純白の卵に黒い点が見えると,それは頭部。観察者にとっては孵化の始まりのサインのようなものです。それで急いでカメラ位置を決めます。
花の奥に産み付けられた卵なので,撮影には苦労が伴います。
出て来る瞬間を見守る一瞬は観察者にだけ与えられた貴重な時間。観察者冥利に尽きる,といいますか。
いのちが躍動する瞬間です。いくら小さくてもいのちはスゴイ!
からだをぐうっと曲げ気味にして,殻から出ようとします。休むことなく,一気に出ます。
わたしだけがこんな場面をリアルタイムで見てよいのだろうかと感じつつ,ぜいたくな(?)時間を過ごしています。