自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

2019年,ロウバイの今(4)

2019-01-21 | ロウバイ

わたしには,写真をきれいに撮りたいという気持ちはほとんどありません。ただ,昆虫を中心にしながらいのちの様相,つまり生態といったものをしっかり記録していきたいという気持ちは強くあります。いのちといのちの関わり合いや,関係性やらをできるだけ丹念に見届けたいと思います。

ロウバイで見る昆虫がありふれたものであっても,冬,そこを訪れる昆虫の特異な姿・行動を画像で記録していくのは科学の目で論じるなら価値あることだと思うのです。ときにはこれが"根堀り葉掘り"の行動につながって,さらに他の視点にも広がっていきます。こうなると,とんでもなく話題が発展して,わたしは丸ごとそのことだけで時間をたのしむことができます。

さて,この時期の昆虫は,普通以上の警戒心を持っているように思えます。それをなんとかかいくぐるようにしながら観察し,画像に残すのはスリルがある話です。花に入ったハエのからだには花粉が付着しています。たぶん,ロウバイのものでしょう。

 

伸びた口吻がかろうじてわずか写っています。

 

花から出てくると,からだの掃除です。このしぐさはよく見られます。

 

一先ずからだを清潔にし終えたと判断したのでしょう,動きが止まりました。

 

歩いて移動。ここでもからだをきれいにする行動が始まりました。

 

気を付けながら,反対側から撮影。

 

わたしの動きにはまったく気づいていない様子。

 

ここまで撮れたら,マア,心残りはありません。