奇跡への絆

図師ひろき

慎重審議と討論

2009年06月30日 21時08分39秒 | Weblog


 6月定例議会が終了しました。

 今定例議会は、国の緊急雇用対策15兆円に絡む大型補正予算の審査があり、宮崎県行政機関設置条例の一部を変更する条例や知事の退職手当の特例に関する条例の審査があり、例年の6月定例議会よりは、かなりボリュームがありました。

 補正予算については、県民ニーズに呼応し、即効性のある内容になっているかを慎重審議しました。

 特に私は環境農林水産常任委員会に属していますので

 ○伐採促進事業(平成21~23年度)・・・65,062千円

 ○森林整備促進・林業再生事業(平成21~23年度)・・・2,001,500千円

 ○未来農業につなぐ「アグリ実践ラボシステム」導入事業・・・35,000千円

 ○宮崎発・大地に活かす農商工連携ビジネスモデル創設事業基金(平成21~5年度)・・・500,000千円

 ○農地有効利用支援整備事業・・・58,500千円

 などを審議し、原案通り可決しました。

 宮崎県行政機関設置条例の一部を変更する条例については原案を否決しました。

             

 この条例の内容は、私が紹介議員となった“高鍋土木事務所の存続を求める請願書”の内容と整合性がとれなかったので、地域の声を代弁するため、反対討論に立ちました。

 以下、討論の一部です。

 「・・・この再編成案では、災害時における迅速かつ的確な対応や、関係機関との円滑な連携などに困難が生じ、防災対策などにおいても多大な支障が生じることは明らかであります。
 ・・・県の示す行財政改革の内容には一定の評価はするものの、地域関係団体および議会内での協議、審議、意志の疎通が未成熟と判断し、条例に対する反対の意を表明するものであります。
 議員各位のご英断を期待して、討論を終わります。」

 この条例案の審議を付託されていた商工建設常任委員会でも、すでに否決されていたこともあり、この条例案は賛成多数により否決となりました。

 知事の退職手当の特例に関する条例については、武井議員が賛成討論に立ちました。

 結果、賛成多数で可決されました。

 これにより知事の退職金は、4,166万4千円から2,083万2千円になります。

 この他にも報告すべき内容は沢山ありますので、愛みやざきは県政報告会を開催していきます。

 次回は宮崎市の宮交シティ・あじさいホールで開催します。

 日時・7月4日(土) 17時30分開場 18時開始

 入場無料ですので、お気軽に参加してみてください。

        
   

 


大地に絵を描くことと現実

2009年06月29日 20時26分27秒 | Weblog


 定例議会の一般質問でも取り上げましたが、現在川南町・都農町・高鍋町に渡る地域に畑地帯総合整備事業が進められています。

 この事業は、安定した水利用を可能にし、農地に付加価値をつけることにより将来的にも高い生産性を維持することを期待されています。

 しかし、期待とは裏腹に水を利用した際に発生する賦課金負担が受益者の大きな不安になっており、事業見直しを求める声も大きくなってきています。

 そこで今回、農地を有していても水を使わなければ賦課金負担金をしなくても良い“開閉栓方式”導入が提案されており、その説明会に行ってきました。

          

 上の写真は建設中の切原ダムの写真です。

 会は冒頭、切原ダム整備を中心とする国営事業部分の説明、そして水路整備を中心とした県営部分の説明が行われ、続いて具体的な開閉栓方式の話になると思われましたが、会場から

 「賦課金不足になった時は、土地改良区の運営ができなくなるっちゃねぇとか!」

 「今までも50年間賦課金を払ってきたけど、使いたい時に水はねかったじゃねぇか!」

 「事業を進める時に署名をしろと言われたけど、そんときは土地改良区の名前を変えるだけじゃかい名前を書いてくりぃて言われたかい書いたけん、こんげな事業のこつはぜんぜん説明がなかったど!」

 などなど事業推進に疑問や不安を持つ方々からの意見が一気に噴出しました。

 土地改良区長や国・県の担当者も答弁に窮する場面が続きました。

 特にこの地区に暮らす方々の話には、実際耕作体験をされてきた歴史的重みがあり、この事業を担当するために派遣されている出先機関の職員は、担当してからの内容と事業の将来像を説明に終始するため、話は平行線のままでした。

 その時、一人の受益者が

 「私は高齢ですが、給水栓が設置されていれば今までより仕事がやりやすくなるし、なにより子や孫のために給水栓は設置しておきたいと思っています。」
 
 と細々と発言されました。

 すると場内から拍手が起こりました。

 会場には50人ほどの方が来られていましたが、そのうち半分くらい方が拍手されていたように私には映りました。

 この事業の根深さが浮き彫りになりました。

 約390億円を投じて整備される今回の事業ですが、水を求める声と負担を不安視する声・・・

 私は地下水位が高いこの地域は、井戸やため池をつくりやすいところでもあります。

 8月いっぱいでこの事業に関する土地改良区設立のための同意取得結果が出ます。

 私もできる限り生産者のもとに足を運び、生の声に耳を傾けていきます。

 知事は“生産者の声を尊重して、事業を進めるか中止をすうのか判断する”と発言をされています。

                 
 
 




感涙

2009年06月28日 20時24分35秒 | Weblog

 昨日の操法大会の興奮と打ち上げの酒が覚めやらぬまま、高鍋町消防操法大会の来賓として、会場となっている高鍋町スポーツセンターに行ってきました。

 会場周辺には、駐車スペースに収まりきらない車がずらりと沿道に並び、町内の操法大会への関心の高さが見て取れました。

 途中、雨にも降られましたが、後半は晴れ間も出て、アスファルトから立ち上るむせ返るような熱気にも負けることなく、真剣勝負が展開されました。

 その大会の中で、最も私の気を引きつけたのは、閉会式の中で行われた表彰での一場面でした。

 優勝をした部に町長から表彰状と優勝旗、優勝カップが授与されます。

 ある部の部長以下、代表者が受賞のため表彰台の前に整列した時、私の目に止まったものは、部員の方々からこぼれる涙でした。

 優勝できた喜びと感動で自然と流れ出る涙・・・

 仕事が終わってからの厳しい練習と大会のプレッシャーに打ち勝ち、掴み取った栄光!

 その涙から、そこに至るまでの苦しさの程が、どっと伝わってきました。 

 町長が表彰状を読み上げる間、顔はくしゃくしゃになりながらも、懸命に涙をこらえようとするその姿勢に、思わずもらい泣きをしそうなほど感動しました。

 と同時に、頭をよぎったのは

 “最近、感動して泣いたか・・・”

 “最近、一つの事にのめり込み、涙が出るほどの達成感を味わったか・・・”

 確かに、私も消防団員として操法大会に参加しましたが、涙を流すほどの厳しさを持って大会に臨んではいませんでした。

 日常生活においても、自分を追い込み、限界を突き破るような頑張る時間を創ることなく、事なかれ主義に甘んじてはいないか・・・

 県議会議員として、全力を注ぎ込むことは当然ではありますが、政策を訴えても訴えても実現できるものは少なく、良かれと思いとった言動がうまく伝わらず批判されることも多く、消極的になるつつある自分もいます・・・

 そんなネガティブな気持ちからでは生まれるのもがないことを、表彰式のときの歯を食いしばってもこぼれ落ちる涙が教えてくれているようでした。

 議員活動は“勝利なき闘い”とも言われます。

 行政課題は尽きることなく、行政サービスの向上には限りはありません。

 時に途方に暮れてしまいそうになりますが、目の前の障壁に向き合い、克服する努力を惜しまない、その向こうに“感涙”があるのだと信じて、これからも進みます。 

               

木城町消防団操法大会 “結果より過程”

2009年06月27日 20時03分21秒 | Weblog


 “続いての出場部は第2分団第9部です”
 
 “指揮者、河埜久幸。1番員、長友寿満。2番員、熱田隆志。3番員、図師博規”

 の、アナウンスに続き、我々の操法が始まりました。

 この日のため、ここ1ヶ月間、仕事が終わってから集合し、夜遅くまで何回も何回も練習をしてきました。

 結果を出したい・・・

 せめて練習で出したベストタイムを上回りたい・・・

 いかんいかんあまり意識しすぎると、硬くなる・・・

 笑顔、笑顔・・・

 “大丈夫!大丈夫!!リラックスしていこう!”

 整列をして操法開始のほんの少しの間、要員同士で顔を引きつらせながら肩を叩きあいました。

 全員消防車に乗り込み、3番員の号令で一斉に下車。

 この時からストップウォッチのボタンが押されます。

 そして、水利から水を吸い上げ、火点(仮想火災現場)近くまでホースを延ばし、水を出し、火点を倒すまでのタイムを競います。

 私(3番員)は、ポンプを操作し、水をできるだけ早く送るのが役割です。

 “放水、始め!”

 の号令を受け、一気に水を送りました。

 そして見事、消火完了!

 多少、火点が倒れるまでには時間を要しましたが、操法はタイムだけではなく、途中動作の正確さや機敏さも採点の対象となるので、いかなる結果が出るのか・・・

 我々は息を切らし、流れる汗を拭きながら、結果を待ちました。

 3部門あり、第9部は“積載車の部”といって、ポンプを消防車の積んだまま操作する部門で、木城町には同じ積載車が4チームあります。

 そして結果発表!

 4チーム中!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 4位でした。

 結果より努力した過程が大切!!

 頑張った仲間に、拍手を送ってください!
  

           



走り続ける

2009年06月26日 21時16分35秒 | Weblog


 林業・木材産業の現状と課題を把握するため、都城市の“外山木材株式会社”を視察させていただきました。

 外山木材(株)は、スギ製材工場を5工場、木材乾燥加工場を2工場を有し、年間原木消費量68,000㎥(主力商品・スギ柱約50万本、スギ足場板約55万枚)で、年間売上高17億2000万円、従業員120名をかかえる国内でもトップクラスの製材所です。

         

 宮崎県産材の安定的な供給を目指して、スギ丸太から柱をとるだけではなく、角物、板、小割材まで余すことなく幅広く生産できる大型製材工場を整備されています。

         

 木材市場は、外材に押されていることに加え、景気の冷え込みが追い討ちをかけ低迷に低迷が続いています。

 1本のスギを山から切り出すのに、約1万円の経費がかかります。

 しかし、現在の市場価格は8,000円を割り込んでしまいました・・・

 つまり、切り出せば切り出すほど赤字になるのです。

 だから山は所有されている方々は、伐期(製材に適している時期・樹齢30~50年程度)が来ていても、切れない状況が続いています。

 たとえ切り出したとしても、次世代のための植林ができず、本来山が持つ“治水機能”が損なわれ、大雨の時に土砂災害や濁水の原因となっているため、未植栽地対策は県政の大きな課題となっています。

 そんな中、外山木材(株)では、都市部の住宅ニーズを的確に捉え、需要に合った材料を供給し続けることいより、スギ1本を1万円以上で購入することを可能としています。

      

 外山社長は

 「設備投資により製材過程のコスト削減することも大切ですが、徹底的に市場調査をし、必要とされる材を供給することで購入価格を高値安定させることができています。

 生産者と市場との信頼関係を守るためにも、立ち止まることはできないんです。」

 と本音を語ってくださいました。

 県としても、今後“多様な森林づくり普及推進事業”“森林整備加速化・林業再生事業”“間伐材等需給緊急対策事業”などを予算化することにより、国土を保全し、山の生活をバックアップしていきます。

 

 





新・チームずっぴん

2009年06月25日 23時10分01秒 | Weblog


 おもいっきり久しぶりにミニバレーに行ってきました。

 するといつも7~8人しか集まらないメンバーが、今回はなんと15人!!

 それも平均年齢28歳!

 冗談です

 チームずっぴんは、同級生が中心でつくったチームなので、アラ・フォーならぬ、今年40歳の“ジャス・フォー”がたくさんです。

 そして今回は“ポパイ”というチームが合同で練習をしてくれるとになり、今までにない賑やかな雰囲気で、爽やかな汗をかくことができました。

 ただ楽しく練習するのではなく、15人を4チームに分け、3セットを一区切りに計6セット練習試合をしました。

 ミニバレーのボールは風が吹くと動いてしまうので、体育館は窓を閉めたまま・・・

 まさに蒸し風呂

 汗をダラダラ流しながらも、気合を入れるかけ声は途切れることはありませんでした。

 午後10時が近づき、コートを丁寧に掃除して、お疲れ様でした。

 「それでは、皆さん集合してください!記念撮影をしましょう!」

 と声をかけると

 「なんでや!髪の毛がぼさぼさやが!」

 「もうまゆ毛がねぇなっちょるが!」

 「練習する前に撮ってくれんといかんわぁ~!」

 などなど女性ならでの、おしゃれな言葉が浴びせられましたが

 「ぜんぜん大丈夫!汗に光ってツヤツヤしちょるが!かえってわけぇ見ゆっよ!」
 
 と素直な気持を伝えると集まってくれました

 ハイ!チ~ズ

        
 
 気持ちのいい仲間と気持ちのいい汗がかけて、すっかりリフレッシュできました。

 ありがとう  


        


デンマーク奮闘記15(最終回) ~嘆くより、動く!~

2009年06月24日 23時48分44秒 | Weblog

 いよいよです・・・遅くなりました・・・

 こんなに最終報告が遅くなったのは、書きたくない・・・書き終えたくないという気持ちがあったからです。

 何度か下書きはしましたが、文字のすることで夢から覚めてしまいそうで、ためらっていました。

 それほど私にとってデンマークは“夢(理想)の国”でした。

    

 デパートに出かけると、どこもバリアフリーで、車いすでの買い物に来られている方も珍しくありませんでした。

 日本でも大型スーパーはバリアフリー化されていますが、デンマークとの決定的な違いは、スーパーにアクセスするまでのバリアフリーが遅れているということです。
 

         

 トイレも広い!

         

 ベビールームも広い広い!

 以前にも紹介しましたが、今回のデンマーク研修で最も心を揺さぶられのは、地域医療についてレクチャーでした。

   
 
 デンマークでは、人口1,500~2,000につき1名の“家庭医(日本でいう総合医)”が地域に配置されており、日本のような医師の偏在や過疎地域における医師不足といった社会問題はないとのことでした。

 その家庭の主要業務に“在宅死医療”があると説明を受けました。

 “在宅医療”ではなく“在宅死医療”という言葉に、私は身を乗り出しました。

 デンマークは、在宅型福祉が基本です。

 日本は、在宅型福祉を目指すため導入された介護保険をもってしても、いまだに施設型福祉が主流です。

 デンマークでは、約9割の方が住み慣れた家で人生の最期を迎えられます。

 日本では、いったいどれほどの方が、自宅で看取られるでしょう・・・

 デンマークでは、余命が告知されると積極的に在宅で生活できるように、医療・看護・介護サービスが、24時間、無料で提供される体制が整っています。

 さらに本人が人生の最後に寄り添って欲しい家族や友人などを呼び寄せることができ、その方が亡くなるまで共に生活をする(介護をするのではなく)ことが社会的認知となっています。

 さらにさらに、寄り添う方が仕事をされている場合、会社は看取り後の職場復帰を保障し、国が休暇中の所得保障をする“看取り休暇”なるものが確立していました。

 私は、このレクチャーを受けながら、ボロボロと涙がこぼれていきました。

 感動して・・・悔しくて・・・

 日本では、本人が望む望まずにかかわらず、むげな延命治療が施され・・・

 日本では、介護に疲れた家族が、父親、母親、夫、妻を殺めてしまう・・・

 日本では、看取りはおろか、男性が育児休暇すら取れる環境にない・・・

 私が政治家を志したのは、“住み慣れた地域で人生をまっとうできる福祉社会の構築”するためです。

 このことは夢であり、理想であり、心のどこかにはたどり着くことのできない・・・と自分を抑制しているところがありました。

 でも私はデンマークで、見たのです!見てしまったのです!そして感じたのです!夢が現実となっている社会を!!

 だから私は、嘆くのをやめて、動きます!
 

 別れの朝・・・

 みんなの前で挨拶をさせてもらいました。

 「・・・私はデンマークでたくさん学び、たくさん知識を得ることができました。

 そして何より、たくさんの友達ができたことが最高の幸せです!」

         

 私が寝泊りした部屋です。

      

 デンマークではエネルギーの約20%を風力で賄っています。

         

 デンマークの消費税は25%。

         

 研修後半の指導をしていただいた銭本さんです。ありがとうございました。 

      

 コペンハーゲン空港です。 

      

 いよいよ、飛行機へ・・・帰りたくない・・・
 
   

 あ~ぁ・・・座ってしまった・・・
   
   

 最後の機内食・・・

   

 13時間後、夢から現実へ・・・ 

      

 デンマークは、市街地を少し離れると、ほとんど信号機はなく、交差点はロータリー方式で交通整理がされていました。

 日本と比べると道路状態も良好とは言い難く、歩道や橋などの整備も決して十分と言えるほどではありませんでした。

 それでもデンマークは、99%インフラ整備は終わっていると言い切る国でした。

 一方、日本も99%インフラ整備は終わっていると言われます。

 それでも公共工事依存体質はそのままで、特に年末、年度末には首を傾げたくなるような繰り返し工事が多く見受けられます。

 限られた財源を何に使うのか!この判断が福祉の先進国と後進国の差なんです!

 私は、道路や橋を造ることに重きを置かない。

 私は、すべての人が通る医療や福祉という道、そして未来へと続く教育という懸け橋を創る政治家になることを約束して、デンマーク報告を終わります。


雑感22

2009年06月23日 20時03分50秒 | Weblog


 以前にもご紹介したJA宮崎中央会発行の“みやざきアグリッシュ”に興味を引く記事がありましたので取り上げます。

 タイトル“肥満県 宮崎”

 「内閣府のまとめた“平成20年版食育白書”によると、国内の肥満者の割合は、全国平均値が20~69歳男性29.3%、40~69歳女性26.6%となっています・・・

 また平成19年度“学校保健統計”によると、肥満傾向児の出現率(12歳)は、男子12.4%、女子9.7%ですので、約1割前後が肥満傾向にあります・・・

 宮崎県の状況を見てみると、40~69歳の女性の肥満割合は、全国平均を下回っているものの、20~69歳の男性の肥満割合および子どもの肥満傾向は全国平均を上回っています・・・

 また宮崎県民の野菜摂取量は、全国の都道府県の中でも最も少ない区分にあります・・・」

 というものでした。

 皆さんはいかがですか?

 私も高校時代は、バレーボールをしていたこともあり、いくら食べても太ることはなく、ぜい肉もほとんどなく、腹筋もくっきりと割れていました。

 体を動かすのは好きで、今でも早朝野球やミニバレー、ジョギングはしているので、高校のとき履いてたジーパンや大学入学するときに買ったスーツはいまだに着れます。

 が、明らかに肉質は変化しています。

 腹筋は割れてた頃の面影がうっすらと・・・に象徴されるように、体脂肪率が徐々に高くなっています。

 先日体脂肪率を量ったところ・・・17%でした。

 なんとかウェストも70㌢代を保ててはいますが・・・

 絶対的に運動不足ですし、栄養摂取のバランスが取れているとは言えません。

 時間は創るものです!

 ストレスは酒で紛らわすのではなく、スポーツで発散したいものですね!

         

 今回の花は“日向夏”でした。




 


住民と行政の関係

2009年06月22日 22時24分27秒 | Weblog


 「山の枝きりをするかい、手伝いに来んね!」

 と町内の方から声をかけていただきました。

 木城町に中之又という地区があります。

 前年度いっぱいで小学校が閉校となった地区で、ニュースにも取り上げられましたので、ご存知の方もいらっしゃると思います。

 山深く、高齢化率も極めて高い地区で、ここに通じる県道は、地区の方々にとってまさに“ライフライン”です。

 県道はかなり道幅が狭いところがあり、車一台通行するのですら、気の抜けない箇所がいくつもあります。

 その細い県道を覆い尽くすように木が茂り“森林のトンネル”となっているところがあり、昼間でも薄暗く、通行をさらに困難にしています。

 その森林トンネルの伐採をし、交通安全を確保しようとボランティア活動のお誘いがあったのですが・・・

 「ちょうどその日は議会で一般質問になってますから、行けんですわぁ、すいません。」

 「いっちゃが、いっちゃが、また次んときは声かけるわの!」

 一緒に汗をかきたいのはやまやまだったのですが、議会中で動くことができませんでした。

 せめて県道を管理する高鍋土木事務所に伐採をした場所の確認をしてもらおうと連絡をしておきました。

 
 伐採の次の日、再び地区の方から電話があり

 「・・・土木事務所が来てくれたとよ!そして嬉しいこつに、俺たちと一緒になって伐採を手伝ってくりゃたど!図師さんからも礼を言っちょってくりぃな・・・」

 私も嬉しかった!

 いてもたってもおられず、仕事が終わるや否や、高鍋土木事務所に行き、所長はじめ実際伐採を手伝っていただいた職員の方々にお礼の気持ちを伝えました。

 「・・・地区の方もたいへん感謝されていました。一緒に汗をかいていただいたことで、県民との距離が縮まり、信頼関係が強くなったと思います。感動しました!」

 すると職員さんは

 「本来なら県が予算をつけて伐採できるといいのですが、厳しい財政状況でもありますので、せめて自分ができることだけでもと思い、手伝わせてもらいました。」

 なんと謙虚!何より共に汗をかくことを迷わず、惜しまず動いていただいたことに、素直に頭が下がりました。

 住民も行政任せにせず、自分たちができることは自分たちでする!

 行政も予算がないことで言い訳をせず、できることはないか知恵を出し、汗をかく!

 まさにこれからの地域づくりの有り様を見た思いでした。

 次回の伐採作業は、私も必ず参加します。


3Bとは?

2009年06月21日 21時33分37秒 | Weblog


 みやざき県民総合スポーツ祭の一環で開催された“3B体操”の会場におじゃまさせていただきました。

 以前にも少しご紹介しましたが、3B体操とは、福岡県の大迫テル子さんが自分の心身の健康を取り戻そうと考え、悩み苦しんだ体験のなかから生まれた健康体操です。
 
 名前の由来は、補助具として使用する手具(ボール=Ball、ベル=Bell、ベルター=Belter:輪をつないでベルト状にしたもの)の頭文字がすべてBであるため、3つのBを使う体操=「3B体操」と名づけられました。

 大迫さんは「3B体操友の会」を設立、そして福岡市中央区に「3B体操協会」が設立されると同時に指導者資格制度を設け、その後、福岡から転勤族の指導者が大阪、東京、名古屋へと3B体操を伝え、さらに全国へと広がっていきました。

 現在の指導者は、北海道から沖縄まで約2000名、公民館・コミュニティセンター・地域の体育館で開催している教室約5500カ所にのぼるそうです。

 県内でも着々とその裾野は広がり、指導者の方々の熱心な取り組みが評価され、今年10月に開催される全国スポーツ・レクレーション祭の宮崎大会の中の18種目の1つに入ることとなっています。

 3B体操の前に、坂前副知事が考案された“健民体操”の披露もありました。

                 
 
 幼稚園児と保護者によるベルターを使った体操です。

            

 ボールとベルトのコラボ演技です。

                

 ベルダーを使った子供たちのダンス、ダンス、ダンス! 

            

 観客を飽きさせない、いろんなバリエーションがありました。
 
       
 
 最後に、指導者による模範演技もあり、まさに芸術の域でした。

 オリンピック競技の新体操を、気軽に楽しめるようにアレンジした体操のようにも映りました。

           

 皆さんの身近で3B体操が行われるときには、気軽に参加されてはいかがでしょうか!