山中の湿地に架かった木橋にて。
通りかかると,初めて見るカゲロウが数匹いました。観察していると,何かの虫が飛んで来たときに発進しています。どうやら捕獲行動を繰り返している様子。体長は10mm余り。あとで検索するとクロタニガワカゲロウとわかりました。
相当に機敏で,近寄って撮影するのがたいへん。すぐ逃げられたり,歩いて遠ざかられたり。慎重に近づくほかなし。
複眼が上に飛び出した感じで,口器はカモノハシのそれのように前方に突き出しています。見たこともない頭部のつくりです。
やや後方から見ると,複眼の外側が浮き上がっていて,からだから出た棒が支えているみたいなのです。
前方からも撮るチャンスが一回だけありました。解像度は落ちていますが,複眼の付き方や口の様子がわかります。
観察中は捕獲に成功しませんでした。しかし,その行動ぶりからかなり獰猛な性質の持ち主だとみました。