奇跡への絆

図師ひろき

全国肉牛事業協同組合

2008年05月31日 20時16分22秒 | Weblog

 知事と共に、全国肉牛事業協同組合創立20周年記念大会に参加してきました。
 組合員数は580名ですが、組合員が飼育する牛の頭数は、全国肥育牛飼養頭数の約3分の1を占めています。
 全組合員で約58万5千頭を飼養し、1組合員当たり平均飼養頭数は約1,100頭で、全国一戸当たり飼養頭数の約32倍になります。
 飼養している品種は、交雑種が4割を占め、続いて乳用牛が3割。黒毛和種が3割となっています。

 もちろん、組合員の方々には宮崎の子牛も多数購入していただいており、子牛の価格を大きく左右する存在感の大きな組合です。

 以前からお世話になっており、今回農林水産省生産局長賞を受賞された中林正悦さんからお声かけいただき、大会に参加させていただきました。
 農林水産大臣はじめ多数の国会議員や関係団体の方々が来られていましたので、もちろん来賓祝辞で私の出る幕はあるはずもないのですが・・・どうしても宮崎県の生産者の声を届けたくて、名前だけ紹介される来賓紹介の時に

 「一言だけ言わせてください!
 日頃から皆様には、宮崎の牛を買い支えていただき心から感謝しています。これからも高値で購入していただきますよう、よろしくお願いします!!」
 
 とマイクもなしに叫んできました。
 場内は一瞬、シーンとなりなしたが温かい拍手をいただきました。

 記念式典の後、東京大学大学院教授、鈴木宣弘先生の“なぜ韓米FTA合意が成立したのか”と題した講演があり、その後の交流会では、組合員の方々とゆっくり話し、宮崎を売り込んできました。
 特に山形県の方々が関心を示していただき、2県合同で新たなプロジェクトを立ち上げよう!と意気投合したところでした。
 
 農林水産大臣感謝状をはじめ各感謝状贈呈をされた方々、そして各賞を受賞された方々、誠におめでとうございます。
 これからも組合員の方々のますます活躍されますことを祈願いたします。
 私もできる限り皆様のお役に立てますよう精進いたします。

 また激務の中、大会に花を添えていただいた知事にも心から感謝しております。(ちなみに、上の写真の後頭部は知事です。)

        




泣く

2008年05月28日 15時45分23秒 | Weblog
 言葉にこめた想いを伝えるのは難しいですね・・・

 人前で話す機会が多いのですが、ダラダラと話すだけではあきられる・・・怒りをぶつけるだけでは疲れさせる・・・笑わせるだけでは残らない・・・

 ユーモアを交えながらも、要所要所に真剣な眼差しを散りばめ、最後は一気に盛り上げて聴いていただく方との距離をグッと縮める。
 なかなかできないんですよね・・・

 面と向かって話している時ですら、そうですから電話やメールでは表情や行間に込めた感情が見えない分、余計に伝わらない・・・

 長編ものもよく読みますが、短い言葉で相手の心をわしづかみにる“詩”を読むことも好きです。

 「泣く」
   
 彼女には泣くべき理由があった
 彼女には泣くべき理由がたくさんあった
 そして誰もそれを理解しなかった
 だから彼女は泣いた
 ・・・
 涙は次から次へと丸い滴になって
 唇のところでとまって
 それは少し塩辛かった
 外では雨が降っていた
 それと涙とは似ても似つかなかった
 雨には理由がなかったから
 角の花屋ではチューリップが生き生きとしていて
 花屋の小さな男の子は裸足ではしゃいでいた
 だから彼女は泣いた
 ・・・
 彼女にも良く解らないことだってあったので
 だから彼女は泣いた
 去年の今頃はこんなんじゃなかった
 ・・・
 だから彼女は泣いた
 それから静かに立ち上がり
 軋む硝子戸を押して外に出た
 舗道は濡れていた
 どこまでも続いていた
 ・・・
 だから彼女は泣いた
 泣きながら歩いた
 夜が行く手一杯に立ちふさがっていて
 彼女はこわかった
 ・・・
     谷川俊太郎 “愛のパンセ”より 

 今日の雨がこの詩で足を止めさせました。

 想いを伝えることは難しくとも、あきらめず言葉にしましょう。
 語ることなしに理解はあり得ないのだから。
 
 政策を伝えることは難しくとも、あきらめず皆さんの前に立ちます。
 訴えることなしに距離が縮まることはないのだから。



 

           
 

 

愛が夢になる

2008年05月27日 22時40分51秒 | Weblog

 先日、後援会の方から色紙を渡され
「これにあんたの好きな言葉を書いてきて。」
と頼まれました。

 じっくり考えて書いた言葉は

 “愛が夢になる”

 でした。
 愛とは何か・・・
 夢とは何か・・・
 認識は様々だと思いますが、私はこう考えます。
 誰かを、何かを愛することにより、その愛のために自分は何ができるのだろうかと必死に考えます。
 
 例え自分が何かしたとしても役に立てないかもしれない・・・
 それでもダメもとでも、なんとかしたいと思ったときに、行動という“夢”が生まれる。
 
 夢は生きる糧となり、自分の存在意義をも見出してくれる。
 他人のためにと夢を続けることが、いつしか自分も元気になってる。
 
 必然でこの世に生まれる。
 命を授かったことには、絶対に意味がある。
 
 だから命を無駄にしてはいけない。
 
 “自分が何のために生きているかわからない・・・”

 そんな言葉は、エゴ以外の何者でもない!
 そんな言葉は、自己愛に溺れているということ!
 そんな言葉は、周りを巻き込んでいることに気づいてないということ!

 愛を待つより、自らの夢を捧げることが大切。
 
 愛す
ることが夢を生む。
 
 自分の生きる意味も教えてくれる。
 私はそう信じています。

 最近の命を雑にする辛いニュースを聴くたびに、私が考えることです。


 


運動会

2008年05月26日 23時55分48秒 | Weblog

 
            

 先週の日曜日に木城町にある特別養護老人ホーム“新納荘”の運動会に参加してきました。
 じいちゃんがお世話になっている施設です。

 前日までの雨が嘘のようにあがり、初夏の爽やかな風の中、誰より楽しんでいたのは・・・私です
 もうこの運動会に参加するようになって10年以上になります。
 今回参加して、あらためて思ったことは
“車椅子の方が増えたな~”
ということです。
 以前は、入所者の半分くらいは歩けていたような気がしますが、今は2、3人の方以外は皆さん車椅子でした。
 介護保険の導入以降、施設利用は入所申請をした順番ではなく、介護度が高い方から優先的に入所できるようになったためです。

 さぁ!競技の方は、入所者全員によるパン食い競争ならぬ“景品取り競争”に始まり、玉入れ競争。そして来賓も参加できる段ボール箱に入って転がりながらゴールを目指す競技やバスケットボールをドリブルしながらポールの間をジグザグに進むものなど結構ハードな競技が用意されていました。

 もちろん参加できる競技は、真っ先にスタートラインに立ちます。

 ワイシャツの袖を巻く利上げ、ズボンが擦れるのも気にせず楽しみ、気が付くと汗びっしょりでした。
 それでもすすめられるまま参加して、踊りは知らないのですが、今流行の“てげてげ音頭”も輪に加わり、楽しませていただきました。

       

 ちなみに一番上の大きな写真は、車椅子に乗っているのがじいちゃんで、その後ろにいるのが母です。じいちゃんは一生懸命自分で車椅子をこいでいます

 それから話は変わるのですが、帯状疱疹は随分良くなりました。
 ご心配をおかけしました。ありがとうございました。
 


にきび

2008年05月22日 17時12分18秒 | Weblog
 常任委員会の県内調査を終え、県庁へ向かうバスの中で、なんだか鼻の左下あたりがむずむずするので触ってみると、ポツッとにきびができていました。
 いや正確には、吹き出物ですね

 “ここ最近、食事が偏っているからなぁ”
と思いつつ、吹き出物をつぶさない程度にポリポリとかいていました。

 そのまま30分ほど寝入ってしまい、気がつくと県庁でした。
 顔でも洗って政務調査報告書の作成にとりかかろうと、トイレに行ってすっきりして、ふと鏡を覗き込むと・・・
 
 なんと吹き出物が、大きな水ぶくれになっているではありませんか

 帯状疱疹の一種でヘルペスといいます。
 疲れやストレスがたまったり、睡眠不足が続くと体が黄色信号を出してきます。
 ここ2、3週間、かなりタイトなスケジュールだったので気をつけてはいたのですが、いつもヘルペスが出るところは鼻の真下なので・・・うかつでした

 鼻のあたりがムズムズし始めたときに、薬を飲むとそのまま症状が沈静化してくれることもあるのですが、いったん水ぶくれになってしまうと厄介なんです・・・
 つぶすわけにもいかず、ただ乾くのを待つしかなく、赤いかさぶたができて、それがはがれるまで10日ほどかかってしまいます。
 これが結構痛いんです

 黄色信号のうちに体を休め、体調を整えると良いのですが、スケジュール帳は2、3週間先までほぼ真っ黒です・・・
 2、3週間先になるころには、そのまた2、3週間先が真っ黒になります・・・

 走りながら治します
  







切磋琢磨

2008年05月21日 19時07分13秒 | Weblog

 先日、総務省にて“道州制”のレクチャーを受けてきました。
 総務省はもちろんのこと、自民党内に道州制を推進するための委員会が設置されており、今後年次的に道州制導入が進められることを確信しました。

 提示された資料のなかで、度肝を抜いたのが

 “10年後を目途に実施準備を進める”

 の文字でした。
 10年後の導入ということは、7、8年後には道州の枠組みは決定され、州都をどこにするかも決まっているでしょうし、インフラ整備も含めた新都市整備計画は、ここ2、3年に策定準備が始まる可能性があります。

 総務省の計画では、“九州は1つ”です!

 行政をスリム化、効率化しスケールメリットにより、行政サービスを維持、向上させるための道州制導入は有効な手段の1つには間違いありません。
 この道州制は、中央(国)の失政の尻拭いを地方がさせられている感は払拭できませんが、権限と財源の委譲により地方が自立する大きなチャンスでもあります。

 しかし、いきなり九州が1つでは、宮崎県の存在感がいっきに薄れてしまいかねません。
 道州制は、3県合同から実施が可能です。
 私は、まず宮崎県、鹿児島県、熊本県の3県でテーブルを設置し、協議をはじめるべきと考えます。

 総務省でのレクチャーの後、国民新党の亀井郁夫先生の事務所にお伺いし、道州制に対するご意見を聞かせていただきました。

 「道州制の前に、まずは国会議員が身を切る姿勢を示さなければならない。ずばり議員定数削減が必要だな。」

と国政改革の覚悟を語っていいただきました。

 写真は、中央が亀井先生。取り巻きは、長崎県議会と広島県議会そして愛みやざきの若き同士です。
 これからも切磋琢磨していきます!

 
   






 


 


 


文教警察企業常任委員会県内調査2

2008年05月20日 18時17分39秒 | Weblog
 ・県立延岡わかあゆ支援学校 高千穂校
 ・企業局 北部管理事務所
の政務調査を行いました。

 県立延岡わかあゆ支援学校高千穂校は、延岡わかあゆ支援学校高等部の分校として、今年の4月に県立高千穂高校の余裕教室を利用し設置されました。
 対象は、知的障がい者と身体障がい者で、30名程度の受け入れが可能です。
 今まで西臼杵地域の方々は、進学するには延岡市内の高等部しかなく、自宅からの通学は不可能でしたが、高千穂分校の開設により住み慣れた地域で生活してもらうことが可能となりました。
 また高千穂高校内に設置されたことにより、各種行事で生徒間交流を自然な形で進めることができ、共生社会を目指して相互理解を図ることができます。

  
 分校での視察を終え、バスに乗り込む前に振り返ると、校舎が素敵にデザインされていることに気がつきました。
 “みやざき”のMを文字ってという訳ではないかもしれませんが、“耐震補強”がされていたのです。オレンジ色の部分がそうです。
 県内ではまだまだこのような補強が必要な公共施設が多数あります。
 随時整備していきます。

 
  
 北部管理事務所は、日向・延岡地区新産業都市の細島臨海工業地帯に工業用水を供給しています。
 現在、旭化成株式会社をはじめ13社に供給しています。
 給水能力は、1日につき125,000㎥ですが、今のところ使用量は1日につき41,000㎥となっています。
 つまり、まだまだ企業誘致の余地があるということです。
 
 頑張ります!!


文教警察企業常任委員会県内調査

2008年05月19日 21時36分03秒 | Weblog
 ・西都警察署
 ・日向警察署 曽根交番
 ・県立延岡たいよう支援学校
 ・県立延岡ととろ聴覚支援学校
 ・県立延岡わかあゆ支援学校
の政務調査を行いました。

 西都警察署では、刑法犯の認知検挙状況および交通事故の発生状況などの報告を受け、今後の課題と対策について協議しました。
 印象的だったのは、変死事件の多さです。
 平成19年度は、45体。
 今年度は、すでに28体が変死という状態で発見されています。
 ここで言う変死とは、主に自宅で医師等の立会いなしに亡くなられた方のことです。
 西都警察署は、西都市・西米良村・椎葉村大字大河内の一部で約806㎡を管轄します。その多くは山間地で、高齢者だけの世帯も少なくありません。
 家族の見守りなしに、息を引き取られるおじいちゃん、おばあちゃんが、こんなにもいるのかと愕然としました。

「くれぐれも民生委員や社会福祉協議会、訪問看護ステーションと連携し、孤独な終末が減るよう地域を見守ってください!」
と強くお願いしてきました。

 県立延岡たいよう支援学校では、障がい児就職指導支援の状況やチャレンジド障がい者就労サポート事業等の報告を受けました。
 延岡では、障がい者の就労訓練を引き受けてもらうサポーター企業が23社あり、県内では協力事業所が多い地域です。
 しかし残念ながら、就労訓練後、就労契約していただく件数は少なく、まだまだ障がい者が社会経済活動に参加できる環境が整っているとは言い難いのが現状です。
 
 障がい者の社会復帰のための環境整備は、政治の責任です。

 今回の調査を踏まえ、積極的に政策提言を行います。
 写真は、県立延岡たいよう支援学校の風景です。

        

商工会

2008年05月17日 00時48分31秒 | Weblog
 第47回木城町商工会通常総会に参加してきました。
 木城町商工会は、“プレミアム付共通商品券事業”に象徴される町行政の積極的な商工業振興対策と連携し、中小企業や小規模事業者、零細事業者への経営改善活動支援や地域振興活動などを地道にされてきました。

 木城町といえば、九州電力の揚水式ダム建設による大型償却資産税(いわゆる固定資産税)収入で、全国でも珍しい地方交付税を受けない無交付団体となります。
 故に町全体が大きく潤っているかというと、必ずしもそういうわけではありません。
 地方交付税を受けないということで、財政規模は例年ほぼ同規模となり、大型償却資産税は減価償却されるため年々税収は減少してきます。
 よってどの自治体も取り組む行政改革は積極的に行う必要があります。

 そのようななかで、やっぱり町の顔となるのは商店街です。

 たとえ規模は小さくとも“大型店には負けない”との気概を持った、活気ある商店が並ぶ町は活き活きとしています。
 木城町商工会では、城山花まつりや木城ふるさとまつりなどの町内行事を中心的に盛り上げ、魅力ある町づくりに大いに貢献していただいています。

 平成20年度木城町商工会基本方針!
 “商工会は零細中小企業の旗柱であることを肝に銘じ、新規創業や会員の「第二の創業」「経営革新」に対しても関係機関と積極的に連携し、経営改善普及事業に取り組む”
 
 この方針に大いに賛同するものであり、関係機関の一員としてしっかりバックアップしていきます。

 今の宮崎の勢いをそのままに、各市町村の商店街が元気になることを願わずにおられません。

    









 

精神障がい者家族会

2008年05月16日 13時47分07秒 | Weblog

 高鍋町の精神障がい者家族会“もくせい会”総会に参加してきました。
 
 参加するだけではなく、今後一緒に活動させていただきたく、早速賛助会員にさせていただきました。

 私は以前、宮崎市内の古賀総合病院に医療ソーシャルワーカーとして勤務していました。
 精神科担当の時には、家族会育成にも力をいれ、様々な活動をしていました。
 温泉に行ったり、なし狩りやぶどう狩り、ソフトボール大会やボウリング大会などなど・・・懐かしい思い出ばかりです。

 精神科治療は長期化します。家族の方々も当事者と同じように悩み、苦労されます。
 実際、病院でのカウンセリング業務は、当事者よりも家族の方からのほうが多く、精神障がい者の福祉サービスが乏しい日本においては、家族の協力がなければ退院や社会復帰の実現は、極めて難しくなります。
 
 障がい者基本法の中では、“身体障がい者”“知的障がい者”そして“精神障がい者”が併記され、等しく福祉サービスを受ける権利は保障されています。

 が・・・

 身体・知的と比べると、その質も量も著しく低いものとなっています。
 その格差を是正するためにも、現場を知る私は議会において、声を大にしてサービス拡充を訴えています。
 と同時に現場である医療機関や地域の精神障がい者関係者も大いに声を上げ、活動し、存在感をアピールして欲しいのです!

 その核となのが、家族会だと思います。
 当事者の方々は、その症状と障がいが故に、社会活動の主体となることは困難です。
 家族の方だけではなく、医療福祉の関係者だけでも
なく、一般の方でも関心を持っていただき、積極的に活動に参加していただきたいと思います。

 なぜなら、健常者と精神障がい者との違いは、ほとんどないからです。
 この複雑多岐にわたる社会の中で、憂いなく生きている方なんていないはずです。
 精神障がいを理解することは、当事者の見方が変わるだけではなく、自分自身と向き合う機会にもなります。

 高鍋町精神障がい者家族会“もくせい会”の活動は毎月高鍋町内の健康づくりセンターで行われています。
 詳しくは、高鍋町役場保健福祉課までお問い合わせください。

 私も活動します。