奇跡への絆

図師ひろき

今こそ、県民総力戦!

2010年04月30日 15時18分54秒 | Weblog


 県議会各派代表者会議が開催され、口蹄疫に関する緊急補正予算が組まれましたのでご案内します。

 ○口蹄疫緊急防疫対策事業(6億円)
   家畜伝染予防法に基づく初動防疫として、疑似患畜及び同居牛の処分並びに安全性の確保に要する経費、まん延防止のための消毒ポイント運営及び自主防疫(畜産農家への消毒用薬剤配布)に要する経費を措置する。

 ○稲わら確保緊急対策事業(8,417万円)
   輸入稲わらに依存しない安全・安心な畜産物を生産し、県産畜産物への影響を緩和するため、輸入稲わら自県産稲わらに転換を図る。

 ○家畜疾病経営維持資金融通事業(限度額1億9,543万円)
   家畜伝染の発生に伴い、家畜の殺処分や移動制限等の措置が講じられた後、畜産経営の再開、継続及び維持に必要な家畜の導入、飼料・営農資材の購入等に要する資金の融通に対し、利子補給を行う。

 ○大家畜特別支援資金融通事業(限度額3,300万円)
   口蹄疫の発生による家畜の移動制限等で経営の悪化が懸念される大家畜農家の借入金の償還に際し、融資枠が拡大される長期・低利資金への借り換えを促進するため、利子補給を行う。

 ○養豚特別支援資金融通事業(限度額1,650万円)
   口蹄疫の発生による家畜の移動制限等で経営の悪化が懸念される養豚農家の借り入れ金の償還に対し、融資枠が拡大される長期・低利資金への借り換えを促進するため、利子補給を行う。

 ○口蹄疫緊急対策資金(限度額1億8,281万円)
   口蹄疫の発生に伴い、被害を被った農業者の営農経費及び当面の生活費を対象として創設される「口蹄疫緊急対策資金」の融通に対し、利子補給を行う。

 ○口蹄疫緊急対策資金債務保証円滑化交付金(4,124万円)
   口蹄疫の発生に伴い、農業系絵の維持安定に支障をきたしている農業者の信用力を補完し、「口蹄疫緊急対策資金」に係る債務保証基盤の強化を図るため、宮崎県農業信用基金協会の特別準備金積み立てに対し、助成を行う。

 ○口蹄疫緊急対策貸付(25億円)
   口蹄疫の発生により、売上高の減少等の影響を受けている中小企業を支援するため、「口蹄疫緊急対策貸付」を創設し、金融の円滑化を図る。

 ○中小企業金融円滑化補助金(3,208万円)
   新たに創設する「口蹄疫緊急対策貸付」利用者の保証料負担を軽減するため、信用保証協会に対し保証料補助金を交付する。

 ○広報活動費(2,467万円)
   口蹄疫に関する県民への理解と協力を得るため、新聞紙面を活用し、消毒ポイント等の情報提供や畜産農家への知事の激励メッセージを掲載するとともに、テレビ・ラジオにより口蹄疫に係る情報提供を行う。

 
 一分、一秒でも早く終息宣言が出せるよう、力を合わせましょう!
 
 
 

 
   


巨大市場に挑む

2010年04月29日 21時51分58秒 | Weblog

 先日の厚生労働省訪問時でも取り上げられた、看護師・介護福祉士の人材不足を補うため、国は東南アジアから研修生を受け入れています。

 これは経済連携協定(EPA)といい、2以上の国(又は地域)の間で、自由貿易協定(FTA)の要素(物品及びサービス貿易の自由化)に加え、貿易以外の分野、例えば人の移動や投資、政府調達、二国間協力等を含めて締結される包括的な協定のもとにすすめられている政策です。

 昨年私はインドネシア研修にて、その看護師・介護福祉士の養成学校を視察したことは何度か紹介して通りです。

 その時、わざわざジャカルタの空港で出迎えていただいた、ボンドヲソ県知事はじめ執行部の方々が、今度は来日されることになりました。

 ボンドヲソ県知事らの日本訪問に、私も同行し、県産品のトップセールスさせていただく打ち合わせのため“日本インドネシア経済協力事業協会”を訪ねました。

 ご承知の通り、インドネシアは石油や天然ガスの資源国で、GNPも毎年二ケタの伸びを続けており、中国と並び東南アジアでは富裕層が増加している国でもあります。

 ボンドヲソ知事の来日目的は、インドネシアからの労働者・研修生就労状況の視察と共にボンドヲソ県を含む東ジャワ州の友好提携関係を結べる自治体の視察も兼ねておられます。

 ボンドヲソ県の人口規模は、宮崎県と同規模の100万人ほどですが、東ジャワ州となると人口は1億人を超えます。

 もしここと有効提携関係が結べるとなれば、県産品の新たな販路開拓になるのはもちろんのこと、あらゆる産業の事業展開に新たな可能性が生まれるのではないかと大きな期待を寄せています。

 そのためにもまずはボンドヲソ県知事を宮崎に招き、県産品の良さを肌で感じてもらう必要があります。

 すでに沖縄県では、菊の苗栽培で業務提携している花卉園芸農業協同組合があったり、JETROが開催する“日本食普及セミナー”においても品質の良い農産品に関心が高まっているとの報告があります。

 2300万人まで拡大しているインドネシア富裕層に食い込んでいくために、最大限の努力をします。


ソーシャルインクルージョン

2010年04月28日 21時51分22秒 | Weblog

 
 先日、上京し、総務省と厚生労働省にてレクチャーを受けてきました。

      

 国の医療・介護・保育に関するビジョンについての話は、今後の議員活動に大いに役立つものになりました。

 主な内容として

 ・子育てビジネスに取り組む企業、NPOなどの活動実績について

 ・医療・介護経営の統合化に取り組む医療機関の活動実績ついて

 ・ソーシャルインクルージョンに取り組む大学と地域の連携について

 ・先端医療や新技術開発に取り組む大学、企業などの活動内容について 

 など・・・どの内容も未来系かつ最先端なものばかりでワクワクしながら、勉強させていただきました。

 特に、ソーシャルインクルージョンについては、大学の講義では何度となく耳にした内容でしたが、国内で実践及び検証をしているという情報にであったのは始めてでした。

 ソーシャルインクルージョンとは、社会福祉援助技術の1つで、全ての人々を孤独や孤立、排除や摩擦から援護し、健康で文化的な生活の実現につなげるよう、社会の構成員として包み支え合うという理念です。

 現代は、少子高齢化及び核家族化の進展にともない、孤立や無縁状態になる高齢者が増えています。

 また高齢者に限らず、家族との関係が途絶え、人間的な関係を拒絶し、パソコンの中でしか繋がりを保てない人が増加している現実もあります。

 そんな中、大学と高齢化率約35%の地域が連携し、交流拠点を開設し、学生の志向や専攻、地域の方の特技や趣味を活かして先生役になり様々な教室を開催するなどして、何かを始めるきっかけの場、表現の場、仲間作りの場を創り上げていました。

 まだまだ具体的に紹介したい内容はたくさんあるのですが、しっかり整理し消化、吸収した上で今後の一般質問などで随時取り上げ、政策提言していきます。

    

 そして厚生労働省では、介護職員の過酷な労働環境について意見交換し、待遇改善のために策を講じるよう強く要望してきました。


 




意思を記す

2010年04月27日 19時24分58秒 | Weblog


 このカードは何か分りますか? 
 
 正解は、保険証です。

 正確には、保険証の裏面です。

 皆さんはご存知でしたか?

 保険証の裏面に、臓器提供意思表示欄があることを!


 臓器提供意思表示欄(該当する1~3のいずれかを○で囲んでください)

 1 私は、脳死判定に従い脳死後、移植のために○で囲んだ臓器を提供します。

 心臓・肺・肝臓・膵臓・小腸・眼球・その他(     )

 2 私は、心臓が停止した死後、移植のために○で囲んだ臓器を提供します。

 腎臓・膵臓・眼球・その他(     )

 3 私は臓器を提供しません。

 そして署名と署名年月日を書き込むスペースが設けてあります。

 私はまだ臓器提供意思表示欄に記入できていません。

 家族と話し合い記入します。

 

 


透析患者と共に

2010年04月26日 21時05分47秒 | Weblog

 第38回宮崎県腎臓病患者連絡協会定期総会に参加させていただきました。

    

 以前にもこのブログで取り上げましたが、私が古賀総合病院に医療ソーシャルワーカーとして勤務していた時、最初に担当させてもらったのが透析部門でした。

 総会の会場で懐かしい顔を見つけることができ、壇上の来賓席から小さく手を振ると、大きな笑顔で応えてもらえました。

 宮崎県の透析患者数は、平成21年12月31日現在で3,680人(男性12,174人、女性1,506人)です。

 60歳以上の透析患者は、全患者の71%で、透析患者の平均年齢は66.8歳、新規透析患者の平均年齢は68.8歳となっています。

 ご存知の通り透析治療は、週3回、1回4~5時間かけて、血液中の不純物や水分を体外排出する必要があります。

 高齢者にとって通院は、身体的にも経済的にも大きな負担です。

 透析患者の中には、自力での通院が困難で、病院などに長期間入院を余儀なくされる、いわゆる“社会的入院”の方が増えている現実もあります。

 社会保障制度の整備により、医療費の自己負担は軽減する事ができるものの、通院時の交通費や在宅生活のための環境整備や介護には自己負担が重くのしかかるため、さらなる政策の充実が求められています。
    
     

 透析患者の身体的負担を軽減する究極は“腎臓移植”です。

 昨年7月に改正臓器移植法が成立(平成22年7月17日施行)しました。

 その主なものは、①本人の意思が不明な場合でも、家族の承認により脳死判定・臓器提供が可能にすること、②意思表示が可能な年齢制限を撤廃すること、③臓器提供の意思に併せて書面により親族への臓器優先提供の意思を表示することができるなどです。(③は今年1月17日施行済み)

 腎臓病患者連絡協議会の組織率が低下してることに歯止めをかけるためにも、透析患者の環境整備に一層尽力しなければと意を強くした総会参加でした。

 

 

 
 







伝統を受け継ぐ

2010年04月25日 22時04分09秒 | Weblog

 母校である高鍋高校は、毎年盛大にOB祭を開催します。

 例年のOB祭は、前日のゴルフコンペに始まり、当日は有名人を招待しても講演会、そして来賓を迎えての懇親会までと内容盛り沢山です。

 ちなみに今までの講演会には、桑田真澄さん、乙武洋匡さん、星野仙一さん、古田敦也さん、今井美樹さん、西川きよしさんなどなど、全国的に有名な方をお招きしています。

 その実行委員は、42歳となる卒業生がすることになっています。

 私たちは今年41歳になるのですが、先輩達から

 「お前どんもボチボチ集まりしちょかんと、準備はたいへんど・・・」

 とアドバイスがあり、早速とりあえず集まれる者だけ集まって、実行委員会の前打ち合わせをしました。

 懐かしい顔が集まりました。

 卒業以来、会う者もいたりして、打ち合わせそっちのけで昔話に花が咲きました。

 それでもしっかり者もちゃんといて

 「みんな聞いてください!OB祭に向けて今後定期的に話し合いをしていく必要があります。

 伝統あるOB祭を成功させるためにも、一人でも多くの同級生に声をかけ、次の第1回実行委員会では100名は集めるようにしましょう!」

 との投げかけに、一同OB祭の重みを再確認しました。

 それにしても旧友との再会は嬉しかった!

 同じクラスだった仲間は別としても、高校の頃はあまり話した事がなかったのに・・・社会人になっても挨拶くらいしかしたことはなかったのに・・・同級生という絆はこんなにも温かいものなのか・・・とこみ上げてくるものを感じていました。

 この仲間となら楽しみながらOB祭に臨める・・・と感じていたのは私だけではないはずです。

 次回第1回実行委員会では、さらに友情の輪が広がります。

 

畜産を守る!宮崎を守る!

2010年04月24日 21時04分35秒 | Weblog

 朝から県庁に詰めています。

 口蹄疫に感染した疑いがある牛が、都農町と川南町で確認され、和牛農家、酪農家そして養豚農家ら偶蹄類を飼育するの方々の眠れない日々が続いています。

 県としても知事を本部長とする「口蹄疫防疫対策本部を設置し、各部局一丸となって対策に乗り出しています。

 私は生産者の方々と連携をとりながら、担当部局への情報提供に努めています。

 生産者からは・・・

 「主要道だけの防疫ではダメだ!各町境の農道にも消毒ポイントを設置すべき!」

 「畜産関係車両だけではなく、一般車両も消毒を始めるべきだ!」

 「殺処分した後の埋め立て場所は確保できているのか?」

 「自衛隊に協力してもらい、消毒液の空中散布はできないのか!」

 「学校は家庭訪問の時期だが、特に畜産農家への訪問は自粛して欲しい・・・」

 「子牛をセリに出す予定で、資金繰りを考えていたが、このままでは経営が行き詰ってしまう・・・」

 「移動制限のため出荷できない豚は、太りすぎてしまい日に日に価格が下がってしまう・・・」

 「のこのこ議員が現地視察に来ていたようだが、そんなことより対応策や価格補償策を考えるように言っとけ!」

 などなど・・・見えない猛威に対する不安や怒りが続々と届けられています。

 畜産は農業国宮崎の、食料基地宮崎の背骨です。

 畜産が倒れれば、宮崎が倒れます。

 繰り返しになりますが、県としても最善に最善を重ね現場対応をすると共に、国へ支援を働きかけ、一日でも早い終息宣言が出せるよう、また安心して経営再建ができるような補償体制を構築するために精一杯働きます。
 
 

県議会議員として

2010年04月23日 21時20分11秒 | Weblog


 先日、ひろき通信の内容に関して問い合わせがありました。

 概要は・・・

 「自分の娘が、介護職で働いているけれども、給料が安くて生活が苦しい・・・今後、東南アジアから介護する人を入れるみたいだが、そんな事をする前に今、働いている者の給料を上げるべきだ・・・フリーターもたくさんいるのだから外人ではなく日本人に介護の仕事をさせるべきではないか・・・」

 私が東南アジア研修で、日本向けの介護福祉士養成学校を視察した内容に関してのご意見で、おっしゃられることは正しく、介護現場の実態を端的かつ如実に捉えておられました。

 厚生労働省は、ここ5年で国内の看護師約3万人、介護福祉士7~8万人が不足すると推測しています。

 その労働力を補うために、東南アジアからの人材を確保しようとしているのですが、現場のニーズとマッチしているとは言い難い状況もあります。

 問い合わせにもあったように、介護職は低賃金で過酷な労働が課せられ、志があっても燃え尽きてしまう方も少なくありません。

 介護職の労働環境の改善のためには、介護報酬の見直しをするか介護保険料を改定するか、消費税に福祉目的税部分を上乗せし充当するかなどの対策が必要となります。

 これには国を動かさなくてはなりません。

 そして何より、経済的負担増となることに対して国民の覚悟が必要です。

 県議会議員として国への具申はできるとしても、影響力はないに等しいでしょう。
 
 であれば県議会議員として

 “県単独で、福祉関係職の人件費に補助をつける・・・”

 “県単独の福祉目的税を導入する・・・”

 提案はできたとしても、逼迫した県財政と低迷し続ける景気から所得向上が厳しい現状では、理想論にしかなり得ない内容です。

 東南アジアからの人材確保が最善策とは考えませんが、現場が機能不全になってからでは遅すぎます。

 私は県議会議員として何をすべきか熟慮し、政策を提案していきます。

 


雑感60

2010年04月22日 22時42分18秒 | Weblog


 よく使われる漢字の目安として“常用漢字”が示されていますが、その改定を議論している文化審議会が、新しい常用漢字として196文字を追加しました。

 “使われる熟語が多い”“漢字のほうが読み取りやすい”などの基準で選定されるようです。

 主なものは「嵐」「崖」「熊」「尻」「拳」「阪」「妖」「眉」「藍」「膝」「腎」など、いまさらだなぁという漢字が並びます。

 逆に常用漢字から削除される漢字は「錘」「銑」「勺」「諜」などです・・・こちらはなんとなく納得でしょうか・・・

 しかし納得いかないのが、常用漢字で追加要望が多かったにもかかわらず追加されなかった字に

 「碍」

 という字があります。

 確かに見慣れない字ではありますが、この字は“ガイ”もしくは“さまた・げる”と読みます。

 少しずつではありますが“障害”から“障碍”へと使われている字でもあります。

 全国障がい者団体から、常用漢字への追加を求める意見が上げられていますが、政府の障がい者制度改革推進本部が“障害”の表記を検討しているということで今回の追加は見送られてとのことですが、いかんせん国の対応は遅い!

 (心や体の)害が(日常生活に)障ると書かれる“障害者”は、あくまでも健常者目線で表現されたものであり、漢字が意味するものから来る当事者感情は無視されている! 

 健常者の理論ではなく、当事者本位の判断による対応が望まれます。

 私は“障がい”と書き続けます。


 


トイレの神様

2010年04月21日 20時32分16秒 | Weblog


 植村花菜さんの“トイレの神様”がヒットしてますね!

 おばあちゃんとの思い出を綴ったこの曲は、聴く人の心を優しくしてくれます。

 ♪・・・トイレにはそれはきれいんな女神様がいるんやで

 だから毎日キレイにしたら女神様みたいにべっぴんさんになれるんやで

 その日から私はトイレをピカピカにし始めた

 ・・・ばあちゃんが入院した

 痩せて細くなってしまった

 ばあちゃんに会いに行った・・・

 ・・・ちょっと話しただけだったのに

 「もう帰りー。」って病室を出された

 次の日の朝ばあちゃんは静かに眠りについた

 まるでまるで私が来るのを待ってくれたように

 恩返しもしてないのに

 いい孫じゃなかったのに

 こんな私を待っててくれたんやね・・・♪


 歌詞を文字にしているだけで、ウルウル泣けてくるんですよね・・・

 なんでかな・・・

 私はばあちゃんから五目並べは教えてもらわなかったけど、花札は教えてもらったな・・・

 トイレに女神様がいることは教えてもらわなかったけど、五右衛門風呂の焚き方が上手いと褒められて、薪を抱えながらいつまでも火の番をしてたな・・・

 そんなばあちゃんもすっかり痩せて細くなった・・・

 眠りについてからでは孝行はできない。

 たくさん心配をかけている家族を大切にします。