奇跡への絆

図師ひろき

夏の思い出

2011年08月31日 23時24分53秒 | Weblog




 夏休みの思いで作りにと、甥っ子姪っ子を連れて、フェニックス動物園に行ってきました。

 まず最初に

 「夏休みの宿題は、終わったんだろうな!」


 と確認すると・・・返事なし・・・

 「帰ったらちゃんと全部するか!」


 「ハイ!」


 ということでおもいっきり楽しんできました。



 

 

 いまや動物園のアイドルとなった“みどりちゃん”

  

 なんとフラフープも回せます!

  

 そしてみどりちゃんといえば・・・
 
  

 絵や字を書けることでも有名です。すごいですよね!

 そしてフェニックス動物園といえば・・・

    

 前にも取り上げたかもしれませんが・・・ワオキツネザルの島で見かけられるこの友愛に満ちた、この光景・・・

 分かりますか?

 

 黒鳥が自分のえさを池の鯉に分け与えているのです!
 
 といいたいところなのですが、実は粉末状のえさがうまく食べることのできない黒鳥が池の水と一緒に飲み込もうと、くちばしを着けたところに、おこぼれをいただこうと鯉が群がっている光景だそうです。

 確かにしばらく見ていると、邪魔されてイライラした黒鳥が、鯉の頭をコツコツ突っついていました。

 そして動物園内のアトラクションを完全制覇して、昼からは流れるプールへGO!

 久しぶりの流れるプールで、甥っ子姪っ子以上にはしゃいで、調子にのってウォータースライダーまで楽しんできました。

 2時間ほど泳いだあと、再びゴーカートとコーヒーカップに乗って、ようやく満足しただろうと思いきや

 

 「ボウリングがしたい!」

 

 動物園横のボウリング場で2ゲーム・・・

 子どもたちにとことん付き合い、いいおじちゃんの一日でした。
 






雑感161

2011年08月30日 23時21分04秒 | Weblog

 “ディベート甲子園”

 が開催されたという記事を読みました。

 第16回全国中学・高校ディベート選手権が3日間に渡り熱戦、熱弁が展開されたようです。

 ディベートとは、特定のテーマについて肯定と否定の立場に分かれ、制限時間内で主張を述べ合い、勝敗は審判の多数決で決まります。

 肯定グループになるか否定グループになるかは、試合前の抽選で決定しますので、偏った知識ではなく幅広い理解と審判をうなずかせる説得力ある演説が求められます。

 中学の部のテーマは「日本は選挙の棄権に罰則を設けるべきである。是か否か」

 高校の部のテーマは「日本は道州制を導入すべきである。是か否か」

 聞いただけで私も参加したくなるテーマですが、あくまでもどちらの立場になるかは抽選です…

 どんなディベートが展開されたのか、残念ながら記事からでは選手たちの熱気までは伝わってきませんでしたが、高校生だったら参加申し込みしてただろうなと思いながら読みました。

 青年団活動しているときに、ディベート大会を開催したことがあります。

 ほとんどの参加者はディベート初心者だったので、はじめは

 “うどんは、たぬき派かきつね派か”

 “郷土料理といえば、チキン南蛮か冷や汁か”

 といった取っ付きやすいテーマから入り、和んできたところで

 “日本において死刑は必要である。是か否か”

 でディベートを行いました。

 私は肯定グループで、みんなと協力し否定グループを論破したことがあります。

 あの時の経験が、理論的に議論を進めていく今の仕事に役立っているかもしれません。


雑感160

2011年08月29日 23時38分35秒 | Weblog

 「あっ!」

 世界中で何万人が、もしかしたら何億人が驚きの声をあげたことでしょう…

 私は生放送で観戦することができず、スポーツ番組で観たにもかかわらず声が出てしまいました。

 韓国で開催されている世界陸上、男子100㍍決勝…

 「伝説になる」

 と勝利宣言していたジャマイカのボルト選手が、フライングでまさかの失格となってしました…

 予選でも圧倒的な強さを示し、レース中盤からは力を抜いた走りで余裕を見せ付けていただけに、誰もが優勝、そして世界記録更新を期待していただけに、1秒足らずのドラマの終演には目を疑わざるを得ませんでした。

 強靭な肉体を持つボルト選手でも、今シーズンは故障に悩み

 「体調も技術的も100%ではない…」

 とレース前にコメントしてとも記事にありました。

 100%ではない…残りの何%かが焦りに繋がったのか…

 前回のベルリン大会から、この日のためにストイックに自分を追い込み、どれだけの練習を積んできたか…シャツを脱ぎ捨て、インタビューも上の空に、ぼんやり遠くを見ながら歩くボルト選手の気持ちは、ボルト選手にしか分かりません…

 ただ次の200㍍では、絶対に勝ってほしい!

 勝って力を見せ付けてほしい!

 そしてその勝利は、あらゆる苦境を乗り越え、惜しみない努力の末たどり着いた結果であることをみんなに教えてほしい。

 そのみなぎる力から、困難に立ち向かう勇気を抱かせてもらえるから!


受け継がれる笑顔

2011年08月28日 22時53分20秒 | Weblog


 新富町の西畦原地区の夏祭りに参加させていただきました。

 祭り当日、どしゃぶりといっていいほどの雨が降っていて

 “これは無理だな・・・”

 と思っていましたが、案内状には

 「雨天決行」

 とあったので、公民館の中でこじんまり・・・と思いきや!会場に近づくにつれて雨脚は弱まり、会場周辺のアスファルトは雨が降った形跡すらありませんでした。

 「こっちは降ってなかったんですか?」

 会場に着くや否や聞いてみると

 「ちょっとポツポツくらいかな・・・」

 西畦原地区の方々の日頃の行いが通じ、祭りは盛大に開会!

    

 20年以上続くここの祭りはすべて手作りで、特に青年部の方々が会場設営から焼きそば、焼き鳥、フライドポテト、わたあめ、カキ氷などの振る舞い、そしてステージ演奏、輪投げ、金魚すくいなどのイベントに一生懸命取り組まれます!

    
 
 見てください!この清々しい笑顔!

 「子どもんころ、この祭りが楽しみでしょうがねかったかい、今度は俺どんがしちゃる番じゃわ!」

 これまたカッコいい!よっ、男前!!

 そしてその青年部の手伝いを中学生が見よう見まねでしていました。

 “この祭りは、10年いや20年、そして次の世代へとと受け継がれていく!”

 どの地域でも行事を維持していくことが難しい時代になっています・・・

     

 でもそこに住む人たちが諦めなければ、笑顔は受け継がれるということを教えられました。

 また青年団活動がしたくなりました・・・

 




 

 

 

 

 

 

 





商工建設常任委員会県北調査報告3

2011年08月27日 23時23分38秒 | Weblog


 高鍋町においては、高鍋大師と持田古墳群周辺の観光ビジョンについて、町長及び観光協会会長と意見交換をさせていただきました。
 
  

 高鍋大師は、故岩岡保吉氏が私財を投げ打ち、半生をかけて自ら造像されたもので、彫り上げた神仏混合の石像は約750体もあり、巨大なものは7mを超えるものがあります。

 “宮崎観光遺産”にも選定されており、高鍋町としては今後持田古墳群周辺を四季折々の花で彩り事業も計画されいて、新観光ルート構築に努められています。

 これに周辺自治体の観光名所や軽トラ市や鍋合戦などのイベントとの連携を図ることにより、児湯郡内周遊観光ルートを形成することも可能で、郡内外から交流人口増に繋がることがおおいに期待できます。

      

 あわせて高鍋町では、東九州自動車道「都農~高鍋間」の切原川橋建設状況の視察も行いました。

 本県は、高速道路整備は最も遅れている自治体の1つです。

 無駄な公共工事の見直しはしていく必要はありますが、ここ東九州自動車道は、東九州地域の産業、文化の振興を図るとともに、大分と繋ぐことによる梗塞状態にある経済循環を改善し、九州全体の均衡ある浮揚に寄与することは間違いありません。

    

今後も、関係市町村と県、そして住民が一体となって国への働き掛けをしていく必要があります。

 まず我々が旗を振りますので、身近なところで東九州自動車道建設促進運動が展開される時には、是非参加してみてください!
 




商工建設常任委員会県北調査報告2

2011年08月26日 23時35分17秒 | Weblog


 日之影町においては、土地利用一体型防災事業の進捗状況を視察し
ました。

  

 日之影市街地は、平成17年9月に発生した台風14号により、床上浸水85戸、床下浸水26戸という甚大な被害を受けたことから、家屋浸水対策として、輪中堤(わじゅうてい)工事や宅地嵩上げ(かさあげ)工事が実施されています。

 当時の写真から、自然災害の恐ろしさが見て取れます・・・

      

 これは役場周辺の写真です。

  

 この状況を改善するために

    

 このような堤防を役場を包み込むように建設することを“輪中堤”といいます。

    

 また護岸補強をした後に、浸水した高さ以上に盛り土をしてその上に再度、家を建築する嵩上げも着々と進行していました。

 輪中堤の総延長1300m、宅地嵩上げは4地区で70戸が対象となっており、総事業予算25億4千万円です。

 それでも個人宅の建築費用は、全額補償ではないため移住や規模縮小を余儀なくされる方々もいらっしゃいます。

 “災害は、忘れた頃にやってくる”

 ではなく、異常気象と災害の大規模化が頻発している時代となっています。

 県としては災害を最小限度にとどめるよう、危険箇所の再確認と補強工事は着実に進めていきますが、やはりいざという時に自分の、そして家族の生命と財産を守るのは、日頃からの高い防災意識です。

 ご家族でもう一度、災害時の動きについてご確認ください。
 
 





商工建設常任委員会県北調査報告1

2011年08月25日 23時12分54秒 | Weblog


 常任委員会で、国富町から延岡、日之影町にかけての現地調査を行ってきました。

 この日は、国富町の都市計画道路竹田通線の整備進捗状況と工法についての視察を行いました。

 ここは主要地方道宮崎須木線の一部となる都市計画街路で、国富町中心部を東西に貫く幹線道路です。

 

 このように旧道は、破損が著しい上に、特に宮王丸工区は急勾配で見通しの悪いカーブで、交通事故も多発しており、歩道を設置し、歩行者の安全を確保するとともに、道路の線形を改良し、安全で円滑な交通を推進する目的で整備を進めています。

     

 土木事務所からの説明も、会議室ではなく歩道のレンガ舗装部分に設置してある東屋に机とイスを持ち込み意見交換をしました。

 ここのレンガ舗装部分には、新燃岳より噴出した火山灰を有効利用した資材を使用していることも特徴です。
 
  

 ビニールに入っているのが火山灰で、1ブロックに1袋が使用されており、砂を使用したブロックと比較しても強度も透水性、そしてコストもかわらないため、今後県及び市町村道においても利用が検討されていくようです。

    

 ただ竹田通線は、昭和46年に国富町役場近辺の本庄工区から着手して、延長6000mの整備が順次進められているものの、いまだ完了していない・・・

 この宮王丸工区が最後の整備箇所となるとの説明を受けましたが、あまりにも長期間の整備のため、着工当時、歩道整備により安全確保の恩恵を受けるはずだった子どもたちはすっかり大人になり、周辺地域の住宅事情も人口構成も大きく様変わりしていることは間違いありません。

 多額の予算執行が伴う県道整備とはいえ、初期の目的を早期に達成するために選択と集中が必要であることを実感した視察でもありました。









祭りを守るということは・・・

2011年08月24日 23時11分37秒 | Weblog


 先日、都農神社の祭りを見学に行ってきました。

 この日は、灼熱の太陽が容赦なく照りつけていて、否が応でも熱気は高まり祭りとしては盛り上がる天気でしたが、同時に熱中症が気がかりになるほどほどでした。

    

 境内には幼児から高齢者まで、祭りの勇猛さを一目見ようとたくさんの方々が駆けつけられていました。

    

 可愛い神輿やカラフルで元気のいい神輿が、威勢良く神社を飛び出し、街の中を練り歩きながら、漁港を目指します。

 そしていよいよ各地区を代表しての神輿の登場です!

    

 成人が担ぐ神輿には、太鼓台も備え付けられ、威勢のいい掛け声とともに、気合いが動き出しました。

 30~40人もの猛者が声を張り上げ、汗を飛ばしながら前へ前へ神輿を進めますが、重さに加え暑さが体力を奪い、長時間担ぎ続けることは困難で、しばらく行っては休憩し、また掛け声とともに担ぎ上げ、前進また前進・・・

 そんな時、沿道に腰掛けておられた年配者の方が

 「担ぎ手の息が合っていないね・・・あれじゃ重さが片寄って、片方ばかりが重くて長く担げんわな~」

 と、呟かれました・・・

 「以前に担がれたことがあるんですね!昔はどんな感じだったんですか?」

 合いの手を入れさせてもらうと

 「昔はな・・・」

 腕組みをされた大先輩は、目を細められながら・・・

 「・・・担ぎ手が多すぎて、担ぐ順番がなかなか回ってこんほどやった・・・そしてだいたい同じくらいの背の高さのもんで担がせよったかい、結構長く担ぎよったど・・・それでん祭りの後は、肩にこぶができて3日くらいは晴れも引かんかったがな・・・」

 大先輩の表情が少しくもり・・・

 「・・・何より、年々担ぎ手が少なくなりよる・・・今年は平日じゃかいしょうがないけん、地区に住むわけもんがおらんなりよるかいね・・・みちょってん、さっき行った担ぎ手が帰ってくるかい・・・」

 するとしばらくして最初に出て、500mほど先に行っていた神輿がそのまま道路に置かれ、担ぎ手が帰ってきました。

 「地区によっては、神輿は出すものの地区のもんだけでは担ぎきらんから、他の地区に手伝ってもらわんと進まんとよ・・・」

 これは大変!

 ただでさえ肉体と精神を酷使して運ばなければならない神輿なのに、進んでは戻り、進めては、また最初の神輿をさらに進めて、また戻る・・・

 「明日になれば帰ってくるもんも多くなるやろ・・・」

 祭りは2日間にわたり開催され、幸い次の日は土曜日で、担ぎ手も多くなると聞き、少しは安堵しましたが、思わず手伝いたくなるほどの過酷な状況がそこにありました。

 ふるさとの祭りを守るには、そこに住む方々の暮らしをしっかり守らなければならないのだと再確認させられました。

 






    






雑感159

2011年08月23日 23時28分12秒 | Weblog

 香港でアジア最大級の食品見本市「香港フードエキスポ2011」が開催された記事を読みました。

 宮崎からも農漁業者をはじめ、加工食品製造や外食チェーン関係者が行かれ、販路開拓のため視察をされたようです。

 香港は福岡空港から3時間弱、人口約700万人で富裕層が多いことも特徴で、日本食の人気者高いとのこと。

 視察者の感想のなかに

 「…経済に勢いがあり、街が生き物のように動いている。」

 とありました。

 私も全く同じ感覚を抱いたことがあります。

 市場調査と県産品トップセールスのため“上海市”を訪れたとき、まさに高度成長する街を体感してきました。

 上海は福岡空港から90分あまり、人口は戸籍登録されているだけで約1800万人…つまり国内最大市場である東京都と同じ所要時間で行けるところに、さらにでかい市場があるのです。

 上海の中流階級層が集うスーパーマーケットを何店舗か回りましたが、日本とは比べものにならないほどの巨大な売場に、日本語表示そのままの“りんご”“なし”をはじめ“牛肉”それも“松阪牛”“神戸牛”、加工食品から冷凍食品がずらりと並んでいました。

 すでに長崎県は活魚を輸出しており、巨大水槽の中で泳ぐ魚が“活きた看板”として売場で大きな存在感を示していました。

 宮崎県としても、東南アジア戦略会議を設置し、計画的進出を図っていますが、先進的取り組みと言えるほどはありません。

 県産品の販路開拓をさらに加速させてるため、積極的に足を運び、アジアの扉をこじ開けてきたいと思います!


雑感158

2011年08月22日 23時20分03秒 | Weblog
 イチローはどんな気持ちだろう…

 残り試合は50試合を切り、11年連続200安打達成は難しい状況になっています。

 これまでにも前半戦、調子があがらなくとも夏場からの巻き返しで一気に200安打を駆け抜けてくれたけど、今シーズンは好調期が維持できないように見受けられます。

 このままのペースでは全試合終了時の安打数は180本前後にとどまってしまうようで、1試合1安打では届かず、マルチヒットを打ち続けることが必要となっています。

 すでに数々の夢を与えてくれたイチロー選手に今もまだすがってしまっています…

 なでしこジャパンが、全国民に勇気と元気を与えてくれた時と同じように、イチロー選手の200安打達成には図り知れないパワー秘められています。

 一番近くでイチロー選手を見守る、マリナーズの打撃コーチは

 「…強い打球を打ててるし、スイングも問題ない…チャンスは十分ある!」

 と冷静に分析をしてくれています。

 東日本大震災からの復興のためには、政治的ヒーローの登場が切望されているものの、その願いは叶えられそうにありません…

 それでもイチロー選手は間違いなくヒーローであり、決して派手さはなくともひたむきにひたすらに道を極めようとする真剣さから、“諦めない”気持ちがひしひしと伝わってきます。

 イチロー選手の境地も胸中も推し量ることはできませんが、応援しすることで高ぶるものを共有することはできます。

 球場に足を運べればいいのでしょうが、せめて生中継を観戦する時間を創り、声援を送りたいと思います。