奇跡への絆

図師ひろき

東九州メディカルバレー構想フォーラム

2013年01月31日 23時09分24秒 | Weblog


   

 宮崎県から大分県にかけて、血液や血管に関する医療機器を製造する企業が集積している特長を生かし、産学官が連携し、医療機器産業のさらなる拡充を図り、地域経済を活性化させることはもちろんのこと、アジアの医療に貢献する拠点をなるべく県境を越えて新たな産業構造を創り上げようとしているのが、この東九州メディカルバレー構想です。

 あまり知られていないかもしれませんが、宮崎県と大分県を医療産業を合わせると、人口腎臓をはじめとする血液回路や血管用カテーテルなどの製品シェアは日本一で、さらに血液浄化製品では世界一のシェアを誇っています。

 さらに国の特区認定も受けており、国内では高齢化とアジアでは高度医療ニーズの高まりとが合い間って、今後ますます産業発展が期待できるのです。

 今回のフォーラムでは、県からメディカルバレー構想の進捗状況が報告されたのちに、経済産業省 商務情報政策局 ヘルスケア産業課 医療・福祉機器産業室の覚道室長と京都大学医学部付属病院 医療情報企画部の吉原教授の講演がありました。

 覚道室長は、経済産業省における医療機器産業政策について話をされ、日本と世界の医療機器市場動向を分かりやすく解説していただきました。

     

 日本における医療機器市場は、平成16年以降2兆円規模で推移しており、平成23年は約2.4兆円となり過去最大の市場規模となりました。

 他産業と比較して、医療機器産業市場は安定してることを強調されました。

 しかし、世界の医療機器市場を見てみると、2012年における各国シェアは、アメリカが39%、ヨーロッパが28%、日本はまだ10%しかありません。

 医療機器の世界市場は、さらなる拡大が見込まれており、2017年までに約8%の成長が予想されています。

 日本の主要医療機器は、まだまだ輸入に大きく依存しており、特に人口呼吸、人工血管、人工関節などは80~100%輸入している現状があります。

 私は日本のものづくり技術をもってすれば、医療機器の国内自給率上昇はもちろんのこと、世界シェアも拡大できる潜在能力はあると考えます。

     

 吉原教授は、広域的な電子カルテ(生涯カルテ)普及の必要性について、各国の例を挙げなら説明されました。

 医療機器も生涯カルテも、それを使いこなすのは人間です。

 つまり人材の育成の同時に行わなければ、世界シェアの拡大は実現できません。

 そこでメディカルベレー構想では、血液や血管に関する高度な医療機器の操作方法を習得できるプログラム開発やトレーニング施設整備も行っていく予定です。

 さらにアジアを中心に海外からの医療技術者のトレーニング受け入れを積極的に行い、海外技術者の技術習得に合わせて、医療機器を母国に輸出する戦略も持ち合わせています。

 これらのビジョンが成就するよう、議会としても事業の推移をしっかりバックアップしていきます!

 


雑感455

2013年01月30日 23時39分16秒 | Weblog

 夕方、羽田空港で腹減って、ふと考えたら、朝からたらみのカロリー0ゼリーしか食べてないことに気がつきました。

 幸い出発までには1時間くらいあり、これも幸い搭乗口近くにラーメンののぼりが出てる立ち食い屋らしき店がありました。

 カウンターまで行きメニューを見てみると、そばもあったのできつねそばを注文しかけたとき“お得なミニセット”が目に入り、お得に弱い私は、ミニチャーハンセットをたのみました。

 立ち食いを覚悟していたのでしが、ラッキーなことに店の奥にはテーブル席があり、少しはくつろげると椅子に上着をかけ、座ろうとするやなや

 「きつねそばチャーハンセットのお客様!」

 お店は女性が一人で切り盛りされていたにもかかわらず、立ち食い屋のごとく注文して、ものの2分もしないうちに声がかかりました。

 味はともかく、飯らしい飯にありつけ、勢いよくがっつくものの一昨日からの胃腸不調のせいあって、程なくペースダウン…

 ミニとはいえ、チャーハンに移ろうとしてもかきこむことができず、お得に屈してしまったことを後悔してしまいました…

 それでも残してはもったいないと、しばし葛藤がありましたが、私は意を決し、そばの残り汁にチャーハンを入れ、雑炊風にして食べることにしました。

 初めてのマッチングでしたが、だし汁とチャーハンの相性はそこそこでした。

 まるで以前、カップヌードルを食べたあとに、ご飯を入れて食べたときのときのような小さな納得がありました。

 なによりチャーハンは胃腸には優しい食感となり、チャーハン単独よりは確実に食は進み、見事完食!

 結局、汁まで飲み干してたことになったため、多少酸っぱいものが込み上げてくる感覚はありましたが、そこは気合いで飲み込み、飛行機に乗り込みました。

 機内では出張疲れもあってか、胃もたれを感じることなく熟睡でした。

 雑炊風チャーハン(そばだし)オススメです!

商工建設常任委員会活動報告2

2013年01月29日 23時38分26秒 | Weblog


   

 この県産材をふんだんに使ったおしゃれな建物は、なんだかわかりますか?


 正解はこちらです・・・


   

 ちょっと分かりづらいですよね・・・


 ここは昨年開設された東九州自動車道の「川南パーキングエリア」のトイレです。


 トイレだけではなく・・・


  

 歩道に設置してある屋根にも県産材が使用されており、温かみあるつくりとなっています。


 さらに通路のブロックには、新燃岳噴火の際に噴出した火山灰を配合されたものが使用されており、資源の有効活用と災害の記憶を風化させないことに重きが置かれていました。


      

 そしてここ児湯は、口蹄疫や鳥インフルエンザにより疲弊した地域経済の復興といった地域の暑い要望があり、大規模災害発生時などの有事の際に防災拠点となる施設を整備して欲しいとの声を具現化するための避難スペースや売店なども整備されています。

    

 来年度には都農~日向間が開通し、前倒しで進む工事は日に日に大分までも距離を縮めてくれています。


 この川南パーキングエリアは小さな拠点ではありますが、ここが川南や児湯の情報発信基地であり、もしもの大災害の時には、くしの歯作戦の中心地となることは間違いありません。


 是非、皆さんも立ち寄っていただき、地域振興の貢献と防災意識の再確認のため利用してください。
 
 よろしくお願いします。




商工建設常任委員会活動報告1

2013年01月28日 23時51分55秒 | Weblog


 宮崎県人なら“モンドール・サガ”とご紹介した方が、ピンとくるかもしれません・・・


 平成23年10月に6次産業化法に基づく総合化事業の認定を受けた「農業生産法人ぽっくる農園(村)」の視察に行ってきました。


 ぽっくる農園の親会社はエーケーエム株式会社で、ここが前身がモンドール・サガです。


 エーケーエム株式会社は、“農産物直売所”“農家レストラン”“ファーストフード店の整備・運営”をテーマに経営革新計画の承認を受け、ぽっくる農園を拠点に事業展開をされています。


 すでにマスコミでも多く取り上げられていますので、ご存知の方も多いと思いますが、我々が訪れた時も、多くの来客者で賑わっていました。


    

 井出社長と意見交換をさせていただき、今後の事業展望まで話を聞かせていただきました。


 現在は、県内に約13町歩の直営農場と集荷場、貯蔵庫などを有し、農産加工事業により製パンはもちろんのこと製菓など自社商品の開発を積極的に行われており、この度ぽっくる村の開設により、6次化のメリットを活かした外食産業にも着手されました。


 さらに今後は、食育のための料理教室や交流人口増を狙った農業体験事業も視野に入れ、事業拡大を図られて行くとのこと。


    

 そこで我々も早速、レストランで食事をさせてもらいました。


 まず驚かされたのは、サラダのボリュームです!


  

 割り箸と比べてもらうと、迫力が伝わると思います。


 またこのサラダがとてもシャキシャキしていて、食べ応え抜群でした。


 そして、契約農家との間でこだわりぬいて作られた豚肉がこちらです!


   

 脂身まで旨みが凝縮されていて、とても贅沢な気分にさせてもらえる逸品でした。


 場所は、宮崎市大字塩路字小池594番地(0985-78-6001)です。


 是非一度といわず、何度となく足を運んでみてはいかがでしょうか!


 


雑感454

2013年01月27日 23時25分42秒 | Weblog

 心温まる取り組みを紹介している記事を読みました。

 それはえびの市の図書館で、たくさん本を借りた方に、3ヶ月に一度プレゼントが贈呈されるというものです。

 そのプレゼントも図書券とかではなく、地元生産者からの“地頭鶏”というからさらに微笑ましいではありませんか!

 それも生産者の方から

 「たくさん本を読む人の励みになれば」

 と自発的な申し出であったとのこと。

 贈呈式の朝に処理されたばかりの地頭鶏は、さぞかし新鮮で、受賞者が食されたあと、口コミで地頭鶏の評判が広がり、その生産者の収益にも繋がって欲しいものです。

 もちろん地頭鶏を提供される生産者はそんなことを考えられていないと思いますが、地域の繋がりが図書館からできていくということは素敵なことだと思います。

 私もいくつかの図書館に登録だけはしていますが、本を借りることはなく、もっぱら調べものをするときに利用するくらいで、本は書店で購入することがほとんです…

 えびの市の図書館のように県内の図書館でも、地元の農畜産物などがプレゼントされる取り組みが実施されるなら、利用者が増えること間違いなしでしょう。

 えびの市の場合は、地域の方の善意が形になったものですが、こんな素敵な取り組みなら行政主導でもやってみる価値は充分にあるのではと考えさせられました。

 タイガーマスク現象のように、あちこちの図書館に善意が届けられることを期待しつつ、行政として取り組める内容を模索していきます。

雑感453

2013年01月26日 23時04分22秒 | Weblog

 私が所属している若手議員連盟「宮崎維新塾」では、学校週5日制が導入される際、県内小中学校のPTAの方々を対象に、アンケートを実施したことがあります。

 その時、あげられた声に

 「土曜日にこどもたちをどのように過ごさせらたいいのか…」

 「学力が低下するのでは…」

 「塾に通わせる余裕はない…」

 などでした。

 結局、保護者の方々の不安は的中し、学力は向上することなく、公立と私立の学力格差が拡大するなどしたことから、この度文部科学省は、学校週6日制再導入をの検討を始めました。

 単に週5から6にするだけで学力が向上するというものではなく、授業数が増えることから、教員の増員ももちろん必要となりますすし、効果的なカリキュラムの再構築が不可欠と考えます。

 教員への負担が大きくなることから、教員の配置基準や勤務体制の見直しも同時に行われる必要があります。

 現在、中学進学時に地元を離れ、都市部へ親とともに引っ越していく生徒も増えています…

 この学校週6日制再導入が、郡部の小中学校の学力向上に繋がり、家族や地域の方々と過ごす時間がたくさん創れるようになればいいと思います。

 そのことは本当のゆとり教育になるものと信じます。

雑感452

2013年01月25日 23時33分48秒 | Weblog

 最近、新しい体重計を買いました。

 今まで使っていた体重計が壊れてしまい、2ヶ月ほど体重計に乗らない生活をしていましたが、案の定たるみが…

 さらには今までゆるめだったズボンがジャストサイズに…

 生活に緊張感を持たせるためにもと、前回の体重計よりもちょっといいやつを買いました。

 体重計にそのまま5秒ほど乗るだけで、体脂肪率や基礎代謝、筋肉割合まで測定してくれる優れものです。

 お風呂の前に必ず測るようにしていますが、こどもができてからこっちたいして運動もしていないので、体重は68㎏をいったりきたりで、体脂肪率も18%くらいになってしまっています…

 定期的に運動ができていたときは、体重はあと3㎏、体脂肪率も3%くらいは低かったのですか…

 メタボでもなく、平均的な体型ではあるのですが、肉質を向上させるために今年は運動を復活させていきます。

 運動が必要といえば、県内のこどもたちの肥満傾向が顕著になっているようです。

 5~17歳の男女とも全国と比較して、肥満で身長も伸び悩んでいるという統計調査が発表されました。

 特に17歳では肥満傾向児出現率が男子で15%を超え、全国2位で、女子も13%に迫り、全国3位と全国トップクラスの肥満傾向を示しています。

 県は、肥満傾向児が多い明確な理由は分からないとしているようですが、明らかに運動不足でしょう!

 農畜産物が美味しく、都市部ほど学力偏重状態となっていない本県は、運動もせず食べてゴロゴロしていれば太るのは当たり前のことです。

 こどもに限ったことではなく、まずは自分から食べた分は、しっかり動いてカロリー消費をすることを実践します!

雑感451

2013年01月24日 22時30分39秒 | Weblog

 小さい頃、町内には信号機が2つしかありませんでした。

 そのうち1つは押しボタン式だったので、交差点の信号機は実質1つだけでした…

 そのことを町外の人からばかにされることもありましたが、それだけのどかに町に住んでいることを恥ずかしいと思ったことはありませんでした。

 あれから30年ほどが過ぎ、町内には6機の信号機が設置され、押しボタン式の信号機も健在です!

 県内でもここ30年で一気に信号機の設置が進み、現在は約9500機あり、そのうちコンクール柱を使用している信号機約2100機のうち約1200機が老朽化し、更新の時期をむかえているようです。

 老朽化したコンクール柱制の信号機は鋼管柱の信号機へ順次交換されているものの、交換費用が1本あたり約100万円かかることもあり、限られた予算の中では、信号機の老朽化のスピードに交換できる量が追いついていない現状もあるようです。

 そのため県警では、新設信号機を抑え、コンクリート柱の更新を優先させる方針のようです。

 信号機といえば、私が福祉の勉強のため4年ほど前にデンマークを訪れたとき、あまりの信号機の少なさに驚いたことが思い出されます。

 首都のコペンハーゲンは、さすがに200万都市でしたので、地下鉄などのインフラ整備も充実していましいたが、ちょっと郊外に行くと信号機はおろか、歩道もたいして整備されていなかったように記憶しています…

 信号機のない交差点は、日本ではほとんど見かけることのなくなったロータリー方式の交差点になっていました。

 ロータリーの交差点って分かりますか?

 交差点の中心にこんもりとした丘を作り、車両はその回りを一方通行で進行することにより、方向変換をしていくことができます。

 ちょっとした注意力と譲り合いの気持ちさえあれば、信号機がなくても安全に交差点を行き来することができるのです。

 その整備費用たるや、信号機の何分の一でしょう…

 デンマークは必要以上にインフラ整備をしない分、医療・福祉・教育に予算を重点配分できています。

 ロータリー方式の交差点に限らず、海外の政策の良いところを、県政に取り入れていけるよう学び続けます!

雑感450

2013年01月23日 23時41分51秒 | Weblog

 宮崎なら…

 “マンゴー県”

 もしくは

 “日向夏県”“地鶏県”

 いやいややっぱり

 “宮崎「牛」県”

 でしょう!

 大分県が、全国から反発と批判を受け、釈明に追われる事態になっているようです。

 香川県の“うどん県”に続き、温泉の源泉数と湧出量がぞれぞれ日本一であることを背景に“おんせん県”という名称を商標登録したろころ先のような状況になっている記事を読みました。

 温泉地の数では北海道が、自然湧出量では群馬県の草津温泉が日本一であるだけに、なにをもって日本一とするかなどが物議となっているとのこと…

 さらに商標登録されれば、大分県は他の自治体に名称の使用差し止めができるとあって、全国有名温泉地の危惧は募るばかり…

 大分県側は、強硬な姿勢ではなく

 「どこが1番かではなく、一緒に名称を使って盛り上げて行きたい」

 と連携を求めているものの、思惑通りに行くかどうかは定かではないようです…

 それにしても香川県に刺激を受け、観光客誘致に新たな手をうったことは評価されていいのではないのかとは思います。

 わかりやすく県のイメージを伝え、それにインパクトがあれば、旅行意欲を駆り立て、実際の来県に繋がり観光客増となればいいわけですから、今回の批判“湧出”騒動も案外プラス効果となっているかもしれません。

 本県も和牛能力共進会2連覇というこれ以上ない看板を掲げられるときですので、宮崎に来れば日本最高品質のお肉がリーズナブルな値段で食べれることを全県あげてアピールすべきです。

 国内に限らず、東南アジアからも安心で安全な高品質な農畜産物を求めて訪れるグルメな方もたくさんいらっしゃるはずです。

 それらの方々をインパクトを届けるためにも

 “宮崎「牛」県”

 の商標登録を一考する価値はあると思いますが…

 あんまり安直なアイデアですかねぇ…


雑感449

2013年01月22日 23時25分11秒 | Weblog
 全国的に降雪量が多く、晴れても溶けきらない雪が、次の寒さで凍ってしまい…

 特に関東地方では転倒者が続出し、負傷者数がニュースになるほです。

 宮崎では雪が降れば、お祭り騒ぎで、山間部では道路凍結のため走行注意をしなければならないことがありますが、平野部ではアイスバーンを心配することはありませんね…

 もし宮崎も大雪に見舞われ、道路が凍るようなことがあれば、東京よりも負傷者が発生する割合は高くなるかもしれません…

 私は宮城県仙台市で大学時代を過ごしました。

 まず驚かされたのは、入学式の時です…

 前日までは、小雨まじりの天気だったのですが、一夜明けて外に出てみると、あたりはまさに銀世界でした。

 積もった雪には感動しましたが、アパートから大学まで歩く間に、何度も転びそうになったことを覚えています。

 その時、入学式に出席するため宮崎から親父が来てくれていました。

 忘れもしません…

 親父と手を繋いで歩きました。

 何年ぶりだったでしょう…

 その時はそんなことは考える余裕すらなく、とにかくお互いが転ばないように、繋いだ手を引っ張り合っていました。

 なんとかしりもちを着くことなく大学までたどり着き、無事入学式に臨むことができましたが、私の入学式の日の思い出は、親父と手を繋ぎひょこひょこ歩いたことがすべてです。

 今度、親父の手を引くことができるのは、宮崎に大雪が降ったときではなく、親父に介護が必要になったときでしょう…

 路面凍結で転んでケガをする人がいることは辛いことですが、大切な人の手をしっかり握りしめる機会にすることができるのかもしれません…