ヒイラギ日記 ~Holy Holly's Diary~

小粒でも ぴりりと辛い 博士な日々。

さまざまな〝余震〟

2011-03-24 22:00:00 | ヒイラギのひとりごと

本日も仕事で早朝から立川へ。

ぶっ通しで4時間超にわたるインタビューを終えて、
都心に戻る前に立川のデパ地下へ。

さくっと余裕でゲットしたのは、
なぜかいまだに近所のスーパーでは手に入らないこのふたつ。

牛乳
かしわ(鶏肉)

牛乳は大手メーカーのものから地方ブランドのものまで、
かしわも大身のもも肉から部位別・お料理別に切り分けたものまで、
いずれも十分な量の商品が並んでいた。

同じ都内だというのに、
計画停電に甘んじてくださっている地域の方々のほうがこんなに理性的…
とさらに感謝しつつ、電車で居眠りしながらオフィスに戻る。

こちらは諸事ふだん通りになりつつあるものの、
某メガバンクのシステムトラブルのせいで、経理総務さんから、

「ヒイラギさん、そういうわけで今月のお給料はこんな形になりました」

と生まれて初めてお給料袋で現金をいただく。
なんか微妙な感動。

しばらくしてひょっこりオフィスに顔を出した先生。
忙しそう~に年度末の決算処理に追われながら、

「ヒイラギさんのおかげですよ。
 早く入金してくれるように話つけといてくれたから、無事に年度が越せます」

いえいえ、とか言いながら、積み上がった残務をわしわし片づけて、
貴重な牛乳が悪くならないうちに、そそくさと帰宅。

家に入ると、どこかから見てたみたいに狙い澄ましたタイミングで電話が鳴る。
ストーカー被害経験者としてはややびびりつつ受話器を取ると、男性の声で、

「タグチと申しますが、○○○様のお宅でしょうか、ヒイラギ様は…」

自分が知ってるタグチさんはみんな女の人だし。
もしやだれかに何かあってお身内の人からか、それとも胡散臭いセールスか
おそるおそる自分だと答えると、

「わたくし、テ○○○○○・パ○○○○○でお世話になりましたタグチです」

彼が口にしたのは、房総半島にあるタラソテラピーのスパ施設の名前。
お世話した覚えはないけどなと思って聞いていたら、
利用者が20万人を突破したので、ファンの皆様に記念サービスのご案内で、という。

なんのことはない、
昔来てくれたお客さんにセールス電話をかけてきただけなのだけど、
これもやっぱり、某原発問題で房総半島にみんな行かなくなったにちがいない。

――そういうお話なら、メールか郵便にしていただいたほうが。ちょっと今忙しくしているので。

いつもなら機嫌が悪いと邪険に断るこの手の電話も、なんとなくソフトに辞退。
すっかり遅くなった夕食のしたくをして、ニュースは終わったかなとテレビをつけると、
ひと月前に出たオペラの前半を放映していた。

(あぁぁ、この騒ぎで録画するのすっかり忘れてた

節電に一生懸命になってたし。
HDDレコーダも電源根こそぎ抜いちゃってるし。

こんなに無事に暮らせている自分たった1人だけとっても、
いまだにこんなに色々さまざまに、何かしらのあおりをくってる。

被災された方々はさぞやと、12日目になってもやっぱり、心が痛む。

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