奇跡への絆

図師ひろき

底力発信!

2011年09月30日 23時37分46秒 | Weblog

 県産品のPRと販路拡大のため国内に4ヵ所のアンテナショップがあります。

 県庁となりの“みやざき物産館”はよく知られていると思いますが、東京と大阪、福岡にも同様のショップがあります。

 分かりやすい数字があります。

 平成18年…つまり東国原前知事が就任前の“みやざき物産館”販売実績は、1億3000万円あまりでしたが、翌19年には一気に7億円を突破し、20年には8億4000万円に迫る数字をたたき出しています。

 東京の“新宿みやざき館”においても同様の現象が見られ、単年度で2億円もの売上増を達成しており、改めて前知事とマスコミの影響力の大きさがまざまざと示されています。

 そして平成22年…口蹄疫と新燃岳噴火により宮崎への観光客が激減したこともあり、みやざき物産館の販売実績は、5億5000万円を割り込み、今年度もその下降線は続いているようです…

 さらに長引く景気の低迷…追い討ちをかけるように東日本大震災が発生し、本県への交流人口は減少し、各都市のアンテナショップにおいても今後さらに売り上げは低迷することが予想されます。

 しかしもともとアンテナショップは、そこで売り上げを伸ばすだけが目的ではなく、良質な県産品を広く消費者に周知・定着させていくことと大消費地における販路開拓の入口となることが役割です。

 県では生産者の商品開発能力開発向上を図るとともに、流通を加速させるため“優良県産品推奨制度”を創設しています。

 平成22年には14品、今までに52品を推奨し、後押しをしています。

 そして何より我々一人一人が、県産品の質の高さを実感し、トップセールスマンとなり、声を繋いでいくことが県産品販売の下支えとなります。

 今こそ県民総力戦で宮崎の底力を全国に発信していきましょう!

雑感175

2011年09月29日 23時15分47秒 | Weblog

 地元の高齢者施設の経営者と意見交換をさせていただきました。

 近代的に整備された施設は、どの部屋も十分な広さと明るさが確保され、デイルームや廊下などの整理・清潔レベルの高さも一目瞭然で、快適な環境が整っていました。

 その施設において“ターミナルケア”を実践したいとの話が出されました。

 施設内で終末の看取りまでするターミナルケアは、医療・看護・福祉の切れ目ないサービス提供体制を構築することはもちろんのこと、身体的ケアに加え、利用者と家族の心に寄り添い、我が家のような雰囲気を創り上げていくことが望まれます。

 現在高齢者施設においては、医療管理レベルが高くなると、医療機関に入院させ、入院が長期化してしまうと施設にも帰ることができなくなり、そのまま医療機関で終末を迎えられることがほとんどです。

 高齢者は療養環境が変わることで、精神的にも不安定となり、特に認知症の方はほぼ間違いなく症状が悪化してしまいます。

 施設内でのターミナルケアを実践するには、利用者の同意と家族の理解が基本となりますが、サポートする重厚な職員配置が必要となります。

 しかし高齢者施設は、他職種と比較して離職率が高く、潤沢な職員を確保することは困難な状況にあり、話を聞かせていただいた施設においても看護師不足と介護職員の離職について同様な状況に直面されていました。

 現在の介護保険報酬では、職員の配置や処遇改善にも限界があり、それでも施設運営に重きを置くとすれば利用料金を上げざるを得なくなり、利用者と家族に大きな経済的負担を強いることになるというジレンマに陥ってしまいます。

 これがまさに現場の歪みです。

 政府は、震災復興のための増税方針をまとめたようです。

 崩壊寸前の福祉現場を救うためにも、税制を含めた抜本的な制度改革が必然です。

 福祉を背負う議員として訴え続けていきます!

雑感174

2011年09月28日 23時33分58秒 | Weblog
 先日、ミニバレーをする機会がありました。

 久しぶりにバレーシューズ入れを開けてビックリ!

 シューズのゴムの部分がガビガビに乾燥しきっていて、つま先はひび割れてボロボロになっていました。

 それもそのはず、このバレーシューズは高校時代に使用していたもので、すでに25年もの月日が刻まれている年代物なんです。

 高校のときも部活でかなり酷使していたので、購入したときは白かったシューズも、厳しかった練習が染み込んで…きれいに言えば紅茶色に…普通に言えばボロ雑巾みたいになっています。

 以前、定期的にミニバレーをしていた頃にもなんとか活躍してくれていたのですか、その時ですら底のゴムの部分がガバッと剥げてしまい、何度かアロンアルファで応急処置しながら使用していました。

 今回はその頃からも3年ほど経過しており、あまりのシューズの変貌ぶりに言葉を無くしてしまいました。

 ひび割れているつま先を少し引っ張ってみると…ペリペリ…と乾いた音が聞こえたので、とてもそれ以上は怖くて触れなくなりました…

 しかし体育館シューズになりそうな靴を持ち合わせてなかったので、ダメもとでそのまま戦友を体育館に連れていきました。

 体育館では下手なことはせず、サッとシューズの紐をしめ上げてコートの出て行きました。

 さすがにカラカラのゴムは、滑り止めの役は果たせず、いちいち汗ばんだ手の平で拭いて、湿らせながらプレーをしました。

 動きは全盛期の何分の一しかないとはいえ、なんと根性バレーシューズは分解することなくミニバレーを乗り切ってくれました。

 もうこの日で御用納めとすべきですが、愛着あるシューズをもう一度磨き上げて、もうしばらく付き合って行きたいと思います。

医療対策特別委員会調査1

2011年09月27日 23時28分39秒 | Weblog

 
 医療対策特別委員会で宮崎市郡医師会病院の緩和ケア病棟の視察をさせていただきました。

 緩和ケア病棟とは、主に末期の悪性腫瘍の患者さん、または後天性免疫不全症候群を受け入れ、痛みを和らげ、安らかに生活を送ってもらうためのアメニティ環境を提供しています。

 病室は12床で、患者1人につき8㎡以上が確保され、家族控え室や患者専用の台所、談話室なども整備されています。
 
     

 こちらは病室ですが、少しでも和らいだ空間にしようと車いすやベッドごと中庭に出れる構造になっていて、壁には木材が使用され、一般病棟では壁に取り付けられている酸素吸入器なども戸棚の中に設置されていました。

  

 看護師は16名で、1日の勤務人数は、日勤5名、夜勤2名となっています。

 現在患者7名に対して1名の看護師を配置する診療報酬となっているので、法的には日勤も2名でクリアできるが、その体制では十分な看護は行えないと重厚な配置となっています。

 また緩和ケア病棟の医療費は1日あたり37800円の定額制となっています。

 このため痛みの緩和に抗がん剤や大量の医療用麻薬などを必要とする場合には、病棟収支的には悪化することとなります。

 つまり手厚い医療・看護を行えば行うほど、病院経営は困難となっていくというジレンマを抱えているのです。

 平成6年から宮崎ホスピスの会などが中心となって、宮崎にホスピス設置を訴え続け、多くの苦難を乗り越えた結果、平成13年にオープンした緩和ケア病棟です。

 この緩和ケア病棟は、患者と家族、そして地域を切り離さないためになくてはならない施設であることはもちろんのこと、医師や看護師のさらなる専門性の強化、養成のためにも研修や認定資格を取得できるための環境整備も必然です。

 診療報酬制度の見直しを国へ働きかけるとともに、県としてどのような政策を講じることができるのか特別委員会での検討を続けます。




心で見ること

2011年09月26日 23時10分42秒 | Weblog


 “アイマスク体験ボウリング大会”に参加させていただきました。 
 
 ボランティア団体の“視覚障がい者ふれあいサークル「たどりみち」”の方々の導きにより、年々参加者も多くなっています。

   

 会場となる“西都ヤングボウル”は、私が町議会議員の頃、アルバイトをさせてもらっていました。

 支配人はじめ従業員の方々があの頃と変わらぬ笑顔で迎えてくださることが嬉しくて、できることなら今でもアルバイトをさせてもらいたい気持ちになります。

 ボウリングは2ゲームのトータルスコアで競われ、1ゲームは通常に投球し、もう1ゲームはアイマスクを着けて、視覚障がい者の方々がボウリングの際に使用される手すりを頼りに投球をします。

    

 “並大抵のことではありません!”

 ボウルを持つところから手すりのところまで、ペアを組む方がエスコートしてくれ、投げる寸前までアドバイスをしてくれます。

 「少し体が右を向いていますよ。」

 「今のは左に行きましたから、次は右を意識して投げてみてください。」

 一応、アドバイス通りに投げているつもりなのですが、全くと言っていいほど感覚がつかめません。

 たまたままっすぐ転がり何本か倒すことができ、次も同じ感覚で投げたつもりが即ガーター・・・

  

 このダイナミックなホームは、当事者の方です。“さすがですね~”

  


 それにひきかえこのへっぴり腰・・・私です・・・

 スコアは“52”でした。

 日常的に視覚障がい者の方々のお手伝いはできていませんが、このようなイベントを通して視覚障がいの困難さや生活のしずらさを少しでも体験させていただくことが、当事者の方々と心を重ねることになると思います。

 視覚障がい者の方々と同じ感覚を共有することはできませんが、相手の立場を理解しようとする気持ちがあれば、その次に何かできることはないのかという動機付けになり、そして行動に繋がっていくと思います。

 障がい者の方々とのふれあいの中から、たくさんの動機付けをいただきました。

 行動あるのみです!


宮崎の灯り

2011年09月25日 23時26分11秒 | Weblog

 


 今年も高鍋町の木ノ瀬・老瀬地区のふれあい祭りに参加させていただきました。

     

 ここは木城町と隣接する地区で、小さい頃から行き来をさせてもらっていますが、今も気軽に声をかけていただけることに心から感謝しています。

 天候が心配されましたが、地区長さんはじめ子どもたちの想いが雨雲を近寄らせませんでした。

 ここでも地区の若者が大活躍で、会場設営から出店の運営、そして司会まですべて手作りで祭りを動かされていました。

 地区外に出ている若者もこの日は家族連れで帰省し、祭りを盛り上げてくれます。

 盛り上げてくれるといえば・・・

 

    

 こちらも恒例の、高鍋町役場職員で結成されている“やくんちゅ”!!

 夜のとばりがおり始める頃、エイサーを汗だくになりながら舞う姿は、力強いことはもちろんですが、とても幻想的でもありました。

 何より役場職員が、地域のためにプライベートの時間を割いてでも活動される姿には、素直に頭が下がります。

 こういう祭りを、こういう活動を守っていきたい!!

 いったん消えてしまった灯りを、再度点けるには立ち上げた時以上の力を要します。

 ここの祭りも、運営費用はすべて地域負担で、高齢化が進む地区では、その負担も年々大きいものになっていきます。

 私が研修に行ったデンマークでは、地域で数人以上で活動をする際には、人的・経済的サービスを受けられる制度が確立されていました。

 “コンクリートから人へ”はここにあります。

 私がしっかり地域に根を張って、この灯りを守る政策を訴えていきます。

 

 

 

 


完全優勝!

2011年09月24日 23時38分24秒 | Weblog

  

 宮日野球大会 高鍋地区後期 優勝しました!!

 前期も優勝していますので、決定戦をすることなく県大会出場が決まりました。

 実は後期は、ナイターで行われており、ちょうど定例議会とも重なっていたため、私はどの試合にも駆けつけることができませんでした・・・

 だから優勝できた!?

 という声も聞こえてきそうですが、とにかく昨年に引き続き連続県大会進出は嬉しいかぎりです。

 嬉しいのは、全くといっていいくらい戦力になっていない私にも、毎回ちゃんと試合の案内を回してくれるということです。

 前期は試合が早朝だったため、出張のとき以外は時間を創ることができたので顔を出していましたが、後期は先ほどの理由で動きが取れませんでした・・・それでも連絡してくれる仲間に感謝、感謝です。

 試合で勝つことも大事ですが、私はルーキーズの輪の中に入れてもらっていることが有り難くて、ベンチから声を張り上げているだけでも気分が楽になって、ストレス発散できていることを実感しています。

 県大会では、昨年の雪辱をはらさなければなりません!

 公務と重ならないかぎりは、仲間とともに闘いと思います。

 いざと言う時のために、できるかぎりのランニングと壁に向かってのキャッチボールは続けていきます。

 ひとまわりほど歳の違うメンバーと同じように体は動きませんが、今の体力でマックスに走って投げて打って、けがをしない程度には体を維持していきたいと思います。

 県大会でのルーキーズの活躍に期待しててください!!
 


介護の甲子園

2011年09月23日 23時28分27秒 | Weblog

 介護業界で働く若者有志で作る“(社)日本介護協会”が「介護甲子園」を企画しているという記事が目に留まりました。

 介護内容の先進的な取り組みに光を当て、介護業界を盛り上げようとするもので、すでに一次予選は終了し、二次予選に進んだ30事業所が自作紹介ビデオなどが介護甲子園のホームページに掲示されています。

 11月27日の本大会では、各事業所が取り組みについて発表し、投票で日本一を決めるそうです。

 志ある若手介護職員にようるこのような画期的なイベントは、質の高い介護を広めていくことに大いに貢献するものになる思います。

 日本介護協会の左理事長は

 「回数を重ねることで、若者にとって介護が“あこがれの仕事”になるように高めていきたい!」

 と述べられています。

 すでに介護職は、世界で類をみない高齢社会・日本にとって、かけがえのない存在感があり、生命に寄り添い笑顔を生み出す尊い仕事であることは言うまでもありません。

 しかし仕事内容が過酷なうえに、低賃金が重なり、年々離職率が上昇していることも現実で、“腰を痛めてからが、一人前の介護ができるようになる”といった昔かたぎのスパルタ的実践も残っています。

 私が研修したデンマークでは、まず介護職員の身体的負担軽減に重きがおかれ、高齢者をベッドから移動させる場合には、リフト使用が一般的で、部屋からトイレや浴室まで天井にレールが敷かれ、コントローラー操作により高齢者も介護者も快適な移動が確保されていました。

 さらに潤沢な福祉予算を背景に、重厚な人員配置と高水準な所得補償を実現しています。

 繰り返しになりますが、世界トップの高齢社会・日本、故に世界トップの介護環境と労働環境を作り上げて然るべききです。

 介護甲子園が国民的注目を集めるようになり、介護業界の環境改善に繋がる世論形成になることを願っています。


雑感173

2011年09月22日 23時42分11秒 | Weblog

 いつかラスベガスにも行ってみたいと思っています。

 カジノに行くのが目的ではなく、テーマパーク好きな私としては、街全体がショーアップされ、至るところでイベントが開催されているイメージがあるので、歩いているだけでもいちいち感動していそうな気がします。

 でもやはりラスベガスといえば“カジノ”ですが、最近は好調な中国経済の勢いそのままに、マカオのカジノ収入が世界一になったようです。

 マカオには行ったことはありませんが、韓国に行ったときに一度だけカジノに足を運んだことがあります。

 その時は、トランプを使うブラックジャックをしたかったのですが、テーブルにつく勇気がなくて、訳のわからぬスロットを回すだけで、スゴスゴと帰りました。

 マカオのカジノ収入は、昨年だけでなんと1兆7900億円といいますから、宮崎県歳入の約3年分になります。

 急成長する中国経済と比例するかのように巨大化するカジノ産業…そしてそこには同じく増加しつづけるカジノ中毒者問題も深刻化しているようです。

 おそらく借金をかかえ途方に暮れてしまい、自ら命を絶つ人も増加しているのではないでしょうか…

 生活に支障をきたすまでのめり込んでしまう状態をギャンブル依存症ともいいます。

 借り入れをしてまでギャンブルに通うようになってしまってからでは、生活を取り戻すまでにかなりの時間を要します。

 ましてや命を削るほどの状態にまで陥るということは、ギャンブル依存だけではなく、生活の中に別の問題やストレスを抱えているケースも多く見受けられます。

私が医療現場にいるとき何人かのギャンブル依存の方と話をさせてもらいましたが、最初は生活に変化を持たせ、楽しむための時間が、いつしか逃げ場所を求めるように通いはじめてしまう…と語られていました。

 ストレス解消のはずが、逆にストレスをためることになってはなんにもなりません…

 あなたのストレス解消法はなにですか?

 その解消法とはうまく付き合えていますか?

雑感172

2011年09月21日 23時38分36秒 | Weblog
 大学の時代、サークルで岩手を旅したとき、地元の民謡を聞く機会がありました。

 素晴らしい歌声に拍手を送っていると…

 「お返しに九州の民謡をお聞かせします!」

 と私に無茶ぶりをする仲間がいました…

 “ここで怯んでは、九州男児の名がすたる”と一曲披露しました。

 日向木挽歌か刈り干し切り歌が歌えれば良かったのですが、とっさに出てきたのは…皆さんもよくご存知の

 “茶わんむし”という歌でした。

 ♪うんだもこら いけなもんな あたいげどん ちゃわんなんだ…♪

 確か…小学校の修学旅行で鹿児島に行ったときに、バスガイドさんから教えてもらったと記憶しています。

 音程があってたかどうかは別にして、調子よく堂々と歌ったら、九州の方言がウケにウケて、サークルメンバー以外の方々からも拍手をいただきました。

 それからというもの、事あるごとに“茶わんむし”を歌わされるようになり、大学4年の学芸会では、“茶わんむし”を劇にして出し物までしました。

 歌詞の内容は、食堂である客が茶碗蒸しを注文したのに、店の主人が茶碗に虫が入っていると勘違いをし、店員になんで虫が入るのかと問いただし、困惑する店員…やがて主人も客も一緒になって大笑いするというストーリーです。
 もちろん私は“めごなどけあるく”虫のコスチュームで“茶わんむし”を歌い上げました。

 もしまた東北で民謡を歌う機会があるなら、宮崎の民謡を歌うようにしたいとは思いますが…そう簡単にはマスターできないですよね…