日守麟伍の和歌(うた)日記 Ringo Himori's Diary of Japanese Poetry

大和言葉の言霊の響きを求めて Quest for the sonancy of Japanese word

『古語短歌集 花の風』1巻から

2010年09月10日 | 日記
[もろひとも いもがよごとを まちぬべし ともにいのりて よをなごめばや]

諸人も 妹が寿詞を 待ちぬべし ともに祈りて 世を和めばや(1-6)

(多くの人が、あなたの祝福の言葉を待っているはずです。一緒に祈って、この世界を平安の世にしたいと思います)

[いまよりわ いもをうつつの かみとみて こころずくしの うたささげなん]

今よりは 妹を現つの 神と見て 心尽くしの 歌捧げなむ(1-7)

(これからは、あなたを神の化身として、心の底からの思いをこめ、あなたを称える歌を詠みましょう)

[イエズスのみわざをつぐる じゅうじかの ゆうぐれにたつ かしこみてみつ]

耶蘇の 御業を告ぐる 十字架の 夕暮れに立つ 畏みて見つ(1-8)

(イエス・キリストの働きを記念する十字架が、夕暮れの中に立っているのを、厳粛な思いでみながら、あなたを思っています)

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