奇跡への絆

図師ひろき

若者で宮崎を盛り上げよう!

2008年08月31日 23時00分15秒 | Weblog

 火がつきました!

 以前県内を16ブロックに分け、“若人ひむか活性化塾”という地域活動をしていました。
 塾生は700名を超え、地域の特色を生かした地域貢献に汗を流していました。その塾長代表を務めさせていただいていたことがあり、今でも県内各地に熱い仲間がいます。

 春に、その頃の役員何人かと飲む機会があり
 「なんかムズムズせんか~」
 「俺どんが集まったこういうこつは、ただ飲むだけじゃ終わらんわねぇ~」
 「やるか!」
 「やっど!やっど!!」

 といことで、くすぶっていた火種を再び燃え上がらせることが決まりました。 早速、メンバーに声かけをはじめ、週末に国富町法華岳にある“八丁坂”という宿泊施設に集結しました。
 県北県南から50名ほどの仲間と、有り難いことに当時我々と共に活動していただいていた県の先生方も多数参加していただきました。

 しかし、メンバーには“久しぶりに集まろや!”と伝えただけで、大半はバーべキュウーキャンプに参加くらいのノリだったようですが、サプライズ企画を用意していました。
 それは、知的スポーツ“ディベート”です。
 ともすれば我々の世代は、コミュニケーション不足で自分の気持ちを自分の言葉で伝えることを避け、連帯感を醸成すことが苦手になりつつあります。そこでちゃんと声を出して、自分の想いを相手に伝えるためのトレーニングとしてのディベートを乾杯の前に2時間ほどやってみました。

 すっかりいきなり飲む気で来ているメンバーからは不満も出るかと思いましたが、驚きながらもニコニコしながら
 「やっど!やっど!!」
 やっぱり同じ血が流れているな~と感じました。

 ディベートは一般的に、1つのテーマについて肯定側と否定側とに機械的に分かれ議論を戦わせ、流れとしては立論・尋問・反駁(はんばく)から構成されています。
 ・立論とは、肯定側であればメリットを主張し、否定側であればデメリットを主張することです。
 ・尋問とは、相手側の立論に対する質問です。不明点をなくすようにします。
 ・反駁とは、相手側の立論に対する反論です。矛盾点や問題点を指摘します。

 テーマは
 “オリンピックは必要か!否か!”
 “小・中学生に携帯電話は必要か!否か!”

 5人対5人のチームに分かれ、議論開始!
 もちろん参加者には直前までテーマは教えていませんので、自分の知識や経験そして想いで相手チームを論破していきます。

 1つのテーマで約40分間、議論を重ねていきます。
 そしてジャッジ!
 会場全員の判定結果は、オリンピックは必要はが勝利!携帯電話は不必要派が勝利!
 どのチームも素晴らしい理論展開でした。何より全員がしっかり声を出していたことが嬉しかったです。

 もちろんその後の飲み会は、ディベートが最高のつまみとなり、遅くまで情熱の炎が消えることはありませんでした。
 寝たのは午前4時・・・

 これからこの仲間と共に宮崎を盛り上げるため、どんな“元気”が創り出せるか楽しみでしょうがありません!!


       

       

       


目指せ!日本一!日之影!!

2008年08月30日 13時30分12秒 | Weblog
 
 消防団の県消防操法大会が、宮崎県消防学校で開催されました。

 各町村、市郡大会を勝ち抜いた33部の精鋭が集結しました。
 競技は、ポンプ自動車操法、小型ポンプ操法、小型ポンプ積載車操法の3部門で行われました。
 もちろんどの部もハイレベルで、一見スムースで楽々と競技しているかのようですが、その流れるような無駄のない動きのなかに日頃、汗にまみれになって練習している成果が凝縮されているのです。

 競技会場は、芝生のグラウンドでした。
 私は今までアスファルトの上でしか競技した事がありませんし、児湯郡管内の大会会場は芝生のところはありません。
 おまけに芝生は前日からの雨で濡れており、空を見上げれば今にも降り出しそうな雨雲が黒々と広がっています。
 要員の方々が足を滑らせてしまわないか心配で仕方ありませんでした。

 次々と繰広げられる華麗な操作と見事なスピード、そして見る者を釘付けにする要員一人一人の迫力!

 迫力に押されて天気も崩れることなく、競技終了。

 そして結果は
 ・ポンプ自動車操法
  1位 野尻町消防団第3分団第6部
  2位 日向市消防団第1分団第1部
  3位 高鍋町消防団第3部

 ・小型ポンプ操法
  1位 日之影町消防団第3分団第12部
  2位 椎葉村消防団第7部
  3位 日向市消防団第5分団第33部
 
 ・小型ポンプ積載車操法
  1位 日向市消防団第1分団第3部
  2位 小林市消防団第2分団第12部
  3位 日之影町消防団第3分団第13部

 地元の声援を胸に闘われた要員とそれを支えられた地元消防部員に、そして要員が訓練で家を空けることが多かったにもかかわらず温かく見守ってくださったご家族に心からの労い言葉を送ります。

 お疲れ様でした。
 あなた方は地域の宝です。絆そのものです。

 小型ポンプ操法で優勝した日之影町消防団第3部団第12部の皆さんにおかれましては、10月に東京で行われる全国大会で優秀な成績をおさめ、“宮崎県消防団ここにあり!”を全国に示していただきたいと願います。
 皆さんは、宮崎県消防団員の誇りです。
 頑張れ!頑張れ!日之影町!!


       

夏もそろそろ

2008年08月29日 12時17分39秒 | Weblog

 ♪夏もそろそろ終わりねと、君が言う。
  浴衣姿で線香花火・・・♪
 
 長渕剛の歌で“夏祭り”という曲があります。
 高校時代はギターで、この曲を練習しましたがスリーフィンガーが難しく、うまく弾けませんでした・・・

 特別養護老人ホームの“夏祭り”に行っていました。
 以前にもご紹介した私の祖父がお世話になっている施設です。 

 あいにくの雨のため施設内ホールでの開催となり残念でした。
 ここの施設は、毎年毎年楽しい出し物が名物で、今回も次から次に仮設ステージが華やかに彩られました。

 大正琴あり、職員の方の創作ダンスあり、子供たちのダンスあり、エイサー披露あり・・・特に入所者の方を喜ばしたのは、男子職員が女装しての“ミスコンテスト”でした。
 無理やり着たドレスは背中のファスナーが上がらず背中丸見え。ミニスカートから伸びた足はすね毛ボウボウ。口紅はお化けのQ太郎・・・
 一人一人登場する度に、場内は爆笑の渦でした。
 最後に登場した事務長さんは、ワンレンのブラウンヘアーと胸にいっぱい詰め物をして登場!モンローウォークで入所者を挑発しながら、最後はターンでセクシーポーズ!
 役者です!!

 実は私も以前一度だけ女装をしたことがあります。
 友人の結婚披露宴の余興で、二人の馴れ初めを寸劇で紹介した時です。私が新婦役をやり、新婦が看護師をされていたので白衣を着て熱演させていただきました。
 案外、評判良かったんですよ・・・(写真が残っていなくて良かった・・・)

 あっという間に時間は過ぎ、お開きに・・・
 じいちゃんに
「どんげやった?おもしりかったね!」
と聞くと
「おもしりかった!おもしりかった!」
とニコニコ
「どれがおもしりかった?」
と聞くと
「・・・」

 最近、認知症が進行しています。
 俺の名前は分からんなってもいいから、顔は覚えちょってな。じいちゃん。

     

     


県政報告会

2008年08月27日 14時07分27秒 | Weblog

 佐土原と川南で県政報告会を開催しました。

 佐土原会場は武井議員主催の報告会に来賓(!?)参加させていただきました。
 私からは、愛みやざきが誕生して取り組んできた議会改革の内容を紹介させていただきました。
 ・応召旅費(いわゆる交通費)の見直し
 ・政務調査費の領収書公開
 ・議員定数削減への取り組み
 
 特に、政務調査費の1円以上領収書公開にたどり着くまでの説明の後には、場内から成果を讃える拍手をいただきました。
 
 武井議員からは、エコクリーンプラザみやざき問題や東国原県政の経緯と課題等について報告がありました。

 参加者との質疑応答では、次々と手が挙がり
「議員定数を減らしすぎると、地域の声が行政に反映しにくくなるので慎重に協議して欲しい。」

「県道に設置してある歩道等への進入禁止ポールが見にくいため、かえって危ない!色や高さを改善する必要がある。」
 貴重なご意見をいただきました。

 川南会場では、県内外から注目されている“軽トラ市”や“ウエスタン・カーニバル”を運営されている観光協会の方や若者連絡協議会の方々にお集まりいただき、報告をさせていただきました。
 ここでも
「今までこんげ詳しく県議の話を聞いたこたねぇが、議員の数が減ったらもっと忙しなっどが。そんげなったら、なおんこつ話を聞くこつができんなっとじゃねぇか・・・」
 とのご意見をいただきました。

「生産者の皆様が、商工会の皆様が、建設業の皆様が身を削りながら努力をしておられます。県議会だけが現状維持ではいられません。議員定数が減っても、減った人数以上の働きをします。今まで以上に動き回って、皆様のところに顔を出し、話を聴かせていただきます。
 きれい事に聞こえるかもしれませんが、きれい事を貫かせてください。」

「それができればいいとよ!期待しちょど!!ワハハハハハッハ」

 養豚農家の方からは
「販路開拓をして欲しい!もちろん自分でも動いています。自分は国内に限らず海外、特に上海市場を視野に入れています。」

「愛みやざきで昨年、上海視察に行ってきました。上流階級層向けのデパートには、松阪牛や神戸牛が所狭しと並んでいた。販路拡大のビジョンは我々も同じです!」

「今度、農協青年部で上海視察セミナーに行く予定です。しっかり勉強してきます。」

「愛みやざきは、上海の日本領事館や宮崎県人会の方々とはパイプがあるから、どんどん使ってください。」

「一緒に行きませんか?」

「そうだ!共に学び、共に汗をかこう!」
 
 熱い会話が交わされました。

 予定をしていませんでしたが、報告会への参加者を募っていただいた代表の方から、心温まるお礼の言葉までいただきまして、有り難いかぎりでした。
 
 これからも県民目線で、そして宮崎の将来を見据えて活動を続けていきます。
           


宮崎県北部地域

2008年08月25日 18時07分36秒 | Weblog
 東臼杵郡、西臼杵郡そして児湯郡の県北3郡で宮崎県北部地域町村議会議長連絡協議会を組織しています。
 この県北3郡の振興策をまとめ定期的に県に対し要望活動を行っています。
 県北3郡は、豊かな農林水産資源や観光資源に恵まれておりますが、急峻で広大な山間部を有していること等もあり、地域発展に不可欠な社会資本の整備、なかでも道路網の整備が大きく立ち遅れており、地域の産業、経済、文化の発展が大きく阻害されています。
 さらに、有害鳥獣による農林業への被害拡大や木材価格の低迷が進行するなど地域を取り巻く環境は極めて厳しく、人口減少や高齢化率の急速な進展などが懸念されています。

 今回の要望事項は
 ・独立行政法人国立病院機構宮崎病院の整備促進と前付属看護学校を含む周辺土地の有効活用について
 ・耳川流域の治山・治水対策について
 ・主要地方道緒方高千穂線の整備促進について
など16項目にわたり、知事及び議会議長に要望しました。

 知事は、要望項目のうち
 ・東九州自動車道及び九州横断自動車道延岡線の早期整備について
 ・森林・林業対策の推進について
 ・有害鳥獣の被害防止対策について
に言及され、特に有害鳥獣対策については県の裁量によるところがあるため
 「鹿と猪の狩猟期間を統一し、11月1日から3月15日まで延長することはすでに認可手続きに入っています。そして狩猟用具に対する使用条件を見直しくくりなわの直径に関する規制を緩和していくことを検討している。」
など具体的な対応策を示していただきました。

 要望事項は、多額に事業費を要するものがほとんどで近日中の改善は困難なことは明らかですが、地域の実情を、特に中山間地の厳しい現実を県執行部に理解していただき、陽をあてていただきたい。

 私の住む木城町にも、高齢化率が70%におよぶ集落があります。
 戸数も80戸あまりで、今年度いっぱいで集落にある小学校の廃校が決まりました。
 高齢者の多くは、一人もしくは二人暮らしで、定期的に来ていただく町内の医師の往診やヘルパーの訪問以上に医療・介護行為が必要になると、
山を降りなくてはならなくなります。
 つまり住み慣れた我が家では、人生が全うできないのです。

 このような地域を守ることこそ政治の役割であると考えます。
 要望事項が要望しただけで終わりにならないように、地域の灯を絶やさないためにも、智慧を絞り、1歩づつでも要望が具現化するような政策提案をし続けて生きます。

    

永久に共に

2008年08月24日 23時56分07秒 | Weblog
 “同志”西村さとし・みわ夫妻の結婚披露宴に出席させていただきました。

 なんと約500名の出席者!!
 会場となったホテルの大ホールでは入りきらず、別の階のホールまでも使用するといった2会場式披露宴でした。
 現職・元職の国会議員の先生方や新婦の職場であるマスコミ関係の方など名立たる方々が会場を埋め尽くしていました。
 
 そして新郎新婦の入場です!
 ドライアイスカーテンをくぐりぬけ、緊張気味の二人が登場しました。

 その時、私は何故か
 “ありがとう・・・”
とささやいていました。
 遠くから二人が近づくにつれ、この披露宴という大イベントにたどり着くまでの苦労がだんだんひしひしと伝わってきて、すでにうるうるしてしまいました。

 乾杯!!

 テーブルいっぱいに並べられた料理を片っ端からたいらげて、松田さん、武井さんそして私の3人は会場をあとにしました。
 そう!余興の準備のためです!

 控え室に入りメイキャップ開始!

 私が新郎役。
 武井さんが新婦役。
 松田さんが先輩議員役。
 
 二人の馴れ初めから、西村さんの議会での活躍までをコント仕立てにして披露しました。
 台本作成から主役熱演まで演劇部出身の武井さんが大活躍でした。
 私も久しぶりに顔に絵の具でペインティングをして、このときぞとばかりに大はしゃぎしました!
 残念ながら、今回のブログでは私の迫真の演技風景はアップできませんが、写真が手に入り次第ご披露しようとは思います・・・

 披露宴も終盤。
 新婦の言葉。
 新郎を支え、どんな事があっても“信じぬく覚悟”そして日向に地で暮していく強い意志が“ずしっ”と伝わってくる素晴らしいスピーチでした。
 もちろん私も涙・・・涙・・・

 最後に新郎からお礼の挨拶。
 披露宴が始まってから約4時間半。
 すでに会場のほとんどはほろ酔い・・・いやいや酩酊状態。
 がやがやとする場内が、新郎の“凛”としたスピーチがはじまると金色の空気に変わりました。
 新郎の誠実で前向きで、そして包容力のある言葉からはオーラさえ感じました。

 そして、やっぱり私は
 “ありがとう・・・”
とささやいていました。

 心から心から二人が、永久に共に幸せであることを願っています。

               

シュタイナー教育

2008年08月23日 13時48分35秒 | Weblog
 常任委員会県外視察研修の続きです。
 神奈川県相模原市にある学校法人「シュタイナー学園」で“ルドルフ・シュタイナーの教育観”を学んできました。

 ルドルフ・シュタイナーはオーストリア生まれで、その教育観としては、人間の成長を7年ごとの周期で捉え、各年齢期の心身の発達に即した芸術的カリキュラムにより、世界の本質を学ぶように導くものです。人間学と愛情に貫かれた教育によって、人生の困難を解決する力を自分の中に生み出す人を、未来の世代にもたらしたいとの考えに基づいています。

 抽象的ですね・・・
 ではもっと具体的に。
 毎朝1時間45分使って、国・算・理・社・フォルメン線描(動きを感じながら、線や文様を描く学科)を3週間前後一つの学科をじっくり学びます。
 たっぷり浸りきって学んだあとは、しばらく休んで別の学科に入ります。学んだことをいったん忘れることによって、それが新しい段階の記憶となって蓄積されていくそうです。

 知的発達だけを点数で表すテストや評価はせず、それぞれの子供の総合的な成長の様子を各教師が記した“成長の記録”を学年末に保護者に渡しています。子供たちは自らの興味と関心の深まりのみによって学びを進めます。

 1987年に東京都新宿区大久保のビルの一室で1学年8名で産声をあげた日本版シュタイナー教育は、1997年にNPO法人認証を取得。2005年には神奈川県藤野町が国から認定を受けた「藤野教育芸術特区」の制度を利用し、学校法人シュタイナー学園となり、全日制の私立小中一貫校として運営されています。
 1学年26名を上限とし、現在は1年生~9年生186名が在校。
 教員数は、常勤教員17名。講師10名。

 私たちの世代以降は、受験戦争の中で育ち、感性を育てること重視している教育とは無縁であったといっても過言ではないでしょう。
 このシュタイナー教育は、詰め込み式教育に一石を投じるもので、教員も保護者も現代教育の限界や歪みを感じている方々がここに集われているのだろうと感じました。
 実際、シュタイナー学園が藤野町に移転してきて、子供たちにこの教育を受けさせるため70世帯あまりの方々が移住されているとのこと。
 さらに毎年の入学説明会には100組もの家族が訪れ、転入学希望者も複数いらっしゃるようです。

 ここでシュタイナー教育をわかりやすくに解説するために、西平東京大学准教授のコメントを紹介します。
 「シュタイナー学校の出身者たちはどんな生き方をしているのか。そんなテーマで調査をしていた時期があった。でも研究はなかなか上手くいかなかった。会う人会う人、話をしていると楽しくなったり感動したり、研究どころではなくなってしまったのである。ホノルルで出会った人が、こんなことを言っていた。
 “この社会は3つの特徴を持っている。1つは「忙しすぎる」。2つは「表面的なことばかりに眼を向ける」、3つは「眼に見えるものばかりを大切にする」。シュタイナー教育はそれとは違うことを大切にしているように思う”
と話していた。
 急がないこと。見栄えのよさとは違う本物を求めること。そして眼に見えないものを大切にすること。そんな人たちを語る人たちが多かった・・・」

 正直言って研修冒頭、校長先生から
“世界の本質を学ぶよう導く・・・”
とか
“人生の困難を解決する力を自分の中に生み出す・・・”
の説明を聞いた時には、引いていました。
 しかし、1時間半ほどの研修が終わりに近づくにつれ、シュタイナー教育に惹かれている自分がいました。

 今後も自主的に学んで行きます。

               

                

 海上保安資料館横浜館にて

        

常任委員会県外調査

2008年08月22日 13時19分09秒 | Weblog

 20日から所属する文京警察企業常任委員会で県外調査に行ってきました。

 今回は栃木県、山梨県、神奈川県を2泊3日で視察研修する行程でした。
 
 研修内容は
 ・栃木県教育委員会にて、地域・家庭の教育力向上の取り組み等について
 ・山梨県企業局にて、企業局の事業概要及びクリーンエネルギーの取り組み等について
 ・学校法人シュタイナー学園にて、シュタイナー教育のカリキュラムを用いた教育について
 ・神奈川県警察本部にて、県内の米軍基地をめぐる警備情勢等について
 ・海上保安資料館横浜館いて、工作船関係の調査

というように多岐にわたるものでした。

 栃木県教育委員会では、保護者が親としての役割を十分果たせるよう、市町村が家庭教育支援団体等と連携し、子育てやしつけについて親が主体的に学ぶ「親学習プログラム」を活用した学習活動の実施や、3歳から5歳の子を持つ保護者を対象としてた啓発資料の作成・配布等を行い、すべての保護者を対象に社会全体で家庭教育を支援する体制を構築されていました。

 山梨県企業局では、電気事業・温泉事業・地域振興事業の3事業を経営されており、特に電気事業では、18発電所を運転しています。また平成10年からは全ての県営発電所の監視制御業務を一元化するため、発電総合制御所(クリーンエネルギーセンター)の運用を開始しています。
 さらに地球環境にやさしい中小水力発電や新エネルギーの開発にも積極的に取り組み“環境とエネルギーについて”多くの県民に理解が深まるよう啓蒙活動を行っていました。

 もっともっと報告したいことがあるのですが、実は今、羽田空港でこのブログを書いています。搭乗時間が迫ってきています。落ち着いて書けず、打ち間違いが増えてきましたので、この続きは宮崎に帰ってゆっくりさせていただきます。
 お楽しみに!!


                  

                             
 


なぜ後期高齢者診療科に反対か

2008年08月19日 18時39分09秒 | Weblog
 先日、私が代表を務めさせていただいている“宮崎県若手議員連盟宮崎維新塾”の定期学習会を開催しました。

 今回の講師は、宮崎県医師会副会長の富田雄二先生と衆議院議員の古川禎久代議士をお招きして“後期高齢者保険の現状と展望”について意見交換をさせていただきました。

 日本医師会の後期高齢者保険に対する考え方としては、75歳以上では疾病の発症率、受療率、医療費(特に入院)が急速に高まり、保険原理は機能しにくい。したがって保障原理で運営し、公費負担割合を9割に引き上げるべきとしています。
 つまり公費負担割合が5割以下の現行制度を見直し、公費を引き上げることにより後期高齢者の保険料及び自己負担分の軽減を図ることを意味しています。
 
 賛成です!
 高齢者の方々は、保険料が容赦なく年金から天引きされ、窓口支払い分を捻出できず治療を受けたくても病院に行けないような状態になっています。
 後期高齢者保険が“うばすて山保険”と言われる由縁はそこにあります。

 さらに宮崎県医師会は、後期高齢者診療料の施設基準の届出自粛と算定見送りを各医療機関に周知しています。
 これは、糖尿病、高血圧性疾患や脳血管疾患など慢性疾患の診療を行う医療機関を限定するもので、つまりかかりつけ以外の医療機関は病状の急性増悪以外は、医療行為をしたとしても後期高齢者診療料は算定できないという状況を改善するための措置です。
 患者心理としては、かかりつけの医療機関を頼るのと同じくらいに、専門医療機関を受診したいと思うことは当然のことで、後期高齢者診療料はどこでも安心して良質の医療を受けられる日本の医療制度の根幹を揺るがすものにもなりかねません。

 全国的にみても、25の自治体がこの後期高齢者診療料の算定に反対しており、現場からも怒りが噴出しているこの制度は間違いだったと言わざるを得ません。
 
 古川代議士におかれましても、都道府県ごとに高額療養費の金額設定ができるようなることを例に挙げ、自治体間の医療格差が生じることに懸念を抱いていることや総理大臣の諮問機関である経済財政諮問会議が示す市場開放政策があまりにも優先され、医療・福祉政策がないがしろにされている現状を赤裸々に語っていただきました。

 現場を無視して、医療費抑制ありきで制度設計すことは間違いです!
 高齢化率が上昇する中、医療費が上昇するのは必然です。
 ここは、消費税の引き上げも視野に入れ、その引き上げ分を高齢者医療を含む医療・福祉制度の公費負担部分に充てる時代が来ていると、私は考えます。

           


 

竹とんぼ

2008年08月18日 13時16分43秒 | Weblog
 高鍋町にある円福寺の“ひょうすんぼ祭り”の手伝いに行ってきました。
 以前紹介した、河童が住めるようなきれいな河川を取り戻すためのボランティア活動をしている“ひょうすんぼ共和国”主催の行事です。

 人形劇あり、そうめん流しあり、竹とんぼ作りありと、参加していただいたボランティアの方は汗いっぱいでしたが、子供たちは笑顔いっぱいでした。

 久しぶりに竹とんぼを作りました。
 小学校の頃は、電動の鉛筆削りもありましたが、ナイフで鉛筆削りをしていました。竹とんぼはもちろん、竹水鉄砲や竹馬を自分で作って遊んでいたものです。特に竹馬は、自分の身長より高い、足の長い竹馬を作って自慢げに歩き回ったものです。
 竹とんぼ作りは、竹をいかに薄く削るかと左右のバランスをとることがポイントです。
 「ど~ら、おじちゃんが作っちゃるかい、ちょっと待っちょきない。」
と威勢良くナイフを握ったまでは良かったのですが、竹が硬いのか、ナイフが切れないのか・・・いやいや私が不器用なせいで竹が削れない削れない・・・
 竹とんぼを作る前に、親指にマメを作り、汗だくになりながら削りました。
 「おじちゃん!まだできんと!」
と子供たちに急かされながらも
 「もうちょっと、待っちょってね・・・」
と引きつった笑顔で応えて、悪戦苦闘すること30分・・・

 “完璧!”
 芸術的な作品が出来上がりました。
 「はい!どうぞ!」
と待ちわびた子供に渡すと
 「どんげやって飛ばすと?」
 今時の子供たちは・・・と思いながらも、一人一人子供たちの手をとり飛ばし方を伝授しました(笑)

 青空に竹とんぼ高く飛ばし、見上げた空には本当のとんぼがたくさん飛んでいました。
 親指はヒリヒリしながらも、爽やかな時間に満たされて幸せでした。