奇跡への絆

図師ひろき

分かれ道

2011年10月31日 23時01分25秒 | Weblog


 TPP交渉参加反対みやざき県民集会に参加してきました。

 集会は午前10時から宮崎中央公園で開催され、会場には県内各地から農林水産業、行政関係者だけではなく、商工会、建設業関係さらには看護連盟の方々が集結しました。

   

 一部マスコミでは来る11月12、13日のAPEC首脳会議において政府は、TPP(環太平洋連携協定)に参加の意向を表明する可能性が大きいとされ、例外なき関税撤廃がなされれば本県の農業だけでも1529億円、水産業で68億円、林業で2.5億円の損失が出ると試算されています。

 何度かこのブログでも取り上げてきましたが、このTPP交渉は単に物品の関税撤廃にとどまらず、金融、保険、医療などあらゆる分野に関する仕組みの変更につながり、“国のかたち”を一変させてしまう可能性があります。

 まず食料自給率が大幅に低下することは確実です。

 現在ですら39%ほどしかない食料自給率ですが、これが13%まで減少し、主食である米の生産量も90%減少するとされています。

 また海外からの輸入農作物の増大は、残留農薬、ポストハーベスト(収穫後使用農薬)、遺伝子組み換え食品の規制が緩むことにも繋がりかねなく、日本が築き上げてきた安心・安全な農作物管理が吹き飛んでしまうことになりかねません。

 そして私が心配することの1つに、日本の食糧輸入が拡大することにより、アジア全体の穀物需要バランスが崩れてしまい、日本以外の国々で穀物価格が高騰し、結果アジアで飢餓に苦しむ人が増えるということです。

 日本がTPPに参加した場合、アジアだけでも2.7億人もの飢餓人口が増えるという試算があります。

 実に日本の2倍以上の人々が苦しむことになる・・・そこまでして我々はこれ以上の物質的豊かさを追い求めるべきなのでしょうか?

      

 国においても、推進派反対派が拮抗しており、政党を割ってでもTPP参加阻止をする動きもあるようです。

 世界情勢の不安定や地球規模での災害、そして爆発的に増加する人口などのことを考えれば、まずは民主党がマニフェストに掲げた食料自給率50%を実現し、地方でも安心して暮らせる環境整備に重きを置くことが先決だと考えます。

 確かに景気の低迷が長期化しており、産業界としてはTPPに突破口を求めているのかもしれませんが、我々の暮らしにこれ以上の物質的豊かさは必要かどうなのか・・・所得水準を高くすることだけが人として幸せなのか・・・国民一人ひとりが真剣に考えなければいけない分かれ道に来ていると思います。







 

 


生徒の願い、宮崎の課題

2011年10月30日 23時29分16秒 | Weblog


 公務の合間を縫って、年間に10時間ほど准看護学校の講師をさせていただいています。

 私は、精神保健福祉士と中学・高校の教員資格を取得しており、看護学校では精神看護における“心の構造”“人格の発達と発達課題”“精神保健医療の歴史”“精神看護の課題と展望”などを教えています。

 一応、教科書は押さえていきますが、一番最初の授業の時に

 「この教科書の中には、現場の息づかいなんかない!みんなには私が培ったリアルな現場を伝えるから、頭ではなく心で感じて欲しい!みんなの精神科医療や精神障がい者への心のバリアを打ち崩すのが私の役割です!」

 と語りかけるようにしています。

 ある時、授業と授業の間の休み時間に、数人の生徒が駆け寄ってきて

 「相談があるんですが、いいですか?」

 私はてっきり授業内容に関することかと思い、おもむろに先ほどまで教えていたところを開こうとしましたが

 「実は進学を考えているのですが、県内で准看から進学できる高看(高等看護学校)は夜間しかなくて、昼間通える学校に行こうと思えば、県外に行かなくちゃならないんです。なんとか県内に昼間の高看を創ってください!」

 切実な面々がいました・・・

 それもそのはずです・・・私を取り囲んだのは、30代前後の学生で、家庭を持ち、子育てをしながら学校に通う人たちでした。

 昼間であれば子どもをあずけて学校に通うこともできますが、地域によっては夜間保育サービスがないところも多く、やむなく進学を諦め、准看護師のまま就職するか、中には子どもと伴に県外に転居して正看の資格を取る者もいるとのことでした。

 「よし!分かった!任せとけ!」

 と無責任な返事は控え

 「県内には同じような境遇の人も多いやろうから、実態を調べて県に掛け合ってみるから!」

 「お願いします!正看とってから県内の病院に就職したいんです!」

 早速、職員室に戻り、指導教官に県内の状況をうかがってみると・・・現在県内では年間300名あまりの准看護学生が養成されていて、そのうち県内の夜間高等看護学校に進学するのは約150名程度で、あとの学生はそのまま就職するか、県外の学校に進学しているとのこと・・・

 以前は県内にも昼間通える学校があったようですが、県立看護大学ができたあたりから夜間のみとなっているようです。

 准看護師も現場に出てから10年経過すれば、通信教育で正看の資格が取れるようですが、養育・教育費がかかるときに少しでもいい条件で働きたいと考えるのは当然のことです。

 これから団塊の世代が高齢者の仲間入りをしていくにつれ、看護師・介護福祉士は慢性的に不足してきます。

 都市部の医療機関が好条件で募集をかければ、今まで以上に地方からの看護師・介護福祉士の流出が加速し、本県も深刻な人材不足に陥ることは明らかです。

 生徒からの相談を、今後の活動課題としてしっかり取り組んでいきます!

 

 

 


地道な努力に光を

2011年10月29日 23時01分54秒 | Weblog


 川南町にある“グリーンハート”さんを訪ねてきました。

 ここは知的障がい者の方々の就労を支援する施設で、今までにも何度かお邪魔して元気をもらっています。

 今回も玄関でのあいさつもそこそこに

 「こちらにどうぞ!」

 と、応接間ではない、調理室の隣の部屋に通されました。

 するとそこはちょっとした喫茶店みたいにテーブルとイスが並べられており、テーブルの上にはメニューまで・・・

 エスコートされるままに席に着き、あっけにとられていると・・・

 「こちらのメニューから、お好きなものをお選びください。」

 と、可愛いエプロン姿の店員さんが、注文を取りに来ました。

 「今日は財布を持ってきてないから・・・」

 と、まごまごしていると

 「お好きなものをお選びください。どうぞ!」

 “どうぞと言われても・・・”

 ここで助け舟が来ました。

 「ごめんね、なんのことか分からんかったでしょ。実は今度、障がい者の接客技術を競う大会があって、今練習中なんですよ。だから飲み物とクッキーはサービスしますから遠慮なく注文してください。」

 スタッフの方が促してくれました。

 「そしたら、コーヒーをください!」

 「かしこまりました。少々お・・・待ちください。」

 丁寧な言葉とお辞儀は、緊張が伝わってくるほど初々しいものでした。

 出されたコーヒーとクッキーが格別であったことは言うまでもありません。

    

 まだまだ障がい者の就労できる環境は整っていません・・・宮崎県は障がい者の雇用率は全国平均を上回ってはいますが、低調な国内の障がい者雇用状況と比較したところでどれほどの意味があるでしょう。

 ようやく障がい者自立支援法の抜本的見直しが行われることになり、今までのような障がい者の自立を阻害するような環境改善が図られることとなりました。

 いまだ具体的な内容は見通せない状況ではありますが、現場では光が差し込むことを信じて、当事者も家族も、そしてスタッフの方々も地道な努力を続けられています。

 国を待つばかりではなく、県としてできることをしっかり訴えていきます!

 


雑感193

2011年10月28日 23時42分46秒 | Weblog


 急に秋らしくなってきましたね・・・

 私はどちらかというと寒いほうが好きなので、これからの季節は今までより快適に過ごせます。

 大学で仙台に行くまでは、断然夏男だったのですが、あちらで4年過ごすうちに体が順応したのか、宮崎の夏がいかに過酷だったのかが改めて認識できたからなのか、宮崎の寒さはさほど苦にはならなくなりました。

 それでも防寒は心掛けないと、なんとかは風邪ひかいという訳にもいかず、ズルズルゴホゴホし始めますので、これからはパッチも着ますし、街頭あいさつの時にはホッカイロも必需品となります。

 そして今の時期、夏物のスーツから秋冬兼用のスーツに衣替えするものの、外出時はそれだけでは寒そうに見えるので、もう一枚上から羽織るものがあるといいのですが、ロングコートは宮崎ではあまり着ている人は見かけないし、ダウンジャケットではスーツがはみ出してしまうし、温かさでいえば消防団員に支給されているジャンパーが最高なんですが、ちょっとスーツに消防ジャンパーは・・・

 ということで、ハーフコートを買いに行きました。

 イオンショッピングモールの専門店街をいくつか見て回りましたが、なかなか適当なものがつかりませんでした・・・今年の冬は薄手のダウンジャケットが流行なのか、いくつかの店舗に置いてありましたが、ジーパンには合いそうだけどスーツには・・・スーツにも合いそうだなぁと思えば、値段が・・・

 結局、専門店街を通り過ぎて、イオンブランドの紳士服売り場で探すことにしました。

 すると目に飛び込んできたのは、「2000円OFF」「30%OFF」「50%OFF」の広告ポップでした。

 “ラッキー!もう冬物バーゲンやってる!”

 わくわくハーフコートコーナーに行ってみると・・・通常価格のみの表示が・・・

 “そりゃそうだよね・・・今が一番売れる時期だわな・・・”

 それでも専門店街のコートと比べると半分から3分の1ほどの価格で、たいへんリーズナブルだったので、シンプルな黒を購入しました。

 今までは、スーツの下に薄手のセーターやフリースを着込み通勤していましたが、どうしてもモコモコしてしまい、上着を小脇に抱えがちでした・・・これからは県外出張も続きますので、新しい冬のアイテムとともに、さっそうと飛び回ってきます。

 



 
 

 


雑感192

2011年10月27日 23時41分14秒 | Weblog


 今年のプロ野球ドラフト会議でも、ドラマがありましたね。

 巨人が単独指名を狙っていた東海大・菅野智之投手(22)に、日本ハムも名乗りを上げ、原辰徳監督から奪う取った形になったことは巨人ファンなら誰しも歯ぎしりをしたのではないでしょうか・・・

 原監督のおいという血縁関係もあって単独指名が濃厚とみられていただけに、意外という言葉以上の悔しさが残ります。

 原監督自身も

 「くじを引く状況にはならないと信じていた。どう表現していいか分からないが、言えることは非常に残念だということです」

 旨のコメントをを絞り出し、落胆が体中からにじみ出ていました・・・

 昨年、沢村投手を単独指名できたことは、球団あげて早期からラブコールをし続け、当人もそれに答える姿勢を貫き通し、相思相愛のドラフトであったこともあり、菅野投手に関しても、異例といえるほどの早さでラブコールを送り、菅野投手も里帰りをするかのごとく受け入れ、他球団もそれを見守るかに見えた矢先の引っこ抜きで、日本ハムの作戦勝ちとしか言いようのない展開に脱帽・・・というか天晴・・・というかやっぱり歯ぎしりです・・・

 気を取り直して・・・その日本ハムの指名選手の中に、異色選手を見つけました!

 7位に指名された“大嶋 匠”選手です。

 身長180cm、そして体重95㎏・・・丸々としたドカベンのような選手であることが想像できます。

 ポジションも捕手!

 まさに漫画のキャラクターそのままのスタイルで、豪快にコロコロと動き回るスタイルがファンの注目を集めそうな予感がします。

 私が注目したのは、大嶋選手の経歴です!

 硬式野球の選手ではなく、なんとソフトボールの選手なんです。

 似ているスポーツとはいえ、野球とソフトボールでは、塁間もピッチャーの投球フォームも、何よりボールの大きさが全然違います・・・

 しかし間違いなくドラフト会議で指名された選手で、単なる話題性で指名されたはずはなく、優秀なスカウト陣が全国各地を回って見定めた逸材には違いありません。

 巨人の菅野投手は見ることができなくなりますが、日本ハムの大嶋捕手の活躍には少なからず期待をしていきたいと思います。

 

 

 


県大会に風!

2011年10月26日 23時15分38秒 | Weblog


 第45回宮日早起き野球大会県大会に出場してきました。

    

 すっきりとしない天気でしたが、2年連続で高鍋地区代表の県大会でチームみんな気分は晴れ晴れ!

 開会式では堂々とした入場行進をしました。

  
  

 そんな中、行進をする他のチームを鋭くにらみ、分析をする我らがリーダー! 

  

 一回戦は、宮崎市代表“住吉クラブ”との戦い・・・強敵・・・

  

 「どうせ、俺どんが勝つなんて誰も考えちょらんちゃかい、思い存分暴れ回っちゃろや!!」

 「おっっっっっっ!!!!!!!!」

 気合いの入った掛け声で、いち早く整列したのは我らがROOKIESでした。

 おおかたの予想を覆し、試合は大接戦!息詰まる投手戦となりました!

 そして試合は規定回数では決着がつかず、判定戦にもつれ込みました・・・

 判定戦は、1アウト満塁という場面から始まります。

 先行の相手チームは、しぶとく1点をあげ、いよいよ私たちは追い込まれました。

 後攻の先頭バッターは、試合でタームリーを打っている田中選手!

 “打ったー!!!”

 当たりは良かったものの、セカンド正面でランナー突っ込めず・・・2アウト・・・

 次のバッター久我選手!

 “打ち上げた・・・”
 
 ショート後方への平凡なフライ・・・誰もが万事休すと思ったその瞬間・・・ショートが・・・落球!

 
 2アウトということで、2塁ランナーまで一挙生還!!サヨナラ勝ち!!!

 まさに鳥肌が立つ瞬間とはあのことで、ベンチからみんな一斉に飛び出し、手荒い祝福をしました。

    

 同日に行われた2回戦は日向市代表の“建総”!ここはさらに強敵・・・

 ここでも下馬評を大きく覆す大接戦!!

 エース長友投手の孤軍奮闘で、1点を争う好ゲームに!

 しかし先制するも、2試合連投のエースは終盤タームリーをゆるし、逆転負けを喫してしまいました・・・

 しかししかし、力の差は全くないことを実感し、来年へ再び熱い闘志を刻み込んだ県大会となりました。

 個人的には2回戦の後半に守備につかせてもらいましたが、情けない守備を連発してしまったので、これからのオフシーズンにできる限り時間を創り、トレーニングを積み、いつ出されてもそつなくプレーしたいと強く思いました。

 来シーズンは、今シーズンより必ず活躍する選手になります!


 


復興に繋がる一助

2011年10月25日 23時45分02秒 | Weblog
 今日まででした。

 もっと早くブログで取り上げておけばよかったと、少し後悔しています…

 “口蹄疫復興宝くじ”

 お買い求めいただいたでしょうか?

 県からの提案で、国を突き動かし実現した復興宝くじです。

 タイミングとしては東日本大震災の復興宝くじの後発となったために、影が薄くなった感は否めませんが、一人でも多くの方にご購入していただきたい…いや購入していただきたかった…ですね。

 先週は県外出張が続き、東京~仙台、そして大阪~奈良~名古屋と飛び回りました。

 当たり前のことですが新橋の駅前でも、奈良の商店街でも口蹄疫復興宝くじが販売されており、その販売所から

 「家畜に大きな被害を及ぼした口蹄疫からの復興に繋がる宝くじです。ご協力お願いします!」

 という旨のアナウンスが繰り返し流されており、なんだか全国で宮崎を応援してくれている感じがして嬉しくなって、行く先行く先で購入してきました。

 購入して気付いたのですが、通常の宝くじは1枚300円ですが、復興くじは200円でした。

 今まで宝くじを購入することはあまりなく、もちろんくじ運もないため、払い戻しは300円続きでした…

 今回の復興くじも当たるとはさらさら思っていませんが、何だかいつもの宝くじよりは心がネガティブになっていない自分がいます。

 各自治体に振り分けられる復興くじの益金は、販売数により額が違ってくるようです…果たして今日締め切られたくじの総数はいかほどだったのか…

 宮崎復興にはまだまだ具体的政策が必要です…しかし財源には限りがあります…

 復興くじに過分な期待を寄せることはできませんが、宮崎に差す光りが少しでも大きくなるような気持ちがあつまったものと信じて止みません。

太陽の国から

2011年10月24日 23時35分01秒 | Weblog


 福祉関連団体が立ち上げられた「太陽の国ボランティア会」の報告会・壮行会に参加させていただきました。

 この太陽の国ボランティア会の方々は、先の東日本大震災の際、いち早く支援物資を陸送されるとともに、宮崎の農産品もありったけ積み込んで現地で炊き出しをされて来られました。








     

 その支援活動を一過性のもので終わらせるのではなく、今後5年、いや10年、それ以上続くであろう東日本復興を継続的に支えていこうと立ち上がったのが「太陽の国ボランティア会」です。

 活動の目的と方向性として、総花的な支援ではなく、今回支援に行かれた南三陸町を復興のスポットとして位置づけ、“人間的な温かい支援”“勇気と希望”が持てる復興支援をするとされています。

 また復興の一部に係わるうえで、ボランティアに携わる人たちが“実感が持てる支援”ができることにも重きが置かれ、義援金を募る活動に留まらず、ともにボランティアの最前線で動く活動家も募られておられ、今後現地と連携をとりながら、人材派遣のコーディネートもされていくことが発表されました。

 現地の状況とこれから私たちに何ができるのかを熱く説かれている押川隊長です。

  

 さっそく私も、会員登録させていただきました。

 そして合わせて今回川南町から復興支援に行かれる中竹さんの壮行会も行われました。

  

 3ヶ月間の長期滞在になるとのことで、心身ともにスタミナが要求されることになります。

 中竹さんとガッシリと握手をしながら

 「私も一緒に行きたい気持ちは山々ですが、今は叶いません・・・大きく成長された3ヵ月後の報告会を楽しみにしています!」

 精一杯のエールを送らせていただきました。

 宮崎から元気を贈ることを続けていきましょう!

 手の届くところにできることはきっとあるはずです!


雑感191

2011年10月23日 23時16分14秒 | Weblog

 姪っ子からお土産をもらいました。

 ちょこちょこと私の後を付いて回っていたおちびちゃんが、もう6年生になり、修学旅行のお土産を買ってきてくれたのです。

 修学旅行前にお小遣もやってないのに…

 もしお小遣を渡していたとしても

 「お土産は買ってこなくていいから、自分が好きなことに使いなさい!」

 と言ってあげたと思いますが、それでも姪っ子はほくほくとお土産を買ってきてくれていたでしょう。

 私も小学校の修学旅行の時、お袋から

 「友達といっぱい思い出を作ってきなさい!」

 とお小遣をもらいましたが、自分のものではなく、両親のお土産を探すのに一生懸命になっていたことを思い出します…

 残念ながら親父には何を買ってきたか忘れてしまいましたが、お袋には陶器でできた小さな人形を買ってきたことを覚えています。

 それが今でもお袋の洋服タンスの片隅に飾られているからです。

 木城小学校の修学旅行は、今も30年前も鹿児島です。

 私たちの時は、桜島からフェリーで鹿児島市内に渡り、池田湖~長崎鼻パーキングガーデンを周遊した記憶があります。

 池田湖のイッシィーには遭遇できませんでしたが、巨大鰻と巨大鯉にビックリして、長崎鼻パーキングガーデンではオランウータンのショーを鮮明に覚えています。

 オランウータンが舌の上にボールを乗せ、ハンカチが顔の前に広げられた瞬間に口の中に入れ、ハンカチは外されたときには、ボールがなくなっている!

 いま思えば、わかりやすい芸ですが、あの時はキラッキラの笑顔いっぱいでした…

 来年は、甥っ子の修学旅行です…そしてまた姪っ子の修学旅行が3年後に…

 今度は、お小遣を渡しながら

 「友達との思い出を、いっぱい作っておいで!」

 と言ってあげたいと思います…ほくほくのお土産を期待しながら…

続・青春

2011年10月22日 23時31分04秒 | Weblog


 熱かった夏から、早2ヶ月が過ぎました・・・

 今年の夏は青春を取り戻したような夏でした・・・

 

    

 高鍋高校OB祭を担当する歳となり、久しぶりに顔をあわせる者を日頃はバカばっかり言って杯を傾ける仲間も一心不乱で、OB祭を成功させることに汗と涙を流しました。

 10ヶ月前から準備に取り掛かり、2日間にわたるOB祭には480名あまりの同級生のうち160名以上がスタッフとして力を合わせ、仕事などの都合で帰省できなかった仲間も、関東から、名古屋から、関西から、そして福岡からも力を送ってくれていました。

 口蹄疫被害の爪あとが残る中でもOB祭開催を疑問視する声もありましたが

 「被害を受けた宮崎から元気を発信して、東北の皆さんに届けよう!」

 の掛け声にみんなの心は一つになりました。

 そしてたくさんのOBの方々、そして予想をはるかに上回るスポンサー協力をしていただいた方々のおかげで事業は大成功!

 OB祭当日の木之下実行委員長の男泣きに・・・

 “青春だなぁ、40過ぎてこんな涙を流せるなんて幸せだなぁ”

 ともらい泣きを堪えた仲間がたくさんいました。

 「東北に元気を!」

 そのために地道な募金活動も行いました。
 
  

 その甲斐あって、20万円を超える気持ちが寄せられ、この度日本赤十字協会宮崎県支部を通じて、東日本大震災の被災者の方々に義援金を贈らせていただきました。

  

 宮崎県からは、これまでに日赤を通じて約5億8000万円の義援金が贈られ、全国では3000億円ほどの善意が届けられているようです。

 夏は過ぎ、OB祭は輝く思い出になりましたが、同級生の絆は今も脈々を鼓動を打ち続けています。

 これからも東北のため、宮崎のため、そして地元児湯を元気にするためいつまでも青春を謳歌し、できることを考え、動き続けたいと思います。