自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

公園の春(6) ~ツチイナゴ~

2021-04-12 | 昆虫

公園にて。昨秋ササを刈り取って見通しがよくなったところがあります。そこを歩いていたら,突然昆虫が一匹飛び立ちました。

近寄って確かめるとツチイナゴのオスでした。春を迎えてうれしくもあり,目覚めたばかりでからだがもう一つうまく動かせなかったり,といった様子です。レンズを近づけても警戒心が現れません。

 

おかげで時間をかけて撮影できました。接写なのでレンズの影が入らないように,太陽の向きを考えなくてはなりません。ごそごそと動くわけですが,ツチイナゴはちっとも警戒しないのです。ありがたい,ありがたい。

できるだけ前方向からも撮っておきたいのですが,太陽の位置関係からこれ以上レンズを動かすのは無理です。縦長の構図により,背景にミツバツツジの木が入って季節感が出ました。

 

ツチイナゴはそのうちにパッと飛び立って,ミツバツツジの細枝にとまりました。そして,なんと若葉を食べ始めたのです。口元が動いているように見えたらしめたもの。これを目撃したのはラッキーでした。撮影できたのはまことにハッピー!

 

やがて歩いて枝先に移動。

 

そうしてどこかに去って行きました。感謝。