自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

春の孵化 ~キタキチョウ~

2021-04-28 | 昆虫

公園でキタキチョウの卵を採取。メドハギの新しい茎が伸びてきて,その葉に付いていたのです。茎の高さは10cmかそこら。葉をようく観察して探していくと,意外にあちこちに見つかりました。

それをコップに挿しておいていると,数日後に孵化が始まりました。なつかしいシーンです。この状態になると,孵化の瞬間を見逃さないようにしなくてはなりません。口元が盛んに動くなるのが孵化の兆候です。

 

円い穴を開け終わって,「さあ,誕生!」というところです。

 

やや時間があって,こころ(?)の準備ができたと思われたとき,決心したかのように出始めます。

 

ゆっくり。顎を開けたり閉じたり。

 

頭部が出終わりました。なんともみずみずしいからだです。「おめでとう!」の瞬間です。

 

あとはぐーっとからだを出して,下方に向かいます。

 

自然界ではこうした営みが限りなく続いているのです。たった一例なのですが,室内でその一端が観察できるのは"自然となかよしおじさん"冥利に尽きます。

 


カラスノエンドウの花とアゲハ

2021-04-28 | 昆虫と花

隣家の畑で目撃したこと。

畑の片隅に雑草が生えていて,カラスノエンドウがまばらに花を付けています。そこを通りかかると,偶然目に留まったのがアゲハです。花で蜜を吸っている最中でした。

 

花から花へと移って行きながら蜜を吸い続けました。近くに寄って撮影。翅の動きが速いので,こんな画像になりました。

 

たしかに吻が伸びています。

 

なかなかよい場面を目撃しました。ラッキーでした。