ニセアカシアの葉の間に,ごくごく小さな赤いものが見えました。妙なかたちに見えます。なんだろうと思って目を凝らすとクモ。こんな赤くて小さなクモがあったかなと思い,よくよく見てみると,クモのからだにタカラダニがくっ付いていました。
クモと赤いものが別個体であることがわかります。
さらによく見ようと葉を裏返しにしました。タカラダニの幼虫が寄生しているのが一目瞭然。
タカラダニの幼虫の体長は0.3mmだそうです。小さなクモにさらに小さな天敵あり,ですね。
ニセアカシアの葉の間に,ごくごく小さな赤いものが見えました。妙なかたちに見えます。なんだろうと思って目を凝らすとクモ。こんな赤くて小さなクモがあったかなと思い,よくよく見てみると,クモのからだにタカラダニがくっ付いていました。
クモと赤いものが別個体であることがわかります。
さらによく見ようと葉を裏返しにしました。タカラダニの幼虫が寄生しているのが一目瞭然。
タカラダニの幼虫の体長は0.3mmだそうです。小さなクモにさらに小さな天敵あり,ですね。
玄関先に出たら,そこへ偶然コミスジが飛来。いつも底に近くに捕虫網をおいているので,すぐ手にして捕獲。
夜になって顔写真を撮影。
ほんのわずかに動いても,写真にはブレが出てしまうのでダメ。数十秒だけじっとしていてほしいのですが,それがなかなかなのです。
できるだけ深度の深い画像を,と思って撮りました。背部に見えるキラキラとした色は構造色です。
下画像は翌日同じカメラ位置から,さらに倍率を上げて撮ったものです.複眼全体はすこし青みが感じられます。
左横方向からの超アップです。トリミングなし,です。
これは正面から。翅を閉じています。
翅を開きました。
そのまま近づきました。
時間をおいて撮りました。青みがぐっと出ています。背景の赤色が関係しているのかもしれません。
これだけ撮るのに肩が凝ってしまいました。
1クサギの葉にジョウカイボンがいました。じっとしているので,顔写真を撮ってみようと思い,携行しているコンデジを手にして撮影を試みました。
ふしぎなことにわたしの気配を感じていないのか,ちっとも動こうとしないのです。「しめた! これはなんとかいけるかも」。そう思ってカメラ位置を思案。
真正面からです。まだ動こうとしません。
こんなに近づいたら,ブレるのはやむをえません。たとえそうであってもなんとかピンボケしないように撮ろうと努めました。左手の指先で葉を持ちながら,コンデジを左手に載せるようにして固定。これならカメラが微動することもありません。
大きな顎が際立ちます。食欲は旺盛なのでしょう。ちなみにジョウカイボンは肉食性昆虫で,小さな昆虫を食べるのだそうです。
この写真を撮った直後,動き出しました。ふしぎ!
わが家の隣地に生えたタンポポの花。そこにツバメシジミが来て吸蜜中でした。今季初めての目撃で,顔写真を撮っておこうと思いました。撮影は室内です。
捕獲したチョウは体長がわずか10mm。容器の中でちょこちょこ飛んでじっとしていません。これは撮るのがたいへん。
翌朝早く見ると,容器の蓋裏でじっとしていました。蓋をそっと反対側に向けて触覚も入れて撮りました。背景の緑色は容器の色です。
うれしいことにまったく動きません。なんだかわたしの気持ちがわかったみたいで,ふしぎでした。
蓋をそっと回して真正面から撮れる位置にセット。
複眼には毛は生えていません。これも観察ポイントです。
感謝して野外に放ってやりました。
前回の続きです。
掘り上げの様子です。
土の厚さは6~7cm。箱の底に新しい球根が形成されています。
こんな中途半端で未熟な球根がいくつかありました。
全部を掘り上げました。
ふつうの球根と並べてみました。
なかなか感動的でした。新球根を乾燥させて今秋に植え付けます。
5月14日(火)。球根を掘り上げることにしました。実生三年目の球根がどのような様子なのか,どの程度膨らんでいるのか,早く見たいという気持ちがはやります。なにしろ初めて見る事例なのですから。
掘り上げ前です。地上部が枯れたもの,枯れていないものが混在しています。
いよいよ掘り上げます。掘り上げた球根を見ると,新しい球根が地中深くにできていることがわかります。元の球根から遠く離れたところに養分が運ばれ,その先が太るのです。これは前年同様です。
土の深さは6cmでした。球根が一つ,二つ。二つの場合,細長いものもあります。これは中途半端な出来です。
一円玉と比較。
球根の表皮が茶色くなっていきます。その過程が観察できます。
二個の例です。複数にすることで,生き残る確率を高めようというわけでしょうか。
地上部が枯れ始めると,球根の内部を環境から守るために表皮が形成されます。大きさを比べるとごく小さなものもあります。
まだ続きます。
4月の終わりに隣り村で見たフジの話です。
サクラが終わって,フジの開花シーズンに入りました。あちこちにあるフジの名所もよし,むらの自然の中で咲くフジもよし。どちらかといえば,人間に管理されないで野生のままに育つフジの方がわたしは好きです。しずかにそのよさを味わえるのも気に入っています。
まだ完全に満開とまではいっていないのですが,なかなか見ごたえがあります。というのは,縦方向に木を伝って登っているすがたがいかにもたくましさを感じさせてくれるように思えるからです。この母木はヒノキです。高さは20mほどあるでしょうか。
近くのこの木はクリスマスツリーを連想させてくれて,たのしさいっぱい。母木は同じくヒノキ。ヒノキにすればひどく迷惑な事態です。鑑賞者にはもってこいです。手前は放棄畑。畑と林の境界を形成するマント群落になっているのです。
ヒノキの梢まで花房があります。
しばらく目が離せません。
次に,コンデジを手にして接写を試みました。体温が低いので,近寄っても動こうとはしません。
一円玉を近づけました。トンボの翅は一円玉に触れています。ハッチョウトンボの大きさはこの程度なのです。わが国では最小のトンボです。
そのうちにさすがに邪魔になったようで,近くの葉に移動。その葉をちぎり下の方をつまんで撮りました。
こういうふうに撮れるとうれしくなります。
5月11日(土)。早朝。羽化をなんとか撮影できないかと思い,観察地に行ってみました。
そううまく行くとは思わなかったものの,今回はオスを目撃。朝が早かったので体温が上がらず,じっとしていました。
からだには水滴がたくさん付着していました。
今度は反対側から撮りました。ハッチョウトンボはじっとしたまま。
時間による行動ぶりがちがうので,納得。
アゲハの庭園でビロードツリアブを捕獲。これまでに顔写真をきちんとしたかたちで撮ったことがないので,室内で撮影することにしました。
動きが収まったときに大急ぎで撮りました。
ビロードツリアブはこの長い吻が最大の特徴です。花の中にこの吻を差し入れて吸蜜します。釣鐘状の花が得意先です。
複眼以外どこもかも剛毛だらけ。
反対側からも撮りました。片方の触覚が欠損しています。
おしまいは正面から。単眼のところにも毛が生えています。
当分,このビロードツリアブが活躍する季節が続きます。
話はまったくちがって,昨日(5月11日)の目撃話です。朝,隣りの空き地にたくさん咲いているタンポポにめずらしいチョウがいると思い,近づいたら,なんとアサギマダラでした。写真を撮るゆとりなし。タンポポでわずかに吸蜜行動をして,さっさと消えていきました。今渡りで北上中のようです。