"春の妖精"と呼ばれるギフチョウが羽化する頃を迎えました。わたしは,いつもの飼育ドームに出かけ,撮影しました。しかし今春は暖かい日が続いたので,羽化がいつもより早めに進んでいました。訪れたときは,もうほとんどが羽化し終わって,活動している成虫はわずかでした。
そんなわけで全景写真はありません。あるのは産卵風景が一枚。
あとは頭と顔写真です。これは吸蜜中の頭部をなんとかとらえてものです。もちろんあるがままの姿であり,手で持つといったことはまるでありません。
菜の花で吸蜜中のところを見上げるようにして撮りました。
別の個体です。花粉がどっさり付着しているのが印象的です。
おしまいは別個体を真正面から。動きがわずかにあるので単写で撮るほかありません。被写界深度が浅いのが惜しいばかり。
さらに別個体です。
保護されて生きているって,種としてほんとうのところはしあわせではありません。これはそこまでヒトが追いやった結末です。