岡田ジャパン、負けてしまいましたね・・・
ライブ中継にかぶりつきながら応援しました。
本田選手の左足から繰り出されたスライスシュート・・・惜しかった・・・
パラグアイから攻め込まれる場面が多かったのですが、ディフェンス陣の組織的かつ個々の身体を張ったプレーで見事、無失点に抑えてくれました。
長友選手も、圧倒的な体力差を物ともせず堂々と身体を入れ、時には果敢に攻め、その切れの良さは群を抜いていました。
最も印象に残ったシーンは、延長戦に入る前に、日本が円陣を組んだシーンです。
レギュラー選手だけではなく、控えの選手もスタッフも一緒になり、幾重にも円陣が組まれ、団結を示してくれました。
“ここまで来るには、誰一人欠けてもたどり着けなかった・・・ありがとう・・・”
“ここから先も、心を一つに進もう!”
円陣内の音声は届くことはありませんでしたが、心が伝わる光景でした。
たまたまかもしれませんが、その直後にパラグアイ陣営が映されたとき、選手はおのおのストレッチ体操をしていました。
それでもゴールは遠かった・・・
試合後、岡田監督は
「私たちも頑張った!宮崎も頑張れ!」
とは言ってくれませんでしたが・・・
「私の力不足のせいで選手たちに悔しい思いをさせてしまいました・・・」
と責任を背負い、選手たちをかばい、そして称えました。
十分です!
選手の頑張り、控え選手やスタッフのサポートと団結、そして岡田監督の貫く姿勢と思いやり・・・
どれをとっても活力そのものです。
口蹄疫との闘いはまだまだ続きますが、まだまだ頑張れます!
県は、家畜の移動制限及び搬出制限解除想定スケジュールを示し、経営再開に向けて具体的内容を構築しつつあります。
その内容が生産者の安心して受け入れられるよう、今後もしっかりパイプ役を果たしていきます。
私が歩くと“カラカラ”と軽快な音がついてきます。
口蹄疫支援バッチがカバンに揺れています。
バッチを取り囲むのは、都農神社のお守り、四つ葉のクローバーとなぜかミッキーのストラップです。
バッチは3個セットで購入し、あとは家族のバックと一緒の歩いています。
今、所属しているライオンズクラブでは、消毒ポイントボランティアや被災地に義援金による援助をさせていただきましたが、それ以外にも全国のライオンズ組織に呼びかけ、1000万円を目標に義援金を募っています。
一人一人の取り組みは小さくとも、繋がりが広がれば大きな力になります!
先日、県外の親戚から
「・・・近所のローソンで、高鍋農業高校開発商品の“ラクミメロンパン”が売ってあったよ!即、購入!!」
と連絡がありました。
木城町にはローソンがないのでと軽く言い訳をしつつ・・・恥ずかしながら私はまだ購入していないので、近く必ず買いに行きます。
また新富町の子どもたちがおやごさんと一緒になって、千羽鶴を折り、役場に届けたとの知らせがメールで送られてきました。
子どもたちは口蹄疫の実態を理解することは難しいことかもしれませんが、鶴を折りながらお父さんお母さんと畜産農家の辛さや悲しみについて語ることは尊いことであり、子どもたちの心には少なからず“絆”の意識が育つことになったと思います。
また、宮崎県出身の今井美樹さんとコブクロの小渕さんが“太陽のメロディー”という歌を歌っているというコメントもいただきました。
木城町にはCDショップがないのでと軽くいい訳をしつつ・・・恥ずかしながら私はまだ聴いたことがないので、今度必ずチェックします。
勇気と元気が沸いてくる歌なんでしょうね!
今後、口蹄疫が沈静化の方向に向かえば、マスコミの取り上げる機会も減り、口蹄疫が身近ではなくなるかもしれません・・・しかしこれからなんです!
復興のため、力を合わせていかなければならないのは、これからです。
これからもできること続けて、意識を切らすことなく、宮崎を盛り上げていきましょう!
疑似患畜の埋却が終了し、ワクチン接種分についても目途が立ってきました。
しかしまだ気を緩めることはできません。
埋却現場で従事している仲間たちから声が届きます・・・
「ワクチン接種した農場でも口蹄疫様の症状が出ている牛がいる・・・埋却のペースは上がっているものの、感染が完全に止まっているとも言い切れない・・・」
また
「家畜の埋却後に行われる糞尿の処理にも、人員確保が必要だ・・・ワクチン接種分の埋却が終わったら、新たな用地確保と人員増強を図って一気に片付けなくてはいけない!」
そして
「県から農場ごとに30人くらい派遣してもらっているが、テキパキ動くのはせいぜい5人くらい・・・牛も触れんような人間をよこすな!」
現場は悲しみ怒り、そして疲労感が満ちています。
そのやり場のない気持ち、行き場のない感情を抑えるためにも、復興という光が必要です。
また一次産業全体や関連産業、そして商工業への支援、被災地域への復興対策も強力に進めていく必要があります。
そのために県は「口蹄疫復興対策本部」を立ち上げ、総合的支援組織を編成することとしました。
具体的には、総括班、畜産再生班、環境対策班、経済雇用対策班、地域振興班、キャンペーン班の6班体制とし、関係各課から約30名の職員を集めて組織します。
総括班では、復興計画の策定や国への提案の取りまとめなどを行います。
畜産再生班は、今後の畜産再生方針の取りまとめなどを行います。
環境対策班は、当面の環境影響調査や環境対策方針の取りまとめなどを行います。
経済雇用対策班は、県内経済・雇用対策の取りまとめなどを行います。
地域振興班は、地域振興方針の取りまとめなどを行います。
キャンペーン班は、「がんばろう宮崎」キャンペーンの取りまとめやイメージアップ対策、ブランド回復対策などを行います。
私も各班と連携して、地域の実情や経済振興策、そして宮崎復興のため行政現場でおもいっきり働いていきます!
県産品の販路拡大のため上海市場調査を行った際、関係者から聞かれた声として
「中国経済が継続的に発展していくのか、日本のバブル期後のように急速に減速してしまうのかは、上海万博の成果がバロメーターとなる。」
上海万博が開幕して以降、目標としていた入場者数を下回っているようです。
184日間の開催期間中に7000万人の入場者を見込んでいるようですが、単純計算で1日あたり約38万人の入場が必要であるのに対し、今のところその予想を下回っているようです。
個人的には見学に行きたいとも思いますが、今はとてもそんな状況ではありませんし、果たしてどの国の、どんな内容を見てみたいかと言うと・・・これといって思い浮かびません。
たしか私が生まれた頃に、大阪万博が開催され、世界各国の最先端技術が披露されたと記憶しています。
あれから40年・・・人類は技術革新にともない、便利で豊かな生活を獲得してきました。
今後もその進歩は留まることなく、我々の生活はますます快適になっていくことでしょう。
しかし、今までの40年とこれからの40年では、今までほどの技術躍進は、果たして人類の幸せのために必要なのだろうかとも考えます。
と言うよりこれ以上の便利で豊かさを得る技術よりも、その豊かさを獲得していく過程で失ってきたものを取り戻すことも大切だと思うからです。
インターネットが一般化していくつれ、人は孤独になっているような気がします・・・
上海万博の低迷は、“技術よりも・・・”“便利さよりも・・・”“何が大切なのか・・・”を再確認する機会になるかもなぁと思うこのごろです。
2ヶ月が過ぎ、心が心配です・・・
生産者の方々も現場で作業されている方々も、いまだ肉体的、精神的極限状態の中にあられ、ストレスは蓄積され続けています。
阪神・淡路大震災の後、PTSDという言葉がマスコミで大きく取り上げられて一般的になりましたが、大切な家族を失った悲しみや怒り、絶望感により、夜中に突然目が覚めて喪失感に駆られたり、気がつけば頬を涙がつたっていたり・・・PTSD(心的外傷後ストレス障がい)は、長く続くストレス状態によって引き起こされる心身の病的反応です。
またその出来事の再体験(そのことをありありと思い出すフラッシュバック や苦痛を伴う悪夢)が特徴的です。
県としては“こころと身体の健康支援チーム”を設置し、聞き取り調査などを行っていますが、防疫の観点から大がかりな戸別訪問ができていないのも事実です。
電話で心配事を相談されたり、不安な気持ちを吐露される方の数も、被災者数や延べ作業従事者数から勘案しても、ごく少数です。
日本人は精神的に弱い部分をさらけ出すことが下手です。
カウンセリングを受けることに対しても極端に抵抗を示す方も少なくありません。
弱いままでいい・・・
上手く付き合っていけばいい・・・
欧米では、身体のかかりつけ医を持つことと同じくらいに、心のかかりつけ医(マイカウンセラー)を持つことは、一般化していて、平素から定期的に、まるで歯石をとってもらうかのように、心に溜まったストレスを落とし生活のバランスをとります。
私は怖いのです。
阪神・淡路大震災のときも、復興支援が一段落して、補償内容が示され、仮設住宅での生活が始まってから自殺者が出始めました。
心の傷は、物や金では埋められないのです・・・
その傷を癒すには、気持ちを言葉にするときの話し相手であったり、作業を労ってくれる仲間であったり、いつも誰かと繋がっているという安心感が必要です。
皆さんの周りには、途方にくれ孤立している生産者や高齢世帯はいませんか?
作業に疲れ果て、心を亡くしそうな仲間はいませんか?
今一度、声を掛け合いましょう!
“絆”を確かめ合いましょう!
サッカーのワールドカップに勇気をもらっています。
深夜のデンマークとの試合も、テレビ観戦しました。
デンマークは、福祉制度の研修で訪れ、私の生き方を決定付けてくれた国でもあるので、どちらを応援しようか・・・迷うことなく日本の勝利を願いました。
世界ランキング的にはデンマークの方が上位で、日本は引き分けでも一次予選通過ということもあり、守りに重点を置いた戦いになるのかと思いきや、前半から攻める!攻める!
本田選手のフリーキックで先取点!
やはり、持ってますね!!
驚いたのは、遠藤選手のフリーキック・・・
確か・・・本田選手がボールをセットして、蹴る体制にはいろうとしている時に遠藤選手の見事な右足でのシュート!
思わずアッと声が出て、次の瞬間、感動していました。
デンマークは、勝つことが予選通過の条件でしたので、後半は怒涛の攻め・・・組織的なディフェンスと強い当たりで守る日本・・・サッカーは素人の私ですが、選手の集中力に引き込まれ、のめり込み応援していました。
結果はご存知の通りの快勝!
見事、予選リーグ突破!
どのマスコミも、選手の活躍と岡田監督の采配を絶賛しました。
ワールドカップ前の試合で結果が出せず、マスコミの酷評が浴びせられていた岡田監督・・・
よく耐えられましたね・・・
淡々と勝因を語られる監督の姿に敬意を表すると共に、言葉ではなく結果で世間を歓喜させることの素晴らしさを教えていただいた思いです。
でもその岡田監督に注文があります。
試合後のコメントで
「遅い時間にもかかわらず、日本からの応援が力になりました・・・」
と日本のファンへ感謝の気持ちを述べられていましたが、そのあとにもう一言だけ言って欲しい言葉が・・・
“宮崎の皆さんも頑張ってください”
と・・・
その言葉を待ったのは私だけ・・・かな・・・
岡田ジャパン、頑張れ!頑張ってください!頑張ってくれ!!
皆さんの勇姿が、明日への力になります!
生命保険会社の方とお話しする機会がありました。
「西都、児湯で保険を解約される方が続出しています・・・」
「保険料の払い込む猶予やプラン見直しによる減額をお勧めしても、解約返戻金を生活費にせざをを得ない・・・と言われるとお手伝いする術がありません・・・」
「でも特にご高齢な方は、一旦解約してしまうと再契約の条件は格段に厳しくなります・・・」
「商工業向けの融資制度じゃダメなんです!借金を背負わせることでさらに追い込むことになるだけです!」
契約されている方々の生活を真剣に守られているその方の言葉は、仕事を越えた感情に満ちていました。
県としても心身もストレスを軽減してもらうために相談窓口を設置するととに、経営及び雇用関係についてもつなぎ資金や借り換えなどの相談に迅速に対応しています。
しかし畜産農家以外には、直接的な生活支援策はいまだに打ち出せていないことも事実です。
義援金の支給対象を拡大してはどうか・・・生活保護に準ずる生活支援基金制度の創設などは検討しているものの、法整備や財源確保の問題がクリアできず具体的方向性を示すに至っていません。
畜産農家以外にも無収入や減収を余儀なくされている方々もかなりの数いらっしゃいます。
このままでは県はもちろんのこと市町村まで来年度の予算編成に大きな影響がでることは必至です。
先日も取り上げましたが、プレミア商品券の発行や地域を限定した内需拡大に効果が期待できる地域通貨の発行、また雇用創出のための公共事業の創設、特に高速道路建設の前倒しなど景気浮揚策に繋がるあらゆる方策について国・県・市町村レベル、そして個人レベルに至るまで同時進行的に着手していく必要があります。
まだ油断はなりませんが、厳格な防疫体制が実を結ぼうとしている今こそ、明るい宮崎を取り戻すための攻めに転じる時でもあります。
県としてできることに最善を尽くします!
先日、すっかり出不精になっている親父を引っ張り出すために、父の日にかこつけて久しぶりに家族で外食をしてきました。
私が物心つく前から、仕事、仕事、仕事で、日本の高度成長期を支えた団塊の世代を絵に描いたような生き様で、バブル期には町工場を経営するまで頑張りぬきました。
口には出しませんでしたが、いつかは私に工場を手伝わせることも考えていたらしく、私が大学時代の夏休みなどには関東、関西の営業に同行させられていました。
しかし、家族との時間を削りながら働き続ける親父に背を向けるように、私は福祉の道を進みました・・・
そしてバブルがはじけ工場も閉めることとなり、それ以来親父は別人のように引きこもった生活をするようになりました。
お袋が調理師といこともあり、親父の口癖というか、言い訳というか・・・
「家で食べるご飯が一番美味しっちゃかい、外食なんかせんでいい!」
で、ここ何年かは食事のために外出することはありませんでした。
「今は、生産者のためにも、飲食店のためにも牛肉、豚肉を食べに行こうや!!」
お袋に根回ししておき、多数決で決定!
焼肉店に着くまでは、どれくらいお客さんが入っているのか心配でしたが、驚くほど駐車場が混んでいて、受付でどれくらい待つか聞いてみると
「30分くらいですかね・・・」
親父に話すと、すぐ
「もう帰っど!」
が始まるので
「すぐげな!」
と、とりあえず待合所に座らせることはできました。
親父のタバコがなくなりかけたその時・・・
「図師さま~」
あとはとにかくたらふく食べました。
ジョッキ1杯で顔を真っ赤にしながら親父・・・
「やっぱ、やぅぇ~ね~」
満足そうでした。
少し親孝行をさせてもらって、私も幸せな気持ちになりました。
そしてあらためて防疫体制、生活支援策、経済刺激策を拡充させるための働く力を充てんすることができました。
ますます頑張ります!
先日、宮崎日日新聞に取り上げられていた酪農家の重永さんは、私が町議会議員をしている時の先輩でした。
重永さんは、実直を絵に描いたような方で、裏表のないその言動にいつも感心させられていました。
「図師くんよ、俺は嫌われてんいいかい、町民に必要やと思ったことはポスッと言うかいね!」
「議員はね、町民を一緒になって汗をかいてなんぼど!理屈ばっかりで体が動かんはダメど!」
と気持ちのいい先輩でした。
農業政策に関しては、他の議員の追従を許さず、一般質問は執行部が答弁ができないほど、実践と知識に裏づけされた議論展開をされる姿はいまでもしっかり覚えています。
私が副議長の指名を受けたときも
「心配すんな、俺どんが支えちゃるかい、自信持ってやってこい!」
ドンと背中を押してくれたのも重永さんでした。
よく家にもお邪魔して、奥様も一緒に語り合わせていただきました。
そして町議を2期でスパッと辞め、現場に戻られ、家族と規模拡大に取り組まれているさ中の口蹄疫発生でした・・・
新聞には、重永さんが噴霧器で牛に木酢液を吹きかける横顔が載っていました。
防疫に最善を尽くされ、ワクチン接種を受けた後も毎日600キロの牛乳を搾り、そして廃棄・・・
“5月25日・・・搾りたての牛乳を亡き父の仏前に供え、妻と娘と3人で飲んだ。
「うまいねと言った。
お母さんの目には涙、涙が止まらなかった・・・」”
私はその記事の中に吸い込まれ、重永さんに頭を深々と頭を下げました。
「お前が謝ってもどんげもならんが!体が動かんとダメど!どんどん働け!」
と言われたように感じられたのは、記事の最後に
「・・・埋却後も牛舎に毎日通う。
“迷惑をかけたらいかんから、木酢とハエの駆除剤をまき続ける”」
を読んだからです。
重永さんは、動き続けている!
今度は私がしっかり支えます!
参議院選挙が近づき、各政党から公約が発表されました。
本県においては、まずこの時期の選挙活動と投票行為によって口蹄疫被害が拡大させないことを最優先されなければなりません。
終息宣言を待って選挙をして欲しいと考えますが、国にはその選択肢はないようです・・・
であれば万全の対策を講じなければなりません。
決起大会や講演会など人を集める会合を極力しない・・・選挙カーの運行を自粛する・・・投票所における防疫体制マニュアルを作成し、徹底するなど各候補者及び選挙管理委員会が一体となった連携と、県民の協力体制が実践により、悲劇の拡大を招くこことのないよう最善を尽くさなければなりません。
選挙活動が制限されることは、特に新人候補者にとっては辛いことと思いますが、名前を連呼し選挙カーを走らせ、半強制的に人を集め、あたかも機運が高まっているかのように演出する決起大会など、いわゆる日本独特の選挙スタイルを見直し、人気投票にならない政策判断投票に転換する機会とも捉えるべきではないでしょうか。
そこで今回宮崎選挙区で立候補されている3人の口蹄疫対策についての見解については、対策と補償の強化で一致しているようですが、生産者や関連業者の声をどこまで吸い上げているのかをこれからも注目していきたいと思います。
口蹄疫対策以外にも福祉や教育などについてどのような見識をもたれているのか、またその方が属されている政党がどのようなビジョンをもっているのか勘案し、一票を投じたいと思います。
繰り返しになりますが、県選挙管理委員会と協議をし、投票行為が感染拡大に繋がらないよう万策を講じていきます。