAKB48に対する考え方が変わるのでしょう。 

 また書店に行くのが楽しみになりました。


雑感572

2013年09月29日 23時18分27秒 | Weblog

 ちょっと一休み。

 インドネシアならぬ“インド病”という言葉があることを知りました。

 インドを旅行された方が、帰国後も寝てもさ寝ても現地での体験がフラッシュバックする症状を表す造語のようです。

 それ程、インドにはインパクトがあるということが瞬時に理解できる分かりやすい言葉だと思いました。

 デザイナーでありながらバックパッカーとして、30年間も世界各国を旅された蔵前仁一さんの関するエッセイを読みました。

 その中で

 「旅に精神性を求めず、自分探しもしない。目の前の異文化への驚きを素直に受け止める。」

 「旅先でだまされるのに慣れると、もう怒らなくなる。旅は効率が悪ければ悪いほど多くの発見がある。」

 など、私の旅心を誘惑するコメントが続いていました。

 私も今回のインドネシア訪問のように、日本を離れ、外国の異文化や習慣に触れることがありますが、何も求めずただ時間の流れに身をゆだね行動をすることはまずありません。

 常に宮崎のためになるものはないか・・・獲物を探す獣のようにガツガツと、できる限りのスケジュールを詰め込み、睡眠時間を削って動くものですから、帰国後は必ずと言っていいほど、疲れがたまっていることを教えてくれるヘルペスがポツポツと出てきます。

 インドネシアでもハードスケジュールで、車窓を通り過ぎる街並みすらのんびり眺めることなく、次の目的地の打ち合わせが続きました。

 移動にタクシーを利用した際、ハイウェイに乗り、別途料金を払わなくてはならない時がありました。

 財布に50000ルピア(500円)札しかなったので、ドライバーに渡し、料金所を通過しましたが、つり銭は返ってきませんでした・・・

 料金所の看板で“10000ルピア”の表示を確認できたので、40000ルピアをドライバーがくすねたことが分かりました。

 さらに目的地に着くと、ドライバーがチップを求めてきたので

 「あなたはすでにチップを得ている!」

 と伝えると、ドライバーはニターッと笑い、握手を求めてきました。

 私も微笑み返し、感謝を伝えました。

 多くの発見や気づきのある旅ですが、できればだまされないように楽しみたいものです。

 そして、時間やスケジュールから解放された旅に出ることが夢でもあります。

 


インドネシアへの扉7

2013年09月28日 22時52分26秒 | Weblog

 今回のインドネシア訪問のため荷物の半分は、児湯茶でした。

 研修先へのお土産として地元の茶葉をリュックサックいっぱいに持って行きました。

 インドネシアでは、茶を煎じて飲む習慣はなく、もっぱら紅茶を飲まれているという情報を得ていたので、茶葉をティーパックに小分けにしてもらい、水出しでも味わえるものを茶工場にお願いして作ってもらいました。

 茶葉2種類、煎茶に少々抹茶を混ぜたものと、玄米茶です。

 視察や会議の冒頭にお土産を手渡し、その場で開封してもらい、研修中に試飲してもらう作戦です。

    

 その反応は・・・

 なんと、大好評でした!

 特に玄米茶の方は、おかわりを求められるほどの人気でした。

 インドネシアにおける料理の味付けは、濃いものが主流であることは前にも説明しましたが、飲み物に関してもはっきりとした味が好まれるようです。

 だから紅茶も濃いし、とにかく甘い!

 紅茶の半分が砂糖かハチミツではないかと思われるほど、甘い紅茶やコーヒーが料理に関係なく出されます。

 想像してみてください・・・しっかり脂ののった和牛に甘い甘い紅茶が合うでしょうか・・・

 日本人の味覚では、思いっきりむねやけしそうですが、インドネシア人なら案外、食が進むかも・・・いやいや和牛にはやっぱり日本茶でしょ!

 フードビジネスとは、単に日本から農畜産物を輸出するだけではなく、その地域で消費を拡大し定着させるためには、口に届けるまでが勝負です。

 そして、料理を引き立て、健康増進にも貢献する日本茶の輸出はセットで進めていく意義は大いにあります。

 これからも東南アジアでの、児湯茶のトップセールスを続けます!

 

 


インドネシアへの扉6

2013年09月27日 23時31分13秒 | Weblog

 インドネシア訪問3日目。午前8時。

 日本からの訪問団とインドネシアの畜産業との意見交換が始まりました。

 インドネシア側から国内の畜産情勢が詳細に説明され、日本の畜産関連業者とどのような連携が可能なのか、前のめりの話が続きました。

 日本側からは、肥育方法や飼料の改良に関する連携が可能であることと、日本からの農畜産物の輸出をいかに進めていくことができるかの話を繰り出し、協議は白熱しました。

 協議の詳しい内容については、両者の業務内容に関わるところが多いために、公開することができませんが、民間レベルの業務提携に関する内容に留まらず、互いの国益に関する内容まで話は及びました。

 その場で専門的な真剣勝負を直に学ばせていただいた私は、毛穴から生きている情報を吸収していました。

 会議は昼食を挟み、夕方まで続きました。

 両者持ち帰り検討し、今度は日本で再協議することを約束すると、インドネシア側から

 「夕食へ行きましょう!」

 と誘いがありました。

 もちろん夕食は、牛肉です。

 ジャカルタ市内にあるステーキハウスに着くと、人数分それぞれ異なった肉を注文し、切り分けて食べ比べをしました。

      

 どの肉も厳選されたものだけに、それぞれの美味しさがあり、甲乙つけ難いかと思われましたが、インドネシアの方々の反応は

 「コウベギュウ、№1!ワギュウ、№1」

 でした。

 特に女性の反応が印象的でした。

 「この柔らかさは、もうお肉ではない!」

 とまで評価されました。

 この感動は必ず和牛のリピーターになり、口コミで人から人へと繋がっていくであろうことを、その女性の幸せそうな表情が物語っていました。

 和牛の可能性を堪能できた一日となりました。

 

 


雑感571

2013年09月26日 23時35分54秒 | Weblog
ちょっとブレイク(^_^)

素敵な葉書が届きました。

以前にも紹介したことがありますが、宮崎出身で東京で宮崎の農畜産物を使った料理を提供されている料亭のオーナーさんから、定期的にお便りをいただきます。

短い文章ではありますが、毎回ためになる話が紹介されています。

今回は中国古文の一節が取り上げられており、独自の解説が加えられていました。

“百戦百勝は善の善なるものにあらず”

この一節は、物理的な戦闘によって勝つことを奨めるものではなく、戦いに勝ったとしても人命を含む自陣の富も大きく失われる…

ならば戦わずして求めるものを手に入れるべきであり、外交や情報戦を十分活用するべきことの重要さが説かれています。

さらに勇ましいだけの指揮官は三流で、百戦百勝を仲間に強いた軍人や経営者には、事を成し遂げた人物はいないとも。

“世界の警察”を自負するアメリカは、世界各国の紛争に大きな影響力を及ぼしています。

足並みがそろわない国連の対応に、迅速さがないことはマスコミから流れてくる内容で理解できますが、アメリカの猛進さにも脅威を感じる時があります。

オバマ大統領は、ノーベル世界平和賞を授賞されたと記憶しています。

私がオバマ大統領を評する程の情報はもちろん持ち合わせていませんが、その雄弁で、説得力のある語りで、国境を越えた支持を得られる人物であって欲しい…

どうか平和を成し遂げる方であって欲しいと切に願います。

インドネシアへの扉5

2013年09月25日 23時16分44秒 | Weblog

 実食!

 精肉店に無理を言って、同じフロアにあるフードコートでお店で購入した肉を焼いてもらい、試食しました。

    

 残念なことにオーストラリア牛のリブロースとサーロインは、肉の旨みもあり十分に味わえるものでした・・・

 でもモモ肉はかたかった!

 和牛に関しては、指摘の通り脂はのっているものの、しつこさが後味に残るような感じがしました。

 精肉店の店長さんから

 「インドネシアの家庭で食べられている牛肉は、赤身がほとんどであり、牛肉自体の旨みを楽しむというよりは、いかに濃い味付けで料理するかで肉のくさみを消すようにしています。」

 と説明がありました。

 肉がかたいが故に、食べやすく料理することが一般的であるということは、和牛の流通量が増え、和牛本来の旨みを知ってもらえれば、インドネシアの食習慣が変わる可能性があるのではとも考えました。

 だからこそ輸出を強化するとともに、調理法を含め、どのように食べてもらうかが大切で、口に届けるまでが本当のフードビジネスであると思います。

 またフードコートに隣接する食品売り場には、日本の加工品や調味料などがずらりと並んでいました。

    

 この光景は、中国の上海市にあるショッピングモールでも目にしました。

  

 JAPANブランドの品質の高さは、農畜産物同様、加工食品においても世界トップレベルであることはインドネシアでも周知されており、決して安くない価格でも需要は伸び続けています。

 和牛を突破口に、あらゆる農畜産物や加工品のフードビジネスに力を注いでいきます!

 


インドネシアへの扉4

2013年09月24日 23時18分05秒 | Weblog

 鹿児島牛発見!!

 小売りの状況を調査してきました。

 ジャカルタ市内において、中流階級層以上をターゲットにしたショッピングモールの精肉店にて情報収集ができました。

 ショーケースには、オーストラリア産とアメリカ産など数々のカット牛が並べられていましたが、その中でも和牛が最も目立つところに置かれ、一目で和牛が高級な取扱いをされていることが分かりました。
  
      

 それでは和牛の値段です・・・

 値札をよく見てください・・・

   

 100g“460000ルピア”とあります。

 つまり100g4600円ということです。

 皆さん同様、私も目と耳を疑いました。

 いくら輸送コストが高いとはいえ、私の予想をはるかに超える価格設定でした。

  

 即座、ここの店長さんに尋ねました。

 「この値段でどれだけうれるのですか?」

 「取扱量に制限があるため、今は1か月に20㎏程度です。」

 「もっと価格が安ければ、もっと売れる可能性はありますか?」

 「インドネシアでは、霜降り肉はポピュラーではないので、まだ赤身が多い方が好まれています。」

 「それは和牛の旨みが、あまり知られていないことが原因ではないのですか?」

 「その通りです!和牛の流通量が多くなれば、和牛を好まないインドネシア人はいまいでしょう。」

 とまで言っていただきました。

 計り知れない需要があることを確信しました。

 しかし、気になる言葉が耳に入りました・・・

 「この和牛の脂には艶がない・・・質が落ちている・・・」

 日本でステーキハウスを経営されている方が同行されており、ショーケース越しに和牛を眺めながらボソリ・・・

 店長さんは素直に認められました。

 「この肉は、仕入れてから日にちが経っており、明日には加工用にまわす予定になっています。」

    

 シンガポール経由で輸入されるとのことで、輸送のコストも時間もかかり、高値のために消費量も伸びていない・・・故に和牛本来の旨みが損なわれている。

 まさに悪循環です。

 インドネシアへの和牛輸出を成功させるには、これらの障壁を取り除くことが課題であることが浮き彫りになった市場調査でした。

 国の輸出解禁の働きかけを待つだけではなく、動きます!

 


インドネシアへの扉3

2013年09月23日 22時40分38秒 | Weblog

 午前7時、ホテル出発!

 視察先の牧場に向かいました。

 ここで簡単にインドネシア国内の牛肉市場について説明します。

 インドネシアにおいて、和牛が認知されていることは先に紹介しましたが、その評価はオーストラリア牛、アメリカンビーフを上回り、世界最高峰として位置づけられており、高値で取引されています。

 量的には、オーストラリア牛、アメリカンビーフが大半を占めていて、地元の“バリ牛”“ジャワ牛”も肥育されているものの、生産技術が安定していないため、輸入牛を一定期間肥育して、市場に流通させています。 

 和牛に関しても、シンガポールなどを経由して輸入されてはいるものの、取扱量はまだまだ小規模です。

 高度経済成長が続くインドネシアの牛肉需要は、飛躍的に伸びており、供給が甚だしく追いついていないため、牛肉価格が高騰し、国民に牛肉はもちろんのこと加工品までもが行き届かないことに危機感を抱いた政府が、市場介入し、価格調整をする事態となっているとのことでした。

 片道3時間かけて、牧場に到着!

        

 この牧場は、約5000頭を飼育し、月平均100頭を出荷されていました。

 また、自社でと畜から加工、そして流通まで手掛けられており、日本でいう6次産業を展開されていました。

 オーストラリアから18~30ヶ月の牛を輸入し、一定期間肥育した後、国内の中流から下のクラスをターゲットにした加工品を主に製造されているとのことでした。

       

 と畜場や加工施設内も視察させていただきましたが、撮影はNGでした。

 また牛の購入価格や加工品の製造方法、流通価格などについても詳しい説明は受けましたが、企業秘密の部分であるため控えてほしいとのことでした。

         

 インドネシアの先端畜産事情を肌で学ぶことができたスタートでした。

 



 

 

  




 


インドネシアへの扉2

2013年09月22日 22時40分02秒 | Weblog


 赤道直下のインドネシアは、日本より過ごしやすい気候でした。

 ジャカルタ空港に降り立った時間が、夕方だったということもあり、爽やかさを感じるほどでした。

 空港内で両替を済ませて、ホテルまで行くためのタクシーを探します・・・

 日本のようにどのタクシーに乗っても、ほぼ同じ料金で目的地まで行けるというほどあまくはなく、タクシーによっては、いわゆる“ぼったくり”をされるので慎重に値段交渉をしてタクシーに乗り込みました。

 ホテルまでは約1時間・・・金額は50000ルピア・・・日本円で約500円ですから、日本と比べるとかなり安いです。

 ジャカルタでは日本と比べものにならないほどの渋滞が発生するので、巻き込まれると1時間で行けるところが、2時間も3時間もかかることは珍しくなくと聞いていましたが、この日はスムースにホテルに着くことができました。

 ここで簡単にインドネシアの国勢を紹介します。

 人口は約2億4000万人で、日本の倍ほどあり、日本が少子高齢化で人口減少に突入しているのとは反対に、人口は増え続けています。

 また経済も欧米の不安要素に影響されることなく、実質GDP成長率は6.5%と高い伸びを維持しています。

 経済成長に連動して、牛肉の消費量も飛躍的に伸びており、2011年の消費量は年間45万トンで、2005年と比較すると25%以上も増加しており、まだまだ消費の伸びシロがある国です。

 さて、ホテルに着くと、今回の訪問先をコーディネイトをしていただく方と日本からの農業関係者が出迎えてくださいました。

 コーディネーターは、日本インドネシア経済協力事業協会の方で、同協会はインドネシアから日本の企業へ、技術習得のために訪れる研修生の橋渡しをしたり、日本企業がインドネシア進出をする際の援助を行う団体です。

 そして、今回の研修で特記すべき1つは、農業関係者と共に訪問できたということです。

 行政関係者だけの訪問では、現場で具体的な話にまで至らず、政策転換までに時間がかかることがありますが、今回は生産者間のダイレクトな駆け引きに、行政の視点で加われることは私にとって画期的なことです。

 胸の高鳴りで夜はあまり眠れませんでしたが、清々しい気持ちで研修初日の朝を迎えました。

  


インドネシアへの扉1

2013年09月21日 21時20分55秒 | Weblog

 いよいよ始まります!インドネシア奮闘記!

 まずは驚きから・・・

 “和牛”“黒毛和牛”

 は、インドネシアでも共通語でした。

 “スシ”“テンプラ”“フジヤマ”と並んで、“ワギュウ”“クロゲワギュウ”は、そのまま現地で通じました。

 今回のインドネシア訪問は、2つの大きなミッションがありました。

 1つは、宮崎からの農畜産物輸出の可能性を調査すること。

 もう1つは、宮崎県と大分県で取り組んでいる“東九州メディカルバレー特区”を活かした医療機器輸出の可能性を調査すること。

 まず1つ目の農畜産物の輸出に関しては、国においてもインドネシアを優先的に輸出解禁の働きかけを実施する有望国としており、今後一気に取引量が増加することが予想されます。

 また本県においても、重点施策の1つにフードビジネス事業の拡大を掲げ、東南アジアへの農畜産物輸出を強力に進めていく体制を整えています。

 最近では、香港に宮崎事務所を開設し、中国やシンガポールを視野に入れた物流の拡大を図る計画ですが、同じルートで国内の自治体、特に九州各県がすでに取り組んでおり、本県の東南アジア戦略の出遅れは明らかです。

 和牛1つを例にとっても、鹿児島、熊本は一歩も二歩も先を行かれている現状があり、もちろん和牛能力共進会連続日本一の勢いで、追いつけ追い越せを目指して活動する必要はあります。

 同時に、いまだ未開拓な大市場をこじ開けていく取り組みに重きを置くことを忘れてはいけません。

 インドネシアはまさにその大市場です!

 赤道直下のインドネシアで、もがきながら調査とトップセールスをした内容をシリーズで報告します。

 明日からの展開をお楽しみに!