ヒイラギ日記 ~Holy Holly's Diary~

小粒でも ぴりりと辛い 博士な日々。

『アルカトラズ幻想』

2015-04-21 17:46:40 | ヒイラギのひとりごと

『写楽』以来の島田荘司小説。
なんとなく二年ぶりぐらいかな。

前回リエージュの学会に行くのに往復のフライトと単独行動の間のひまつぶし、
と思って何冊か文庫本を買い込んだときに『写楽』も買ったんだったような気がする。

今回は。
第二次世界大戦ごろのアメリカを舞台に物語は始まるのだけれど。

いや、それ以上は書かない(書けない)けど、まあ壮大な、
めくるめく島田荘司ワールドが展開してゆく。

この作家さんの、イマジネーションという意味でもクリテイティヴィティという意味でも、
‘そうぞうりょく’って、たしかにユニークで、それでいて計り知れなく深いなぁ。

ヒイラギ愛読の黒川博行氏の疫病神シリーズも、
リアルで、人間味があって、それでいて壮絶なハードボイルドだけど。

こちらもまた、ちょっと違った、
なんだろな、‘時空を超えた’ハードボイルドっていうか。

面白かった

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする