県産品のPRと販路拡大のため国内に4ヵ所のアンテナショップがあります。
県庁となりの“みやざき物産館”はよく知られていると思いますが、東京と大阪、福岡にも同様のショップがあります。
分かりやすい数字があります。
平成18年…つまり東国原前知事が就任前の“みやざき物産館”販売実績は、1億3000万円あまりでしたが、翌19年には一気に7億円を突破し、20年には8億4000万円に迫る数字をたたき出しています。
東京の“新宿みやざき館”においても同様の現象が見られ、単年度で2億円もの売上増を達成しており、改めて前知事とマスコミの影響力の大きさがまざまざと示されています。
そして平成22年…口蹄疫と新燃岳噴火により宮崎への観光客が激減したこともあり、みやざき物産館の販売実績は、5億5000万円を割り込み、今年度もその下降線は続いているようです…
さらに長引く景気の低迷…追い討ちをかけるように東日本大震災が発生し、本県への交流人口は減少し、各都市のアンテナショップにおいても今後さらに売り上げは低迷することが予想されます。
しかしもともとアンテナショップは、そこで売り上げを伸ばすだけが目的ではなく、良質な県産品を広く消費者に周知・定着させていくことと大消費地における販路開拓の入口となることが役割です。
県では生産者の商品開発能力開発向上を図るとともに、流通を加速させるため“優良県産品推奨制度”を創設しています。
平成22年には14品、今までに52品を推奨し、後押しをしています。
そして何より我々一人一人が、県産品の質の高さを実感し、トップセールスマンとなり、声を繋いでいくことが県産品販売の下支えとなります。
今こそ県民総力戦で宮崎の底力を全国に発信していきましょう!