奇跡への絆

図師ひろき

児童虐待予防の一歩

2011年02月28日 23時41分43秒 | Weblog


 県内には宮崎市、都城市、延岡市に児童相談所が設置されています。

 相談所に寄せられる相談件数は、平成17年から減少し続けています。

 少子化の進行もありますが、相談種別のうち障がい児・者の受け入れ事業所のサービス拡充が成果をあげていることが要因と考えられます。

 しかし、相談件数の減少に相反して、児童虐待数は増加の一途です。

 平成19年は195件、平成20年が287件、平成21年は365件・・・

 一日に一人の子どもが虐待されていることになります。

 この数字は、県内自殺者数と酷似しています。

 一日に一人の虐待と、一日に一人の自殺・・・

 これは顕在化された数であり、発見されていない虐待、一命は取り留めた自殺未遂数は、この5倍、いや10倍はあると考えられます。

 地域には児童委員(民生委員)や主任児童委員が配置され、児童に関する実態把握や保護とその家庭の調査、指導を行っており、虐待の早期発見と重篤化することを防いでくれています。

 県としても、虐待対策ネットワーク事業や子どもを守る地域ネットワーク育成事業、さらに児童相談所に心理専門員を配置するなど対策は講じているものの効果が上がっているとは言い難い状況です。

 核家族化の進展や宮崎市に県人口の3分の1が集中する都市化に伴い、家庭や地域の養育力が低下していることは顕著で、地域で孤立しがちな家庭が増えていることは本県も例外ではありません。

 地域の絆を取り戻し、地域で子育てをすることが実現するとするならば、まず地域の子どもに関心を持つ、もっと言うならば子どもの表情に関心を持ってもらうことから始まるのではないでしょうか?

 私も街頭に立ちながら、子どもの顔をちゃんと見ながらあいさつをしていきます。

 


雑感102

2011年02月27日 22時44分23秒 | Weblog


 親父と似ているところがあります。

 当たり前ですよね。

 若いときの親父の写真を見ると、今の私と瓜二つです。

 そうなると目の前の親父の姿が、25年後の姿なのか・・・だとすれば節制しないと間違いなくメタボ体型になる・・・

 外見はさておき、最近では話し方や仕草まで似てきたと言われることがあります。

 親父は、団塊の世代を象徴するかのような生き様で、戦後の復興期いわゆる右肩上がりの昭和を走りぬけ、バブルの津波に飲み込まれることは分っていながら会社経営を引き受け、そして社員と社員の家族を守るため身を粉にして働きました・・・それでも東南アジア製品に勝てませんでした・・・

 その間、私と妹は、学費の心配をすることなく志す勉学をさせてもらいました。

 「勉強しろ!」

 などとは一度も言われたことはありません・・・というより仕事人間だった親父とは、成人してからもゆっくり語り合った記憶はありませんでした・・・

 そんな関係が大きく変わるきっかけとなったのが、選挙でした。

 28歳の時、町議会議員への立候補を決意し、両親を説得しました。

 コミュニケーションに不慣れな親父と私は、話し合うと言うより、最初からぶっきらぼうな言葉をぶつけ合う喧嘩ごしの話し方しかできませんでした。

 「お前みたいな若造に何がでくっとか!」

 「医療・福祉の知識と経験は、現職議員にも負けん!!」

 「誰が応援してくるっとか!病院と家との往復ばっかりで、地区の人の顔も知らんじゃろが!」

 「俺も俺なりに、青年団やら消防団で地域活動をしてきたが!親父が知らんだけじゃ!!」

 結局、説得することはできませんでしたが、私が1軒1軒地区のあいさつ回りを始めると、親父も重い腰を上げ、知人を家に集めてくれるようになりました。

 それからの親父は、人が変わったように、真っ黒けになって応援してくれました。

 あれから12年・・・今でもぶっきらぼうをぶつけ合っていますが、親父の献身的なサポートには、心の中で手を合わせています。

 心の中だけの感謝ではダメですよね・・・

 優しくは無理かもしれませんが、ぶっきらぼうでも素直に感謝を言葉にしてみます。

 

 


再出発の支え

2011年02月26日 23時37分41秒 | Weblog


 更生保護施設についてご存知でしょうか?

 恥ずかしながら私も、刑務所出所後、社会適応訓練をする施設・・・程度の理解しかありませんでした。

 先日、更生保護法人みやざき青雲の佐々木理事長様と話す機会をいただきました。

    

   みやざき青雲には、刑務所を出所した人をはじめ、少年院を退院した人や保護観察に付された少年などが入所しています。

 定員は20名で、原則6ヶ月以内の保護となっています。

 犯罪や非行を犯した人の中には、頼るべき家族や縁故者がおらず、社会復帰の意欲が強くても、それが難しい環境に置かれている人が少なからずいます。

 みやざき青雲では、健全な自立をサポートするとともに、心のケアを必要とする人に対して専門職によるカウンセリングやSST(問題解決技能訓練)を実施しています。

 今回、地方税法等の一部を改正する法律が成立し、更生保護施設への寄付金について、個人住民税の寄付控除対象となりました。

 が、本県では条例整備がされておらず、寄付金が控除の対象となっていません。

 以前、児童養護施設へ善意を届ける“タイガーマスク現象”について取り上げましたが、寄付金が控除対象をとなれば、更生保護施設への同様現象を期待することは余りにも浅はかだとは思いますが、施設での保護後、善良な社会人になられた方も少ないので・・・

 何より寄付により施設の機能拡充が図られることにより、自立更生が促進されることはもちろんのこと、再発予防の観点からも有益と考えます。

 更生保護法人の寄付金控除対象指定を推進していきます。

 


つぶやきが感動に

2011年02月25日 23時11分12秒 | Weblog


 ツイッターをしています。

 まだまだ使いこなせていませんが、余裕があるときには1日に4~5回はつぶやいています。

 昨年の流行語にもった“ナウ”は、なんだか抵抗があって、使ったことはありませんが、街頭あいさつに立つ前や昼休み、晩ご飯前など、その時の状況報告やその時までを振り返っての感想や意気込みを吐露しています。

 先日、川南町での街頭あいさつする場所を変更したので、その報告のためつぶやきました。

 その時“もし私を見かけたら、ピースサインを送ってください!”と書き込みました。

 私のツイッターを見ていただいている方の多くは県外の方で、何より午前7時から8時までの間に、川南を通過される可能性はほとんどないだろう・・・と思っていました。

 予想通りでした・・・

 その時までは・・・

 10号線沿い尾鈴農協付近の交差点は、交通量は多いのですが、通勤時間にのんびり走る車は少なく、あいさつをしていると運転手の表情すら確認できないことの方が多いくらいです。

 そんな中、一台のトラックが10号線から市街地に入るため右折してきました。

 その時です・・・車窓が開き、笑顔とともにおもいっきりのピースサインが飛び込んできました。

 「おは、、あお、、ありがとうございます!ありがとうございます!」

 諦めていただきにしどろもどろのあいさつになり、ピースサインを返すのを忘れてしまう始末・・・

 でも、つぶやきが感動に変わった瞬間でした!

 もしかしたら見落としていただけで、行き交う車からもピースサインが送られていたかも!

 とたんにポジティブになり、満面な笑みに加え、しっかりと目を見開き、あいさつを続けました。

 直接手を繋ぐことができなくても、確かに繋がっている人はいる。

 そう考えるだけでも、ふつふつと元気が湧いてきます!

 ピースサインの準備をして、街頭に立ってます!

 


大蛇を断ち切る

2011年02月24日 23時18分11秒 | Weblog


 先日、新富町新田神社の神事に参加させていただきました。


 例年の五穀豊穣を祈願する内容に加え、今年は口蹄疫や鳥インフルエンザ、そして火山灰被災などの御祓いをする神楽奉納のありました。


     


 新田地域においては優秀な畜産農家が多数いらっしゃるとともに、ハウス作物や茶も県内有数の生産地です。


 特にこれからは新茶の季節を迎えます。


 収穫前に降灰があれば、一気に商品価値は下がり、だたでさえ輸入茶の増大により、厳しい状況に追い込まれている茶業がさらなる打撃を受けてしまいます。


 鹿児島県では降灰に対応するため、茶葉の洗浄機が導入されていますが、本県は未設置であり、設置する業者への補助体制も整備されていません・・・


 祈りに力がこもります。


     

 勇猛な神楽は、災難に立ち向かい、打ち払う迫力に満ちていました。


 舞手の青年は、地区外に出ているにかかわらず、練習のために神社に通い、この日に備えました。


 そして激しい踊りで、地域の方々に勇気を注入してくれたのです。


    

 舞手は災難に例えられ、稲わらを編みこんで作られた大蛇と闘い、見事真剣で叩き切ってくれました。


 これで災難に打ち勝つ、宮崎復活の旗が掲げられました。

 勇気を胸に、元気を出して、前進しましょう!!



在宅福祉のために

2011年02月23日 23時22分14秒 | Weblog


 人感センサーによる安否確認・緊急コールに関するレクチャーを受けました。

 宮崎県は、全国平均より早いスピードで高齢化がすすんでいることは周知の通りです。

 このことは独居や高齢者だけの世帯が増えていることを意味しており、より安心して住みなれた地域で生活するための新たなシステム構築が求められています。

 人感センサーによる安否確認システムは、ドア、テレビ、冷蔵庫など、その人の生活にあった場所にセンサーを設置し、12時間センサーが作動しない場合、センターに情報が自動的に入り、地元の協力者や業者が安否確認を行うものです。

     

 このシステムに加え、緊急通報ボタンの設置や定期的に健康状態を確認する電話確認があったり、健康相談を受けられるという見守りシステムを実践している自治体があります。

 新潟県です。

 新潟県では、中越地震の際、居場所の分らない高齢者が続出したことを踏まえ、“健康関連ビジネスモデル推進事業”を創設し、公募により見守りシステムを提案した業者と連携して、高齢者の生活をサポートするとともに、、尊い人命を救うことに実績を上げています。

 今、宮崎でもこのシステムを試験的に導入している業者がおられ、システム内容の周知と利用者拡大に取り組まれています。

 介護保険制度と年金制度の整合性がないが故に、年金額では施設利用ができない高齢者も少なくありません。

 本県にとっても在宅での生活を維持するため、このような見守りシステムの本格導入は有効と考えます。

 これからもあらゆる角度から、在宅福祉を推進する政策を検討していきます。









地域福祉を変えるために

2011年02月22日 23時01分43秒 | Weblog


 川南町にある障がい者の就労支援センターを見学させていただきました。

 ここでは知的障がいの方々が、クッキーやラスクなどの製造、販売やペットボトルなどのリサイクル品の回収、分別などの作業を通して、福祉的就労の継続、さらには一般就労への橋渡しとなる訓練を続けられていました。

    

 見ていただいて分かるように、その作業のほとんどは手作業です。

 時間はかかりますが、丁寧に丁寧に作業される姿に、感心しきりでした。

 指導員さんの言葉に情熱が溢れていました・・・

 「・・・障がい者が作ったから買ってくれる時代ではなくなりました。

 市販品と同等以上の質、味、そしてアイデアが必要なんです。」

 確かにできあがった品は、間違いなく買って得した気分にさせてくれるほどの商品です。

 しかし製造量に限界があることと同時に、販路拡大が困難なことにより、利用者の賃金は伸び悩んでいるとのことでした。

 そのほかにも家賃や光熱費負担、備品購入などの必要経費を考えると、利用者はもちろんのこと職員人件費も厳しい状態にあることは容易に想像できます。

    

 それでも住み慣れた地域で、働く意欲を持ち、努力されている障がい者の方とそれを献身的に支える職員の方々がいらっしゃいます。

 せめて障がい者の方々も最低賃金をクリアできる条件で、働いていただきたいし、職員の方も自己犠牲的ではなく、燃え尽きることない労働環境を整備しなければならいと考えます!

 現場の懸命さに応えるため、法令を変えなければなりません。

 奇跡を待つより、手をつなぎ、前進、前進、そして前進あるのみです!





ウキウキ地域貢献

2011年02月21日 23時10分00秒 | Weblog


 高鍋町にある岩切建設主催のウキウキ祭りに参加してきました。

       

 天候が心配されましたが、岩切建設従業員の方々の“地域貢献”への熱意が雨を押し上げました。

 祭りの準備やイベントには直接関わらなかったのですが、同じ敷地内でライオンズクラブの仲間と、献血協力への呼び込みをさせてもらいました。

  

 以前にも紹介しましたが、この時期は風邪やインフルエンザの影響で献血者が減り、血液が不足することに加え、今年は鳥インフルエンザや火山灰被害の関連などで各種イベントの延期や中止が相次いでおり、献血車の運行にも大きな支障が出ているとのことです。

 祭り会場に来られる方々への、ポケットティシュ配りをしながら、協力依頼を続けました。

 

 有り難いことに、差し出すティッシュはほとんどの方が快く受け取っていただき、なかには

 「今、血圧の薬を飲んでるから、献血できないのよ。」

 「もうちっと若けければ、協力でくっちゃけんね・・・」

 など温かい気持ちを言葉にしてくれる方もたくさんいらっしゃいました。

 お願いするだけではなく、もちろん私も

  

 森永のお菓子セットとトラベルセットを記念品としていただきました。

 50人を越える方々から献血していただき、祭り会場同様、献血車内も人が途切れることなく、祭り終了の花火の音を聞くことができました。

 高鍋舞鶴ライオンズクラブでは、今後も年に2~3回のペースで献血協力をしていきますので、その都度ご案内させていただきます。

 是非、あなたも記念品をゲットしてください!


 


雑感101

2011年02月20日 23時21分03秒 | Weblog
 劇団ひとりさんも朝が弱いようです。

 私は目覚まし2個。

 2個ともスヌーズ機能付きです。

 交互に消しながら、格闘すること15~20分…ようやくおもいっきって布団を蹴飛ばし起床…の繰り返しです。

 劇団ひとりさんが、目覚めを良くするため上質な睡眠をとる方法が書かれている本を紹介されていました。

 その本によると

 「例えば、寝る前3時間前には食べない、テレビを見ない…」

 テレビを見ないはできたにしても、寝る前3時間に食べないとなると、午後9時くらいまでには夕食を済ませる必要がありますが、今の生活リズムでは午後9時にすら帰宅できないことがほとんどです…

 ご飯を食べると、途端に眠くなるので、先に風呂に入り、かき込むよう食事を済ませ、歯磨き後、布団に倒れ込み、ものの5、6分は意識があるでしょうか…

 こんなだから、スヌーズ機能と闘うことになるんでしょうね…

 定例議会を乗り切り、春が過ぎたら、早めの夕食を心掛けます。

 それまでは気合いで布団を蹴飛ばします!

雑感100

2011年02月19日 23時11分05秒 | Weblog

 トリプルアクセルの着氷が少し乱れた…

 それでも難易度の高い演技を次々と繰り出す!

 浅田真央さんの演技に魅了されています。

 思い出すのは2008年の世界選手権フリーの演技です。

 最初のトリプルアクセルのジャンプに失敗し、大きく転倒…

 それでも気持ちを切らすことなく、最後までベストを尽くし、見事優勝!

 しかしその後スランプに陥り、真央スマイルに陰りが…

 そして誰もが待ち望んだ日本選手権でのスランプからの復活演技!

 今夜の4大陸選手権ショートでの浅田選手の切れ味も別格に映りました。

 “果敢に攻める”

 その演技から伝わってきました。

 もちろん私はトリプルアクセルは跳べませんが、果敢に攻める姿勢は見習うことはできます。

 今の私は、果敢に攻めること以外にできうる術がありません。

 鳥インフルエンザ被災の方々から悲痛な声が寄せられています。

 移動制限区域内・外に関わらず飼料や鶏糞処理のコストのとこ、何より適正規格出荷ができない…

 今、定例議会は鳥インフルエンザ、火山灰被害の対策と補償、県民生活再建のため生産者の声を代弁し、前例なき取り組みに果敢に挑みます!攻めていきます!