第34回児湯農業協同組合通常総代会に参加させていただきました。
会場には350名を超える総代の方々が集まられ、JA児湯執行部に対して厳しい視線が注がれていました。
世界の金融市場が100年に1度という危機に陥っており、それに伴い世界的な景気後退が見られる中、国内需要も停滞し、個人消費も増加する兆しさえ見えていません。
農業情勢も“中国冷凍餃子問題”や“事故米問題”等により食の安全と食糧自給率向上への国民的関心は高まっているものの、農業資材価格が高騰や交易条件の悪さが間違いなく農業経営を圧迫しています。
JA児湯は、県内JAの中でも模範的経営をされており、これは生産者とJA職員との有機的連携がとれている証だと言えるでしょう。
児湯農林振興局長のあいさつの中で
「・・・これからの農業は、生きがい、気概で“22世紀に繋げる”農業を目指しましょう!・・・」
と力を込められました。
私も同感です。
“・・・今まさに農業も転換期です。
市場は国内から海外にシフトしようとしています。
私も上海視察の中で、松阪牛や神戸牛、長崎県産の活魚、福島県産の縮れ麺が市場に溢れているのを目の当たりにしてきました。
国外市場の扉をこじ開けるのは我々の仕事です。
皆様方の汗の結晶を少しでも高値で取引できるように働きます。
トレーサビリティー(生産履歴)やポジティブリスト(残留農薬)”の徹底はもちろんのこと、土地の集団化、生産物の集約化をさらに進め、付加価値を高め、農業新時代に挑みましょう!
皆様が、宮崎県の“足腰”です。
宮崎県は農業の振興がなければ、立ち上がることはできません。
宮崎県が寝たきりの状態にならないためにも、未来に繋ぐ宮崎県農業のためにも、共に頑張りましょう!・・・”
と、あいさつをする準備はしていましたが、私の出番は・・・
今年度は、環境農林常任委員会にも属させていただきましたので、どかどか勉強して、生産者の方々に朗報をお届けしたいと思います。