奇跡への絆

図師ひろき

総務常任委員会県南地区調査6

2013年07月09日 23時02分47秒 | Weblog

 次に都城市高崎町笛水地区を訪問しました。

 ここは平成21年に県の“いきいき集落”に認定されています。

 笛水地区は、4つの自治公民館が合同で“活性化委員会”をつくり、公園などの草刈り受託や選挙看板設置・撤去作業受託、そして農作物の作付から販売までを手掛け、活動財源を確保しています。

     

 さらりと4つの公民館が一緒になって地域おこしをしている・・・と書きましたが、それぞれの地域事情を抱えつつの活動展開は並大抵の苦労ではなかったと思います。

 住民が力を合わせ、地域で子どもを育てるため花壇整備などの環境活動、笛水ウォークの開催、米作り体験の実施、そして茅葺き屋根の農産物直売所の建設など着々と事業を拡大されていきました。

 そして地域が一体となった活動は、行政を動かしていきます。

 子どもたちの減少を食い止め、学力を向上させるため、6年間要望していた小中一貫校「都城市立笛水小中学校」が開校したのです。

 何より、取り組む地域住民の笑顔が素晴らしい!

 “やりぬいて 礼をつくそう 笛水を誇ろう”をスローガンに、地域住民が子育てしやすい環境を作っていく姿勢に感動しました。

     

 笛水には鹿児島の“やねだん”と同じ空気があります。

 皆さんも、笛水の人たちとふれあって、深呼吸してみれば、自分の住む地域の風景が少し違って見えてくるかもしれません。

 笛水には“奇跡を待つより、手をつなごう”の実践がありました。