奇跡への絆

図師ひろき

てっぺん

2007年11月29日 18時24分18秒 | Weblog

 総括質疑が終わり、分科会での決算審査が行わています。
 
 辛い(つらい)・・・

 不適正な事務処理について追求することは、審査する側も身を切る思いです。何も言わずさらりと流してしまうこともできなくはない。
 しかしそれでは議員の資格はない。
 気がつくと追求しているのは自分だけ・・・と孤立感を感じつつも、愛みやざきを立ち上げたときに誓った「県民目線」を貫くと自分を奮い立たせ、執行部と向かい合っています。
 総括質疑でも言葉にしたように
「膿を出し切り、再出発の議会にしたい!」
と切に思っています。
 県庁新陳代謝のため、熱く辛く(からく)語ってきます。

 明日の19時から、愛みやざきの県政報告会です。
 今回は私の地元、木城町の農協で開催します。
 4人それぞれが県政への思いを、これからの宮崎を語ります。
 もし都合のつく方は、遠慮なくご参加ください。

 ホスト役の私としては、準備が大変!!
 
 さらに今度の日曜日は、知事を招いてのマニフェスト推進大会を日向学院で行います。私が代表を務める、若手議員連盟「宮崎維新塾」と愛みやざき、商工青年ネットワーク宮崎、JC等が力を合わせ、1200人規模の事業になります。
 実は今、昼間は決算審議、それが終わるとマニフェスト推進大会打ち合わせ。家に帰るのは連日深夜。それから県政報告会の準備をするものですから睡眠時間が・・・
 選挙のとき以来、てんぱってます。心身ともにてっぺんかも・・・

 眠れない分、食べてます。
 往復約3時間の通勤時間がもったいない。
 運転中は眠くなるので、歌ってます。
 こぶくろのベストアルバムは、ほとんどマスターしました。

 時間に余裕ができたら、カラオケで・・・
 
 でもあと1ヶ月は議会に缶詰です

 


 
 
 


リズム

2007年11月27日 23時59分49秒 | Weblog
 朝、会派室のホワイトボードにはでかでかと
「愛みやざき初総括質疑!がんばれ!ひろき!」
と書かれていました。
 もうその時点で肩からスーッと力が抜けていくのを感じました。

 午後1時30分。
 予定より10分早い登壇となりました。
 
 昨夜まで、声に出して何度となく原稿を読み、20分の持ち時間におさまるように余計な文章は削り、簡潔な表現に徹したつもりでしたが、やっぱり本会議場ではたくさんんアドリブが入っちゃうんですねぇ。
 予定していた項目の半分近くを残してタイムアップでした・・・
 
 でも今回は前回の一般質問より、間違いなく知事をはじめ執行部の方々の表情を見ながら発言ができました。
 そして、壇上での質疑を最小限に抑え、自席での一問一答式のやり取りのこだわることができました。その中で意識したのが“リズム”です。
 だらだらと原稿を読むのではなく、“感情を込めてテンポ良く”を心がけました。
 
 そして内容は、後半に不適正な事務処理問題を持ってきて、今議会でこの問題に決着をつけるため、また知事の言われる「膿を出し切る」ことに繋がればと、執行部の方々には耳の痛いことも迷わず言葉にしました。

 質疑が終わり、愛みやざきのメンバーがこぶしとこぶしのタッチで労ってくれました。
 つくづく愛みやざきでよかった!幸せだな~と感じました。
 4人で議会に臨むということは、たくさんのプレッシャーとリスクがありますが、このメンバーとなら苦労を励みに、苦労を喜びに変えることができると実感した一日でした。

 総括質疑の録画が、宮崎県のホームページにアクセスしてもらえばご覧いただけます。もし良かったら見てください。

 明日から決算審査の分科会です。
 厳正な審査を行い、新しい宮崎を創る一歩にしてきます。


人事を尽くして

2007年11月26日 23時58分59秒 | Weblog

 今夜はもう眠ります。
 準備は万全!

 と思い込まないと寝付けない・・・

 不適正な事務処理いわゆる「裏金」を含む決算審査です。
 県民の方に信頼してもらえる県政にするため、言い難いことも言います。
 心を鬼にして・・・

 今から、少し飲みます。


2007年11月25日 01時51分06秒 | Weblog

 県庁、愛みやざき部室です。
 来週の火曜日に迫った決算総括質疑の原稿と闘っています。
 すでに原稿用紙の字数は6000字を超え、普通に読み上げるだけでも30分くらいはかかります。
 
与えられた質疑時間は20分。これから絞込みの作業に入ります。
 前回の一般質問同様、一問一答式で臨むので知事をはじめ、執行部のあらゆる角度からの答弁にも備えなければなりません。
 宮崎県の18年度決算内容を分かりやすく伝えるため、試行錯誤しています。
 特に今回の決算審査は、不適切な事務処理いわゆる裏金問題を含む内容になります。
 膿を出し切り、県民の方との信頼回復を図り、新しい県政の第一歩としなければなりません。

 県議1期1年目からこのような大役をさせてもらえることに感謝し、プレシャーを励みとして頑張ります。

 明日は川南町の文化祭に参加して、夜は高鍋高校ラグビー部全国大会出場特別後援会発会式などなど目白押し。
 
 今から帰って夕食です。
 睡眠不足を食欲でカバー・・・できないか・・・

 まだ走れます。


こもれ陽

2007年11月23日 23時29分59秒 | Weblog

 赤いエプロンに赤いバンダナで・・・
 コーヒーショップのお兄さん・・・改め、おじさんをしてきました。
 
 石井十次先生が創設された児童養護施設で10年程前からボランティア活動をさせていただいています。
 今日はその施設の子供たちが、丹精込めて作っている農作物を料理して地域の方に振舞う「収穫祭」がありました。

 春を思わせる温かいこもれ陽が射しこむ園内には大勢の来客者が訪れ、施設系列の保育園生のお遊戯が花を添え、笑顔、笑顔、笑顔の一日がそこにありました。

 その片隅で、コーヒー振る舞い係をさせていただきました。
 午前中は比較的ゆっくりでしたが、昼からはスタバもびっくりの大繁盛!

 正直、疲れた~

 閉店後、煮詰まった残りのコーヒーが美味しかった
 赤いエプロン姿も案外、様になってましたよ・・・多分

 決算総括質疑の原稿は・・・
 今から頑張ります


一人ぼっち

2007年11月21日 21時37分56秒 | Weblog

 県庁会派室です。
 議会事務局職員もすでに帰宅し、このフロアに残っているのは私一人です。
 明日、決算総括質疑の通告の締め切りなのですが、煮詰まっていてなかなか文字になりません。
 町議会のときには会派がなく、決算総括質疑もなかったので今回の登壇は勝手が分かりません。他の会派ではベテラン議員が立たれることの多い役回りなので、1期目1年目から会派を代表しての総括質疑ができることは、たいへん名誉なことなのですが、実はかなりのプレッシャーを感じています。
 特に今回は、不適切な事務処理を含む決算審査だけに、中途半端な質疑は許されません。知事が言われる
「膿を出し切る」
総括質疑とし、執行部とともに再スタートを切る議会にしなければなりません。

 ん・・・自分で自分にプレッシャーをかけてる・・・
 
 文字にならない・・・

 場所をかえて気分転換して原稿用紙に向かいます。

 今から戸締りをして県庁を出ます。
 どこかのファミリーレストランでテーブルいっぱい書類を広げて、ブツブツ言ってる奴がいたら私かも知れませんので、気軽に声をかけてください

                                          
  

 


異国の河

2007年11月17日 12時20分15秒 | Weblog
 後援会の方に誘われてピアノ・コンサートに行ってきました。
 「水上裕子(みなかみひろこ)」さんの演奏でした。
 クラシックは好きで、日本フィルやNHK交響楽団が来るときには出かけるようにしています。
 ピアノのソロは初めてで、正直言って退屈するのかな・・・と思っていましたが、ものの見事に期待を裏切っていただきました。

 “ドナウ川のさざ波” 4つのワルツでドナウ川に起こるさざ波を描写。
 “ジプシーの歌 歌劇「カルメン」より” カルメンが酒場で酔って歌い踊る場面。
 “ラ・プリマヴァラ” ルーマニア語で「次に春」。長かった受難の時代にも必ず春が来る。
 “再会”(水上裕子作曲) 我が子を亡くした広島の一婦人へ贈られた曲。
 そして
 “異国の河”(水上裕子作曲) 戦争や政治に翻弄され故郷に帰ることができないでいる世界中の人々に捧げた曲。

 ロシアでピアノの研鑽を積み、その後ロシア、東ヨーロッパの政治的混乱に巻き込まれながらも、音楽に愛情を注ぎ続けた水上さんの生き様をたどるような迫力ある演奏構成で、2時間はあっという間でした。
 アンコールでは場内総立ちで拍手のウェーブ。
 
 “再会”と“異国の河”は特に、水上さんの想いが言葉で語られるように、心に染み入りました。
 
 心を亡くしてしまいそうな時間の連続ですが、潤いを取り戻すことのできたひと時でした。

 さぁ!11月定例議会が始まります。
 11月27日(火)13時40分から愛みやざきを代表して、決算総括質疑に立ちます。
 あと10日、火の玉になります!!


上海調査報告会

2007年11月15日 18時41分39秒 | Weblog

 11日(月)に木城町と都農町の2箇所で先日「愛みやざき」で行った上海調査の報告会を開催しました。
 それぞれ約30名の方に集まっていただき、上海で得た情報とそれを基にした今後の活動計画を話しました。
 特に県産品の市場開拓と観光客誘致について詳しく説明しました。

 東京都の人口約1200万人。航空機での所要時間90分。
 上海市の人口約1815万人。航空機での所要時間90分。

 東京圏より大きい消費地がそこにあるのです。
 今まさに、観光客誘致及び県産品の市場開拓のベクトルを国内からアジアへ転換する準備をさらに進めるべきです。

 観光客誘致については、航空運賃的が東京や大阪の方が安いため、都市部に勝る魅力を確立しなければなりません。

 そのために宮崎の場合、移動時間がかかる観光地を数多く周るより、大型店めぐるショッピングに重きを置くプランを設定する方が集客しやすいとのこと。
さらにその店舗を免税扱いにできれば、さらに上海消費者の心を掴むことができます。

 そして日本同様、上海の健康ブームであり、風光明媚な温泉(特に海の見える温泉)で心身ともに癒され、日本の最新医療機器で健康診断できるようなプランが用意できれば、旅行者のニーズは十分満たされ、都市部にも勝る差別化が図れるのです。

 県産品の市場開拓については、輸出入の規制や関税、検疫についてクリアすべきハードルは低くはないのですがが、規制緩和や市場開放の時に備え、すべきことがあります。
 それは、国際ブランド化の推進です。
 具体的には、
WTO(世界貿易機構)の地理的表示登録です。
 加工品を含む産地登録を行うことにより、上海に限らず国際市場へ売り込むにあたり強固な後ろ盾となります。
 焼酎においては、すでに鹿児島県・熊本県・長崎県が登録を済ませている銘柄があるのです。
 「宮崎牛」を含む、県が推奨する農産品を中心に、積極的に申請登録を進めることは、国際貿易競争時代を乗り切り、生産者の新たな商機を切り開くパスポートになります。

 等など、語っているとあっという間に1時間ほどが過ぎ、今度は感想や意見を言ってもらうと・・・

「君たちの世代には国際的に仕事をしてもらわんといかん!知事に負けんようにどんどん動き回ってほしい!」

「私たちが一生懸命つくった農作物を少しでも、高く売ってきて!あんた達の活動には期待しちょるよ!」

「こうやって話を聞いてみると、頑張ってくれちょるのがよう分かる。今までこんな話は聞いたこつがねかったが・・・」

 うれしい気持ちでいっぱいになりました。

ヨーロッパ視察研修が中止になり、それと混同している方もいらっしゃったようですが報告会の最後には、たくさんの声援と拍手をいただきました。
 県政報告の一環で、上海調査報告も続けていきます。
 
 今月の30日(金)19時から木城町の農協2階で「愛みやざき」が集合して県政報告会を開催します。
 時間の都合がつく方は是非、参加してください!
 よろしくお願いします!!
 


バリアフリー

2007年11月11日 22時35分58秒 | Weblog
 久しぶりにバスに乗る機会がありました。
 その時、バスを待つ列の横に乳母車のような手押し車に腰掛けておばあちゃんが並んでいました。
 間もなくバスが来て、次々とバスに乗り込む人の横でおばあちゃんは、手押し車から腰を上げ乗車できる機会を待っておられました。
 私が乗車する時に
「どうぞ」
と譲ると
「ありがとうございます」
と曲がっている腰をさらに折り曲げて、手押し車を引いてバスに乗り込み始められました。
 どう見ても、その手押し車を引いたまま2、3段のステップを上がるのは不可能に思えたので、おばあちゃんのペースに合わせ、手押し車の後方を持ってステップを上がりました。
 おばあちゃんはまた深々と腰を曲げてくれました。

 今、ノンステップバスという歩道と車道の段差に車高を合わせて、ステップをなくし乗車できるバスを見かけることがあります。
 ノンステップバスの普及率はどのくらいなのでしょう?
 ノンステップバスのようなバリアフリーが普及すれば、外出がもっとスムースにできる高齢者や障がい者の方が大勢いらっしゃるはずです。
 「ハート・ビル法」のような優しい街づくりのための法律は整備されつつありますが、まだまだバリアフリー化された街になるには時間がかかるようです。
 
 それを待つことより
「どうぞ」
と高齢者や障がい者の方とすすんで手をとる“心のバリアフリー”は一人ひとりの気持ちの持ちようで、すぐにでも実現できます。

 私は北欧のような福祉先進国の良さを取り入れるために最善の努力をします。それが実現できることは奇跡に近いかもしれません。でも諦めません。
 そして同時に一人でも多くの方と手をとり、弱い立場の方々に優しい街を創りたいと思っています。


三重県研修

2007年11月07日 17時37分17秒 | Weblog
 愛みやざきで三重県研修を行いました。
 2泊3日で伊賀~津~伊勢~松阪をまわるかなりハードな研修でした。
 
 伊賀では、宮崎県産伊賀牛を肥育している農家を訪ね、研修させていただきました。
 宮崎牛の子牛は4割が県内で育てられますが、6割は北海道、山形県、三重県など県外で育てられ、そこの産地名で市場に出回ることになります。
 研修先の農家の方も
「宮崎県産牛は安定している。特に児湯郡の牛は全国の肥育農家が注目しいる。我々県外購入者が市場を活気づけ、価格を引き上げている側面もある。」
と語られていました。
 また、この生産者は県内木城町にも600頭を有する牧場を経営され、宮崎県産宮崎牛を肥育されており、「宮崎牛」のブランド化にも大いに貢献されています。今後も後継者とともに更なる夢(規模)拡大を計画されていました。

 一方、松阪市でも松阪牛の肥育農家を訪ねたのですが、こちらは昔ながらの肥育方法で、「松阪牛」のブランドを頑なに守られている方でした。
 頭数はわずか10頭あまり。まるで本当の娘のように(松阪牛は基本的にすべて雌)大切に育てられている姿が印象的でした。
 年間に3頭しかセリには出さず、生計を立てていくことはリスクは高く、今のところ後継者はいないとのことでした。
「牛を育てて60年。牛を育てることが好きじゃ!」
と語られる生産者の顔は、やっぱり輝いていました。

 経営方法は異なる肥育農家でしたが、その事業内容から学ぶものは多く、今後県内の生産者と語る上でのたくさんの“種”をいただきました。
 何より自分がやりたいことを一生の仕事ととされている方の豊かな笑顔、満たされた笑顔を見させていただき、私も幸せになりました。

 私も鏡を見ながら笑ってみたら、疲れているけど満たされた笑顔がありました