奇跡への絆

図師ひろき

雑感288

2012年04月30日 23時34分30秒 | Weblog


 うどん県にはやられた・・・

 今さらチキン南蛮県は名乗れない・・・

 彦にゃんにやられたと思っていたら、くまもんのはもっとやられた・・・

 果たしてみやざき犬はどれほど巻き返せるのだろうか・・・

 そして今度は、高知県に先手を打たれた感があります・・・

 高知県では、携帯電話向けのゲーム開発を支援し、ネット回線を使って不特定多数が参加するソーシャルゲームを開発し、大手携帯サイト運営会社から配信されています。

 高知県は、ゲームのシナリオコンテストを実施し、入賞作品を基に、地元出身の漫画家や作曲家にデザイン制作と作曲を依頼し、IT関連企業がゲームを完成させました。

 ソーシャルゲーム市場は急成長しています。

 ゲームは通信料以外に費用はかからないのですが、アイテムを購入すると課金される仕組みになっていて、2008年に49億円だった市場規模が、昨年は2570億円に膨らみ、月に10億円以上売り上げる作品もあるとのこと。

 高知県の担当者は

 「ゲーム販売で開発費用を回収して、新たな作品を開発する流れを作りたい」

 と意欲満々で、6月には高知発の2作品が新たに配信される予定とのこと・・・

 行政が、携帯電話ゲームに参入などとは、考えも及ばない展開のようですが、成長産業に官民一体となって取り組むということは、全国どこの自治体でも掲げているスローガンです。 

 高知県では、それがソーシャルゲームだっただけのことです。

 それにしても、やられた感は否めません。

 ここまで書けば宮崎県がおのずと取り組まなければならない方向性も分かっていただけると思います。

 国内最大手のゲームメーカーであるセガ・サミーが、本県にやって来てくれます。

 県として、県議会産業建設常任委員会委員として、官民一体となり何に取り組めるのか、まずはその取り組む術を積極的に探っていきます。

 


雑感287

2012年04月29日 23時20分18秒 | Weblog


 テレビで、江戸時代などの古地図を見ながら街角を散歩する番組を見かけるようになりました。

 最近ではスマートフォンも“今昔散歩”という無料アプリケーションで江戸や明治の古地図と現在の地図を画面に表示できるサービスを開始し、中高年だけではなく若い世代にも好評のようです。

 さらに歴史好きな女性、いわゆる“歴女”の広がりとともに、古地図散歩が静かなブームとなっているとのこと・・・

 こブームに乗って、各地の自治体でも古地図を生かした取り組みが展開されています。

 5月に開業する東京スカイツリーのある東京都墨田区では、観光客向けにスカイツリー周辺の古地図アプリを業者を共同開発していたり、奈良県では県内11ヶ所の古地図アプリを無料提供しています。

 また山口県では、古地図を見ながら明治維新の史跡を巡るツアーを実施しています。

 宮崎県庁本館2階には、古地図ではありませんが、県庁が建設された当時の写真が飾られており、県庁見学の方々は必ず足を止められ、熱心にのぞきこまれています。

 写真以外にも、宮崎の歴史をひも解く資料や古地図もたくさん資料館に眠っているはずです。

 県庁への観光客がめっきり減ってしまった昨今ですが、他県のように古地図アプリを開発して、宮崎版今昔散歩ツアーなるものを提供できれば、歴女をはじめとする新たな観光客の掘り起こしに繋がる可能性があります。

 さすがに1300年前の古地図はないでしょうね・・・

 ご存知のとおり、今年は古事記編さん1300年にあたる記念の年です。


 神話に関係する自治体では、あの手この手の観光客誘致合戦が始まっています。

 単発のイベントを繰り返すのではなく、歴史的史実と位置関係を現代の生活に落とし込み、天孫降臨からの神々に足取りが疑似体験できる観光ルートの再構築が望まれます。

 今年を新たな出発年として、神話のロマンを感じてもらえる宮崎県を、どんどんアピールして、スマホ片手に県内の観光地を巡る女性が増えたら素敵ですね。

 そのためにも担当課と建設的な意見交換を続けます。

 


十次の精神、そして実践

2012年04月28日 23時28分30秒 | Weblog


 先日、石井十次賞贈呈式、誕生記念式典に参加させていただきました。

 
 石井十次賞は、児童福祉事業の先駆者である石井十次の精神を実践を継承し、発展させることを目的として創設され、個人あるいは団体に対して表彰するものです。

 石井十次の功績は、広く知れている通りですが、こんな出来事もあったようです・・・

 十次が孤児たちで結成した音楽幻灯隊による、全国演奏会を行うため出発式を催した際、文豪の徳富蘇峰が

 「君は、ほとんど他に類型なき存在の一人、聖僧の如く、英雄の如く、常識人でもあり、非常識人でもある・・・」

 と敬意と感謝の気持ちを込めて挨拶をされたようです。

 49歳で世を去ってしまった十次ですが、その精神は石井記念友愛社に脈々と引き継がれ、全国的にも数々の実践者の方々いらっしゃいます。

 今回、石井十次賞を授賞されたのは、山形県鶴岡市の社会福祉法人思恩会“七窪思恩園”でした。

 児童養護施設“七窪思恩園”は、昭和4年に設立され、「思恩の心(親・師・社会・自然の4つの恩)を大切にして、子そもからお年寄りまでが安心して暮らせることを実現するために、独居老人に対しても配食サービスを行うなど、児童福祉の領域にとどまらず、地域福祉の実践者としても地域に貢献され続けています。

 石井十次賞贈呈式に引き続き行われた生誕記念式典では、石井十次に関する意見発表会が行われました。

  

 小学5年生の谷口さくらさんが

 「・・・十次先生の世の中や人のためになることをしたい、という思いに強く心引かれ、私も人のためになることをしたいと思うようになりました。」

 

 とハキハキ発表してくれれば、中学3年生の大木場真子さんは

 「・・・十次先生は、孤児の子どもたちに愛情を持ち、優しさを与え、子どもたちの創造する未来に希望を持っていたのだと思います。私たちが受ける優しさや愛情は、未来への希望です。その希望を胸に私たちも優しく生きていきたいと思います。」

 と、とても綺麗な表現で、心温まる発表をしてくれました。

 その後、石井十次顕彰会から児童生徒に、石井十次小伝や英語物語の贈呈がありました。

    

 そして締めくくりは、フラウエンコールなでしこの皆さんによる石井十次を称える歌の披露がありました。

    

 その歌詞の一節に

 ♪十次の心 のびていく♪

 というところがあります。

 十次が生涯をささげ、児童福祉にまい進したこの地で生活する者の一人として、しっかりと受け継いでいきます。



声を上げるだけはダメなんです

2012年04月27日 23時22分30秒 | Weblog


 第37回児湯農協共同組合通常総代会に出席してきました。

 平成23年度の事業報告や平成24年度の事業計画などが議題として取り上げられ、各地域から選出された400名近い総代の方々が、執行役員の説明を傾聴されました。

 平成23年度のJA児湯は、口蹄疫の影響で畜産の販売事業が大きく減収となったものの、他事業の収益増や損益計算の見直し指導があったこと等により、約4億7千万円の余剰金を出されました。

 それでも組合員からはいつくかの厳しい質疑が出されました。

 「燃料情勢が高値で推移しているが、組合員への燃料供給は適正価格で行われているのか!」

 「余剰金があったのであれば、資材などを購入しやすくするなど組合員への還元をさらに行うべきではないか!」

 「生産者は厳しい経営が続いている。組合員のための農協か、農協のための組合員か、疑問を抱くこともある。」

 「役員報酬は、どのような協議で決められているのか説明せよ!」

 などなど次々と出される組合員からの声に、緊張感ある答弁が続きました。

 そして質疑というよりも、要望として

 「若い世代が、夢と希望を持てる農協運営を期待する!」

 との発言には会場から拍手が湧き起こりました。

 平成24年度の事業計画、特に販売計画では前年度を上回る数字が列挙され、畜産部門においては6倍近い取引計画が示され、トータルで前年度比176.4%の販売計画となっていました。

 事業計画が満場一致で承認された後、特別決議がありました。

 それは“TPP(環太平洋連携協定)交渉参加阻止”に関するものでした。

 決議文の読み上げは、青年部の方が力強く声を上げられ

 「・・・我々は政府に対し、十分な情報開示と公正な国民議論の展開や国益の視点に立った具体的な判断基準を早急に定めるよう求めるとともに、今後ともTPP交渉参加阻止を実現するまで、不退転の決意で徹底して闘っていくものである。」

 会場からは割れんばかりの拍手での賛同が示されました。

 総会が終わり、先ほどの青年部の方に

 「素晴らしい決議文の読み上げでした!」

 と声をかけると

 「声を上げるだけではダメなんです。私たちは今月、国会まで行き、座り込みの抗議活動をしてきます!」

 と鬼気迫る目で訴えられました。

 「私たちも最大限の努力をして、生産者の暮らしを守ります!」

 短いやり取りでしたが、同世代だからこそ通じ合う心意気がありました。

 
 私もまた国へ足を運び、直訴を続けます!

 

 


雑感286

2012年04月26日 23時26分15秒 | Weblog

 “あと18年後の2030年までに、食料が現状より50%、エネルギーが45%、水が30%多く必要になる”

 人類が到底達成できそうに途方もない指摘がされました。

 でもその指摘を行ったのは国連の「地球の持続可能性に関するハイレベル・パネル(GSP)」です。

 このGSPの報告書によると…

 “人類は最も繁栄したが、同時に10億人以上が貧困状態にある”

 “これまで経済と環境それぞれの担当者が長期間、まるで全く異なる言語で会話していた”

 “将来の世代が受ける利益を損なわないように、現在の世代が環境を利用し、持続可能な開発をしなければならない”

 等と指摘しています。

 経済が低迷している日本においても飽食の時代は続いていて、貧困や飢餓という状況は、テレビの映像でしか見ることができないような状況です。

 しかし間違いなく世界的な貧困は拡大しており、飢餓に苦しむ子どもたちは増えつづけています。

 指摘にもあった…

 “経済と環境の担当者が、まるで異なる言語で会話している”

 という状態は、今の日本にもそのまま当てはまっているように思えます。

 東日本大震災以降、原子力発電所の再稼動をめぐり、国と関係自治体は噛み合わない議論を繰り返し、そのやり取りをまるで別の国での争いのように傍観してる地域が混在している国が、今の日本のように思えてなりません。

 GSPは、

 “政府や国際的な資金援助団体は貧困を撲滅し、不平等を減らすよう一層取り組むこと”

 “政府は、飲料、衛生、農工業など多面的役割を果たす水の資源管理計画を策定すること”

 “政府と議会は、持続可能な開発の視点を法制定や予算編成に取り込みこと”

 等、勧告していますが、どれも漠然とした方向性だけが示されていて、国民一人ひとりの生活に関連付けていくこと困難です。

 GSPのパストール事務局長は

 「…日本は東日本大震災を乗り越え、世界に新たな国家像を示してくれると信じている…再生可能エネルギーの普及に取り組んで欲しい」

 とコメントを寄せられています。

 この夏、日本は大きな岐路に立たされることになると思います。

 私たち一人ひとりももっと次世代のために、経済と環境の共通言語を持つ努力、つまり関心を高め行動に移す気概を持たなければならないことを痛感したGSPの警告でした。


巨匠の全身全霊

2012年04月25日 23時34分20秒 | Weblog
 クラシックコンサートに行きたいのですが、ゆっくりとした時間を過ごすことが少なくなって、縁遠くなっています…

 せめてCDでもと思い、棚を整理していると懐かしい1枚が出てきました。

 ブルックナーやベートーベンの名演奏でも知られる“朝比奈 隆”の追悼アルバムです。

 私が朝比奈さんのCDを購入するきっかけとなったのは、朝比奈さんの功績を紹介するテレビ番組を見たからです。

 その内容は…

 朝比奈さんが指揮する演奏を聴いた、シカゴ交響楽団のヘンリー・フォーゲル事務局長は、3分で朝比奈さんの力量の凄さを見抜き、もう3分で朝比奈さんとの出会いが遅かったことを後悔した…

 というものだったと記憶しています。

 出会いが遅かった…そうなんです、ヘンリー事務局長が朝比奈さんの演奏を聴いたのは、朝比奈さん86歳の時でした。

 それでもヘンリー事務局長は、楽屋まで行き、シカゴでも指揮をして欲しいと懇願します。

 それから2年…

 朝比奈さんのシカゴ交響楽団定期演奏会でタクトを振ることとなります。

 そんなストーリーを背景にCDを聴くと、また違った味わいができます。

 歳のせいにして、自分の限界を決めてはいけない!とブルックナーの曲に乗せて朝比奈さんが語りかけてくれます。

 そして人と人との出会いに遅すぎるということはないということをこのCDは教えてくれます。



雑感285

2012年04月24日 23時25分48秒 | Weblog

 いよいよ開幕しました。

 プロ野球は早々にスターとしていますが、私が属する“Rookies”の早朝野球が始まりました。

 オフシーズンも時間が少しできると走り込みをしたり、黙々と壁に向かって投げ込みをしてきたのは、スタミナ維持とこの早朝野球で無様なプレーをしないためでもあります。

 が…

 基本的にはベンチウォーマーなので、いつ出番が回ってくるかはその時集まったメンバーの都合によります。

 初日の朝、ベンチ前で

 「今から今日のスタメンを発表します!一番…二番…」

 いつもの顔ぶれが次々と名前を呼ばれていました。

 「五番ファースト図師さん」

 「ハ、ハイ!」

 突然の指名にビックリ!

 よく見渡してみると、いつもファーストを守っている主砲が来ていません…

 “こりゃ、大役だな…”

 と少々腰が引けつつも

 “ここで結果を残せば、次に繋がる!”

 と気持ちを切り替え、元気だけはいつも通りグラウンドに出ていきました。

 守備も大切ですが、ほとんど代打要員の私としては、とにかく打ちたい!とにかく打ちたい!

 冷静にリラックスして打席に入ろうとしたものの、ヘルメットをかぶっておらず、慌ててベンチへ…

 完全に浮足だっていることがバレバレ…

 結果はボテボテのピッチャーゴロ…

 気を取り直してヘルメットもしっかりかぶって第二打席目!

 これもボテボテのサードゴロゴロ…

 運よくサードのエラーを誘い、一塁に残り、後続バッターの鮮やかなヒットでホームイン。

 このあと雨が激しくなり、雨天コールド勝ち!

 チームの勝利に貢献したかったのですが…唯一の救いは守備でエラーをしなかったこと…

 グラウンドの借りは、グラウンドで返すしかない!

 少しの時間でもトレーニングを続けます。



若き人々への言葉

2012年04月23日 22時48分11秒 | Weblog

 久しぶりにニーチェを読み返してみました。

 おそらくこの本を最初に手にしたのは大学生の時です。

 当時、社会学原論の講義をとっていて、その時の教授が

 「私が君達のころは、公園に寝転びながら一日中ニーチェを読みふけっていたものだよ。」

 と話されたことに興味を持ち、早速書店で、ニーチェの作品を立ち読みしてみましたが…

 ご存知の方も多いと思いますが、ニーチェは人間の絶対的な生の価値を追求し続けた哲人です。

 私ごとき浅はかな人間には到底理解困難な文章ばかり…

 それでもなんとか食い下がるために、1冊購入したのが“若き人々への言葉”でした。

 読み進んでいくと、ページの角を折り曲げているところがいくつかありました。

 大学生のとき、そのページの内容に何かを感じ、印を付けておいたのでしょう。

 何を感じたのか思い出すため慎重に読んでみましたが、もうあの頃の感受性は蘇って来ませんでした…

 ただ一カ所だけは懐かしく思えるところがありました。

 その文章は

 「若き人々のタイプ…私にとって何かかかわりのある人々のために、私は、苦悩、孤独、病気、虐待、汚辱、を欲する。

 私は彼らのために、深い自己軽蔑、自己への不信の拷問、克服された者の苦難、が味わわれないままではいないことを要求する。

 私は彼らに同情を持たない。

 なぜならば、私は彼らに対して、人が価値を持っているか、いないかを、今日において証明することのできる唯一のこと…

 すなわち彼が抵抗するということを、欲するからである。」

 私はこの文章は、ニーチェからの若き者への激励文であると思います。

 “苦難を味わいなさい。

 その苦難に立ち向かっていきなさい。

 そのことが自分の存在意義を見出だすことになるのだから!”

 ニーチェはそう語りかけてくれています。

 あれから20年以上経ちますが、この文章とあの頃東北で孤独に福祉の勉強をしていた自分と再会することができて、また力が湧いてきました。

 まだまだ若き者です。

 立ち向かっていきます!

雑感284

2012年04月22日 23時29分32秒 | Weblog


 昨日、午前中の空き時間にジョギングをしたのには訳があります・・・

 最近は寝不足続きなので、少し仮眠をとってもよかったのですが、走りました。

 それは前日にブラット・ピット主演の“マネーボール”というDVDを観たからです。

 その作品は実話に基づいており、元メジャーリガーが、球団のフロントに転身するというキャリアを持つビリー・ビーンをブラッド・ピットが演じています。

 ビリー・ビーンがゼネラルマネージャーであるアスレチックスは、貧乏球団のため、優秀で年俸の高い選手は雇えないし、チームの低迷が続いていました・・・

 そんな時、野球経験はないものの、データ分析が得意なピーター・ブランドと出会ったことで、風向きが変わり始めます。

 ビリーは後に“マネーボール理論”と呼ばれる低予算で強いチームを作り上げることを実践していきます。

 しかし選手や監督の反発を生み、チーム状況が悪化・・・

 それでビリーは揺るぎない信念で突き進んでいきます。

 続きは作品でお楽しみください・・・

 DVDの終盤、“野球のロマン”というセリフが出てきます。

 このロマンという言葉を私も前に使ったことがあります。

 それは大学生の時です・・・

 医療福祉の実習などで現場の方々から様々な話を聞かせていただきました。

 その中で、ある医師が地域医療の充実を図るため、山里で小さな医療施設を開設され、地域の方々と歩まれてきた経緯を聞いたことがあります。

 その小さな医療施設には、先生を慕い多くの患者さんが訪れるようになり、また先生も積極的に地域に足を運ばれ、できる限り住み慣れた環境で生活を続けることができるように、食事管理を含めた予防に力を入れられます。

 すると・・・その取り組みに共感する医療関係者はもちろんのこと、その地域で暮らせば健康で、安心した老後を過ごすことができるとの評判が広がり、その地域に移住してくる人が増えてきました。

 そして医療施設が大きくなるに連れて、街が大きくなっていった地域があります。

 つまり医療福祉を充実させることが地域活性化にも繋がる話を聞かせていただいたときに

 「男のロマンを感じます!」

 と先生に感謝の気持ちを伝えたことがあります。

 辛い時を耐え忍び、揺るぎない信念で突き進むことで成し遂げられることがあることを、DVD観て、昔のことが思い出され、湧き上がる活力から走ってきました。

 私にも揺るぎない信念があります。

 頑張るしかない!

 

 

 


雑感283

2012年04月21日 22時58分48秒 | Weblog


 午前中、ポッカリ2時間くらい時間が空いたので、10kmほど走ってきました。

 小雨が振っていて、少し肌寒かったのですが、走り出せば汗かくから、ちょうどいい感じのミストシャワーになってくれるだろうと気楽な気持ちで走り出しました。

 案の定、途中雨脚が少し強くなりましたが、体のほてりを冷ましてくれる心地よい雨となりました。

 心地よいといえば、この時期のジョギングはなんと言っても“新緑”です。

 
今日走ったコースは、道の両端から新緑がせり出し、緑のトンネルの中を走ることができ、しばらく走りトンネルを抜けると、今度は山肌一面新緑が駆け上がっている黄緑鮮やかな道を走ることができました。

 新緑の中を走ることはまさに森林浴そのもので、新緑ならではの独特の香りの中でリフレッシュしていることを実感できます。 

 走りながら、私は

 “こんな時に、陽が差してこないかな・・・”

 と考えていました。

 何故かというと、森が動く瞬間が見えるからです。

 森が生長する瞬間が見れる言ったほうが、適切な表現に近いかもしれません。

 水分を十分に吸い上げた新緑は、陽が差してくると光を受け止めるため思いっきり葉を広げ始めます。

 その新緑の背伸びが一斉に始まる瞬間は、まさに森が動いているように見えます。

 中学高校の時にも、自転車通学をしながら、この光景に出会う度に、自転車を止め、しばし見入っていました。

 宮崎駿監督の“となりのトトロ”では、一晩にして一本の気が森に生長するシーンがありますが、そこまでの壮大さはないにしても、その生命力あふれる光景には感動せずにはいられません。

 今日は残念ながら陽は差してくれませんでしたが、新緑の勢いを十分に吸収できたジョギングでした。

 つくづく人間は、自然と共生させてもらっていることを感じ、自然の中でしか癒されない感覚があると実感しました。

 もしよろしければ、木城町えほんの郷に通じる小丸川沿いの道を通られてみませんか?

 できれば少し車から降りて、歩かれるなり深呼吸をされれば、気持ちが軽くなることを感じていただけるはずです。

 森が動く瞬間も見れるかもしれませんよ・・・