奇跡への絆

図師ひろき

雑感541

2013年07月15日 23時08分25秒 | Weblog
 田植えが早かった田んぼでは、もう稲穂が垂れはじめていますね。

 こどもの頃は、田の草取りをするのは嫌いでしたが、稲刈りは好きでした。

 近所の人たちと汗を流し、昼には畦に座って最高に美味しいおにぎりを食べた日のことを今も、はっきりと覚えています。

 もう米を作らなくなって、30年くらいになります…

 全国的にも耕作放棄地は年々増加しており、2010年には約40万ヘクタールが放棄地となり、ここ25年間で3倍にもなっているとのこと。

 特に中山間地で効率が悪い田んぼの耕作放棄は、加速度的に進んでおり、以前は棚田百選にも選ばれた地域でも維持できないところが続出しているという記事を読みました。

 耕作者の方は

 「ご先祖様から譲り受けた土地を荒さんようにする、私たちは“守りの農家”です。」

 と語られていました。

 政権が変わり、その農業政策は、耕作放棄地を集積し、10年間で農村全体の所得を倍増させる、いわゆる“攻めの農業”を掲げています。

 しかし、TPP交渉参加が進む中で、農村全体の所得倍増を本気で達成するには、国の構造を抜本的に見直す英断が必要となることは明らかです。

 攻めの農業推進で、今まで守られてきた農業が切り捨てられることがあっては絶対にいけません。

 農漁村の暮らしを守り、食料自給率を上げることが政治の役割であることは誰もが認めるところです。

 参議院選挙は、地方の暮らしを守る気持ちを込めて、1票を投じます。