奇跡への絆

図師ひろき

農家民泊体験記1

2014年04月30日 22時52分17秒 | Weblog

 県議会の観光議員連盟で修学旅行や東南アジアからの誘客対策に取り組んでいますが、自分たちが県内の観光資源を熟知し、今後のトップセールスに説得力を持たせるため、現在中山間地で取り組まれている農家民泊を体験してきました。

 4~5人のグループに分かれ、それぞれの地域を調査しました。

 私の住んでいる木城町川原も十分山深く、日頃の生活が農家民泊のようなものなので、正直なところ新たな発見に出会える期待は、あまりしていませんでした・・・

 ところが今回の農家民泊は、いい意味で期待を裏切られる出来事の連続でした。

 私は、西都市東米良に行ってきました。

 東米良地区は、銀鏡とも呼ばれ、西都市街地から1時間以上走った先にある、広大な原生林に囲まれた山里です。

 ところで“銀鏡”って読めますか?

 “ぎんかがみ”ではなく、“しろみ”と読みます。

 神話にも登場する銀鏡は、今でも神々への信仰や神楽が脈々と受け継がれていて、集落の精神的支柱となっている、銀鏡神社では毎年盛大に徹夜で神楽が奉納され、国の指定重要無形民俗文化財にも指定されています。

 ということで、銀鏡神社を参拝しました。

    

 ここでは地区の方から、銀鏡に伝わる神話はもちろんのこと、神楽の際には1週間以内に獲られた猪の頭が祭殿に備えられることなど、生々しい話を聴かせていただきました。

 また、銀鏡には古代遺跡が存在することや朝鮮半島から渡来したと考えられる品々があったり、西南戦争の時に使用された武器なども保管されていて、歴史研究家が調査をすれば日本の歴史が変わるかもしれないほどの重要文化財が発見される可能性もあるとも教えてもらいました。

 銀鏡地区では、ゆずの栽培も盛んです。

 そのゆずを加工し、販売までも手掛けられ6次産業に取り組まれている“(株)かぐらの里”の視察もさせていただきました。

    

 かぐらの里では、ゆずをはじめ竹の子やそば、切り干し大根などを加工し、50種類もの商品開発をされるとともに、契約飲食店のオーダーに応じた小回りの利く一次加工により、年間2億円以上の販売実績をあげられています。

   

 売り上げも素晴らしいのですが、地元の方を積極的に雇用し、UターンIターン者の受け入れもされており、銀鏡神社が地域の精神的支柱なら、かぐらの里は経済的支柱となられています。

 販路は、国内にとどまらず、東南アジアやアメリカ、ヨーロッパまで拡大されており、社長さんいわく

 「ゆず消費は、まだまだ伸びます。だから営業が大切なんです!」

 と力強く語っていただきました。

  

 商品は全国発送されています!

 (株)かぐらの里

 〒881-1232 宮崎県西都市大字銀鏡490 フリーダイヤル 0120-466-203 ホームページ http://mera-yuzu.com

 パンフレットは無料発送。お届け先1ヶ所に10500円円以上お買い上げの場合、なんと送料無料です!

 私も早速、お土産をいっぱい買わせてもらいました。

 頑張っているふるさと企業を応援してください!

 


 


雑感707

2014年04月29日 23時35分25秒 | Weblog

 ちまたではゴールデンウィークのようです・・・

 今年は最長11連休をとれる方もいるようですが、11日間も休んだ後の仕事復帰はどんな感じなのでしょう・・・

 ネット上のアンケートで

 “休日最終日の夜は、気分が沈みがちになりますか?”

 というものがありました。

 その回答結果は・・・

 “沈みがちになる”と答えた方が、なんと75%。

 “ならない”と答えた方が、18%で、残りが“どちらとも言えない”でした。

 ゴールデンウィークに限らず、普通の週末でも日曜日の夕方くらいから気が滅入ってくる方も少なくないようです。

 このネットアンケートに対しても

 「休日最終日(多くは日曜日)の心細さは事実です。お金を使ってでも回避したいと思うのは私だけでしょうか?」

 「特に3連休の後は憂鬱になっていました。」

 などのコメントが寄せられていました。

 私は幸いというか、あまり曜日の感覚がないので、週末が待ち遠しいとか、月曜日が憂鬱だとかいった感覚に襲われたことはありません。

 ただゴールデンウィークらしい過ごし方をしたことはいつが最後だったか思い出すこともできません・・・

 人混みをかき分けながら観光地を巡ることは基本的にしないのですが、連休を家の中でのんびりと過ごした記憶は、すくなくとも議員になってからは一度もありません。

 今年のゴールデンウィークも、地域のイベントや行政視察が目白押しで、家族サービスはそっちのけであちこちを飛び回っています。

 家に帰る時間が夕方であれば、子どもを風呂に入れるくらいはしますが、だいたいはすでに寝顔の子どもたちを見ながらご飯を食べて、デスクワークしながらウトウトして、朝はまた子どもの寝顔を見ながら飯をかきこみ、寝ぼけまなこの子どもたちに手を振られながら家を後にします・・・

 これではイクメン頑張っているとは言えませんね・・・

 休日があるにこしたことはないと思いますが、できることなら一日が30時間くらいあると、もう少しゆとりある生活ができるのかも・・・

 いやいや今のままの考え方と仕事優先のスケジューリングでは、いくら時間があってもバタバタ過ごすことは変わらないかもしれません。

 “休日最終日の夜は、気分が沈みがちになりますか?”

 の問いには、はっきりと“いいえ”と答えますが

 “休日最終日の夜に、気分が沈みがちになるくらいに、休みを楽しんだことがありますか?”

 にも“いいえ”と答えてしまう自分がいます。

 ゴールデンウィークの代わりに、せめてどこか1日だけでもぽっかりとした時間を創ろうと思います。

 


行政の英断と民間の実践

2014年04月28日 22時21分15秒 | Weblog

 川南町に開設された、石井記念川南保育園の落成式に参加させていただきました。

    

 川南町は行政の英断で、それまで町立であった3保育園を統合し、民営化することで今まで以上の保育サービスを拡充する体制が整いました。

 その行政の意向を受け止め、保育園運営を任されたのが、石井十次先生の精神を継ぐ石井記念友愛社です。

 現在、県内に10か所の保育園を運営されており、どこの保育園も定員いっぱいの園児を受け入れられています。

 川南保育園も定員120名のところに、すでに170名を超える申し込みがあっており、断らざるを得ない状況が続いているとのことです。

 少子化が進んでいるにもかかわらず、やはり質の高い保育サービスを求める保護者は多く、友愛社はその期待に応え続けられています。

     

 保育園内は、木をふんだんに使った作りで、温もりが感じられました。

  

 園児用のシャワーもありました。

    

 建物は3階建てで、2階から1階へは乳母車ごと降りることができるスロープが設置されていました。

    

 最新の設備であることはもちろんですが、開拓の町川南を象徴するような、棒杭までもがデザインの一部となっていました。

  

 そして何より、この保育園の特徴は、小学校の敷地内に開設されたということです。

   

 公立小学校内に民間の保育園が整備されることは全国的にも珍しく、今後“保小連携教育”のモデルとなることが期待されます。

 小学校の生徒数は年々減少しており、このままだと複式学級を導入しなければならないという状況でしたが、120名を超える保育園が併設されることにより、生徒数増加につながる可能性も大いにあります。

 友愛社の児嶋理事長は、さらなるビジョンを描かれています。

 この保育園を拠点に、高齢者から障がい者まで集い、支え合うノーマライゼーションの実践を考えられておられます。

 この前例なき取り組みに、法律が追い付いていないことはもちろんのこと、行政関係者や地域住民への理解を求めていく必要があるので、まずは保小連携による地域活性を実現され、ステップアップされていくことになります。

 石井十次先生没後100年が過ぎようとしていますが、今もなお脈々と“児童福祉の父”の志は受け継がれています。

 もちろん私も、全面バックアップさせていただきます!


再び、てっぺんを!

2014年04月27日 20時37分54秒 | Weblog

 川南町の井尻茶園で行われた茶摘みに参加させていただきました。

 今年、本県で全国茶品評会が開催されるにあたり、宮崎牛に引き続き“てっぺん”を獲るために、関係者が一同に会し、新茶の手摘み作業が行われました。

 雨上がりの茶園には、100人余りの方々が集われ、生産者からの気合いの入ったあいさつがありました。

   

 そして、新茶の手摘みの要領が詳しく説明されました。

  

 ところで皆さん、茶摘みをされたことがありますか?

 私の家では、毎年この時期になると、山に自生している山茶の茶葉を手摘みし、自宅にある釜で丁寧に炒って、自家製の茶を作るので、茶摘みはなれたものです。

 手摘みの要領は、基本的に“1芯2葉”です。

 新茶の先端には芯が立っているので、その芯から2つ目の葉までを摘んでいきます。

 1芯2葉の長さは、5cm程度で、2葉目の下の茎は5mm以上の長さにならないようにします。

 このきめ細やかさが、茶の味に直結するので、1本1本気配りが必要です。

 
    

 さらに、茶葉は化粧などの香りがつきやすいので、手につけたクリームなどは事前に洗い落とすことはもちろんのこと、摘採中に化粧した顔などに手で触れた場合は、再度手を洗う必要があるため、特に女性は大変です。

 また茎に爪を立ててちぎると、茎がつぶれて赤くなるので、あくまでも優しく指のはらで押さえて、スナップを効かせながら“プチっ”と折るのがコツです。

   

 見てください!この勢いあふれる新緑を!

 摘んだ茶を握りしめていると、折れ曲がって痛んでしまうので、茶葉はたくさん握りしめず、すぐにかごへ移します。

   

 参加者はただひたすらに黙々と自分が与えられた範囲を、プチプチと手を動かし続けました。

  

 そして今回の収穫目標であった、80㎏を見事達成!

 このような作業が、県内各地で行われ全国品評会に備えます。

 もちろん大会も視察に行き、宮崎茶の活躍ぶりを報告しますので、“てっぺん獲ったど!”をお楽しみに!

 
 


雑感706

2014年04月26日 23時35分17秒 | Weblog
 九州の県議会議員の親睦を深め、九州の新時代を構築するために、毎年5月に県議会対抗の野球大会があります。

 ソフトボールではなく、野球なんです。

 あくまでもレクリエーションなので、楽しみながら親睦を深めるための野球なのですが、議員の本能でしょうか、やっぱり勝ちにこだわり試合は真剣勝負です。

 ぶっつけ本番の試合ではチームの連帯感もつくれず、ケガをするかもしれないので、試合前に1日だけ練習をします。

 過密スケジュールの合間の2時間程度の合同練習です。

 その練習が昨日ありました。

 一応、議会では若い方なので、たいして上手くもないのですが、一応、ピッチャーをさせてもらうことがあります。

 毎年マウンドにあがらせてもらうのですが、毎年私が原因で勝ちあがることができません…

 私が抱える原因とは…

 ノーコンなんです(>_<)

 球速はそこそこなのですが、とにかくコントロールが悪すぎるのです…

 フォアボール、フォアボールの連発で、ランナーをためては痛打を浴びて大量失点の繰り返しなのです…

 今年こそは!と今回の合同練習でも、気合いを入れてマウンドにあがったのですが…

 今年も進歩ないまま、ボールはあっちにいったりあっちにいったり、あっちにいったり…

 バッターが気を使ってくれ、フォアボールになる前に打ってくれたので、なんとか最小失点で抑えることができましたが、本番では気を使ってくれる議員などいません。

 合同練習が終わってから、同僚からアドバイスをもらいました…

 「コントロールを良くするコツは、頭を上下させないこと」

 「投げる時は、キャッチャーを見て投げるのではなく、キャッチャーミットだけを見て投げること」

 このアドバイスをしっかり活かし、5月の本番では必ず結果を出します!


雑感705

2014年04月25日 23時54分56秒 | Weblog

 寝不足で疲れがたまってくると、私の体には黄色信号が発せられます。

 鼻の下と上唇の間に、小さいポツポツができてきます。

 若い頃は、それをニキビだと勘違いし、ポツポツをつぶしてはオロナインを塗っていましたが、なかなか治りません・・・

 治るはずありません・・・それはニキビなんかではなく、ヘルペスといって帯状疱疹に一種でした。

 ポツポツは放置しておくと、段々大きな水疱となって、見た目にもおかしいので、ついつい触ってつぶしてしまします。

 しかし、これが大きな間違いで、水疱は軟膏などではなかなか良くならず、水疱はなくなっても患部はいつまでも化膿したまま赤く残ってしまします・・・

 2~3週間もすれば徐々に赤みはなくなっていきますが、傷跡が分からなくなるまでには、さらに1~2ヶ月はかかります。

 皆さんも、帯状疱疹に悩まされたことはありませんか?

 虫刺されと思っていたなかなか治らないブツブツは、帯状疱疹かもしれません・・・

 帯状疱疹は、水ぼうそうを発症したことがある人なら、だれでも可能性のあり、水ぼうそうが治っても、その原因の水痘帯状疱疹ウイルスは体内に潜伏し続け、免疫力が低下した時に、帯状疱疹として出てくるそうです。

 帯状疱疹を発症すると、その後「帯状疱疹後神経痛」という後遺症に悩まされる人もおり、発疹は治ったのに、痛みだけが残ります。

 この帯状疱疹後神経痛にやられたのが、うちのじいちゃんでした・・・

 それまでは元気だったじいちゃんが、畑の草刈りをした次の日に

 「ひろきよ、昨日草刈りをし過ぎたかい、わき腹が痛くなったとよ、ちと病院に連れて行ってくれんか・・・」

 と珍しく気弱なじいちゃんだったので、慌てて病院に連れて行ったところ

 「筋肉痛ですね」

 と湿布を出されて、帰されました。

 すると次の日、じいちゃんは布団から起きあげることができず、わき腹が痛い痛いと言っているではありませんか!

 寝巻をめくってみると、赤い発疹がわき腹から背中にかけて、べらっとでていました。

 再度、同じ病院に連れて行くと、ろくに検査もせず、帯状疱疹と診断され、即入院となりました。

 結局、じいちゃんはそれから約3ヶ月入院することとなり、退院するころには自立歩行がままならないくらいADLが低下していました。

 家に帰ってからも、できるだけ手を取り歩行訓練をしましたが、すっかり老け込んでしまったじいちゃんは、前向きに生活することから段々と遠のいていき、間もなく寝たきりになってしまいました・・・

 “あの時、別の病院に連れて行っていれば・・・”

 まさに後悔先に立たずでした・・・

 年度末と新年度で重なった、歓送迎会と仕事の疲れが出てくる時期でもあります。

 くれぐれも小さなポツポツをあなどることなく、健康管理に気を付けていきましょう! 


雑感704

2014年04月24日 23時18分33秒 | Weblog

 宮崎のサンマリンスタジアムで、巨人対DeNAの公式試合がありましたね。

 巨人ファンの私は、もちろん球場で応援をしてきました・・・と言いたいところですが、そんな楽しい時間はお預けで、家族サービスさえできないまま黙々と仕事をしていました。

 巨人ファンの多い宮崎県民の期待に応えるべく、見事な逆転勝利でしたが、一つ心配なことが・・・

 それは巨人の事ではなく、DeNAがあまりにも元気がないことです・・・

 DeNAは、いまだ一桁の勝利数で、すでに上位チームとは大きな差をつけられています。

 昨年は、46勝85敗13分で最下位でしたが、今年もこのペースでいくと100敗以上してしまう計算になります・・・

 DeNAは好きでも嫌いでもないチームですが、中畑監督の明るさは、一生懸命にファンを喜ばせようとする姿勢が伝わってきて、ある意味プロらしくと思います。

 監督自ら率先して声をだし、選手を鼓舞し、負けても負けても毎回インタビューでは出直しを誓うコメントを残されていますが、いまだトンネルの出口は見えてきません・・・

 ある試合後には

 「後ろを向くことは出来ないし、前を向くしかない。何敗しても前向きに、いつか流れを変えられると信じて頑張る」

 と、前を見据えたコメントをされていましたが、それでもベンチ裏のロッカールームでは、選手に語気を荒げる監督の姿もあったとか・・・

 いくら明るい監督でも、カメラが回っていないところでは、やはり悔しさをぶつけてしまうのでしょう・・・

 今のチーム状態で、監督を続けることはかなり精神的苦痛を伴うものと推察され、中畑監督だから続けられているのかもしれません。

 それでも、常に結果を求めれる世界ですから、これ以上このままの成績が続くようであれば、フロントが動き出すことは十分に考えられます。

 いや、もうすでに監督もフロントも覚悟を決めているのかもしれません・・・

 監督と選手の信頼関係を含む、チーム事情までもの情報はありませんが、連敗続きで円満であることはまず考えられません・・・

 私も早朝野球に参加するときがありますが、負け試合の時のベンチは痛いくらいの雰囲気で、下手に明るく振る舞っても何の効果もありません・・・

 その雰囲気を打ち破っていくには、やはり勝利しかありません。

 勝利への執念を研ぎ澄まし、相手のミスに容赦なくつけ込み、貪欲に1点を奪い、懸命にその1点を守りきる気概こそが、少しずつの笑顔に繋がるのです。

 弱いチームを応援したい情ではなく、仕事や生活の中でも負ける辛さを知る一人の男として、中畑監督率いるDeNAにはこのまま引き下がって欲しくないと思います。

 次にテレビ中継で、DeNA戦があるときには、たとえ対戦相手が巨人であったとしても、応援するのはDeNAです。

 

 

 

 


雑感703

2014年04月23日 23時34分57秒 | Weblog

 オバマ大統領が来日しましたね・・・

 遠い日本まで足を運ばれたことには敬意を表するものですが、今回の来日の関心事は、やはりTPPをどう展開させるかとういう一点です。

 手ぶらで帰国されるはずもなく、アメリカでは大統領の支持団体が“関税撤廃”という土産を持って帰ることを期待しているようで、成果なき帰国は大統領の求心力低下に直結する旨の報道を見かけます。

 今までも外圧に対し、日本の農業はことごとく犠牲となり、その都度国内の食料自給率は低下し続けています・・・

 現政権は今回の交渉におい、特に重要5品目は一歩たりとも後退しないことを公約として選挙戦に勝利したわけですから、その公約を有言実行することが当然です。

 しかし、マスコミからもれ聞こえてくる情報では、大幅譲歩の妥協案を模索している内容で、すでに何歩も後退している感は否めません。

 消費税も増税し、アベノミクス効果は全く言っていいほど感じられない地方にとって、このTPPで譲歩するようなことがあれば、壊滅的打撃を受けることは間違いありません。

 地方でも生き残れる生産者はいるかもしれませんが、大多数の高齢生産者は不安と不満を感じ、老後の生活を悲観されています・・・

 不満を感じているといえば、これも選挙公約であった“議員定数削減”が、いまだもって実行されていないことです。

 実行されていないどころか、議論されていえるかどうかさえ私には見えません。

 忘れもしません・・・

 党首討論で当時、安倍自民党総裁が追及すると野田首相が衆議院の議員削減など国会議員も身を切る改革を成立させると約束するならば解散すると断言したことを。

 その時の安倍総裁も「やろう」と応じた経緯があります。

 その後、2013年1月通常国会終了までには、定数削減を含む選挙制度改革をするとされていたにもかかわらず、現在に至っても実行されていないのは明らかな裏切りです。

 ここにきてTPPでさらに地方は身を切るどころか、生活ごと切り捨てられる瀬戸際に立たされています。

 市町村議員も県議会議員も、率先して議員定数を減らしてきました。

 国民に痛みを強いる前に、約束を守って欲しい・・・


雑感702

2014年04月22日 23時15分22秒 | Weblog

 学校給食で、忘れられないメニューといえば・・・

 きな粉がまぶしてあるあげパン、冷めても美味しいラーメン、マーシャルビーンズというチョコレート味のジャム、サンAの三角オレンジジュースなどなど、思いう出すだけでもよだれが出てきます。

 そしてどんなメニューの時にも名脇役として添えられていたのが“牛乳”です。

 その牛乳が、給食に出されなくなるという記事を読みました!

 “新潟県三条市教育委員会は今年12月から4カ月間、試行的に全ての小中学校(30校)で牛乳の提供を中止することを決めた。”

 というものです。

 その理由は・・・

 保護者や栄養士らから

 「米飯給食に牛乳は合わないという声が相次いだことに加え、4月の消費増税によって食材コストが増えたため。」

 同市の小中学校は、2008年度にパンや麺類を出さない完全米飯給食に移行したことにより、この時から保護者らから和食と牛乳のミスマッチを訴える声があったとのこと・・・

 牛乳の代替としてカルシウムを補うふりかけやおかずを提供するとのこと・・・

 さらに
同市の給食費は牛乳(1本約50円)を含めて1食当たり小学校で約250円、中学校で約300円で、消費増税後に約10円値上げせざるをえないところだが、牛乳の提供をやめることで約2600万円の余剰金が発生するため、これを代替食品の提供や増税による食費高騰分に充て、給食費は据え置くとのこと・・・

 この記事に、とても違和感を感じました。

 牛乳が給食から姿を消すということは、和食や中華の後のケーキを認めなかったり、回転寿司の間に流れてくるアイスクリームを否定したり、なぜ結婚披露宴が和装と洋装があるのか、はたまた日本でクリスマスやバレンタインではしゃぐ意味は・・・などなどに繋がる可能性があるかもしれません・・・

 なぜ米飯給食に牛乳が合わないということにスポットが当たってしまうのか・・・

 牛乳は、純粋に牛乳を味わい、育ちざかりの子どもたちがカルシウムを美味しく補給するためにあってしかるべきだと思います。

 現在、年々国内の牛乳の消費量は減少しています。

 このようなことが全国に波及するならば、TPPと合間って酪農家は大打撃を受けることは間違いありません。

 消費税増税が、給食費負担増になることは導入前から分かっていたことで、品目別消費税を怠った国の責任において負担軽減措置や教育関係費増を講じるべきと考えます。

 せめて牛乳を、給食時間以外に配り飲めるようにし、給食のときは国内のお茶を煎じて飲ませるような取り組みをするならば、和食文化の基本を教えることに繋がると思います。

 給食の牛乳は、合う合わないの以前に、すでに全国民に習慣化されているセットで、これからもそうあって欲しいと願っています。

 


横浜高校vsPL学園3

2014年04月21日 23時18分57秒 | Weblog

 野球をあまり知らない方にとっては、伝わるものが少ない内容だと思いますが、今回まで“延長17回熱戦の裏舞台”にお付き合いください。

 試合は一歩も譲らないまま、とうとう16回まで来ました・・・

 延長18回再試合・・・かと思われ始めた時に、試合は動きます。

 16回表、横浜高校の攻撃。

 1アウト満塁の絶好のチャンス。

 どのタイミングでスクイズのサインが出るのかに注意が払われましたが、意表をつく初球ヒッティング。

 打球は大きく跳ねたショートゴロ。

 その間に三塁ランナー、ホームイン。

 これでとうとう決着がついたかと思われた16回裏のPL学園の攻撃・・・

 ここでも疲れの見える松坂投手に、PL打線は襲いかかります。

 1アウトランナー3塁。

 ランナーはPL学園で一番の俊足。

 打球は、前進守備のショートへ・・・

 遊撃手は、目でランナーを押さえて、素早くファーストへ送球。

 それを見て、3塁ランナーはスタート!

 ホームでアウトになれば、その場でゲームセットという大きなリスクを抱えた状態でのスタートでした・・・

 慌てた一塁手は、バックホームの際体制を崩してしまい、痛恨の悪送球・・・

 またまた同点。

 そして運命の17回のマウンドへ上がるPL学園エースのコメントが印象的でした。

 「・・・もう勝ち負けはなくていい・・・このままずっと試合がしていたい・・・」

 と思っていたそうです。

 死力を尽くした者にしか見えない、究極の野球楽園がそこにはあったのかもしれません・・・

 懸命に走って、苦しみの先に見えてくる至福の境地を、私はまだ体感したことがありません。

 走ってはいても、このまま議会活動し続けていたいと思えるほどの達成感を味わったことはないかもしれません・・・

 そして延長17回表、横浜高校7番バッターの放った打球は、大きな放物線を描いてライトスタンドの大観衆の中に消えていきました。

 これが決勝のホームランとなり、夢舞台は幕を下ろすことになります。

 怪物松坂投手に注目がある大会にあって、この試合に関しては間違いなく全選手と監督までもが主役であった名勝負でした。

 その死闘の中から、教えられることがたくさんあり、これからも弱音を吐かず頑張って行く気概をもらいました。

 ありがとう!横浜高校vsPL学園。