ヒイラギ日記 ~Holy Holly's Diary~

小粒でも ぴりりと辛い 博士な日々。

“ありがとう”はいくら使っても減らないし損もしないのにね

2021-11-07 18:26:55 | ヒイラギのひとりごと

日曜の昼下がり、がっつりお出かけ時間帯のがっつりお出かけエリアにお出かけ。

いちばんの目的は東急ハンズのランチボックス売り場。
職場周辺の食事環境のあまりの劣悪さに業を煮やして保温容器を買いに。

万引き防止の見張り役よろしく陳列棚の整理を装って近づいてくる店員を華麗にかわしつつ、
隅から隅まで丁寧に物色してサーモスの300cc容器ミッフィーちゃん柄をGET。

それでもここまではご機嫌よかったのですよ。

行きつけのデパ地下の生鮮食料品コーナーで夕食の材料などカゴに入れて、
レジに並びに行きましたとさ。

左は年季入ってそうなベテラン風おばちゃんのレジに、会計中のおばあちゃんと、その後ろに1人。
右は初々しいまでに若くて大人しそうな女子のレジに、レジ打ち終わりかけ1人と、その後ろに1人。

まあ似たようなものだけど、
左ではおばちゃんがおばあちゃんが並べた小銭にかがみこんで何やら話してるな~、と、右に並ぶ。

左のレジでじっと待ってるのは高そうなスーツのマダムだけど手に持ってる買い物は割引シールが貼ってある大きな丸い厚揚げ1個だけなんだな…、
などと人間観察しているうちに、こっちでレジ打ちが終わりかけだった人は終了して、前に進む。

自分のカゴをレジ台にのっけつつ、脇の棚の丸餅の小袋はいくらなんだろーと凝視しているうちに、
前の人の会計もさっさと終わった。

と、左のマダムはまだ厚揚げ1個を手にじりじりイライラもじもじしながら待っている。

――あの、よろしかったらお先にどうぞ。

こんなよそ行きのお洒落なスーツで20%引きの厚揚げ1個を買いに走ってきたマダム。
に、くらべたら、別に急いでるわけでも、何かよほどの事情があるわけでもないので、お節介してみた。

返ってきた反応は、

「あっそう、じゃ、先に。」

そして一度も振り返ることもなく、20%引きの厚揚げ代を払って小走りに去っていった。

・・・・・・・・・・

やっぱり何かよほどの事情があって20%引きの厚揚げ1個を買いにデパ地下に来たんだろうけどさ。
そこは人として。たったひと言、ちゃんとこちらを向いて言ってくれてもいいんじゃないのかなぁ。

別にいいけどさ。

即座に「ありがとうございます 申し訳ありません」て言ったのが、
隣のレジの手間取り具合をちらちら気にしながらレジ打ってた彼女のほうだったことにももやもやするし。

あのマダムに子どもとかいるのかなぁ。
どんな大人になるんだろうなぁ。

“ありがとう”と“ごめんなさい”は幼稚園で習っただろと、
「ひとつ屋根の下」であんちゃんが怒ってたのを思い出した。

コメント
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