4月19日(金)。卵の数がかなりあるので,生まれ始めたらどんどん続くといった感じです。下写真は出始めた瞬間を撮ったものです。
一つの卵を撮っていたら,向こう側からの孵化が始まっていました。
こういうときの撮影はたいへんです。
多くの卵では孵化が終わっています。そんな間からぽっかりと頭が出始めました。
ここからも。
誕生が始まると,どんどんいのちが生まれ出ます。これがナメクジの生態の一側面です。
4月19日(金)。卵の数がかなりあるので,生まれ始めたらどんどん続くといった感じです。下写真は出始めた瞬間を撮ったものです。
一つの卵を撮っていたら,向こう側からの孵化が始まっていました。
こういうときの撮影はたいへんです。
多くの卵では孵化が終わっています。そんな間からぽっかりと頭が出始めました。
ここからも。
誕生が始まると,どんどんいのちが生まれ出ます。これがナメクジの生態の一側面です。
4月17日(水)。いつ誕生してもおかしくない,そんな感じです。オタマジャクシが入っているみたいに見えます。
4月18日(木)。待ちに待っていた瞬間が来ました。誕生です。それも二匹同時です。
しばらくすると,すぐ横にある卵も孵化。
奥の方からの出てきます。「よいしょ」。そんな声が聞こえてきそう。幼体が出終わった殻はジワリと凹んでいます。この皮は厚みがありそうです。それが中のいのちを守っていたのです。とりわけ乾燥から。
後はどんどん誕生が続きました。次回,いくつかご紹介します。
5月9日(木)。地上部が枯れてきました。
地中にはきっと前よりずっと太った球根ができているでしょう。
葉の長さは,長いもので15cmほどです。
掘り上げる日がたのしみです。
4月14日(日)。はじめに採取した卵に変化がくっきり。
共通して黒っぽい部分が現れています。頭部辺りでしょう。
4月15日(月)。これはもう,はっきりとからだが整ってきています。誕生間近です。
4月16日(火)。下の写真二枚は数分間隔をおいて撮りました。中の幼体が動いているのがわかります。
見ていても,ヒトの赤ちゃんが羊水の中で動くのと同じに感じられます。生まれたときに備えてウォーミングアップをしているのでしょう。
誕生が迫っています。
実生から育てて来たツクバネの一本が,このほど雌株とわかりました。やっと,やっと。
ツクバネは雌雄異株です。数年栽培して花を付けないと雌雄どちらなのか,さっぱりわかりません。雄株はずっと前に大きくなって前栽に植わっていますが,雌株については途中で枯れたりしてさっぱり確認できるまでには至っていませんでした。
それで再び実生を行って,やっと今年小さな花を付けたのです。ほんとうにやっと! 種子をたくさん蒔いておかないと,この試みは大変苦労します。
雄花はこれ。
ユニークなすがたです。
そして,初対面できた雌花の蕾はこれです。右端の先にあります。
雄花とすがたがまったくちがっています。
この先端にも蕾が。
二日が経ちました。
うまく受粉することができたら結実に至るでしょう。今のところ,木自体が小さいので雌花は数えるばかり。したがって,結実の確率はとても低いと思われます。さて。
ミヤマセセリは,地面に降り立ったとき,翅を閉じずに広げるのがふつう。それで,台に載せてもその姿で静止します。動きが静かなので,とても撮りやすい被写体です。
複眼の色は濃いので偽瞳孔は見えません。
すこしずつカメラ位置を変えながら撮影します。
反対側からも。複眼に被さるように伸びた数本の毛がユニークです。これはもしかすると眼の表面に付着した埃類を取り除くブラシの役割を果たしているのかもしれません。よく見ると表面に沿うようにカーブしています。
この毛はいったいどんな意味があるのでしょう。
触覚を入れて撮りました。
おしまいは真正面から撮りました。複眼の上に伸びた毛はほんとうにユニーク。
撮りやすいモデルで,加えて特徴がはっきりした複眼周辺です。
わが家の畑地にて。
あちこちにカタバミが生えて花を付けています。その花にミヤマセセリがとまって蜜を吸っていました。この辺ではほとんど見かけないチョウです。翅模様からメスとわかります。
花を移動しながら蜜を吸い続けました。しかし,動きはさほど忙しくはありません。
注意を払いながら前からも。吻が花の奥に伸びています。
舞い上がって近くにある支柱の先端に降りました。とても地味なデザインの翅です。降りたときは翅を広げるのだそうです。枯れ葉の上にいたら,まったく区別がつきそうにありません。
この顔写真を撮ったことがないので,捕獲しました。その顔立ちを見るのがたのしみです。
イシモチソウがぐんぐん育っています。といっても高さは15cm程度ですが。
離れたところから見ると,チョウが被害に遭っていました。近寄ってよく確かめると,翅表が青く光っています。まだ動いているので翅裏までをも極めることはできませんでした。どうやらミドリシジミのなかまのようです。
これまでミドリシジミがこのように被害に遭ったのを目撃したことはありません。今回の観察から,この森にミドリシジミが生息していることがわかった点は収穫です。
この様子を虫の目レンズで撮影しました。捕虫葉に生える腺毛の先には粘液がたっぷり。
撮りながら,これが自然のありのままのすがたなのだと痛感しました。
5月3日(金)。最高気温25.5℃。
「この時期,暑いと,きっとハッチョウトンボが見られるかもしれない」。そう思いたって,自宅から自動車で10分とかからない隣り町の生息地に行ってみました。
湿地を探してみても,一向に羽化した気配はなし。それでもと思いつつ,さらに目を凝らして見ていきました。すると! 一匹いました! メスです。色彩が枯れ草に似ているので,その間にいると見分けがつかないほど。大急ぎで撮影したものの,ピントが合わないまま。その後見失ってしまいました。
がっかりしながら,しばらく探しました。そしたら,いたー! 湿地の水面から突き出た枯れ草にとまりました。「よし,よし:。今度はさらに慎重に慎重にレンズを近づけました。最初は離れたところから。
そのままの姿勢でさらにレンズを寄せていきました。このトンボのサイズは一円玉程度。うんと近づけて翅がレンズに触れた瞬間があったほど。それでも逃げませんでした。
この日は今季の初見日となりました。これから度々訪れてハッチョウトンボのあれこれを記録しようと思っています。とりわけ記録したいのは交尾,羽化です。本記事をハッチョウトンボのシリーズの一回目とします。
4月27日(土),正午過ぎ。まもなく孵化が始まるすがたです。
13:02 。顎が殻を食い破りました。
13:17 。頭部が出かけました。
13:18。頭がすっかり出ました。
13:19。身を乗り出すとは,こういうすがたを言い表すのでしょうか。
13:22。着地! 殻が破られ始めてから20分が経過。
13:44。母からの贈り物を貪り食います。
これだけ見届けられたら,もうバンザイですね。孵化した幼虫はすべて,メドハギを植えた鉢に置いて継続観察をします。