4月の終わりに隣り村で見たフジの話です。
サクラが終わって,フジの開花シーズンに入りました。あちこちにあるフジの名所もよし,むらの自然の中で咲くフジもよし。どちらかといえば,人間に管理されないで野生のままに育つフジの方がわたしは好きです。しずかにそのよさを味わえるのも気に入っています。
まだ完全に満開とまではいっていないのですが,なかなか見ごたえがあります。というのは,縦方向に木を伝って登っているすがたがいかにもたくましさを感じさせてくれるように思えるからです。この母木はヒノキです。高さは20mほどあるでしょうか。
近くのこの木はクリスマスツリーを連想させてくれて,たのしさいっぱい。母木は同じくヒノキ。ヒノキにすればひどく迷惑な事態です。鑑賞者にはもってこいです。手前は放棄畑。畑と林の境界を形成するマント群落になっているのです。
ヒノキの梢まで花房があります。
しばらく目が離せません。