奇跡への絆

図師ひろき

雑感566

2013年08月28日 21時44分32秒 | Weblog

 動きます!

 TPPの波が迫りくるなか、待って耐え忍ぶばかりではなく、宮崎の農畜産物の新たな販路を開拓するため、インドネシアに行ってきます。

 今回のプロジェクトは、生産者と加工業者の方々と連携し、インドネシアのジャカルタで直接商談をしてきます。

 具体的には、日本インドネシア経済協力事業協会にコーディネイトを依頼し、宮崎の畜産農家と共にインドネシアに乗り込み、インドネシアの畜産事情と市場を調査し、現地で農畜産物を取り扱っている業者と会い、トップセールスをします。

 また宮崎茶を持参し、お土産として渡すだけではなく、会合の度にそのお茶を出してもらい、日本の味を知ってもらうというミッションもあります。

 インドネシアは紅茶を飲む習慣はあるようですが、日本のように急須でお茶を煎じる習慣はないようなので、今回持ち込む宮崎茶はティーパックに入れたものを用意してもらい、なおかつ水出しでも美味しい茶葉を準備しました。

 もちろんその場で、大口の商談がまとまるほど甘いものでは二ことは百も承知で、あらゆる可能性を求めて貪欲に動き回って来たいと思っています。

 また企業だけではなく、インドネシアの州や県の行政関係者とも会談をする予定となっていて、ターゲットをどこに絞るのか、コストの折り合いはつくのか、また法的な制限をどこまで広げることができるのか・・・などなど現地に入らないと見えてこない障壁もたくさんあります。

 もともと私とインドネシア経済協力事業協会との関係は、インドネシアから看護師や介護福祉士候補生を受け入れる動きをしたときから続いていて、インドネシアを訪れるのはこれが2度目になります。

 現在のインドネシアは、高度経済成長期にあり、人口も日本の2倍以上です。

 所得水準は日本と比べると低いのですが、天然ガスなどの資源国であり、何より日系企業の進出は年々増加しており、近年ではチャイナリスクを避ける外国企業が続々と工場を立てています。

 富裕層や海外から派遣されている労働者の中では、和牛への関心は高く、完全に供給が追い付いていないという情報もあります。

 とにかく肌で学んできます!

 現地での反応をしっかりと焼き付け、可能性の糸を手繰り、宮崎とインドネシアの扉をこじ開けるべく、積極果敢に動いてきます。

 明日、出発しますが、現地でのブログアップが困難なため、1週間ほどブログを休ませてもらうことをご了承ください。

 帰国後の報告を楽しみ待っていてください。

 行ってきます!
 

 


総務常任委員会現地調査報告

2013年08月27日 23時44分57秒 | Weblog

 日向市にある東北大学未来科学技術共同研究センターに行ってきました。

 ここでは、旧リニアモーターカー実験施設を利用し、マグネシウムを利用した燃料電池の開発と発電する際に溶解したマグネシウムを太陽熱を利用し、再精錬(金属から不純物を取り除くこと)する技術の研究開発を行っています。

       

 現在、人工燃料として使用されているものには、プルトニウム、水素、メタンガス、エタノールなどがあるようで、なぜマグネシウムを利用する研究が進められているかというと、日本においても豊富な資源で、塩を精製するする時に出るニガリにもマグネシウムは含まれており、獲得が容易にできることが大きな決め手とのことでした。

 さらにマグネシウムは、他の人工燃料に比べて、安全でコンパクト、そして熱による還元可能物質であることが大きな特徴です。

 自然エネルギー代表の太陽光と比較しても、同じ発電効率の施設を建設した場合、約3割もコストが安い上に、送電効率も良く、大容量の蓄電も可能とのことで、説明を聞けば聞くほど魅力的なエネルギーであるように思えました。

 実際にアルミニウムを使用した、発電実験も見せてもらいました。

     

 まだ小規模な実験ではありますが、確かにマグネシウムが入った溶液を専用発電機に注ぐだけで、ライトがつき、扇風機がまわり始め、テレビがつきました。

 この他にも、マグネシウム燃料電池によるバイク走行テストなども行われており、着実に成果をあげられています。

 まだまだ理解不足で、説明できていないこともたくさんありますが、資源の少ない日本においてこのマグネシウム発電が今後さらに注目されていくことは間違いないと確信しました。

 その実験が、リニアモーターカー施設を利用して行われていることは喜ばしいことなのですが、リニアモーターカーのように実用が近づいてくると他の自治体に持っていかれはしないか、心配な気持ちもあります。

 日向市はすでにこの実験に具体的な協力をされているようで、今後県としても企業育成の観点を持ちつつ連携を図っていく必要があると感じました。

 マグネシウム発電、注目です!

 

 







 


橋から見えるノスタルジー

2013年08月26日 23時06分48秒 | Weblog

 小丸川にかかる高鍋大橋。

 この橋に寄り添うようにして、側道橋が完成しました。

 40年ほど前にかけられたこの橋には、かろうじて歩道部分は確保されていましたが、その幅は狭く、自転車と歩行者が離合するときなどは車道側にかなり接近してしまい、重大事故につながる危険性がありました。

 この度完成した側道橋は、橋とは分離されており、幅も自転車同士が離合したとしても十分に行きかうことができるほどです。

     

 神事と式典に引き続き、テープカットが行われ、いよいよ渡り初めです。

   

 神主さんを先頭に、これから長い間この橋を利用する地域の子どもたち賑やかに続きました。

 橋の上を渡る風は心地よく、炎天下ではありましたが、爽快な気持ちで全長370mの橋を往復しました。

 その橋を渡りながら、私は高校時代の思い出にひたっていました・・・

 橋を渡りきったところに母校である高鍋高校があります。

 高校時代、冬の体育はラグビーでした。

 高校の運動場だけでは手狭なので、対岸にあるグラウンドで授業は行われていました。

 狭い歩道を駆け足で対岸まで行く時に、橋の上から見ていた風景を思い出していた・・・のではありません。

 小丸川を濡れながら渡っている私たちを思い出しながら、ほくそ笑んでいたのです。

 ラグビーの授業が終わると、先生は掛け声一発!

 「川を渡って帰れ!!」

 冬ですから、水位は下がっているとはいえ、カッパもなければゴム長もありません・・・

 裸足になって、パンツを濡らさないように、そして川に流されないように、そして何より冷たさを我慢しながら、川の中を進んで行きました。

 もちろん誰も流されることなく、ワイワイ言いながらみんなで渡りきったことを、25年が過ぎた今でもはっきりと思い出すことができます。

 今では考えられないことですが、当時でも強烈な指導でした。

 今でもその時の先生とは、とても親しくお付き合いをさせていただいています。

 これからもこの側道橋を渡るときには、あの頃の自分が川を渡る姿がよみがえり、ノスタルジックな気持ちになるのだと思います。

 


雑感565

2013年08月25日 23時06分07秒 | Weblog

 心温まる話が1つ…

 オリンピックより一足先に日本開催が決まっているラグビーワールドカップ。

 現在、このワールドカップの試合会場の誘致合戦が始まっています。

 岩手県釜石市は、社会人ラグビーの新日鉄釜石の活躍で、ラグビーが盛んな地域として全国に知られていますが、東日本大震災以降、市の復興の一環としてワールドカップの誘致に乗り出しています。

 市役所内に誘致推進室を新設するなどして、行政と市民が一体とあげて本格的な誘致活動を展開しています。

 その活動に大きな助っ人が登場しました。

 その助っ人とは、愛知県東海市です。

 釜石市と東海市は製鉄所繋がりで姉妹都市となり、震災直後から東海市から救援物資を届け、職員を派遣するなど継続的な支援を続けています。

 さらに東海市では、復興支援基金を設けて、市民に寄附を募り、現在約5000万円の善意が集まっていて、これを釜石市のワールドカップ誘致活動の支援金として送られるとのこと。

 この支援金を誘致を盛り上げるPRイベントの開催やグッズの制作費に充てられるようです。

 自治体を越えたこのような協力関係は素晴らしく、それも具体的な取り組みに対する支援は、支える方の市民にも分かりやすく、喜びを分かち合えることに繋がると思われます。

 いい話なのですが、感心しているだけではなく、本県もワールドカップ誘致に名乗りをあげる情報収集をしているので釜石市とは競争をしなければなりません。

 定例議会の一般質問で、誘致について知事に積極的に手を挙げるよう進言したところ、関係市町村と連携し、キャンプ誘致も含め検討する旨の答弁がありました。

 2019年に開催されるラグビーワールドカップ日本大会で、宮崎が大きく取り上げられるよう、あらゆる可能性を手繰り寄せていきます!


宮崎の底力

2013年08月24日 22時43分07秒 | Weblog

 行ってきました!ご当地グルメコンテスト!

 会場のMRTミックに向かう地下通路に何やら行列が・・・

 そうです、入場待ちの行列でした。

 なんと最後尾は、50分待ち・・・

 家族を連れての行動だったので、早くも心が折れてしまいそうでしたが、何としてでも地元から参戦されている方々の料理を食べ、労いの声をかけたいとあきらめず待つことにしました。

 さすがに子どもがいたので、行列に並んで待つことはできず、近くの子ども用品売り場に一時退避して、プレイルームで子どもたちを遊ばせながら時間調整をしました。

 1時間ほどずらし、昼は大きく過ぎて会場に行ってみたのですが・・・

    

 この混雑でした!

 会場内の席を確保することができず、会場の外に臨時で設けられたテーブル席になんとか陣取ることができました。

 さあ!いざ出陣!

 会場に入るや否や宮崎市ブースの知り合いに声をかけられ、まずは焼きそばをゲット!

 人をかき分けかき分け進むと、地元児湯のブースにたどり着き、続けざまに木城の和牛入りカレー麺と川南の豪華冷汁を買うことができました。

    

 こぼさないように慎重にテーブルに持ち帰り、いざ実食!

 うまいに決まってますよね。

 あまりの美味しさにガツガツ食べてから、“しまった、写真撮ってない”ことに気づき、二度目の出陣!

   

 都農の金フグバーガーや五ヶ瀬のホルモン丼などをゲットすることができました。

 この頃になると、すでに完売しているブースも目につくようになり、地元完食を目指していたのですが残念ながら叶いませんでした・・・

 結局、7皿をたいらげ心もお腹も満足満足のグルメコントテストでした。

   

 表彰式まで見届けることはできませんでしたが、大盛況のイベントに食糧基地宮崎のポテンシャルの大きさを体感できました。

 ありがとうございました。そして、ごちそうさまでした!

 

 




 


宿題サポート

2013年08月23日 23時38分28秒 | Weblog
 木城ドリームス(総合型地域スポーツクラブ)の活動の一環で、夏休み宿題サポート活動をしました。

 夏休み終盤に差し掛かり、まだ宿題が済んでいない子どもたちとそれにつきっきりになれない保護者の方のために、宿題のお手伝いと自然体験活動をしています。

 無料で借りられる地域の公民館で、午前10時から学習開始!

 子どもたちは各々済んでいない宿題を持って来て、自主的に取り掛かりますが、徐々に鉛筆が重くなってきます…

 特に算数の宿題に悪戦苦闘している子が多く、書いては消し、消しては書き、頭を抱えはじめ、段々と集中力がなくなってきます…

 そこで少しアドバイスして、問題が解けていくとまたまたやる気が戻ってきます。

 「この問題は難しかったけど、よく解けたね!」

 「これが解けたなら、次の問題は楽勝、楽勝。」

 と褒めながら、盛り上げながら前へ前へと進みます。

 それでも少しずつ飽きてくるのか、となりの子にちょっかいを出したり、消しゴムで遊び出したり…

 そんな子どもたちをみていると

 “いろんな個性があるな…学校の先生は本当に大変だろうな…”
 とつくづく思います。

 昼も近くなると、お腹が空いてきてさらに落ち着きがなくなってきます。

 そんな時の特効薬があります。

 それは

 「もうすぐお昼ご飯だから、頑張れ!」

 ではなく

 「昼からは川に行くから、頑張れ!」

 です。

 最近の子どもたちは、監視役なしでは川で遊ぶことが許されていません。

 午前中しっかり勉強して、ちゃんと昼ご飯を食べたら、午後からは体を動かす内容にしています。

 子どもたちは、そっちを楽しみに集まってくれているようで、午後からの遊びの話をすると、また少し頑張ってくれます。

 まだまだクラブスタッフが少ないため、活動内容に限りはありますが、地域の子どもたちは地域で育てるための一助となる活動を続いています。


雑感564

2013年08月22日 23時26分16秒 | Weblog
 ありがとう!延岡学園!!

 久しぶりにテレビにくぎづけになりました。

 欲を言えば“優勝”を宮崎県民に届けてもらいたかったのですが、ナインの躍動とそれを支えるチームワークに感動させられました。

 勝負事に“たられば”はありませんが…

 “3点リードした直後の守りで、先頭バッターを打ち取っていれば…”

 “9回裏ノーアウト1・2塁で送りバントをしていれば…”

 “9回裏1アウト後のヒットエンドランが成功していれば…”

 傍観者はいくらでも優勝のシナリオを考えることはできますが、グラウンドの選手は、1球1球に渾身の力を振り絞り、すべてを懸けてプレーしてくれていました。

 どの選手も一瞬一瞬に、何ミリかずつ成長しているかのように生き生きと輝いていました。

 輝いていたのは、ベンチの選手もベンチに入れずスタンドで応援していた控えの選手も同じで、天高く突き上げられる雄叫びに、何度となく涙が誘われました。

 試合後、ひとしきり泣いたあとのインタビューで、ある選手は

 「この舞台に立たせてもらい、これ以上の幸せはありません!」

 と目を真っ赤にした爽やかな笑顔で語ってくれました。

 もし優勝していたら、県は何ができたのだろう…

 鵬翔高校がサッカーで日本一になったときにも、県は応援のバスさえ出せなかった…

 心を動かされたのだから、もっと政策的な恩返しをしなければならないと考えます。

 考えるだけではなく動きます!

雑感563

2013年08月21日 23時20分15秒 | Weblog

 県内農家の切実な声が届きました。


 県内農家全戸と農業法人を対象とした農場実態調査によると、経営状況について“安定していない”と回答された農家は実に40%を超え、“利益が出ていない年が続いている”とした農家も35.8%にも上りました。


 今後の営農活動について、“規模縮小”や“やめざるを得ない”と答えた農家は、なんと31.1%もいらっしゃいました。


 日本の食糧基地を掲げている本県にとって、あまりにも厳しい現状があることを再認識させられました。


 鳥インフルエンザや口蹄疫被災以降、後継者のいない農家は廃業されるところが相次ぎ、特に牛豚の畜産農家は被災前と比較するといまだ6割程度しか営農されていません。


 この現状をさらに過酷なものにする可能性が大きいのが、TPP交渉の行方です。


 ある試算では、県内だけでも2000億円を超える損失が出るとされています。


 もしも重要5品目までもが、関税撤廃になったとしたら本県農業だけではなく、日本の農業が壊滅的な影響を受けることは間違いありません。


 このTPP交渉は、農業分野のことではなく商工業や医療福祉の分野にまで関連する内容まで話し合われ、トータル的に日本にとって利益をもらたすとされているようですが、日本が栄えても宮崎が潰れたのでは、全く意味がありません。


 国は農業を守るという大義名分で、補助金などを手厚くしてくることも予想されますが、単なる一時的な補助金をばら撒くだけでは、後継者が育つはずもなく、さらに農業の弱体化を招くことにも繋がりかねません。


 食料自給率を上げるという政策はどこに行ってしまったのか・・・


 農地を守り、農漁村の暮らしを守るためならば、農業従事者には所得補償をするなどの政策が必要ではないのか! 


 現在、県議会ではTPP対策に関する特別委員会を立ち上げ、最新の情報収集と対応策について協議を重ねています。


 これから本格化するTPP交渉の推移をしっかりと監視し、県議会としてできることに最善を尽くし宮崎の暮らしを守っていきます。


雑感562

2013年08月20日 23時42分04秒 | Weblog
 “誰だグラウンドにボールを入れたのは!”

 昨日の延岡学園対富山第一との試合を見ていた県民なら誰しも思ったのではないでしょうか。

 同点の9回ワンアウト1、3塁で…延岡学園絶体絶命のピンチ…金属音を残した打球はセカンドの前に…流れるような4ー6ー3のダブルプレー成立!

 これで一気に流れは延岡学園へ!

 と思った次の瞬間、プレー中に他のボールがグラウンドに入ったということで、プレーのやり直し…

 ボールを入れてしまったのも延岡学園ナインのようで、もしこのプレーで流れが変わってしまっていたら、その選手は一生後悔していたことでしょう。

 そもそもボールが入って来たことを大きなジェスチャーで伝えていた審判に気付かなかった主審も不注意だとは思いますが、容赦なく再プレーとなってしまいました。

 ここで心折れることなく、後続を連続三振に切ってとった奈須投手の気迫にはまさに恐れ入りました。

 流れが変わってもおかしくない場面でしたが、逆にチームに勇気を与える胸のすくような投球でした。

 くしくも試合は、富山第一が同じようなダブルプレーを試みたときにミスをしてしまい、延岡学園のサヨナラ勝ちとなったことは、不思議な巡り会わせのような感じがしました。

 それにしても奈須投手の力投とチームワークが勝利を呼び込んだことには間違いなく、試合後の奈須投手は

 「ここで抑えれば、またヒーローになれる!」

 なんとも勢いのある無邪気なコメントを発してくれました。

 もう十分、みんながヒーローですが、あと2試合!

 宮崎県初の甲子園優勝を達成して、県民に感動を届けて欲しいと思います。


雑感561

2013年08月19日 23時17分24秒 | Weblog

 世界陸上の報道は連日連夜されていますが、その熱い戦い引けを取らない試合が九州で展開されています。

 全国高校総体です。

 今年の男子バレーボール宮崎県代表は都城工業高校でした。

 残念ながら1回戦で、大阪の清風高校にフルセットの末競り負けてしまいました・・・

 私も高校時代はバレーボール部でした。

 あの頃も都城工業高校は、県内でトップレベルのチームでした。

 私たちのチームは、小中学校の頃バレーボールを経験している者が少ないながらも、体力と根性で試合に臨んでいました。

 ある公式戦で、都城工業高校と試合をする機会がありました。

 決勝戦で・・・と言いたいところですが1回戦の相手でした。

 試合前の練習から、そのスパイクの迫力に圧倒されていましたが、元気だけは負けてはならんといつも以上に声を張り上げコートに立ちました。

 私たちからのサーブでした。

 相手の攻撃をしなやかにレシーブし、うちのエースが決めて見事先制点!

 次の点数は相手に入りましたが、私の意表を突くフェイントで再びサーブ権を奪い返しました。(当時はサーブ権がありました)

 そして続けざまの攻撃で、2点目をゲット!

 私たちは強敵と互角の試合展開に、コート中を走り回って体中で喜びを表現しました。

 ここで相手監督が作戦タイム・・・

 まだ試合は始まったばかりなのに、いきなりの作戦タイムに私たちの方が驚き、そしてニコニコベンチに帰りました。

 すると隣りのベンチから監督の怒鳴り声が

 「あんなチームにリードされるとはなにやってんだ!」

 あんなチーム!!にカチンと来ながらも私たちは笑顔でした。

 しかし笑顔があったのはここまで・・・

 作戦タイムの後の相手は、その前のチームとはまるで別人のように爆発的な攻撃をしかけてきました。

 コンビバレーはもちろんのこと、見たこともないブロード攻撃など芸術的なバレーボールになすすべもなく、1セット目を2-15で落としました・・・

 そして2セット目は、なんと1点もとれず0-15で完敗。

 ここまで実力の差があるとは・・・

 それでもあの2-1で作戦タイムをとらせた瞬間、飛び跳ねて喜んだことは今でも鮮明に覚えています。

 高校総体に出場している皆さん、その経験は20年経っても30年経ってもキラキラ輝いていますよ!