奇跡への絆

図師ひろき

やっと・・・安心

2008年02月29日 22時41分48秒 | Weblog

 本会議の合間に靴の汚れが気になり、ウェットティッシュで拭こうと手にとって見ると、靴底に穴が開いていました。それも両方に!
 
 懐かしく思いました。
 
 県議選に立候補を決め、挨拶回りを始めた頃は、2ヶ月に1足は履きつぶしていたものです。もったいなくなって後半の6ヶ月は運動靴で挨拶回りを続けました。今も空き時間には、いつでも走り出せるように運転席の下には運動靴は準備してあります。

 
 1足履きつぶすのに、10ヶ月かかってしまいました・・・
 
 県議になって3足買って、順繰り履いていましたので・・・
 ただその穴を見た時に、安心した自分がいました。
 確かに選挙前からすると、歩けていません。歩けていないということは、直接顔を見て話をしている方が少ないということ・・・
 地元にいる時間が少なくなり、県庁で議会に臨んでいない時は、県内外を走り回っています。仕事をすればするほど、地元を歩けなくなります。
 そうしているうちに
「ひろきは、挨拶にも来やしやせん・・・」
とか
「図師は顔も見らんなったが、なんしちょっとかねぇ・・・」
と心無い声が聞こえてくると、正直かなり凹みます。焦ります。

  私の仕事内容を地元の方をはじめ、県民の方々に伝えていくことに限界を感じています。
 そんな時に、靴底の穴を見つけて
“お前はちゃんと仕事してるよ!”
“お前のことは俺が分かってるから!”
となぐさめてくれているようにも思えました。

 少し疲れてるかな・・・

 まだまだ歩けますよ。走れますよ。
 この靴は、晴れた時に履くようします。


   






ピタリ!

2008年02月28日 18時14分30秒 | Weblog
 愛みやざき2回目の代表質問が終わりました!
 今回メインを努めた西村さん!関連質問で立った武井さん!
 お疲れさんやったね。
 松田代表と後ろの席から一生懸命、パワーを送ってくれたの分かってくれたかな・・・
 用意していた質問の数が多くて、50分の質問時間に収まるのか心配しましたが、ピタリ!でしたね。
 時間が押してきた時に、“この質問より後の質問の方が大切だから、飛ばして次に行け!”と思っていたら、これもピタリ!と飛ばしていました。それも2回もピタリ!でした。
 
 まさに、以心伝心!

 知事をはじめ執行部の答弁時間を合わせると、約2時間の長丁場なのですが我々にとっては、もっと時間よ!ゆっくり進んでくれ~という感じでした。
 本会議所の正面には、残り時間を示すデジタル時計があります。
 その時計は、残り時間が1分をきると、丁寧に“59秒”という表示に変わります。
 残り30秒・・・まだ西村さんは発言を続けています・・・
 残り10秒・・・まだ西村さんは発言を続けています・・・
 残り 0 ・・・持ち時間終了を知らせるブザーが鳴り、そのブザーの余韻が残る議場に
「以上をもちまして、愛みやざきの質問を終わらせていただきます。」
西村さんの声が響きました。
 傍聴席からもたくさんの拍手をいただきました。
 4人でがっちり握手して
「次は図師さんの番ですよ!」
の掛け声に、改めて気合が入りました。

 来週5日(水)午後1時から、本会議場壇上に立ちます。





・・・

2008年02月27日 20時13分47秒 | Weblog

 定例議会と平行して、議会改革のための議論も熱くなっています。
 議会改革委員会というものがあり、各会派の代表により改革案が検討されているのですが、愛みやざきからは西村議員が激論の矢面に立ってくれています。

 議論されているものに“応召旅費”の件があります。
 文書により議会召集がかかった時に支給されるもので、いわゆる議員の交通費のことです。
  
 私が木城町の自宅から登庁すると、1日につき13,000円の旅費が支給されます。距離に応じて費用設定されていますが、ちなみに宮崎市内の議員が登庁すると日額10,000円が支給されます。
  
 見直しが必要です。

 
そして明日、愛みやざき代表質問が13時より始まります。
 今夜4人がそれぞれ原稿を読み直し、早朝から最終確認を行います。
 メインを務める西村議員は、おそらく徹夜に近い状態で登場するはずです。
 今から、愛みやざきの長い一日が始まります。

 



 


風邪気味・・・

2008年02月26日 23時56分18秒 | Weblog

 愛みやざき会派室は、熱い!!
 いよいよ愛みやざき2回目の代表質問が明後日と迫りました。
 今回登壇するのは最近、肉体改造に取り組んでいる西村議員。と関連質問で、肉体改造に取り組んで欲しい武井議員です。
 今回はサポート役の松田代表も、担当部分の原稿を会派室に泊まり込んで書き続けています。
 連日、会派会議を重ね、質問内容を吟味し、重箱の隅を突付くような内容ではなく、愛みやざきらしい切り口で提案型の質疑となるように智慧を絞っています。

 その熱気に押されてしまい私は、風邪気味・・・
 テンションが上がりません・・・
 
 私は来週の水曜日の13時から、一般質問に立ちます。

 質問項目はまとまりました。
 各質問のストーリーも自分の中では、組み上がっています。
 あとはそれを一気に原稿用紙に流し込み、文字にしていくのみです。
 今回も一問一答式で臨みます。
 私が繰り出す質問に対し、知事と執行部がどんな答弁をしてくるかをシュミレーションし、第2、第3の質問を投げかけていきます。
 
 ところが、風邪薬を服用しているせいか、集中力を欠いています。
 原稿を書く手が、なかなか動きません。
 パソコンの文字がぼやけてしまいます。
 熱を測ってみようかな・・・

 やめよう・・・
 余計にテンションが下がってしまいそうで・・・

 今夜は早めに休みます。
 明日からは、愛みやメンバーの足を引っ張らないようにテンション上げていきます!!

 


得意料理

2008年02月24日 23時28分20秒 | Weblog

 昨日、武井議員と花婿修行(?)を兼ねて料理教室に行ってきました。
 料理教室と言っても、引きこもりの方々の社会復帰をお手伝いされている団体の行事で、20名ほどの方が参加されていました。
 4班に分かれ、料理の手順が書かれているカードにそって、メンバーが入れ替わりながら順番に調理していくというルールでした。
 正直はじめは、何を話していいのか、何を話してはいけないのか、そんな事を考えていたせいかぎこちない時間が流れていました。
 しかし、調理が進むにつれ、笑顔があふれてきました。

 どの方も優しく、感受性豊かでした。と同時に、相手のことを考えすぎたり、思いやりすぎるとこをがあるのだろうとも感じました。自分の言動が相手にどんな影響を与えるのだろうかと考え、ネガティブに決め付けてしまう・・・それが故に身動きが取れなくなって一人になる・・・

 調理から試食、記念撮影まで優しい時間に包まれ、私は癒されていました。
 
「私たちのような人が、安心して社会に出て行けるような宮崎にしてください。」
と20代の女性が後片付けの皿洗いしながら、皿に話しかけるようにして私にささやいてくれました。
「頑張り過ぎなくていいですよ。自分なりに自分のリズムで生活していける地域を一緒に創っていきましょう。」
 その方は視線を上げてくれることはありませんでしたが、小さくうなずいてくれました。

 誰も引きこもりたくて、引きこもってはいない。
 心のささくれが治ったら、また歩き出して欲しい。
 引きこもり経験を話しても受け入れてもらえるような、地域づくり職場づくりが必要です。
 このスピード社会の中で、生き急ぎ、燃え尽きてしまうこともなく走り続けていることのほうが、人間性を麻痺させてしてしまうことになりはしないかと考えることがあります。
 
 料理は大成功!!
 お腹も心もいっぱいになりました。
 ありがとうございました。

 ちなみに私の得意料理は、牛肉のスライスをサッと焼いて、焼肉のたれを絡めて、それをご飯の上に乗せ、その上からマヨネーズを細くかけて出来上がりの“ひろき特製!牛丼”です。
 いかがですか?

 

  


雨にも負けず

2008年02月22日 16時24分06秒 | Weblog
 議会は休会ですが、愛みやざきは全員登庁しています。
 県民総力戦ならぬ愛みや総力戦で、代表質問と一般質問の準備に取り組んでいます。
 質問事項はもちろんのこと、文言の一字一字に至るまで4人で知恵と汗を搾り出しています。これは当然のことといえば当然なのですが、議員数の多い会派には、今まで築かれた知識と経験とテクニックがあります。我々は汗をかくしか術がなく、休会も返上で朝から執行部からのレクチャーを受けています。

 腹が空き、昼飯を買いに松田代表と議会棟を出ようとすると雨が降っていました。
 たまたま県庁前の楠並木通りでは、県北関係の物産展をやっていました。
 魚ずしでもないか一軒一軒のぞいていると
「こら~図師くん、こうて行かんね!この間、汗だくのときおしぼりを渡してやったやろ!」
と威勢の良い声が飛んできました。ふと顔を上げると、先日愛みやざきで延岡にて県政報告会をした時に、北浦から来ていただいていた方が海産物を販売されていました。
 県政報告の後、テーブルを回りながらお酌をしている時、私は汗だくでした。その時におしぼりを差し出してくれた女性でした。
「覚えちょってくれてありがとう!!昼飯を買いに来たとよ、魚ずしかなんかないと?」
「もう売り切れたが~、もっとはよこんね!これでも食べちょきない!」
とあぶりたてのメザシ(?)を口に放り込んでもらいました。

 悪天候にもかかわらずたくさんのお客さんが来られていました。
 メザシをくわえながら一通り見て回りましたが、結局魚ずしにはありつけず、近くの食堂に行きました。
 物産展からは離れつつも
「北浦の海産物はいかがですか~」
の声は、いつまでも雨にも負けず響いていました。



 

ボタン

2008年02月22日 00時55分24秒 | Weblog
 議会初日。
 32年ぶりに議長不信任案が提出されました。
 結果は賛成少数で否決されました。
 事の発端は、道路特定財源確保に関する緊急決議を巡るものではなく、そこに至までにボタンの掛け違いがあったからだと私は考えます。

 今までの議会決議は、全会派一致が原則でした。
 もし、各会派の意向が食い違う部分があれば、調整や修正をして足並みをそろえ議決し、関係省庁に提出していました。
 今回は、自民党が案を幹事長会で提出する際に、他会派の意向を再確認する暇を与えず、議会初日に採決したい旨を伝えました。
 他会派は一旦、会派に持ち帰って協議させてほしいとの申し入れをしましたが、以前にも道路特定財源に関しては同様の決議を2度している事を理由に自民党は、初日議決にこだわりました。
 
 ボタンがずれました。

 その後、議長が調整役となり各会派の意向を把握しようと、議会初日当日まで画策されました。我々愛みやざきは、その議長の動きを理解し、不信任案には反対を決めました。
 しかし、時すでに遅し・・・
 ある会派の硬く閉ざされた貝が開く事はありませんでした。

 議長不信任案とは、議員が議員に対して、会派が会派に対して刀を抜くようなものです。
 今回の刃は跳ね返されましたが、一度刃を向けられた者は常に身構え、刃を向けた者を二度と信用する事はないでしょう。
 今後の議論が、感情論になってしまうのではないか・・・とても心配です。

 プライドを持つ事。
 プライドを尊重する事。
 相手の事を思いやる事。
 大切な事です。

 波乱万丈を予感させる議会初日でした。
 
 
  

討論

2008年02月20日 17時36分00秒 | Weblog

 いよいよ明日から定例議会が始まります。
 すでに助走は始まっており、連日会派室にこもり、代表質問及び一般質問の準備をしています。
 まだ文字にできている部分は少ないのですが、今回の一般質問事項の中には政策提言としてはまだおぼろげなのですが、私が政治活動をしていく上での“夢”を形にしていくような内容を織り込むつもりです。
 お楽しみに!

 明日、先日も取り上げました“道路特定財源確保”に関して、自民党から緊急決議(案)が提出されることになりそうです。
 決議(案)の提出は、今まで全会派合意ということが原則であったようですが、今回は割れそうです。そのような場合、会派として案に対して賛成なのか反対なのか、討論という形式で意思表示することができます。

 愛みやざきとしては、高速道路網や公共交通が未整備の本県の状況から判断し、暫定税率維持及び道路特定財源確保はやむを得ないと考えています。
 しかし、県民一人当たりの平均所得が220万円という大変厳しい状況にあり、高騰しているガソリンや重油の価格を下げて欲しいとの多くの県民の声があるのも事実です。
 宮崎県議会としてこのような決議を行うことは必要ですが、ひっ迫している県民生活の声にもしっかりと耳を傾け、反対意見が言いにくくなる雰囲気をつくることは厳に慎まなければなりません。

 以上の内容を織り込み、明日愛みやざきは“道路特定財源の確保に関する緊急決議(案)”の賛成討論に立ちます。


 


山の上のコーラス隊 Ⅱ

2008年02月19日 12時08分45秒 | Weblog
 川南町に日向灘を一望できる山々があります。そこに点在する家の一軒に歌謡曲教室をされている方がいらっしゃいます。
 選挙の前にお伺していたのですが、久しぶりに先生はじめ生徒さんに挨拶をするため訪ねてみると
「どこの誰じゃったかねぇ~。」
とチクリ。
「嘘じゃが!はよこっち来んか!」
と皆さんの輪の中に。
 ご無沙汰の挨拶はそこそこに、先生から
「県政報告をせんね!」
と促していただき、さりげなく用意していた“ひろき通信”を取り出し、報告会開始。
 愛みやざきの生い立ちから一般質問、総括質疑で取り上げた内容そして議員定数削減の取り組みまで、皆さん熱心に聴いていただきました。
 先生からは
「これから一人暮らしの高齢者が激増してる。私にはそんな方々が安心して老後を送れるコミニティを創る計画があるから、図師くんは福祉が専門なんだから力を貸してくれよ!」
と私が力をいただきました。
 気が付けば話し始めて1時間が過ぎていました。

「私もボイストレーニング、ご一緒させてもらっていいでしょうか?」

「選挙前もしたけど、選挙になったらすぐに声をからしちょったがね~」
と生徒さんから・・・ワハハハハハハハ・・・

 腹式呼吸を意識しながら、大きな声を長時間出すと、体はほてり腰がだるくなり、めまいが・・・
 先生はもちろんですが、生徒さんたちの音域の広さにはびっくりです!
 約1時間のトレーニングが終わる頃には、すでに喉が・・・

「声の出し方を忘れんうちに、また来ないよ~」
と皆さんで温かく見送ってくれました。

 外に出ると、皆さんの温かい心の輪が月にも届いたのか、月の周りに白い輪っかがかかった夜空がありました。清々しい夜でした。



36 Ⅱ

2008年02月18日 18時54分38秒 | Weblog

 自民党案
 ・選挙区について会派内で現状維持、合区、中山間地に配分すべし等の意見が出て、合意に至らなかった。今後の市町村合併も視野に入れる必要があるとの理由で、示された議員定数は40もしくは39名。

 社民党案
 ・厳しい自治体の財政状況に鑑み、可能な限り1人区を合区して議員定数は39名とする。減員率は全国5位。1票の格差は1.40となる。

 愛みやざき案
 ・県が示す“市町村合併推進構想”をベースに、削減の痛みを分かち合うため各選挙区から1名ずつ減らし、議員定数36名とする。減員率は25%となり全国1位。県内市町村の減員と同レベルとなり各議会からの理解も得られる。1票の格差は1.37。

 公明党案
 ・選挙区を合区し9選挙区にする場合は、議員定数38名。選挙区を合区せず16選挙区にする場合には39名。

 民主党案
 ・議員定数40名をベースとし、プラスマイナス1名の幅を持たせ、その中から決める。

 それぞれの会派が案を提示し、いよいよ特別委員会での駆け引きが始まりました。
 多数決ならば、特別委員会の委員のうち過半数以上占める自民党案が圧倒的に有利になります。
 愛みやざきと社民党は、独自に資料を用意し提案に説得力を持たせる努力をしました。
 自民党委員から決を採ることの意見は出ることなく、程なく委員長のほうから
「総定数は各会派の意見の範囲で、幅を持たせて決定し、来年度に選挙区割りなどを協議する中で最終的に確定することとしたいと思いますが、ご異議ありませんか?」

「異議なし!」

「それでは当委員会の結論として総定数については、“40名以下にする”といたしますが、ご異議ありませんか?」

「異議なし!」

 定数の確定に至ることはできませんでしたが、愛みやざき案にも配慮してもらった結果を得られたと、一応の納得はできました。

 そして、ここからが始まりです。
 選挙区を合区するなかしないのか!どの選挙区から削減していくのか!の議論が始まります。
 議員の顔を見ながら削減する選挙区を決めていくのは、まさに血を流す改革です。
 我々議員は、知事に対しそして執行部に対し、改革を訴えていきます。そのためにもまず自らが改革を体で示す必要があります。
 どうか県民の皆様も、県議会が今、変わろうとしています。
 関心を持ち続けてください。
 そして共に活動をしていただき、新しい宮崎を創りましょう!
 そもための政策提言を、愛みやざきはどんどんやって行きます!!
 これからも応援してください!