奇跡への絆

図師ひろき

雑感118

2011年04月30日 23時11分14秒 | Weblog
 ゴールデンウイーク2日目。

 今日も県庁でデスクワークをしてきました。

 あらためて思うことは、あまりにも県庁の風景が変わってしまったといことです。

 去年の今頃は、大型バスが県庁駐車場をうめつくし、駐車場に入り切らないバスや車が道路につらなり、渋滞の原因になるほどでした。

 今日は、県庁横の物産館には観光客がいましたが、庁舎内を見て回る方はほとんどいらっしゃいませんでした。

 “ある意味、これが当たり前の風景で、去年が異常だったんだよな…”

 と一人納得しながらも、庁舎入口近くに立つ埴輪がポツンと妙に寂しく映りました…

 それでも宮崎の活力を取り戻すためにも、観光客誘致策は不可欠です。

 鹿児島まで新幹線が開通しました。

 熊本の駅からも宮崎行きの定期観光バスを走らせるなどして、宮崎への観光客の呼び込みを強化しています。

 リピーターを増やすためにも、県民一体となったおもてなしが大切です。

 実践します!

雑感117

2011年04月29日 23時46分14秒 | Weblog

 とうとううちにも地デジ対応テレビが入りました!

 去年の暮れには購入していたのですが、テレビの通販だったので段ボールのまま廊下の隅に置かれ、そうしている間に選挙準備が忙しくなり…今日、お披露目となりました。

 セッティングはそんなに難しくなかったのですが、なにせ物が物だけに必要以上に慎重になり、気が付けば汗だく…

 耐震性を高めるための固定キットもしっかりと取り付け、いよいよ電源を!

 まるで映画“3丁目の夕陽”みたいにテレビの前に正座して、丁寧にスイッチオン!

 実物がそこにあるかのような鮮明な画像が飛び込んでくと思いきや、チャンネルセッティング用の説明画面が表示され、肩透かし…

 まだ慣れないリモコンのボタンを何度か押し間違いながらも、なんとかセッティング完了!

 再度、背筋を正して、いよいよご対面!

 やっぱり違いますね!

 クリアというか、明るいというか、ささやかな感動がありました。

 家でのんびりテレビを見て過ごすことは、あまりできないと思いますが、映画館には当分の間行くことが叶いそうにないので、DVDを観る時間くらいは創って、少しリラックスできればと思います。

宮崎復興の源

2011年04月28日 23時16分23秒 | Weblog

 JA児湯の第36回通常総代会に参加させていただきました。

 冒頭、金田組合長から

 「…昨年は口蹄疫の発生により管内は畜産農家のみならず、地域経済全体に深刻な影響をうけましたが、今まさに農業再生に向け精力的に取り組みをしている。

 農業政策については“個別所得補償制度の導入”や“6次産業化による農山村漁村の再生”が示されており、今後具体的予算の確保や税制対策の確立を図ることが課題となっている…」

 旨の挨拶がありました。
 また畜産農家のうち約85%は家畜の再導入を希望しているものの、50%あまりしか導入が進んでいない現状も紹介され、口蹄疫の傷痕が深いことあらためて知らされました。

 総会の質疑においても、今後に対する不安からか畜産関連のものが複数だされ、執行部との緊迫したやり取りが繰り返されました。

 そしてTPPです!

 環太平洋連携協定は、関税撤廃の例外を認めない完全な自由貿易協定であり、政府の交渉参加を前提とした姿勢や具体的な対応策を示さない中で十分な情報公開もないことから、農家のみならず県民全体の懸念は大きくなっています。

 TPPでは関税以外にも、金融、保険、医療など24分野が交渉対象となっていることから、農業関係者の限らず国民生活および雇用情勢にも影響を与えることは必至です。

 総会は長時間に渡りましたが、最後まで質疑応答を聞き、しっかり勉強をさせていただきました。

 農林水産業が宮崎の屋台骨であることは周知の事実です。

 宮崎再生のため、生産者と共に歩み、これまで以上に農業政策を訴えていきます!

メロンと日向夏

2011年04月27日 23時12分16秒 | Weblog

 くだもの屋さんに寄る機会がありました。

 第一印象で“メロン”かなと思ったものの、一応

 「この時期、旬なものはなんですか?」

 と尋ねると

 「日向夏は、やや後半だけど今が美味しい時期ですよ。

 種なしもおすすめですね。

 メロンは年中ものですからね…」

 うっ、見抜かれている…

 「そ、そうですか…これからの旬と言えば、やっぱりマンゴーですか?」

 と再質問を繰り出してみると

 「マンゴーもですが、やっぱりスイカですかね…マンゴーはすっかり動かなくなってしまいました…」

 「やっぱり東日本大震災の影響ですか?」

 「マンゴーは庶民的なくだものというより、贈答品になってしまいましたから、景気が冷え込んでいる上に震災があって、すっかりマンゴーの出番が少なくなってしまいました…」

 さらに最近の状況を聞いてみると

 「観光客も少なくなっているせいか、見ての通り閑古鳥がないてます…」

 確かに客は私一人…

 「県としては、鹿児島まで開通した新幹線の利用者を宮崎まで引き込もうと、旅行会社や交通機関と連携して、事業展開をしています!」

 店員さんがキョトンとされてしまったので、慌てて名刺を差し出しました。

 「どうりでどっかで見たことがあると思ってたんですよ(笑)」

 「これから私たちが県産品のトップセールスをして、消費拡大と販路開拓のため一生懸命働きます!」

 「頼みますよ!生産者のためにも頼みますよ!」

 少しでも県民生活が豊かになりますように動くことをお伝えし、メロン2個と日向夏を1箱買わせていただできました。

雑感116

2011年04月26日 23時36分22秒 | Weblog
 東北・関東大震災の対策が遅れています…

 前代未聞だから…

 想定外だから…

 今だに、避難者は劣悪な環境におかれ、一日の食料が、おにぎり2個とパン1個の避難所があります。

 菅首相が今日のコメントで、お盆までには全避難者を仮設住宅へ移住できるよう整備をすすめること明言しました。

 プライバシーが確保され、清潔な生活環境につながる仮設住宅設置が急務であることは誰もが疑わない事実です。

 同時にすすめなければならないことがあります。

 阪神淡路大震災からの復興の際、仮設住宅に移ってから精神状態が不安定になる方がおられました。

 最も辛い状況から回復期に入り、落ち着いて将来を見渡した時、孤独と不安に襲われます…

 自殺や孤独死を発生させないための専門的なケアが必要です。

 私が見落としていただけかもしれませんが、菅首相のコメントでは、ハード面整備のことしか聞けませんでした。

 これからますます被災者の心に寄り添う取り組みが必要となります。

 県議として国へソフト面強化を働きかけます。

 精神保健福祉士として、できることを模索しています。

闘いの記憶4

2011年04月25日 22時59分18秒 | Weblog

 選挙期間中は、どの候補者よりも走り、どの候補者よりも握手を重ねたことには揺るぎない自信があります。

 選挙カーで通りすぎるのではなく、例え短時間でも政策や信念を直接聞いてもらうため、路上に、庭先に、そして田畑に中に人を見つけると、即座車を飛び降り、駆け寄り話をさせていただきました。

 そんな時、3人並んで道端に腰掛け、話をされているご年配の方がいらっしゃいました。

 早速、側に行き、挨拶をさせていただきました。

 「今回、県議選に立候補させていただいている図師と申します。

 議会改革、県政改革を断行し、住み慣れた地域で生き生きと暮らせる福祉政策を提案していきます!

 すると」

 「若くて元気がいいね~

 名前はなんて言うとね?」

 私は改めて、タスキにひらがなで書いてある字を指差しながら

 「ずしひろきです。」

 すると

 「すしさんね!」

 「ずしです。

 てんてんを付けてください。」

 すると

 「あ~、すじさんね!」

 「そっちじゃなくて、“す”にてんてんの“ずし”です。」

 「あ~、すじさんはないわね~ワハハハハハア~」

 私も一緒に笑わせていただき、張り詰めた活動の中に、笑顔の花が咲きました。

 “家族介護の負担を減らし、地域で暮らし続けられる保健・医療・福祉サービスの供給体制を確立する”
 私の信念はぶれることはありません。

闘いの記憶3

2011年04月24日 23時08分35秒 | Weblog
 統一地方選挙も終わり、それぞれの自治体が新体制でのスタートとなります。

 耳を澄ませばまだスピーカー音が鳴り響いているかのような錯覚に陥ってしまします。

 それでもあれだけ懸命に走り回ってきた実感が薄れつつあります…

 しかし薄れない気持ちがあります。

 それはジャパンスタイルとでも言うべき、選挙カーで名前を連呼する選挙活動に対する疑問です。

 選挙カーを走らせながら、政策を訴えても長いフレーズだと聞き取ってもらえず、どうしても名前の連呼になってしまいます。

 街頭演説を頻繁に行いましたが、行き交う車の中までは政策が届くこともなく、どうしたら実績や政策を理解してもらえるのだろう…

 マイクをうぐいす嬢に任せ、車窓から腕を振っている時、高ぶる気持ちの裏側には冷静な気持ちがあり

“名前連呼の選挙活動は、果たして意味があるのだろうか…”

 と矛盾を抱いていました。

 選挙カーから飛び降り、走り、握手をする…その距離と回数では、どの候補者にも負けない自負があります。

 ただこのままでは選挙期間中に立候補者の声で政策を届ける場面がほとんどなく、政策よりも地元意識、実績よりも地縁血縁による投票行為が繰り返されてしまう…

 「それなら自分だけ選挙カーを使わず、演説会だけをしていればいい」

 確かにそのような取り組みも可能でしょう…

 低迷する投票率は政治家の責任です。

 その実態を真摯に受け止め、県民目線の議員活動をを展開し、政治に関心を持ってもらえる努力を続けます。

 同時に名前連呼だけの選挙活動にも一石を投じる活動も展開して行きます。

闘いの記憶2

2011年04月23日 23時37分44秒 | Weblog

 去年の暮れに、お見舞いに行きました。

 その方はガンと闘っていらっしゃいました。

 なんとか意思の疎通はできるものの、起き上がることはできず、すっかり痩せられていました。

 “年が越せるだろうか…”

 私は病院勤務をしているとき、多くの方々に寄り添わせていただき、その予後を見てきました。

 長い時間の面会で体力を消耗させてはいけないと、付き添いをされているご主人の労い、病院を後にしました。

 年が明け、再びのお見舞いに行けないまま、選挙モードに突入!

 そして選挙が公示され、ある日選挙カーでお見舞いに行った方の家の前を通りました。

 すると小走りでご主人が出てこられ、激励をいただきました。

 私は次の言葉を聞くのが恐かった…

 その時でした…家からもう一人歩いて出てこられる方が…

 寝巻き姿のままではあられましたが、間違いなく自分の足で歩き、私に近づいてきてくれる…

 そう!お見舞いに行った奥様でした!!

 私はただただ信じられず

 「本当に奥さんですか!」
 と、何度も繰り返していました。

 「私も会いたかったとよ…」

 声は、か細くも、握りしめてくださる手の平は温かかった…

 私はボロボロ涙を流しながら

 “俺は奇跡と手を繋がせてもらっている”

 今まで感じたことのない感覚に興奮していました。

 「頑張りなさいね!」

 「ハイ!」

 “奥さんは諦めず頑張り続けている…俺も間違いなく頑張れる!”

 「行ってきます!」

 何度も何度も振り返り

 「頑張ります!」

 繰り返しました。

 今でも見送っていただいたご夫婦の姿をしっかりと覚えています。

 そしてこれからも忘れることはありません。

 私は頑張れる!

 頑張っている人が、応援してくれている。

 私は頑張れる!

雑感115

2011年04月21日 23時31分20秒 | Weblog

 選挙後も相変わらず時間に追われていて、ホッとできない日々が続いています。

 食生活も不規則で、昼食はコンビニおにぎりかサンドイッチで、夕食は午後10、11時からという日が続くことがあります。

 選挙中は、睡眠時間が短い分、とにかくしっかり食べることを意識して、体重は維持したまま乗り切ることができました。

 それでも体脂肪率は下がりつづけ、選挙戦が終わる頃には8%ほどになってしまい、さすがに頬がこけてしまいました…

 選挙期間中は

 「ポスターの顔とすっと、えらく痩せちょるね…」

 と見比べながら心配されていましたが、最近は不規則な食生活のおかげもあってか、着々と体脂肪率も回復し、今夜は12%まで回復していました。

 それと同時に体重も選挙後2㌔ほど増え、顔もようやくもとの輪郭に戻りつつあります。

 このまま体重が増えては、自前のフットワークに影響がでかねません…

 今月から早朝野球も開幕し、来月からは消防団の操法大会練習も始まります。
 またまた全力疾走する機会が増えますので、体力増進のため時間を見つけてランニングを始めます!

闘いの記憶1

2011年04月20日 22時49分57秒 | Weblog

 選挙期間中には様々なドラマがあります。

 一日一日が貴重な経験と感動の連続で、多くの方々の支えのおかげで、これ以上ない充実した時間を過ごさせていただきます。

 これから何回になるかわかりませんが、今までの選挙で印象に残っている出来事を紹介します。

 児湯郡選挙区はとにかく広い!

 山深い集落から漁港まで、選挙カーがやっと通る道までもくまなくまわって行きます。

 日が暮れても選挙カーを走らせ、力の限り訴えます。

 昼間であれば、遠くから手を振っていただく方の姿を確認することでき、すぐさま車を下りて体いっぱいで感謝の気持ちを送るのですが、暗くなると家の明かりは見えても人の姿までは確認することはできません…

 そんな時、遠くの方で家の明かりがグルグルと回っていました!

 よく見ると家の明かりではなく、わざわざ庭先まで出ていただいた方が懐中電灯を回していただいているのだと分かりました。

 「車を止めてください!行ってきます!」

 と、その明かりに通じるであろう小道を駆け上がって行きました。

 すると庭先では、おじいちゃんが懐中電灯を持ったまま出迎えてくれました。

 「わざわざ出てきていただき、その上明かりまで…ありがとうございます。」

 「私は3年前に脳梗塞で倒れたとよ。

 あんたが福祉を一生懸命にやってくるっと聞いたから、応援するわね。」

 おじいちゃんの手を握ろうとした時、懐中電灯を持つ方の腕しか動かないことに気付きました。

 片足には補装具が付けられ、後遺症による片麻痺がありながらも、明かりを回していただいたのかと、懐中電灯の上からしっかりと、おじいちゃんの手を包み込みました。

 「必ず仕事で恩返しします!させてください!」

 何度も何度も礼をして、車に駆け戻りました。

 選挙活動は心身ともに疲れ果ててしまいそうになりますが、その疲れを忘れさせてもらえる感動の瞬間をたくさんいただきます。

 一つ一つの感動を胸に刻み、前進します。