奇跡への絆

図師ひろき

雑感140

2011年06月30日 23時45分45秒 | Weblog
 看護師が足りません…

 一般質問でも取り上げ、対策を講じるように訴えてきたのですが、状況改善には至っていません。

 県内の看護学校を卒業した看護師のうち、毎年約4割が県外に就職しています。

 宮崎・延岡・日南の県立3病院の看護師約950人のうち、常時100人程度が出産・育児で休んでいるため、臨時職員を補充していますが、9割程度しか確保できていません。

 医療・看護の現場は負担は慢性的に大きくなっている状況が新聞でも取り上げられていました。

 看護師不足により現場には疲労が蓄積しており、そのような現場に新卒者が魅力を感じる訳はなく、ただでさえ少子化により看護師を志す生徒確保も困難になっており、そのうえ給料も安いとくれば余程の動機付けがなければ、県内就職が定着し、そして出産、育児後の職場復帰まで繋げることはできません。

 本県にとって医師不足や偏在解消も大きな課題でありますが、医療・福祉を支える看護師・介護福祉士不足も深刻な状況が迫ってきています。

 看護師の労働環境を改善するためには、医療保険制度を見直し、診療報酬体系を改定する必要があります。

 その作業ができるのは国会議員ですので、これからも現場の実情を刻々と伝え、法整備を訴えていきます。

 同時に国がすすめている東南アジアからの看護師・介護福祉士研修生受け入れ制度は、国家試験合格すれば永住権を付与し、そのまま就職できるもので、状況改善の有効手段である思われます。

 私は、インドネシアの看護大学に行き、日本で研修、就職できるよう頑張る学生たちと交流してきました。

 そのとき

 「私たちは、両親とたくさんの兄弟の暮らしを守るために働きたいのです。」
 その懸命な眼差しを、今もはっきり覚えています。

 宮崎とインドネシアの橋渡しのためにも汗をかきます!

雑感139

2011年06月29日 23時37分05秒 | Weblog
 来年度から中学校授業から武道が必須となります。

 武道は改訂学習指導要領に“相手を尊重する心を養う”と位置付けられています。

 私たちが中学生のときは柔道の授業が普通に行われていたので、“必須じゃなかったんだ”という感じもしますが、武道必須は大いに賛成です。

 武道導入にともない指導者養成、確保も大事になってきます。

 基本的動作については、現任教員でも指導はできるでしょうが、学習指導要領にある精神体得を目指すならば、より専門的で本格的な指導なしには、心を養うことに至ることは難しいでしょう。

 また柔道競技に関すれば、練習中における事故発生率が諸外国と比較して、日本は高い数字を示しています。

 海外における柔道指導は、事故予防・対策にも重きがおかれ、救急医療体制も整備させています。

 柔道に限らずでしょうが、日本発祥のものでも海外から学ぶ取り組みもあるようです。

 都城市では、安心・安全を重視した“スーパー木刀”が開発されました。

 衝撃を抑えるため刃の部分に縫い目がくるように工夫されており、従来の木刀より衝撃が約2分の1に減少するようです。

 中学校において安全面に十分配慮された、より本格的な武道授業が実践され、“健全なる精神は、健全な肉体に宿る”に繋がることを期待しています。

2011年06月28日 23時39分11秒 | Weblog

 川南町の福祉職員の方々が中心となって、東北大震災支援のため県産品をトラックいっぱい積み込んで、現地まで行き、炊き出しをされることを聞き付けたので、せめてと県産品を託し、現地へ届けていただきました。

 トラックは仙台から南三陸、そして気仙沼をまわり、宮崎の風と味で被災地に笑顔の輪を広げ、口蹄疫以降お世話になった県民のお礼の気持ちも伝えてきていただきました。

 帰省後、現地での内容を聞かせてもらい、避難所で不足している物資、そして夏に向けて必要となってくるものなど詳細な報告がありました。

 早速、国会議員へ連絡をとり、支援を強化していただきように要望しました。

 また現地報告に中に

 「図師さんの同級生が気仙沼で活躍されていましたよ!よろしく伝えてくれと頼まれましたから、電話でもして元気づけてやってくださいよ!」

 大学のときの同期が、気仙沼の社会福祉協議会で働いており、被災地の最前線で奮闘しているとのことでした。

 卒業してからは、会うことも年賀状のやり取りすらしていなかったのですが、私のことを覚えていてくれていたこと、何より宮崎の知り合いが気仙沼で大学の同期と会い、私の話をしてくれたことが“縁”を感じずにはおられませんでした。

 すぐさま気仙沼社教に電話をしたところ…さすがに被災地に出ているということで、次の日に懐かしい東北なまりが届けられました。

 20年もの時を越え、昔話に花を咲かせたい気持ちは山々でしたが、現地の話に終始し、協力できることはないか、事細かにメモをとりながら傾聴しました。
 「社教職員としての専門的な関わりというより、とにかく生き抜いてもらうために、被災者とできるだけ一緒に時間を過ごすようにしてるよ…」

 リアルな窮状が目の前に広がり…

 “俺には何ができるんだ…”

 友人を通じて、さらに被災地が近くに感じられるようになった今、この“縁”をさらに太くしていきます。

雑感138

2011年06月27日 23時36分02秒 | Weblog

 「海の中を見ると、世界観が変わる。」

 そんなことを聞いたことがあり、いつかはスキューバダイビングがしたいと思っていました。

 水族館に行くことは何度かありましたが、なかなか潜る機会はありませんでした…

 そんなとき大学の同期と沖縄に行く企画が持ち上がり、迷わず飛びつきました。

 よく考えてみると、世界観が変わる話をしてくれたのも大学の同期でした…

 ライセンスを持たない私は、体験ダイビングしかできず、水深5㍍ほどまでしか潜れなかったのですが…川遊びで素潜りをしていた頃は、目を開ければ深緑で、息が続いてもせいぜい1分半…それが目の前には鮮やかな珊瑚礁と色とりどりの魚たち、そして水中で呼吸ができる初体験は、まさに新たな世界が目の前に広がりました。

 初めは体験ダイブグループで潜っていましたが、次第に面白くなくなり、少しずつグループから離れていき、振り返りインストラクターに親指を立てて合図を送ると、OKサインが帰ってきたので、心配かけない程度で自由に泳がせてもらいました。

 その時、海底の砂浜に仰向けで寝転がり、行き交う魚たちを眺めながら、ゆっくり深い息を繰り返しました。

 揺れながら海面へのぼっていく呼吸は、差し込む陽光と戯れて、コロコロと青の中にはじけて行きました。

 一緒に潜った仲間が、海水の流れに酔い、予定していた時間より早く現実に戻されましたが、海の大きさと自分のちっぽけさを見せつけられ、すっかり癒されたことが昨日のことのように思い出されます。

 もう5年も前の記憶です…あれ以来、海底に寝転べていません…

 串間市に志布志湾大黒イルカランドがオープンしたという記事を読みました。

 スキューバダイビングはなかなかできそうにないので、イルカやウミガメの優雅な泳ぎを眺めながら、時間の流れを少し緩められたらなぁと思っています。

高鍋高校OB祭前哨戦

2011年06月26日 22時06分28秒 | Weblog

 
 高鍋高校OB祭の宣伝と各高校の名誉を懸けての闘いの応援に行ってきました。

 皆さんもよくご存知の土曜お昼の番組で、ゴルフでの飛距離を競うコーナーに、我ら高鍋高校昭和63年度卒業代表が出場しました。

   

 今年度のOB祭実行委員長を務めてくれている木之下選手とゴルフ部会長の犬童選手です。


      

 司会のバニーさんからの説明を熱心に聞き入る犬童選手。

 ルールは、8校の高校OBが2人一組となって、2人が打った合計飛距離によって勝ち抜いていくトーナメント戦です。

   

 取材を受ける2人・・・顔はこわばりながらも、ばっちりOB祭の宣伝をしてくれました!

   

 いよいよ!選手入場!

 1回戦の対戦校は、“宮崎日大高校OBチーム”となりました。

   

 木之下選手は、高校時代ラグビー部で、今も母校ラグビー部コーチとして活躍しているパワーヒッターです!

   

 犬童選手は、高校時代野球部で、俊足巧打でならした名選手で、テクニックはぴか一!
 
     

 会場のUMKカントリーには、今回OB祭に合わせて作ったお揃いのポロシャツを着た、たくさんの同級生が応援に駆けつけました。

 手作りの横断幕と飾りつきうちわを一生懸命振って、二人に力を送りました。

 さあ!いよいよ本番!

 まずは木之下選手から!

   

 あれっ・・・打った後のスイングが乱れてますが・・・

 続いて、犬童選手!

   

 スウィングは決まっていますが・・・ボールの行方を追う顔が右を向いていますよ・・・

   

 そして、応援団の苦笑い・・・

 その結果は・・・

 今度の土曜日に放映される予定ですので、お楽しみに!!

      

 この2人の表情から・・・・結果はもちろん・・・
 
   

 素晴らしい仲間たちと一生懸命、OB祭準備に取り組んでいます。

 みんな仕事と家庭を抱えながらも、高鍋から、児湯から、そして宮崎から勇気と元気を発信するため一丸となり前進していきます!

 


雑感137

2011年06月25日 23時41分51秒 | Weblog

 家で久しぶりにマンゴーを食べました。

 さすがに「太陽のたまご」には手が出ませんが、県産マンゴーもかなりリーズナブルな価格になったと思います。

 東国原前知事の登場で、一気に価格が高騰したマンゴーですが、ピーク時は1㌔5000円ほどしていましたが、2010年産は3000円ほどとなり、今年も出荷量が増えた5月中旬から価格下落が続いており、規格外品はさらに安く市場に出回るようになっています。

 消費者にとっては有り難いことですが、東国原特需期に新規参入及び作付面積拡大された生産者にとっては厳しい状況となっていることは明らかです。

 その価格低下に加え、東日本大震災により贈答品の需要落ち込みが追い撃ちをかけており、重油などの生産コスト増加もあいまって、生産体制の見直しと消費拡大に新たな取り組みが求められています。

 今までマンゴーを含め宮崎の高品質作物は、県内流通より県外市場へ流れ、県民の食卓に並ぶことは少なかったと思います。

 県産品の素晴らしさを県民が知ることが少なく、ブランド農産品と県民生活には溝があります。

 県民一人一人が県産品の質の高さを理解し、誇らしげに語ってもらうことが県産品のPRに繋がり、このことから地産地消と県産品PRの相乗効果が生まれていきます。

 県内消費拡大が、生産者を支える…その上で県外流通を刺激し、ひいては“宮崎に行けば安心・安全、そして最高に美味いもだらけ”を求めて観光客誘致策に繋げていくなども可能です。

 今まで以上に県産品を意識して、手にとって、食して、実感して、自慢をしていきましょう!


津波てんでんこ

2011年06月24日 23時13分18秒 | Weblog


 県議会会派“新みやざき”主催の研修会で、県危機管理課の講演にて学んだことをお伝えします。

  

 講師は冒頭に、災害時に被害を大きくする原因は

 「正常化の偏見である」

 と、述べられました。

  

 これは“自分が住んでいる所は大丈夫だ”との思い込みが、手遅れに繋がることを意味しています。

 県は、防災対策基本条例の中で、防災対策に関する県・市町村及び事業者の責務・役割を示すとともに、「自助」「共助」「公助」の必要性を明らかにしています。

 講演ではその内容にさらに踏み込み、「自助」「共助」「公助」の割合は、7:2:1であることを強調されました。

 公助が1割とは行政の責任回避ではないか・・・とも感じましたが、話が進むにつれ納得できる部分が大きくなっていきました。

 実際、阪神淡路大震災時には、生き埋めや閉じ込められた状態からの救出状況は、自力と家族、友人、隣人の協力により助かった方が95%となっています。

 そして救助隊から救出された方の割合は、わずか1.7%です。

 自分の身は、自分たちで守ることが基本です!

 東北三陸には、津波が来たとき、家族にも財産にも構わず、各自てんでばらばらに逃げろ!ということを表す言葉として「津波てんでんこ」という方言があります。

 度々、津波に襲われ、生活をのみ込まれてきた東北に言い伝えられてきた教訓があったにもかかわらず、今回大惨事となってしまいました・・・


 宮崎には「津波でんてんこ」のような言い伝えられる方言すらありません。

 繰り返しになりますが、自助・共助が“9割”です!

 

 







 


雑感136

2011年06月23日 23時11分54秒 | Weblog


 先日、スーツを購入した際に、「エコ!ワイシャツ下取りセール!」というキャンペーンが実施されているのを知り

 “これはしめた!”

 すっかり着ることのなくなっていたワイシャツをどっさりあることに気付いたからです。

 襟やそで口が擦り切れているもの・・・病院勤務時代、デイケア棟のペンキ塗りをしていたとき飛び散ってこびりついたもの・・・何年もタンスの肥やしになっていて、もう捨てるしかないものまで・・・一応丁寧にたたんで・・・少し申し訳ない気持ちを抑えつつ、お店に持っていくと

 「すべて引き取らせていただきます。」

 と、快く受け取っていただけました。

 ゴミになる一歩手前のワイシャツが再利用されるとともに、下取りまでしてもらえるラッキーにホクホクしていると

 「こちらをご利用ください。」

 と、店員さんからチケットを渡されました。

 “500円”と書かれたチケットを10枚ほどいただいたので

 “これで入り口にあったワゴンセールのワイシャツが3~4枚は買えるな!”
 
 と、喜んだのはつかの間

 “3000円以上の商品1品につき1枚利用できます”

 と、下の方に書き足してありました。

 “そうだよな・・・そんなうまい話はないよな・・・さすがに10枚まとめてワイシャツはいらないな・・・”

 と、考えているときに「父の日キャンペーン」と書かれた店内広告が!

 再び

 “これはしめた!”

 と思い、よさげなポロシャツを2枚選んで、レジに持って行き

 「先程のチケットは使えますか・・・」

 と、自信満々に胸ポケットから500円チケット2枚を出そうとした瞬間・・・

 「先程のはワイシャツにはご利用できますが、ポロシャツには使えないんですよ・・・」

 胸ポケットに差し込んだ手が一瞬止まり、チケットを放してから何ごともなかったのように

 「あっ、そ、そうですよね・・・」

 私以上にレジに置かれたポロシャツがばつ悪そうで・・・すぐさま

 「父の日用にラッピングお願いします。」

 チケットは、今着ているワイシャツが疲れたときに使うようにします。

 

 

 


余波

2011年06月22日 23時41分31秒 | Weblog

 41.7%

 この数字は、今日の商工建設常任委員会の中で報告されたもので、東日本大震災に伴う商工業者への影響調査において、「売上減少」と回答があった割合です。

 売上が減少した事業所のうち約60%が「2割以上の減少」しています。

 業種別では、卸売業、宿泊業、飲食業の順で影響を受けており、売上減少の主な要因として

 ○消費マインドの低下

 ○仕入先・原産地の業務縮小・操業停止

 ○物流の混乱

 などがあげられています。

 さらに辛い報告が続きました…

 昨年度と一昨年度を比較しての海外観光客動向について、韓国、台湾、香港からの観光客は大幅に減るとともに、直行便の搭乗率は50%にも満たない状況でした…

 口蹄疫、鳥インフルエンザ、新燃岳噴火被災からようやく復興の兆しが見えはじめた矢先の大震災と、これでもかこれでもかと苦境が続いていますが、立ち止まる訳にはいきません!

 私は県内経済の底上げに尽力したいと、今年度商業建設常任委員会に入らせてもらいました。

 県としても厳しい財政状況が続いていますが、今こそ国・九州各県と連携を図り、果敢に事業展開をするときです。

 中小企業融資制度や雇用創出強化事業、そして観光客誘致事業、さらには宮崎県のアンテナショップ展開など重厚かつ積極的な事業内容について執行部と真剣協議を続けています。

 節電への取り組みは必要ですが、活動や購買までもが消極的にならないよう心がけ、今こそ力を合わせて宮崎から元気を出して生きましょう!!

ジンケンジャーの基地

2011年06月21日 22時50分38秒 | Weblog

 



 ジンケンジャーは、かなり知名度が上がってきているように思われます。

 子どもたちには、地元ヒーローキャラクターとして・・・私たち世代にとっては、人権を再認識させてくれるとともに、“ゴレンジャー”を彷彿させるコスチュームとアクションは、とても懐かしくインパクトばっちりです。

 では、ジンケンジャーの基地はどこにあるのでしょう?

 基地というのは語弊がありますね・・・本県の人権啓発の拠点はどこにあるかご存知ですか?

 県庁8号館(本館となりの物産館がある建物)の6階に「宮崎県人権啓発センター」があります。

  

 今回、木城町の女性団体が、視察・研修に来ていただきました。

 センターには、人権や自己啓発に関するビデオや図書がビッシリ揃っています。

   
 
 センターでは、ビデオ・図書の閲覧だけではなく、経験豊富な講師が、時には涙あり、笑いありの講話研修が行われています。

 研修費用は、一切必要ありません。

 さらにセンター内だけではなく、“人権出前講座”を実施しています。

 20人程度参加できる職場、団体、グループ(自治会、PTA、老人クラブなど)を対象に講師派遣をしています。

 こちらも講師派遣料などは必要ありません。

 近年は、プライバシー意識の高まりとともに、人権侵害の捉え方も変化しています。

 見識を再確認するためにも、一度人権啓発センターをご利用されてはいかがでしょうか!

    

 〇問合せ先

  宮崎県人権啓発センター

  〒880-8501 宮崎市橘通東2丁目10-1

  TEL 0985-32-4469 FAX0985-32-4454