奇跡への絆

図師ひろき

笑顔で迎えていただくために

2015年02月28日 23時14分42秒 | Weblog
地元のとなり地区の公民館で県政報告をさせていただきました。

以前にも報告会をさせてもらったことはあったのですが…

「選挙の前にしかこんね~」

「この前来たのはいつじゃったか~」

厳しい声をもらい、のどが締め付けられる思いでしたが…

「素直にご無沙汰をしていましたことをお詫び申し上げます。」

深々と頭をさげました。

頭を上げたときに、気持ちを切り替えました。

引きつりながらも口角をあげ、腹から声を出し活動報告と県政課題の説明を始めました。

まず、口蹄疫被災後、爆心地であった児湯郡の復興のため、ファンド事業で各町の振興事業を支援してきたことを資料をもとに説明しました。

「都農の道の駅にも見が支援しちょったったゃね」

「木城のえほんの郷の整備にも補助金が使われたちゃ」

反応をいただき、不安は和らぎ俄然やる気が出てきました。

次に介護保険の改定内容と県内の高齢者が直面している問題について、町内の例を挙げながら分かりやすく伝えたところ…

「老人ホームは増えよるけん、何年も待たんと入れんのやろ~」

「有料老人ホームは年金だけじゃ(入居費)がとても払えんて聞くから、介護保険が使える施設を増やして欲しい」

「わたしゃ、施設じゃろなくて家がいいが~(笑)」

公民館内が笑いで溢れました。

「私は医療福祉の現場を知る議員として、今までもそしてこれからも地域に密着した福祉政策を訴え、実現していきます!」

声を張りました。

「私が施設の世話にならないかんなったら頼むわね~(笑)」

公民館の空気が変わるのを肌で感じるとともに、たくさんの拍手で送り出されながら、大きな声で叫びたいくらいのエネルギーがこみ上げて来ました。

「今度、来るのが4年後にならんごつ!」

最後にもガツンと激をいただき

「はい!4月以降に報告に来ることをお約束します!」

深々と礼をし、公民館を後にしました。

今度来るときには、最初から笑顔で迎えてもらえるように、しっかり4月を乗り切ります!

国の介護保険改悪を正す県であれ!

2015年02月27日 21時25分46秒 | Weblog

 西村議員に無理言って、代表質問の関連質問に立たせてもらいました。

 介護現場からの悲鳴にも似た訴えを代弁する質問をしましたが…

 全く納得いく答弁はありませんでした…

   

 質問の概要は以下の通りです。

 『2000年に導入された介護保険制度は3年に一度その運用見直しが行われており、今度の4月が改定時期にあたります。

 介護ニーズは年々増大の一途で、高齢者施設入居待機者も増え続けており高齢化の進展が国家的問題になっているにもかかわらず、介護報酬は9年ぶりに引き下げられます。

 これは国が消費税引き上げを先送りにしたことが大きく影響していることは明白で、消費者に配慮したはずの引き上げ先送りが、さらに弱い立場にある高齢者を窮地に追い込むという矛盾した事態になろうとしています。

 具体的には、重度な要介護者や認知症高齢者の対応を担う特別養護老人ホームの介護報酬がマイナス6%引き下げられ、日中高齢者が通所して介護を受けるデイサービスは5~9%も引き下げられます。

 さらに衝撃的なのが、介護予防デイサービスは20%以上引き下げ、介護予防リハビリテーションにおいては25%以上も引き下げられるなど、事実上サービス停止を迫られる報酬削減となっています。

 要介護状態ならないためには介護予防が不可欠であることは誰でも理解できることですが、要介護者を増加させるかのような改定を断行するのです。

 国は、今回の改定により介護職員の月収を12000円程度引き上げるような加算を示してはいますが、介護職員の賃金は全産業平均賃金と比べると10万円以上低く、本県ではさらに格差があります。

 また介護職員以外の看護師や調理師などの賃金加算はなく、それら他職種の賃上げは経営者の持ち出しが必要となり、新たな負担が強いられることになるのです。

 このような状況では、介護業界に人材を集めることが困難なことは明らかなのに、今回の改定の柱の1つに“介護人材確保の推進”が掲げられていることは全くもってピント外れと言わざるを得ません。

 さらに、現在全国の特別養護老人ホームのうち約3割が赤字経営となっており、今回の改定は高齢者関連サービスの質の低下を招くどころか、事業所の倒産が発生してしまう事態になりかねないのです。

 知事は、このような介護保険制度の改悪ついてどのような見識をお持ちであるのか伺います。』

 これに対し知事は

 『…事業者の方々の不安な声もうかがっているので、県としては改定の趣旨を踏まえ、経営の安定化やサービスの向上を図っていただくよう適切に助言・指導を行っていきたいと考えている。』

 『助言や指導で経営が安定するのですか?』

 と釘を刺したうえで

 介護事業者との意見交換をする中で、経営者の方々は口々に

 「介護報酬を減らされても、サービスを低下させることはできない。

 経営者が身を切るか、内部留保を取り崩すしか術はなく、それを続けるには限界がある。

 国が社会保障費抑制のため介護報酬引き下げありきで、現場の実情を無視するのであれば、せめて県が何らかの支援策を講じてほしい。」

と切実な声が寄せられました。

 今こそ、県が策定する高齢者保健福祉計画などの高齢者関連政策を単なる市町村の計画数値の積み上げただけの内容にするのではなく、国が削減する報酬部分を補完するような、政策を展開すべき時と考えますが、福祉保健部長の見解を伺います。』

   

 これに対し、福祉保健部長の答弁は

 『今回の改定は、国の社会保障審議会の分析や事業団体の意見聴取などを踏まえており、まずはその趣旨に沿って(業務を)進めていく必要があると考えている。』

 と国の流れに沿う旨の答弁がありました。

 今回の答弁では、現場の不安や不満は全く軽減されることはないので、今後も追跡して執行部に働きかけていく必要がると強く感じました。

 そのためには、まず4月をなにがなんでも乗り切って議席を死守しなければなりません。

 懸命に頑張ります!

 

地域と介護現場に血の通う政策が策定されること期待し、私の質問を終わります。


さわる絵本と長岡の花火

2015年02月26日 23時06分59秒 | Weblog

 点字付き迷路遊び絵本『さわるめいろ』が小学館から発売されています。

 “目の見えない子も見える子も一緒に絵本を楽しませてあげたい”と、点字付き絵本の出版と普及を考える会が企画し制作されたもので、産経児童出版文化賞を受賞したり、国際図書評議会推薦図書にもなっています。

 『さわるめいろ』は、透明に盛り上げられた特殊印刷の点線を指でたどりながらゴールまで進む迷路で、目が不自由な子どもが積極的に楽しめることはもちろんのこと、健常者も指先に集中していないとゴールにはたどり着けないない内容になっているようです。

 いつか手にしたい1冊です。

 いつか手にしたい作品が他にもあります。

 それはやはり目が不自由な方のために制作されたものですが、本ではなく絵です。

 テレビドラマで見たもので実話かどうか定かではありませんが、放浪の画家として知られる山下清さんのちぎり絵にまつわる話があります。

 私の記憶が正しければ、山下さんが新潟県を訪れたときに、長岡の花火大会が開催されていて、その花火大会に来ていた盲目の方から

 「私も花火が見てみたい…」

 と話しかけられたことに山下さんは即答して、黙々とちぎり絵作成に取り掛かります。

 完成した作品を、盲目の方に届けた山下さんは

 「ここに並んでいるのが見に来た人ですよ。そしてこれがドカンと開いた花火ですよ。」

 と手を取り、指でちぎり絵をなぞりながら絵を見せてあげます。

 「わあー、花火ってこんなに大きんだね!」クリックすると新しいウィンドウで開きます

 指で大きな円を触りながら、感動の声が上がります…そんなドラマでした。

 感動した私は、この“長岡の花火”を手に入れました。

 …本物ではなく、コピーされたものを通販で購入したのです。

 もちろん平面でちぎり絵の質感はありませんでした…

 触ることができなくてもいいから、本物の“長岡の花火”を観賞してみたいものです。


タオラーそれともアムラー、私はサウナー

2015年02月25日 22時43分01秒 | Weblog

 タオルを首に巻き歩くスタイルを確立したのが“タオラー”

 安室奈美恵さんのファッションを真似たのが“アムラー”

 それでは、スーパー銭湯やスポーツクラブにも設置され、疲労回復や肩こり改善にも効果があるというサウナ愛好者のことは…

 “サウナー”

 って呼ばれてるの、知ってました??

 昭和39年の東京オリンピックの時、選手村に設置されたことを契機に日本でもサウナは浸透していったようですが、最近では手軽に行けて気分転換にもなるため、中高年の心のオアシス的存在になっており、サウナ人気が高くなっているようです。

 私も好きです。

 ゆっくりサウナに行く時間は当分お預け状態ですが、サウナに行ったときには2時間程度出たり入ったりを繰り返しながら、2kgくらいは体重を減らします。

 しかし、私のサウナの入り方は間違っています…

 サウナと水風呂を交互に3回ずつ、サウナには8~12分程を目安に入るのが基本であるとは分かっているのですが、めったに行くことのできないので、私がサウナに入るときは何かと闘っています。

 サウナでは血圧の上昇が激しいため、動脈硬化や高血圧、不整脈、貧血などの症状がある方は注意する必要があります。

 歌手の西城秀樹さんや松岡昌宏さんがサウナが原因で救急搬送されたことは有名で、持病がなくても無理をし過ぎると急性症状の誘因となってしまいます…

 “ロウリュ”

 って知ってますか?

 サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させた後、係員がタオルでバッサバッサと仰いでくれるのがロウリュです。

 湿気を帯びた熱風は、一気に発汗を促し、サウナーのテンションも一気に上げてくれます。

 あ~サウナに行きたくなってきた~

 サウナにより汗腺の働きを活発にし、体温調整機能を向上させることにより熱中症に強い体作りができるできるとともに、季節の変わり目にも風邪をひきにくくなるようです。

 4月12日を乗り切ったら、ゆっくりサウナに行きたいと思います。


笑いと涙の人情物語『ねぼけ』

2015年02月24日 20時13分19秒 | Weblog

 この人だかりはなんでしょう…

 

 実は、新富町文化ホールのエントランスで新田神楽の“蛇切り”が披露されたのです。

   

 なぜ、大ホールではなくエントランスで郷土芸能が行われていたのかといいますと…

 大ホールでは…

  

 『ねぼけ』という映画の上映が行われることになっていたからなんです。

 新富町文化会館自主文化事業・映画『ねぼけ』の完成披露上映会に行ってきました。

 実は実は、この映画の中に“蛇切り”が登場するのです!

 ストーリーは、落語に向き合うことのできない落語家が、恋人や師匠に支えながら“本当に大切なものを守ることの大切さ”に気付いていき、人生を切り開いていくというサクセスストーリー…と言いたいところですが、ドラマは終盤に思わぬ展開をみせ、エンディングロールが上がってくるときには、涙で文字がにじんでしまうことに…

 サブタイトルにあるように

 「逃げて、逃げて、逃げまくる。人生と向き合えない男の笑いと涙の人情物語。」

 そのものの内容でした。

 主人公の落語家の生き様にはなかなか共感できませんでしたが、それを献身的に支える彼女の1つ1つの姿に胸がジーンとなりました。

 上映が終わり、出演者による挨拶がありました。

   

 この写真の一番左に、ひょろりと立たれている方が壱岐監督で、なんと新富町出身の方です。

 そして真ん中に立たれている凛々しい革ジャン姿の方は…

   

 実際に新田神楽を守っていただいている緒方さんです。

 なんとなんと緒方さんも、主人公の彼女の父親役で俳優デビューをされているのです。

   

 舞台挨拶では感極まる場面もあられるほど、映画に込める気持ちの熱さが伝わってきました。

 『ねぼけ』は、この日を皮切りに海外の映画祭に出展をされ、それから全国上映へとなっていくようです。

 是非、皆さんの近くで上映される際には足を運んでいただき、宮崎を感じながら人情味あふれる内容にひたってみてください。


“まごわやさしい”って??

2015年02月23日 23時01分49秒 | Weblog

 “まごわやさしい”という言葉をを聞いたことがありますか?

 健康を維持するおまじないの言葉なんです!

 “まごわやさしい”は、食材の頭文字を取った言い回しで、ま(豆)、ご(ごま)、わ(わかめ)、や(野菜)、さ(魚)、し(しいたけ)、い(いも)のことを指すのです。


 そして、この食材には隠された共通点があります・・・


 分かりますか?


 それは・・正月のお説料理の中心的存在ということです。


  “ごまわやさしい”を取り入れた食事は特に健康に良いとされています。


 先人の知恵は素晴らしいことを教えてくれる言葉です。


 まず『ま』は豆。


 大豆は「畑の肉」とも呼ばれることは先日のこのブログで紹介しましたが、大豆は良質なたんぱく質の供給源となります。


 たんぱく質は髪、爪、肌、内蔵、ホルモンとあらゆるものを作るもととなる栄養素です。


 次に『ご』。

 ゴマにはミネラルや抗酸化成分が含まれています。


 ナッツ類の脂質は不飽和脂肪酸が多く、ヘルシーなので間食にも適しています。


 次は『わ』。


 わかめを筆頭に海藻類にはビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれており、食物繊維は食後の血糖値の急上昇を抑えてくれます。

 『や』は、野菜ですよね。

 野菜はビタミン、ミネラル、食物繊維の供給源であることは誰も疑わないですよね。


 『さ』は、もちろん魚のこと。


 魚はたんぱく質や鉄分を始めとするミネラルが豊富で、同じたんぱく質の供給源の肉よりもなるべく魚をとるようにしたいものです。


 『し』は、しいたけ。

 きのこ類はほぼカロリーがないうえに、ビタミンDを多く含み、カルシウムの吸収を助けてくれます。


 『い』は、いも類です。

 いも類には熱で壊れにくいビタミンC、そして食物繊維の宝庫で、腸内環境を整えることにも一役買ってくれるのです。


 あなたは“ごまわやさしい”を食べていますか?


 私は・・・なかなか・・・


 明日からは、“ごまわやさしい”を意識して、今まで以上に健康維持に努めていきたいと思います。


訓練をすることにより見えてくる課題

2015年02月22日 22時00分42秒 | Weblog

 雨にも負けず、『木城町総合防災訓練』がありました。

 もちろん地元消防団員として、意気揚々と参加してきました。

         
 行政を中心に、消防団、消防署、自衛隊、警察、そして女性連絡協議会の連携により、いろいろな災害対策訓練が行われました。

 まず消防団は、災害により火災が発生したという想定で、プールから水を吸い上げ、いくつもの消防車を連結させ、消火にあたる訓練を実践しました。

     

 自衛隊は、建物の中に人が取り残されているという想定で、救助訓練が行われました。

     

 そして警察は、倒木により車両に取り残された運転手を救助するという訓練を展開されました。

     

 まずは、車に覆いかぶさった大木を冷静に着実に取り除いていきます

 次に・・・
 
     

 車の窓を割り、運転手救出のためのスペースを確保していきます。

 この日の訓練は、単に窓から救出するのでなく、さらに困難な場面を想定し、車の上部をすべて切り離す作業も行われました。

     

 訓練会場周辺には、多くの町民が見に来られていて、緊張感漂う現場をかたずをのんで見守られていました。

 そして、無事運転手の救出に成功!

       

 素早く救急車に移され、搬送されていきました。

 朝から降り続いた雨も、訓練終盤にはやみ、訓練終了時には陽が差し込むほどに天気は回復していました。

 複数の団体が一度に動かなければならず、指示系統が複雑化して、なかなか現場に情報伝達がされないなど、訓練することにより見えてきた課題もありました。

 今後もこのような訓練を実施することにより、もしも被災した時に、的確に判断と行動に繋がることは間違いありませんので、今回のような訓練は継続していく必要があります。

 これからも地域を守る最前線で活動していきます!

 

 

 

 


ただがむしゃらに、そして丁寧に

2015年02月21日 23時07分01秒 | Weblog

2月は2㎏痩せました。

このままダイエットがすすめば4月12日の投票日までには、体重が50㌔代になってしまいます…

体と時間が足りない日が続いています(+_+)

そんなある日、空腹とのどの渇きを満たすために飲食店に入りました。

ガッツリ注文して、臨戦態勢で料理を待っていると、店員さんが

「以前、お会いしたことがあります。」

と親しげに話し掛けて来られたのですが…大変申し訳ないことに、見覚えのある方ではなかったので

「顔写真入りの看板でお会いしているのでは…」

と苦笑いしていると

「前にお会いした頃の図師さんは白衣姿でした。」

私の名前も前職も知っている方でした。

「今から15年ほど前に、私の母が古賀病院でお世話になりました。

母は糖尿病の合併症でほとんど目が見えませんでした…

さらに腎臓も悪く主治医から人工透析治療をすすめられていました…

でも母は、透析は嫌だとずっと拒否していました。

そんな時、毎日母に会いに来てくれ、透析を受けるように説得してくれたのが図師さんでした。」

そこまで話を聞いても、私は思い出すことができませんでした…

「母は、図師さんの姿は見えていませんでしたが、“あの人は優しいね、声で分かるのよ”と言っていました。」

自分のことを良く書くことには抵抗があるのですが、実際の会話なので了承くださいm(_ _)m

「そして母は、透析を始めてくれました。」

医療ソーシャルワーカーとして働いていた時の出来事でした。

そんな私の姿を覚えていただいたことに心から感謝するとともに、病院でただがむしゃらに、そして丁寧に仕事をしていたことを思い出しました。

「先日、母の13回忌の法要をしました…」

その方のお母さんは、透析を始められてから1年半しか存命されなかったとのことですが、お母さんが繋いでくださった縁を見た思いでした。

胸いっぱいになりました。

そして、これからの厳しい2ヶ月を乗り越えるに余りある力をもらいました。

これからもただがむしゃらに、そして丁寧に頑張ります。


いつ最後の1球、最後の登板になってもいい。という覚悟で臨むということ

2015年02月20日 23時14分33秒 | Weblog

 今年のプロ野球で関心事の1つに、広島の黒田投手の日本球界復帰があげられています。

 個人的には、黒田投手の名前が『博樹(ひろき)』なので、かなり親近感がありますが、そんなことより20億円ともいわれる契約をけって、古巣広島に帰ってくる“男気”がさらにファンの心をわしづかみにしているようです。

 先日、帰国後初めて広島での記者会見で、黒田投手が胸の内を明かしていましたが、これがまたカッコよかったですね!

 まずはファンに対してのメッセージで

 「8年ぶりに広島に帰ってきまして、ファンの人たちの熱気というか、広島に帰ってきて一段と強いなあというのを一番感じました」

 と、ファンから浴びせられる“帰って来てくれてありがとう!”の歓びを肌で感じていることを言葉にされました。

 次のコメントは

  「実際広島に来るまではモヤモヤしたものはあったし、本当に自分の決断はこれで良かったのかと考えることも沢山あったんですけど、広島に来ていろんなファンの人の声を聞いて、これで良かったかなと」

 やはりすんなり古巣復帰ではなく、米リーグと日本球界の狭間で揺れ動いた時期があったものの、やはり最後はファンの声援で気持ちの整理ができたんですね。

  インタビュアーから

 「あらためてカープ復帰を決めた要因、理由を。」

 尋ねられると

 「球団の熱意というのも当然ありましたけど、2006年に僕がFA権を最初に取った時にファンの人に心を動かしてもらったんで、逆に今度は自分がファンの人たちの気持ちを動かせられるか。そういう気持ちが大きかった」

 まさに“男気”あふれる言葉が!

 さらに

 「最初にメジャーに挑戦した時から、もしか日本に帰るのならカープに帰ってきたいと口にはしてきた。

 その気持ちがブレないためにも何とかメジャーで結果を出し続けたい。

 それは一つのモチベーションになっていた。

 ましてや今回、僕と出て行った新井がね、カープに帰って来る。

 球団としての懐の大きさというか、度量の大きさというのをまたあらためて感じて、それもカープに復帰する大きな要因だった」

 “カープ愛”あふれる言葉が続きます。

 そして極め付けが

 「ヤンキースに移籍してから毎年1年ずつ契約させてもらったし、年齢的な部分を考えても先はホントに長くない。

 いつ最後の1球、最後の登板になってもいい。

 そういう気持ちでやってきたので、その1球のためにどれだけ気持ちを込めて投げられるかと考えた時に、日本でカープのユニホームを着て投げる方が、最後の1球になったとしても後悔は少ないんじゃないかと、自分自身で判断しました」

 私は巨人ファンですが、この黒田投手の言葉にはプロの神髄を見せてもらった思いがしました。

 黒田投手は、200勝まであと18勝・・・

 年齢は40歳・・・

 それでも広島ファンのみならず、黒田投手の200勝達成の姿を見たいと切望しているでしょうし、もしかしたらその時の敗戦チームの選手からも祝福の拍手が贈られるかもしれません。
 
 
 「どこまでできるか分からないですが、マウンドに上がる気持ちは何歳になっても変わらない。

 勝ちたいという気持ちも変わらないので、それを出していきたいし、そういう気持ち数多くの人に見てもらえたらいいかなと思います」

 今シーズンの黒田投手の活躍に注目し、自らの糧とさせてもらいます!

 


岡山県に居酒屋が少ないってホント?

2015年02月19日 23時06分16秒 | Weblog

 都市部以外の地方自治体は、財政難と人口減に苦しんでいます・・・

 この2つの問題は、ある意味セットであり、人口が増加すれば税収を確保できる可能性が大きくなることは当然至極であります。

 ということで、ほとんどの地方自治体では、Uターン・Iターン・Jターンの移住策を講じ、人口増に取り組んでいます。

 移住を決断してもらうポイントは、環境や医療福祉サービスが整備されているか、また働く場所が確保できるかなどそれぞれのライフスタイルによって異なってきますが、案外重要なのは自治体の“イメージ”のようです。

 NPO法人「ふるさと回帰支援センター」というところが、来場者2885人に都会から地方に移るとしたらどこがいいかを聞いたところ、第一位は・・・ 

 『山梨県』

 第2位は

 『長野県

 第3位は

 『宮崎県』と言いたいところですが、『岡山県』でし。

 この結果に対し、ある評論家は

 「山梨の場合、イメージ戦略が成功しました。

 都内には山梨の桃畑をPRする観光ポスターがたくさん張られているため、風光明媚な印象が広まったのでしょう。

 世界遺産の富士山を見ながらスローライフを楽しめるし、県のハローワーク職員が上京して、移住後の仕事を紹介するなどの活動をしているのも大きい。

 長野は、男女ともに平均寿命が1位になりました。

 県が病気を撃退しようという取り組みをしているので安心感があります。

 岡山は気候が温暖な上に、地震が少ないといわれる場所。

 ここも桃の産地で、県民は桃の花見を楽しんでいます。」

 と、ぼんやりとした評価をしていますが、イメージ戦略の大切さを語っています。

 また、別の評論家は

 「山梨の商人は『甲州商人』と呼ばれ、上げ底を考案したといわれています。

 ちょっとズルい面があるのです。

 釣り人は“山梨の人は魚を全部持っていく”と山梨ナンバーのクルマが止まっている場所を敬遠するほど。

 長野県の人は細かいことを気にするきちょうめんな人が多いので、大ざっぱな性格の人は嫌われる傾向があります。

 岡山県民もすごく真面目で、他人に小言を言ってしまう。

 仕事帰りに居酒屋に立ち寄るという文化がないので飲み屋が少ないのが特徴。

 酒好きにはつらい場所です。

 カラオケボックスの発祥地が岡山なのはひとりで歌いたがる人が多いからです。」

 などかなり偏ったコメントを披露していますが、移住するにはそこそこの県民性を知り、自分のライフスタイルと重ねる覚悟が必要であることを教えてくれています。

 ホントに岡山県民は、仕事帰りに居酒屋に立ち寄るという文化がないのかどうかは定かではありませんが、以前デンマークを訪れた時にも、デンマークに仕事などの付き合い飲み会という文化はなく、仕事が終わればさっさと家に帰り家族との時間を大切にすることが当然ということを思い出しました。

 岡山県民も家族思いの真面目で優しい県民性が、移住人気に繋がっているのかもしれません・・・

 真面目で優しい県民性であれば、宮崎県ももちろん負けていませんので、“南国”“太陽のタマゴ”“日本一宮崎牛”に続く、インパクトある心温まるイメージ戦略を知恵をしぼりたいと思います。