奇跡への絆

図師ひろき

雑感484

2013年03月31日 22時57分52秒 | Weblog

 村おこし事業に取り組む地域として“美郷町”が取り上げられていました。

 てっきり本県の美郷町と思いきや・・・島根県の“美郷町”でした。

 その美郷町では、総務省の地域活性化事業を利用し、都会で働いている若者を最長3年間働いてもらう“地域おこし協力隊”を受け入れているそうです。

 人口約5400人の島根県美郷町は、人口減少に歯止めをかけるため、町外住民を受け入れるNPOを立ち上げたり、果実栽培や淡水魚の養殖にも挑戦しています。

 その美郷町に赴任した女性も、それらの事業に携わり、移住民が現金収入を得る手段の構築に尽力されていることが紹介されていました。

 その女性のコメントに

 「全国で人口が減っているのに、美郷町だけ増やすことは非現実的・・・人口減少に合わせたコミュニティを創らなければ・・・」

 と述べられていました。

 確かにその通りで、地域おこしと言っても、交流人口を増やすことはできても、定住人口増加に繋がるような事業となると、単なるイベントをやるのではダメで、やはり雇用創出がカギとなります。

 地方、特に中山間地の雇用と言えば、やはり一次産業です。

 その地方の暮らしに大きな影響を与えることになるのがTPP参加です。

 先日も畜産農家の方々と意見交換させてもらいましたが、その時出た言葉として

 「国は、将来の成長産業として農業を持ち上げたり、食料自給率を50%に引き上げるやら、耳触りのいいこつばっかり言って、やっちょるこつはぜんぜん違うこつばっかりやが!!」

 激しい憤りが伝わってきました。

 地方を、いや国土を支えてきた農業が今まさに崩壊の危機にさらされています・・・

 地域おこし協力隊のような事業で、地方に活力を与えようとしているのも国・・・攻める農業の道筋もつけないままTPP参加に突き進んでいるのも国・・・

 国策は矛盾だらけです。

 畜産農家の方は続けられました・・・

 「価格補てんのような小手先の補助金をばらまいて、農家を黙らせようとするじゃろうが、そんな補助金なんかいらん!どうせ補助金を出すなら、運営費の補助をするべきだ!」

 私も賛成です。

 食を守れずして、国は守れないと考えます。

 欧州のような食料自給率を確保するための重厚な制度設計に、日本も舵を切るとき時です。

 このままでは突き進めば宮崎の農業と中山間地の暮らしは、現状維持すら不可能です・・・

 


雑感483

2013年03月30日 23時15分32秒 | Weblog

 いよいよプロ野球トーナメントが開幕しましたね!

 今年は開幕から、日本ハムの大谷選手が期待に応えて、4打数2安打に加え、初打点を記録するなど、さすが大リーグをけって日本球界に残っただけあって新人離れした活躍からのスタートはさすがです。 

 個人的には、“ジャイアンツ愛”なので、巨人の白星スタートにはホッとしました。

 広島との開幕戦は、終盤までもつれる熱戦で、テレビ観戦ではありましたが、一球一球集中して応援していました。

 7回表、広島に勝ち越され、嫌なムードが漂い、7回裏の巨人の攻撃・・・

 広島のマウンドには、WBCにも出場した今村投手が立ちはだかりました。

 それでも2アウト2塁3塁とチャンスを迎え、バッターボックスには昨年けがで1軍での出場が1試合もなかった脇谷選手・・・

 あまり迫力は感じられず・・・このまま打ち取られてしまうのかと思いきや、振りぬかれたバットから放たれた打球は、白く糸を引くようにライト前に運ばれていきました。

 3塁ランナーに引き続き、2塁ランナーまでもホームイン!

 沸き返る巨人ベンチと東京ドーム!

 そして1塁ベース上で、ガッツポーズの脇谷選手・・・ではありませんでした・・・

 私はタイムリーヒットを打った脇谷選手より、そのあとのプレーに感心させられました。

 脇谷選手は、1塁を回り、果敢に2塁を狙っていました・・・

 てっきりタイムリーヒットを打ったことで責任を果たし、無理をせず1塁で止まっているのかと思ったのですが、脇谷選手は貪欲でした。

 結果は、1・2塁間に挟まれアウトになりましたが、私は一仕事終えても気を抜かず、アグレッシブに進塁を試みた姿に本当のプロを見た思いがしました。

 それはプロとしては当たり前のことなのかもしれませんが、1つのことに有頂天にならず、次に何をすべきなのかを常に考え、プレーする姿から大いに学ぶべきものがあると思いました。

 私の仕事も山あり谷ありで、いいこともあれば悪いこともあります。

 そこで一喜一憂しているばかりではなく、常に大局立ち、次の行動を考え、そしてアグレッシブに攻める!

 そのことを脇谷選手のプレーは教えてくれました。

 新年度から一気に開幕ダッシュできるように頑張ります!

 

 

 

 

 


日本の福祉を語る

2013年03月29日 22時38分07秒 | Weblog


  

 “宮崎アライアンス研修会”に参加させてもらいました。

 この研修会は、県内の福祉関係者を中心に、医療、行政、金融、情報関係の事業所の方々が集い、情報交換をする場として立ち上げられ、今回で3回目となります。

 回を重ねるごとに参加者が増え、今回は80名もの方が集まり、足の踏み場もないほどの賑わいでした。

 乾杯の前に、私の方から国内の介護・看護に関する情勢と海外からの介護福祉士および看護師候補生の受け入れに関する話をさせてもらいました。

 現在までに、EPA(経済連携協定)により、海外から延べで介護福祉士候補生499名、看護師候補生392名が日本に来ています。

 その候補生は、日本語でも国家資格取得のため必要な知識および技術の習得に努め、介護福祉士候補生は上限4年、看護師候補生は上限3年の滞在できます。

 国家資格取得後は、永住権を得ることができ、引き続き就労できます。

 

 しかし、国家試験合格のハードルは高く、平成24年に介護福祉士を合格したのは36名、看護師は47名となっています。

 不合格となった候補生は、帰国を余儀なくされ、ようやく慣れ親しんだ施設や病院を離れなければならなくなります。

 そこで現在、民間レベルではありますが、この不合格となった候補生に“准看護師”の資格を取らせ、滞在期間を延ばす取り組みが始まろうとしています。

 具体的には、准看護師の資格を取得できれば、医療ビザへの変更が可能となり、施設・病院と直接契約することによりさらに4年間の研修期間が与えられることになります。

 もちろんその間に、国家試験を受け続けることはできるので、合格する確立は格段に上がることが予想されます。

 何より、候補生を受け入れている施設を対象に行われた調査では、候補生によるヒヤリ・ハット事例やクレームおよび介護事故の発生状況について、約9割の施設で発生しておらず、候補者が提供する介護サービスの質についても、約8割の入所者が“十分満足できる”か“おおむね満足できる”と回答しているのです。

 慢性的に介護福祉士や看護師が不足している日本において、今後ますます海外からのマンパワーは重要視されてくることになると思われます。

 ・・・そのような話をさせてもらいました。

 その後の、乾杯はウーロン茶でしたが、現場の空気を感じながら、有意義な時間を過ごさせてもらいました。

 これからも切磋琢磨をお願いします!

 


雑感482

2013年03月28日 23時30分24秒 | Weblog

 早速、試してみました。

 テレビでオリーブオイルが効果的であると紹介されていました。

 何だと思います?

 便秘に効くそうですよ!

 私がそうなんです…

 最近は、送別会や花見に呼ばれることが続き、あきらかに食事の偏っていることに加え、運動不足もあって、朝から悪戦苦闘しています…

 この状態は今始まったのではなく、思い返せば小学校1年生の時から悩まされていたことを覚えています。

 「毎朝、ちゃんとウ〇コしてくるように!」

 と先生から言われたことを忠実に実行したい私は、その頃から悪戦苦闘していました…

 ある日は…

 「お母さん!でらんよ…でらんよ…」

 とトイレで泣いていたこともありました。

 あれから30年以上過ぎても快便感を味わうことはあまりありません…

 一般の方よりは、野菜をはじめ植物繊維を多くとるようにしていますし、ヨーグルトなどから乳酸菌やビフィズス菌をとるようにしています。

 が、なかなかよろしくありません…

 しいていうならば、汗っかきのため水分が不足しやすい体質のせいかもかもしれません…

 そんな時に、オリーブオイルが効くと紹介されたので、早速台所の戸棚を開けてみると…あるではありませんか!

 夕食は、カレーでした。

 カレーに大さじ1杯くらい直接かけました。

 テレビでは1日に大さじ2杯くらいが目安で、納豆にかけて食べても良いとされていたので、納豆を探してみると…これまたタイミング良く冷蔵庫にあったので、かけて食べてみました。

 味は…

 カレーも納豆も、もともとの香りがはっきりしているせいか、オリーブオイルの味はほとんどしませんでした。

 きっちり完食して、しっかり大さじ2杯分のオリーブオイルも摂取しました。

 さあ!明日の朝が楽しみです!

 いきなり効果はでないかもしれませんが、しばらく続けてみようと思います。


新年度が始まる!

2013年03月27日 16時04分18秒 | Weblog

   

 これ、私のシステム手帳です。

 もう10年近く使っていて、四隅は手垢で黒ずんでいます。

 どうも携帯でのスケジュール管理に馴染めないものですから、いまだに書き込む作業を続けています。

 今日、来年度のスケジュールを書き込む用紙に変えました。

 毎年のことですが、最初に記すときには少しためらいがあって、丁寧に書き始めます。

 それも2~3ページのことであって、5月の予定を書き込む頃には、罫線をはみ出す大きな字をゴロゴロと書いています。

 今年度の手帳と照らし合わせながら、これから一年間の予想されるスケジュールをどんどん書き込んでいきます。

 定例議会の日程・・・臨時議会の日程・・・常任委員会の県内、県外調査・・・特別委員会の県内、県外調査・・・県主催の行事への来賓出席・・・各種議員連盟の研修・・・戦没者慰霊祭などの公式行事・・・各地域で行われる式典や祭りの日程・・・ライオンズクラブの理事会、定例会、地域活動の日程・・・若手議員研修会の日程・・・異業種交流会の日程・・・などなど・・・

 この一年間で公務と政務で活動した内容を、新しいスケジュール手帳に書き込んでみると、今の時点ですでにスケジュールはほぼ埋まってしまいます・・・

 もちろん全く空いている時間帯がないわけではありませんが、公務や政務が入らないときに、一般質問の準備や議会に臨むための資料整理、そして議会終了後に発行している“ず”新聞(議会たより)の発送準備、各地域での県政報告会の開催、街頭あいさつなどなど、限りなく活動は続いていきます。

 来年度は、特に所属する高鍋舞鶴ライオンズクラブの幹事を務めることとなりそうで、そうなると理事会、定例会時の資料作成や各クラブとの連絡調整から関係クラブの行事参加をすることになるため、今まで以上に自己研鑽の機会を与えられるとは思いますが、考えるとため息が出てしまいます・・・

 このスケジュールをこなしていくには、やっぱり体力勝負です!

 早く帰れるときがあれば、ジョギングをしたり自転車をこいだりして体力維持に努めます。

 そしてさらに頑張らなくてはならないのは“育児”です!

 双子はぼちぼち歩き始めるくらいに、順調に育ってくれています。

 ますます目が離せなくなってきますが、子育ては大人が成長する最後の機会とも言われますので、一緒に大きくなっていきたいと思います。

 公務、政務、そして育児から得られる貴重な体験を通して、県民福祉向上に繋がる活動や政策提言をどんどん行っていきます。

 来年度も体と声を張ります!

 

 


雑感481

2013年03月26日 23時31分09秒 | Weblog
 先日、ゴルフに誘われ行って来ました。

 3ヶ月ぶりのゴルフで、その間打ちっぱなしはもちろん、クラブさえ握っていません…

 それでも私には自信がありました。

 自信と言っても、自己ベストを更新できるのではというささやかなものですが…

 ベストスコアは、前回出した“107”です。

 たいしたことないスコアですが、できれば100をきるくらいになって、一緒にプレーしていただく方の迷惑かけないことを目指しています。

 自信のもとになっていたのは、前回ラウンドしたときの後半、“打つときに最後までボールから目を離さない”というゴルフでは初歩中の初歩をようやく体が理解できるようになったからです。

 今回は、前回つかんだ感覚が体に残っていて、心なしか余裕を持ってクラブを握ることができました。

 1ホール終えるまででしたが…

 1ホール目は、私として上出来の“ボギー”。 

 2ホール目はロングホールでした…

 1打目が大きくスライスしてしまい、2打目は深いラフの中からでした。

 見事なチョロ…

 ボールは10㍍くらい転がっただけで、再びラフ…

 3打目も4打目もチョロチョロ…

 もうこうなると、前回つかんだものもへったくれもありません。

 一緒にまわっている方の足手まといにならないようにと、焦れば焦るほど、ドツボにはまってしまい、このホールだけでも“11”叩いてしまいました。

 スタートでつまづきモチベーションも一気に下がってしまいましたが、あとはただただ打っては走り、打っては走りの繰り返しで、肌寒いくらいの気温でしたが、私は半袖では汗だくでした。

 18ホール終ってもスコアは、“113”でした…

 ワタシ的には、そんなに悪いスコアではなかったのですが、自己新記録を思い描いていたせいか、いつも以上に疲れたラウンドでした。

 やっぱりちゃんと練習しないとダメですね。

 でも練習しているヒマはないし、これからもぶっつけ本番で一喜一憂しながらのプレーになりそうです。

 ゴルフは一日してならず…

雑感480

2013年03月25日 21時22分14秒 | Weblog

 夕食の食材を買いに行きました(正確には“行かされました”)。

 小学生みたいに買うもののを書いたメモ紙を右手に、左手に買い物カゴ…

 まずは長ネギ。

 40㌢くらいの長ネギが38円だったので、2本カゴに入れました(“2本もなにすんの”と言われるのを覚悟で)。

 次にほうれん草…158円…ちょっと高いな…一応カゴには入れたもののほうれん草のとなりに、姿のよく似た“小松菜”が

 「お安くなってますよ!50円」

 とアピールしていたので、ついでにカゴの中へ(“頼んでないけど”と言われるだろうな…)

 次にエリンギ。

 なんと売り切れ…

 ピンチヒッターに“ぶなしめじ”投入(“何これ”が聞こえる)。

 なすともやしとえのきは、私が好きだから無条件でカゴの中へ(“こんなに買ってどうすんの”)


 続いて鶏肉のコーナーへ。

 注文はモモ肉。

 同じモモ肉でも、国産は276円…輸入肉は196円…

 もちろん国産をカゴに入れましたが、これがTPP参加したらどうなるんだと大きな不安を抱きました。

 これで買い物終了…ではなく、メモ紙には“甘いものもヨロシク!”

 仕方なくデザートコーナーへ…

 小さなカップに入った“チョコパフェ”と“マンゴーパフェ”がそれぞれ198円。

 “デザートが一番高いじゃねぇか!”

 もちろんどちらも私の口には入ることはありません。

 お遣い終了・・・

 美味しい麻婆なすと小松菜ともやしのおひたし、そしてえのきのみそ汁が食べたいな…


雑感479

2013年03月24日 22時53分51秒 | Weblog

 児童虐待の件数が増加の一途です。


 増加しているのは、警察が虐待があったとして、児童相談所へ通告した件数だけではなく、摘発件数も被害人数も軒並み過去最高となっています。


 具体的には警察の通告対象となった数は、全国で前年度比42.1%増の1万6387人となり、8年前のなんと17倍となっています。


 内訳は、心理的虐待が約半数を占め、次いで身体的虐待、そして食事をさせないなどのネグレクトと続きます。


 心理的虐待では、児童の目の前で配偶者に暴力を振るう“面前DV”が65.7%となっています。


 通告を受けた児童相談所は、児童の一時保護や家庭訪問などを行い、医療的介入が必要な場合は、カウンセリングや精神科療法に繋がることになります。


 私も医療現場で精神保健福祉士として働いているとき、多くの児童を援助してきました。


 その時感じていたことは


 “子どもはどんな仕打ちを受けても、親を求める”


 ということで、このことは幼ければ幼いほど顕著に現れます。


 当然なことと言えばそれまでですが、大人の目から見れば


 “そんな親の胸に、帰ることはない”


 と引き離したくなる場面も少なくありませんでした。


 近年は、虐待に対する関心の高まりもあり、通報件数が増えたという背景もありますが、大切なことは早期発見早期対応であり、何より虐待を発生させない社会醸成が求められるところです。


 そのためには“親教育”も含めた、大人が大人になるための機会創出が必要であると考えます。


 親の成長は、子育ての中にあることを根付かせていきたいものです。


ガッツリ!ガシガシ!

2013年03月23日 22時45分08秒 | Weblog
 高校時代、バレーボール部でした。

 日曜日の終って、監督が食事に連れていってくれました。

 何人連れていってもらったかは、もうおぼろげですが、同級の4人が一緒だったことは覚えています。

 連れて行ってもらったところは、天下の「おぐら」!

 監督は

 「好きなもん食べでいいぞ!」
 それから

 「一人1000円以内な」

 「まじっすか!ヤッター!」

 とメニューを取り合い、あれやこれやと品定め…

 定食では満足できず、私たちは“ちゃんぽん”と“カツカレー”をそれぞれ注文しました。

 当時は、2品注文しても1000円以内だったか、ちょっとオーバーしてても監督がオッケーしてくれたのだと思います。

 おもいっきり、いただきます!をして、一気にかきこみました。

 しっかり完食して、午後からの練習でも、みっちりしぼられたのでした…

 あれから25年後の今日、昼飯を「おぐら」でとりました。

 注文したのは“ちゃんぽん”とカツなしの“カレー”です。

 朝からハードワークだったので、腹ぺこでしたが、さすがに2品が目の前に並んだ時には、あらためてそのボリュームにひるみそうになりましたが…

 席の向かいに座っていた25年前の私が

 “俺は食ったぞ”

 とはっぱをかけてくるので

 “楽勝!楽勝!”

 がっつきました。

 汗だくになりながら、見事完食!

 さすがにしばらく動けませんでしたが、汗も落ち着いたころには、清々しささえ感じるほど腹も心も満足感でいっぱいでした。

 ガッツリ食べで、午後からの仕事もガシガシ動きました。

 胃袋も気持ちもまだまだ若いですよ!

雑感478

2013年03月22日 22時40分11秒 | Weblog

 “長野県男女との日本一!”

 そうです、長寿です!

 男性80.88歳、女性87.18歳で、男性は5年連続、女性は長年トップを守ってきた沖縄県を抜き、見事1位となりました。

 私は大学時代から長野県に入り、進んだ保健・医療・福祉の有機的連携実態を学んできました。

 大学の卒業論文では、長野県の医療機関を取り上げ、医療機関が地域住民と共に保健活動を展開し、医療福祉を充実させることにより、安心して暮らせる街を創り、人口増へと繋がっている内容を検証しました。

 さらにその内容を宮崎県で実践するならば、どのような保健・医療・福祉、そして行政との連結が必要であるか、持論を展開しました。

 今もなお、その時描いた夢は、しっかり私の心に根を張っています。

 議員となってからも何度か長野県を訪れ、具体的な政策を宮崎に持ち帰りたいと、貪欲に学びました。

 その時言われたことに

 「県民の健康増進は、一日してならず。

 長野では、30年かけて現在の体制を創り上げてきました。」

 まさにその通りで、核なる医療機関があったとしても、それだけでは地域の健康意識が改善することはなく、病院から地域に出て、時間をかけて住民との信頼関係を築いていくことが大切なのです。

 さらに

 「長寿といっても、ただ長生きすればいいというものではない。」

 とも教えられました。

 確かに長野県は“PPK(ピン・ピン・コロリ)”のスローガンでも知られているように、いかに健康を維持して、終末期はむげな延命を控えるという意識が一般化しています。

 またそれを支え、在宅で看取りをするための医療・看護・福祉サービスの供給体制が確立されています。

 これから長野に追いつくよう、宮崎で描いた夢に色をつけていきます!