自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ツクバネの実生栽培(5)

2018-06-20 | 植物

ツクバネは親木から栄養分を拝借する半寄生木だけあって,日陰好みの生活スタイルを貫いています。それだけに,実生苗を育てるには乾燥対策を心がけなくてはなりません。

わたしの対策法は水苔で囲って,さらに灌水を怠らない,というものです。

 

にもかかわらず,どうしたことか枯れる苗が出てくるんです。加えて,ダンゴムシの食害に遭う苗も! なにもわざわざツクバネを食べなくてもよいのに,と思ってしまいます。

 

ダンゴムシを取り除いてみると,ちゃんと食べた痕が残っていました。どうやら若い柔らかな葉が好きなようです。

 

ブットレアとマンサクの下でも育っています。それらは親木になりうるでしょうか。

 


山裾のサトキマダラヒカゲ

2018-06-20 | 昆虫

公園の山極でサトキマダラヒカゲを見かけました。サトキマダラヒカゲは漢字で書けば,里黄斑日陰。つまり,に棲む黄斑模様をもった日陰蝶です。キマダラヒカゲにはもう一種ヤマサトマダラヒカゲがいます。こちらは文字通り山に近いところに棲む蝶です。

さて,このサトキマダラヒカゲが竹の樹液を吸い上げていました。

 

 

竹は途中から切断され,そこから樹液が滲み出て,白い塊りができています。チョウはそこで液を吸ったり,離れて舞い上がったり。でも,また舞い戻って来たり。 

 

 

よほど魅力ある餌場なのでしょう。ついでにそっと接写をさせてもらいました。

 

 

 この毛の多さ! からだをがっちりと守っているのでしょう。水を弾く! 多少の寒さなら乗り切る!

 

 

スタイリスト! 

 

 

写真を撮っていると,舞い上がって近くのマツの幹へ。

 

 

このヒカゲチョウが公園に棲んでいることがわかりました。うれしい情報です。